▽ 29日(水)正午から、NHKホールで開催され、全員で国歌斉唱をしているところです。
▽ 開会に当たり荒木泰臣全国町村会長が、町村の多くは農山漁村地域にあり、文化・伝統の継承はもとより、食料の供給、水源かん養、自然環境の保全等、国民生活にとって極めて大きな役割を果たしてきた。このように、国民共有のかけがいのない財産であり、日本人の「心のふるさと」である農山漁村を次世代に引き継いでいくことが我々の責務である。
しかしながら、町村を取り巻く環境は、急速な少子高齢化や人口減少、基幹産業である農林水産業の衰退など多くの課題を抱えており、また、総じて税源に乏しく厳しい財政運営を余儀なくされている。
東日本大震災、熊本地震及び集中豪雨等による大規模災害の被災地における復旧・復興対策等に係る財政負担の軽減や全国的な防災・減災事業が確実に実施できるよう、緊急防災・減災事業債の恒久化・拡充など十分な財政支援を講じ、町村が進めている地方創生の取組の更なる推進に向け、制度的にも財政的にも十分な支援を行うなど、国と地方が総力を挙げて取り組んでいかなければならない。
我々町村長は、相互の連携を一層強固なものにしながら、直面する課題に積極果敢に取り組み、地域特性や資源を活かした施策を展開し、豊かな住民生活と個性溢れる多様な地域づくりに邁進する決意であるなどと力強く挨拶をされました。
▽ 本日も務台俊介衆議院議員さんが応援に駆け付けてくれました。
▽ 安倍晋三内閣総理大臣のメッセージ、大島理森衆議院議長、伊達忠一参議院議長、野田聖子総務大臣のメッセージ、竹下亘自民党総務会長、櫻井正人国町村議会議長会長などの来賓祝辞を頂戴しました。
▽ 生源寺眞一東京大学名誉教授が、全国町村長大会・応援メッセージとして、今、農業の二つの新しい流れがあり、農業から加工品を作る食品製造業により、農業と食品がつながり、職業として成り立ってきているが、食品製造業は概して大儲けはできないけれど安定した職業であり、地域を支える産業に成り得る。また農業は衣食住から地域資源を活かし、世代を越えて継承していく地域のコミュニティになっており、農業技術の進歩や地域社会が 水資源・森林保全をすることで歴史を貫いてきて、次代の新たな流れとして、町村の現場の取組を高く評価し、地域社会の自らの取組の大切さを改めて強調するなどの応援メッセージをいただきました。
▽ 富山県 金森勝雄舟橋村長が議長を務められ、下記の10項目と特別決議を満場の拍手により決議されました。
一、東日本大震災、熊本地震及び豪雨災害等からの復興の加速化を図るとともに、全国的な防災・減災対策を強力に推進すること。
一、一億総活躍社会の実現に向け、地方創生の更なる推進を図ること。
一、地方分権改革を推進すること。
一、道州制は導入しないこと。
一、参議院の合区を早急に解消すること。
一、「まち・ひと・しごと創生事業費」を拡充するとともに、地方交付税等の一般財源の総額を確保すること。
一、ゴルフ場利用税及び償却資産に係る固定資産税を堅持すること。
一、農林漁業の振興による農山漁村の再生・活性化を図ること。
一、田園回帰の時代を拓き、都市と農山漁村の共生社会を実現すること。
一、農林漁業者の将来に希望を持てるよう、TPP対策・日欧EPA対策に万全を期すこと。
一、領土・外交問題・国民の安全保障に毅然とした姿勢で臨むこと。
また、「全国森林環境税の実現に関する特別決議」も採択し、実行運動方法を決めて閉会しました。
▽ 開会の前に、NHKホール前で東筑摩郡5村長と甕池田町長との記念撮影です。
全国町村長大会の終了後は、長野県道路整備期成同盟会の松塩筑地区会、安曇野地区会の3市5村の村長、建設部長、課長、職員等で財務省、国土交通省、長野県選出の関係国会議員に、私が松塩筑地区会の会長として、皆さんと一緒に道路整備促進の要望活動を行いました。
▽ 午後2時45分からは財務省にて、うえの賢一郎財務副大臣に要望書をお渡しし、社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金等の予算確保、平成29年度補正予算における道路予算の確保、道路財特法の補助率等の嵩上げ措置の継続などを要望しました。
▽ 国土交通省では、石井啓一国土交通大臣はじめ、副大臣、大臣政務官、事務次官、技監、審議官など25名の幹部クラスの皆さんに要望書をお渡しし、和田信貴道路局次長にも要望書をお渡しし、中部縦貫自動車道の早期整備、国道19号・国道158号の直轄事業による整備推進、松本糸魚川連絡道路の事業推進のための予算確保などを要望しました。
▽ 続いて石川雄一道路局長にもお会い出来、筑北スマートインターチェンジの整備、歩道整備、道路の改築・改良などの3市5村の要望事項も詳しく説明しながら要望させていただきましたが、お二人とも我が地域のことに詳しくて、道路整備の推進方法、課題の方向性等についてご教授いただきました。
▽ 長野県選出の関係国会議員へは、衆議院と参議院の2班に分かれて行い、我々衆議院は、務台俊介衆議院議員さん、太田昌孝衆議院議員さんにお会い出来、しっかりと要望させていただきました。
お忙しい中、務台事務所、村長各位、事務局の松本市建設部、3市の部長、課長、長野県建設部、東京事務所など関係の皆さんに大変お世話になり、有意義な要望活動が出来ましたことに感謝申し上げます。
▽ 写真は日曜日に撮影しました宇留賀会集落方面の風景です。

その他生坂村では、小学校で秋期歯科検診、公民館でソフトバレーボールリーグ戦などが行われました。