日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

ハインリッヒの法則を甘く見るな!

2012-05-06 | 危機管理
あまりにも悲惨であり
あまりにも横着
あまりにも短絡的
あまりにも無責任
利益優先の経営が招いた事故に遭われた方々には言葉の掛けようもありません。

今回の事故で被害に遭われ亡くなられた方々のご冥福と
怪我に遭われた方々の早期の回復をお祈りします。

違反認識しながら運行…陸援隊社長が記者会見(読売新聞) - goo ニュース

ハインリッヒの法則
別名ヒヤリハットの法則は
今回の事故(事件?)でも立証されてしまった感があります。

1:29:300
ひとつの大事故の前には29の小さな事故が発生しており
更にその前には事故には至らない300のヒヤリとすることがある。

この法則を発見したのがアメリカの損害保険会社で
調査部門の副部長をしていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ氏です。

次から次へと違反事項が出てくるバス会社「陸援隊」
金沢からディズニーランドへバスを運転するという仕事
人というモノを運送するという仕事
高速バスの運行をそんな風に思っていたのでしょうか?

高速バスは
金沢からディズニーランドまで
人の命と人の心を運んでいたのではなかったのでしょうか?

儲けばかり眼中において
人の命を粗末にする経営者には
ただただ残念でなりません。
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力耕不吾欺

2012-05-06 | 気になる一句
鍵山秀三郎さんの「人間を磨く言葉」(PHP研究所刊)に記載されていた
「力耕せば吾れを欺かず」という言葉が気になりネットで調べてみたら
次のような文章に出会いました。

「母に導かれたこと」  鍵山 秀三郎
 五十年前(昭和二十年) の八月、私にとっては生涯忘れることができない 事がありました。
 その頃私達の家族は東京で戦禍を受けて、岐阜県の山深い村に疎開しており ました。元々から無気力で怠け者であった私は、環境や生活の激しい変わりよ うについてゆけず、自分自身をコントロールできないで、ますます意気地の無 い人間に陥っていきました。
 その日も耐え難い暑さを避けて、家の中で寝転んで本を読んでおりました。 ふと何かの用事を思いついて、母を探しに行った私の目に飛び込んできたもの は、焼けつくような炎天下で、線路工夫が使うような大きなツルハシを振るっ て山の荒地を開墾している母の姿でした。
 厳しい太陽の炎熱にさらされている母を守るものは、熱暑を少しでも防ごう として背中に背負った小枝の僅かな木の葉だけでした。
 太陽も土も重いツルハシも、全てのものが母を苛んでいるように感じました。 私が今すぐにでも手伝わなければ、母は死んでしまうという恐怖の念に駆られ て、用事を忘れてその場から荒地の開墾を手伝い始めたのでした。
 私はその瞬間から一大転機を得て、それ迄の怠惰で意気地の無い少年から、 勤勉で何事にも真剣に取り組む一人の人間に変わったのでした。
 私の果たす役割がたとえ僅かなものであっても、一鍬私が振るえばその分だ け両親が楽になると思うと、つい鍬やツルハシを握る手に力が入り、少しでも 早く、一寸でも多くやりたいという意欲が次々と湧いて来ました。
 誰から指図された訳ではなく、勿論命令されたものでもありません。唯々両 親を少しでも楽にさせたい、喜ばしたい、喜ぶ顔が見たいと思って、日を追っ て夢中になっていきました。
 まだ十二歳の子供ながらも、命懸けで取り組んでいくと、農業を本業とする 人達よりも優れたものを収穫することすらできました。
 日本史上初めて体験した敗戦という大きな出来事が起きても、変わることの 無かった私の性格が家族を守りぬこうとする思いを込めた母の姿によって、一 瞬にして変わったのでした。
 裸一貫で上京し、三十余年の間に築いた財産を、一夜の爆撃によって失いな がら一言も愚痴を洩らさなかった両親から人間の使命の大切さを学び、忘れ得 ぬ事として人生を歩んで参りました。

(以上http://takafujikensetsu.sakura.ne.jp/b/ayumi/wasure/046.htmより転載)

