一番大変だったと思うのは何と言っても剱岳、カニのタテバイでは前の人の靴の裏側を下から見上げながら登った。次は幌尻岳、川を渡渉して行くための靴を別に持参して10数回、水の中に入った。水量の少ない時期だったがそれでも膝上が2・3度あったように思う。平ヶ岳の鷹ノ巣尾根は長いコースだった。最近は短縮コース利用が多いようだが、5時から登り始めて下山が16:30頃だったから今回の大朝日岳と似たようなものだ。鷲羽岳からの水晶岳は疲労でギブアップ、双六小屋へ戻ってしまった。この日は埼玉・熊谷で40.9度を記録、稜線でも相当な暑さだった記憶がある。楽しかった山はもちろんたくさんあるし、苦労と喜びは表裏の関係だ。感動した景色のひとつに五竜岳へ登った時の途中の八方池がある。背景の白馬三山が残雪の初夏に再度行ってみたい。振り返ってみると山の大変さ、良さは山の高低ではない。もちろん百名山に限らない。山それぞれに味わいがあるのだ。
多くて数えるのを止めた渡渉
平ヶ岳
山頂手前の池塘
鷲羽岳
双六小屋と鷲羽岳
五竜岳への稜線
9月の八方池
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