ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

スポーツでなくても良い

2007-10-10 22:08:00 | コラム

高校の吹奏楽の指導者が生徒に呼吸を教えるために
腹を触ってセクハラで訴えられたことがある 
名高い指揮者だったが
もう何年も経つが それ以来公衆の面前出でてこない

しかしスポーツ少年団は バットで小突くことなど
日常茶番だ またそれが良しとされている 
それに耐えないようでは根性がないと
親まで暗示にかけている

監督が子どもに罵声を浴びせる 
そんな姿は見せつけられて 気持ちがよくない
人権を無視した言葉のほうがセクハラだ

孫の野球を見に行ったおじいさんが 
あんなに孫がけなされるなら もう二度と試合は見たくないと 言ったそうだ
歯を食いしばって 我慢して それを乗り越え
試合に勝ち 勇気と自信が備わるとでも言うのだろう

そんなことはわかっているが それは己から湧き出てこその話で
いやいや我慢しての行動では 将来のためになるようなことは皆無だ

周りがやるからうちの子もやらせるような気持ちで スポーツなどやめたほうが良い
虫の研究でも 草花の研究でも 星の研究でも 好きなことをやらせたほうが良いのだ

ある親方が 「現役時代 稽古が一番いやだった」といった
しかし 自分で望んで入った世界だからこそ続けられたそうだ

今騒がれている相撲こそが公平なスポーツだという 野球も サッカーも 監督が選手を決める
相撲は全員取り組みが出来る そういった意味では努力のしがいのあるスポーツだ
しかしこれもすべて 自らが希望するということが大事だ 
「泣かぬなら それもまた良し ホトトギス」