夕刊コラムに連載されている竜ケ岩洞支配人小野寺氏の文章が面白い
先日は「岩抱桜」が載っていた それは竜ケ石山の中腹にあると書いてあった
それを見てきた 花こそ終わっていたが 桜は木を見ろという佐野藤右衛門さんの言葉を思い出した
竜ケ岩洞の駐車場から林道を登る「車でも通行可能だが狭いので歩くほうが良い」というので素直に従った
森の英気を感じながら 山頂まであと30分の場所から200メートルひたすら登った
小野寺氏の言葉を借りると「よくぞこんなところに」まさにその通りだった
さらに氏はコラムで 岩のくぼみに落ちた一粒の種が芽をだし
大きく育つにつれ風や嵐に倒れまいと岩にしがみつくように根を張り
やがてその根が巨岩を抱きかけるまでになり 樹幹を支えていたのだ
その成長の過程を想像すると 野生植物の種の保存という生命力の強さに感じ入り
感動とともに愛(いと)おしささえも覚えたと記載してあった
まさにその通りで40分歩いても 見に来てよかったと思った
周りの樹木も切り倒して明るい場所だった 岩は夫婦岩でパワースポットになっている
林道端には紫陽花も植えられ時期には これもまた楽しめそうだ