ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

初めてのおちゃかい

2012-04-22 12:30:40 | フォト日記


茶会の招待をいただいたが かしこまった席は苦手なので迷った
が 身の程知らずというか身の丈知らずというか怖いもの知らず

好奇心旺盛 チャンスをものにする とにかく一服いただいてきた 
茶室に入る前に通された部屋には季節の花ウワミズサクラが生けられ

床の間にも季節の俳句の書かれた掛け軸が掛けられていた
俳人のようないでたちの先客が一人いた その横に座った

後から来た客は 扇子を前に置き
掛け軸に向かって礼をしてから席についいた

それが作法なのだろう 食事が運ばれた 
お酒も出た 大村屋酒造場 女なかせ

その後 外庭を通り木戸をくぐって茶室入った
ここでも掛け軸や窯 茶壺などを見てから席に着く

先の人が飲んだ茶碗を懐紙で拭いて私の前に置いた
それで飲むのかと思って見ていたが 茶碗を見ろということらしい

先にお菓子を頂くが懐紙を持ち合わせていない 
お菓子を切る楊枝もない 主催者から借りた

抹茶を頂いたが茶碗をまわしてから飲むのを忘れた
しびれがきれてきた 膝を崩しあぐらをかいた

お茶席に招待される人は 掛け軸や 焼き物 華 なんでも詳しい
また聞いていても楽しいが 私はいらん場違いなことを喋りそうになった

茶室の花はタイツリソウ 扇子は境界線の役目もしている
身の程知らず恥知らず でもそのおかげで好い体験ができた

奥の深いお茶席 優雅な楽しみを知っていれば
心も優雅になっていく気がする