鍵山さんのいま見る人柄から想像できなかった幼少期の怠惰さ(失礼しました)
その人柄を一瞬で変えさせた母の後ろ姿。

我が身に置き換えてみて
わが子に対して見せている私の背中の小さい事
荒れ果てていることに
ただただ反省させられることしきりです。

日々精進
日々研鑽
日々改善ですね。
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大人たちのこどもの日

2012-05-05 | 危機管理
大人になれない人たちが増えてしまいました。

20歳を過ぎたら大人
これは単に年齢上の事を言っています。

20歳を過ぎたこども
社会人のこども
結婚した子を持つこども
子供がいるこども
小学生を持つこども
中学生を持つこども
高校生を持つこども
大学生を持つこども
社会人を持つこども
孫を持つこども
・・・

何が何だか分からなくなってきましたが
大人とは「我慢できる人」「義務を果たせる人」「協調できる人」を云います。
年齢で、身体の大きさで、職を持っているかどうかで計るものではありません。

税金を払わない
社会保険を払わない
学費を払わない
給食費を払わない
社会を食い物にする
働かない
躾をしない
権利ばかり主張する
何歳になってもこんな事ばかりする大人の格好をしたこどもが増え過ぎています。

社会が甘えを助長してしまっているのでしょう。
それも一票だと国会議員が目を瞑ってしまっているからでしょう。
おっと、という事は国会議員達も大人になれないおとな達ということか・・・。

おかしなスパイラルに入り込んでしまっていますね。
ふう・・・。


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唾面自乾(だめんじかん)

2012-05-05 | 自己啓発
鍵山秀三郎さんの「人間を磨く言葉」(PHP研究所刊)に有った言葉です。

中国の故事の様ですが
顔に唾を吐きかけられても
決して拭うこと無く
唾が自ら乾くまで放っておけという事だそうです。

なんとも気の長いというか
精神修養が出来ていなければ到達できない領域です。

唾・・・汚い、臭い、蔑み、侮辱など決して良いイメージのものではありません。
その唾を顔面に吐きかけられる事すら
精神が崩壊しそうな屈辱なのに
その唾が自ら乾くまで拭わずに待つ
この精神力たるや筆舌に尽くし難いものがあります。

鍵山さんはこの言葉を知っていたから
やくざに軟禁された25時間と
カミソリで服を何箇所も切りつけられるという恐怖心に耐える事ができたとあります。

決して同じ境遇になりたいとも思わないのですが
もしも私がそんな状況になったとしたら
徳川家康宜しく失禁や脱糞して
やくざの方が近づかない状況になってしまいそうです。

こころを強く持つという事は
並大抵のことではないですね。

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聞いて出来るなら世話はない

2012-05-04 | つれづれ
「何だそんな事か、知ってるよ!」
私の講演が終わった後で良く耳にする言葉です。

しかし、こんな言葉もまた多く聞こえてきます。
「分かっていても出来ないんだよねぇ」
「基本的な事だけれど出来ないよねぇ」
「簡単な事だけれどできていないよねぇ」

そうです。
基本的な事
誰でも知っている事
いつでもできる筈の事が出来ないのです。
だからこそ、しつこい私は講演会等で言い続けるのです。

私の言う事は基本的な事ばかりであり機を衒(てら)ったものなど有りません。
基本ができていないのにテクニックを駆使したって
長続きしないこと
お客さんに見破られてしまう事
結局はやらなくなってしまう事
そんな事を嫌というほど見てきたからです。

こんな事もまた言われます。
「そんな簡単な事じゃ無くてもっと難しいのを教えてよ」と…
これもまた同じお答えをします。
「先ずは基本的な事をできるようになって下さい。
基本ができて初めての応用です。
基本ができないのに応用が上手くできることはありません。」と…

何事も聞いて出来る位なら誰も苦労しません。
聞くだけではなく実行する事
実行してなおかつ工夫する事
この繰り返しこそが強い自分を作り上げる元なのですから。
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成果を上げる組織作り

2012-05-04 | 元気が出る経営塾
ご縁のある方すべてに元気な経営をして欲しいと願っている毎日
先月4月は「人間力を鍛える」というテーマで開催した「元気が出る経営塾」
今月は充電期間(もっときついかも?)と言う事で「水曜経営塾」を実施しています。

