日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

一見意地悪、実は優しい人

2008-04-05 | 自己啓発
やがて20年も前の話になります。
私が心の勉強をしていたある会の一週間連続でのお泊り研修がありました。
その会の内容など明確に解らぬまま
会社命令で「行け!」といわれたから行ったという感じでした。

その勉強会は何もかも自主的に動くという会で
その意識の無い人にはまったく面白くも無い勉強会でした。
自分から声を掛ける・・・・。
当時の私には至難の業でした。

石川県から出席したのは私一人ということも有り
こちらから話しかける以外は
誰も声も掛けてくれないような状態です。

そんな中、一緒な部屋になった「Sさん」は色々な話をしてくださいました。
その中でもひと際心に残った話があります。

「僕が師事している先生は一見ひどい先生なんですよ。
私の顔を見るなり、なぜお茶を出さないんだ!
もっと熱いお茶が欲しい!
こんなに熱いお茶を出せと誰が言った!
こんなまずい茶を俺に飲ますのか!・・・・
自分自身どうしていいか分からなくて、
心の中で『このくそ爺、どこまで意地悪なんだ!』なんて思ったものです。」
こんなことをニコニコしながら話してくださいました。

続いて
「本当にできた人って言うのは、相手に気づかせることができる人なんですよ。
私が師事した先生はまさにそんな先生でした。
何度も何度も繰り返すうちに何も言われなくても
先生が欲するものがわかるようになりました。
その結果、私自身いつの間にか
周囲の人への気遣いができるようになっていたんですよ。
本当にありがたいですね。」

一見悪人
しかし本当は優しい人
それを誤解せずに見極める眼力(心眼?)を持ちたいものです。
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九条武子

2008-04-05 | 気になる一句
来週ある資格の研修講師をすることになりました。
その勉強をしている最中にある歌に遭遇し
萎えそうになる心をギリギリのところで支えてくれているように感じました。
その歌をご紹介します。

   見ずやきみ  明日は散りなむ  花だにも

                 力のかぎり  ひと時を咲く


この歌は大正の三美人とも言われた教育者であり歌人の「九条武子」さんの歌です。
自身も京都女子大学の設立をはじめ
関東大震災に見舞われながらも
築地本願寺の再建やあそか病院の設立に奔走された方です。
震災復興事業に奔走する余りその無理が祟り
42歳という若さで敗血症でお亡くなりになっています。

この九条武子さんのもう一つの歌もご紹介したいと思います。
    
    おほいなるものの  ちからにひかれゆく

           わがあしあとの  おぼつかなしや


私には歌を理解する力はありませんが
前者からは今を精一杯生きようとするものの律儀さ、力強さを感じますし
後者からは大極に押し流されそうになる自分の姿に対し奮起を促されているように感じます。


あなたには心に残ったり
戒めになったりする言葉や歌はありますか?


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期待しないから見えなくなる

2008-04-05 | 他人のフリ見て我が身を正す
昨年の今頃、某巨大ホテルの客あしらいに付いて書きました。
そして今年もまた同じホテルに行ってきました。
昨年はたくさんのクレームめいた事を書いた記憶があります。
今年はあまり書くことがありません。

人間というのは面白いものです。
昨年まではたくさん見えたそのホテルの欠点が見えなくなってしまったのです。
正確に言うと「見たくも無い」と言った方が正しいかもしれません。

今年もたくさんの巨大ホテルらしい客足らいが見え隠れしました。
しかし、昨年までとの違いは
「相変わらずということは直すつもりは無いのだろう」という諦めです。
腹を立てるだけ馬鹿らしい

不衛生と思うものは口にしなければ良い
乾いた刺身は食べなければ良い
段取りの悪さは見なければ良い
愛想の悪さは無視すれば良い
これ以上望まなければ何でも良くなってしまうのです。

ただ、これだけはハッキリと言えます。
プライベートでは絶対に使わない。
誰かが宿泊すると言えばお奨めはしない、という事です。
期待しなくなると見えなくなる。
お店にとっては怖い現象です。
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