目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

ピアノ調律師さん、やってくる

2008年09月17日 | モノとのおしゃべり
我が家にピアノ調律師さんがやってきました。
ピアノ調律師さん…。
私とは一生縁がない職業の方と思っていました(笑)
夏の間に宿泊された演奏家の方が、
体育館にあるピアノを使って演奏をしたいので
「ピアノを調律させてほしい」とおっしゃってくださいました。
すごいことですよね、これって。

確かに体育館にあるピアノは調律がずれまくっていて、
ギターをやっている連れ合いなんかは
「音がずれているのを聞くのはシンドイので弾かないで」なんて言うくらい。
(私にはその辺が今イチわからない。…音感がないのです)


戦後に小学校が設立された時からあったピアノだと思う…のですが
今や集落の人に聞いても、いつからあったのかわからないピアノです。
なので、最後に調律をしたのがいつなのかもわからない(笑)
調律師さんは「いいピアノですよ」と言ってくれましたが。

それほどのピアノなので1回の調律だけでは治らず、その後2回、3回…
計4回くらいは来てくださいました。

驚いたことに、ピアノの中にネズミの巣もあったようで
「掃除機とチリトリと箒をかしてもらえませんか?」と言われた時は
なんか赤面してしまいました。

激しい機械音がでるような道具は使わず、単純な道具と自分の耳だけを頼りに
何時間もピアノと対話しながらの「修理」という作業は
遠巻きから見ていて、なんとも魅力的でした。

お茶をお出しした時に、ちょこっとお話したりなんかもしたのですが
その時間も含めて「いい時間だなあ」なんて思いました。

初心者も初心者な質問にも丁寧に答えてくださったよい調律師さんでした。

長い長い最終調整が終わり、調律が完了しました。
それから何日かたってから、簡単な曲を弾いてみました。

弾きながら「あ、確かに音がキレイ」と思いました。
丁寧に丁寧に直してくださった跡が感じられました。

ミシンを修理してもらった時も思いましたが「モノを大事にする」って
そこにある「モノ」だけが大事にされているわけじゃないなあ、と思いました。
それ以外のものも大事にされているような感覚がありました。

自分が存在してなかった頃の、そのピアノなりミシンなりがあった時間とか
思い出とかも一緒に「修理」してもらったような気がします。

私はそこにいたわけでも、その思い出を誰かと共有したわけではないのですが
何となく、そんな気がしました。

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2 コメント

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ピアノも喜んでいるでしょうね (chiho)
2008-09-17 21:30:57
こうして大切に調律されたらピアノもさぞ嬉しいでしょうね。きっと村の子供達がこのピアノに合わせて歌ったり踊ったりしていたんだろうなあ。お腹如何ですか?そろそろ大きくなってきたかな?イタリアではオーガニックのアーモンドオイルなるものが売られていて、お腹に塗ると妊娠腺が出ないと言われ、良く使っていました。
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Unknown (chihoさんへ)
2008-09-18 19:32:43
以前子育てサークルの子ども達が来た時なんかにピアノを弾いてあげたら、いつまでも走り続けていました。音があると走りやすいようですね。今度はキレイな音を聞かせてあげられそう。お腹ぱつんぱつんですよ~(笑)へえ~アーモンドオイルですか、はじめて聞きました。妊娠線予防はしておきたいです。ゴマ油じゃダメかな?
あ、ヤギさん飼ったら是非教えてくださいね~。
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