来月6月から再開する「元気塾第一期6月生」のテーマは
「成果を上げる組織作り」です。

売上が上がらない
生産が上がらない
利益が上がらない
従業員の顔が暗い
おかしな引き合いばかり来る
そんな状態でマネジメントは上手く行く筈がありません。

成果を上げるためのノウハウを参加者みんなで構築して行きます。
一方的にお話ししてお仕舞いという形式の勉強会ではないので
じっくりと自社に落とし込みながら前へ進む事ができます。

目標はありますか?
具体的行動は見えていますか?
仕組み作りはできていますか?
モチベーションは上がっていますか?
報連相に悩んでいませんか?
いつから出席しても話しの内容に直ぐに溶け込めます。
長い年月をかけて積み重ねた分かりやすい内容にしています。

関与先様でない方からは参加費を無料にとか時間を変えて欲しいとか
業種を絞って欲しいとか色々ご提案は頂きますが
今回もまた弊社関与先様は無料、一般参加者は有料3,000円/回
(ひと月12回分一括申し込みの場合25,000円)で実施させて頂きます。

安いか高いかは参加して行動に移せばすぐに答えが出ます。
実際にご参加頂いている企業様からたくさんの良い反響を頂いています。

一回挑戦しただけでうまく行く事などありえません。
回数を重ねる、挑戦をし続けることが重要です。

近いうちに弊社ホームページにて内容の紹介をいたします。
是非是非ご参加頂きたい中身です。

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姑息(こそく)

2012-05-04 | 世間知らずな私
姑(しゅうと)の息(いき)が姑息だなんて
よほど姑は臭くきたないものの様に思われているようですね。
なんて思っていたのですが大きな誤解をしていたようです。

根本的な解決ではなく、一時しのぎをする・はかること。
「姑」は仮初め、「息」は休みの意。(はてなキーワードより)

「姑息な手段」とは「汚い手を使う」の意だと思っていましたが
「汚い手」ではなく「浅はかな手段」だったようですね。

50歳を超えてもこんな事を言っているのですから
如何に学生時代の勉強が身についていないかが良く分かります。

最も学生のみなさんは
私が若かりし頃にやっていた姑息な手段での勉強(したふり)など
している筈はありませんよね。

大人になって後悔するか
今頑張るか
ひと回りもふたまわりも年を重ねた今日
若き日の頑張りの浅さをただただ嘆くばかりです。

ああ、勿体ない!



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お茶碗一杯の幸せ

2012-05-03 | つれづれ
ここのところ心の持ち方を考えるようになりました。
つい先日まではギスギスしたことしか考えていなかった私としては
余程空虚なものを感じるようになったか
余程年を取ったかしたのだと思います。

今回は「しあわせ」についてです。
職業柄、私は色々な所得(収入)の方達をお会いします。

その中には自身の環境を嘆いている方もあれば
充分満足されている方
さらなる高みを標榜している方など色々いらっしゃいます。

おひとりおひとりを思い浮かべると
私の目からお気の毒に見えるような状態であっても
「有難いありがたい、お陰さまで」と言われる方もあれば
どんなに大豪邸に住んでいても
「まだ足りない、まだ不安だ、周りは何もしてくれない」と嘆く方もあります。

どうも「幸福感」というのは、モノやカネでは測れないものの様です。
モノを見るから
カネを見るから
まだ足りないまだ足りないと餓鬼の世界に入り込んでしまう。

周囲からどう見えようと
モノは二の次
カネは二の次
そう思えればこれほど幸せな事はありません。
モノもカネも自身の生活のスパイス程度に思えれば
有っても無くても良いけれど
ある事自体に執着しない事が自身の心の幸せに繋がる事が自覚できる。

お茶碗一杯の幸せで良いじゃないですか。
それ以上モノやカネに執着する必要はありませんよね。
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これも当たり前?

2012-05-03 | 経営改善
昨日は水曜経営塾「貸借対照表から始める経営大改革」のセミナーを開催しました。
多くの方に参加していただき、企業経営改革の第一歩を歩み出していただきました。

13時30分からのセミナーでしたが
今回は昨年末入社の男性スタッフと今年4月入社の女性スタッフ
そして入社○年の女性スタッフという3名体制で現場サポートをして貰いました。

いつもより少ないサポートスタッフ数なのにまったく混乱のない現場
新人女性スタッフは初めての司会役をちょっとドギマギしながらも
立派に果たしてくれました。

ん・・・?
今まではなんだったの?
サポートスタッフが足りません。
司会役がいません。
会場でも手持無沙汰でプラプラ
こんなこともなくなりました。

面白いものです。
「こんなもの」と思うラインによって
少人数でもなんのストレスのない会場運営ができます。
逆にどんなにたくさん人をつぎ込んでも
モタモタ感のある会場運営になってしまいます。

人を増やせば増やすほどコミュニケーションが悪くなり
何もしないままリーダーの指示待ちをする人間ばかりになる。
人を減らせば減らすほどコミュニケーション多くなり
動きながらリーダーの指示を聞きまた動く
この差たるや目を見張るものがあります。

またまた目の当りにさせられてしまいました。
当たり前の尺度は常に「不足気味」にありますね。
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貸借対照表から始める企業経営大改革

2012-05-02 | 経営改善
企業の通知簿である決算書
決算書は貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などで構成されています。
今日午後1時30分から水曜経営塾の第一弾「貸借対照表から始める企業経営大改革」を実施します。

石川県産業創出機構のHPであるDGNETのイベントセミナーランキング第4位(4/20~4/26)という人気講座です。
もっとも、アクセス数の多さは題名の良さに魅かれたという感が強いのかもしれませんが…。

本日参加いただけない方のために少しだけあらすじを
1.赤字会社はだれが作る
2.リーダーの役割と経営改善の必要性
3.貸借対照表の理解
4.貸借対照表のポイント
5.貸借対照表あるべき姿
6.経営大改革の手順
7.企業改革成功事例・失敗事例
8.大改革絶対成功のポイント
9.継続は力なり
大まかにはこんな感じです。

詳細を聴きたいという方は是非ご参加いただければと思います。

大改革が必要な企業は数えきれないほどたくさんあります。
そして、経営改善が必要な企業はこの世にある企業すべてと言っても過言ではありません。

やった者だけが成功へのチケットを手にすることができます。
是非これからの弊社のイベントにもご期待頂ければと思います。
(目いっぱい宣伝になってしまいました。お許しを(~_~メ))
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儲けは現場に落ちている

2012-05-01 | 経営改善
ダラダラ働いている従業員
営業なんてやっていない営業マン
効率なんて無関係な現場作業員

経営者はいつも悩んでいます。
「なぜ売れないのだろうか?」
「なぜ利益が上がらないのだろうか?」
「なぜ引き合いが来ないのだろうか?
「なぜ
「なぜ
「なぜ・・・

答えは簡単です。
社長の現場軽視の経営姿勢を従業員が敏感に反応しているのです。

それを気づいていないのは経営者である社長だけ。

一生懸命に経営をしているつもりでも
赤字を膨らませるために働いている従業員を野放しにしておくから赤字になるのです。

悪いのは従業員ではありません。
悪いのは社長その人なのです。
赤字が出る仕組みを日々作っている事に気づいていないから赤字になるのです。
赤字になるには赤字になる理由があるのです。

お客さまを見ていない。
仕入先を見ていない。
従業員を見ていない。
同業他社を見ていない。
異業種の動向の中から明日を見ようとしない。
ない、ない、ない
まさにナイナイ尽くしです。

いつでもどこでも共通点があるのです。
儲けは現場に落ちています。
現場を見ていないからその儲けの元を見逃すのです。

社長の椅子にどっかりと座っているのが社長の仕事ではありません。
パソコンばかり眺めているのが社長の仕事ではありません。
イジメにも似た責任追及をするのが社長の仕事ではありません。
社長の仕事は現場に落ちている儲けの元に気づく事です。

おっと・・・
私自身が現場軽視にならないように
今日から新たに手綱を引き締めし直すことにしましょうね。
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