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△ 小谷村の松本村長さんから、地震災害対応でご苦労されたお話などを聞いているところです。
28日(水)午前7時頃に生坂村を出発して、白馬村、小谷村で昨年11月22日に発生した神城断層地震の被災状況、災害時の対応、復旧状況等について研修をし、石川県への区長会の一泊二日の視察に同行しました。何かとお忙しい中、10区全員の区長さんにご参加していただき、行政側から私と事務局として市川総務課長、山本会計管理者が同行させていただきました。
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△ 最初に白馬村では、神城断層地震により、垂直変化約80cm、左横ずれ約30㎝の塩島城山南地点で、白馬村の松澤教育課長さんから、この撓曲について説明していただきました。
この撓曲は、我々が説明を受けた場所前の村道と耕作地を横断して城山南斜面まで達し、その反対側の民間会社の敷地内にも、垂直変化82cmの撓曲が生じていて、地震の恐ろしさを改めて感じました。
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△ 白馬村の神城断層地震で隆起した田畑の状況です。信州大学の教授のご指導により、地震の貴重な痕跡として現状のまま残すために、地権者と協議を進めているとのことでした。
被害が大きかった地区は、地域コミュニティがしっかりしていて、ジャッキのある場所なども知っていたことから、皆さんで力を合わせて要援護者を救出し、死亡者がいなかったことを伺い、日頃からの地域の絆と災害時の共助の重要性を痛感しました。
次に小谷村役場へ行き、松本村長さんと柴田総務課長さんから詳しく説明をお聞きし、災害現場の復旧状況等の視察をさせていただきました。
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△ 竹内区長会長さんから、小谷村の松本村長さんにお見舞金とお土産をお渡ししました。今回の2村に対して、全区長さんと私、総務課長でお見舞金を包みました。
松本村長さんは、午後10時8分の地震発生後、10時30分に災害対策本部を設置し、3,000人ほどの全村民の安否確認を3時間ほどで終了でき、亡くなった方がいなかったことに安堵されたと仰っていました。
また、仮設住宅は建設せずに、既存の村営住宅、教員住宅、民間借家、福祉施設で対応し、現在でも20世帯45名の方が避難されており、村営住宅を12軒建設して対応されるとのことでした。
そして、糸魚川静岡構造線の東側が被災されたことは、地質が新しいこともあり、生坂村もその地域になるので、地震発生の危険度は高いというお話を聞き、より一層村民の皆さんに、日頃からの防災意識を高めていただかなければと感じました。
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△ 柴田総務課長さんからスライドを使って、課長さんの地元であり、一番被害が大きかった中谷地域の被災状況、災害時や避難時の体験、避難所の運営、復旧状況等について分かりやすく説明していただきました。
被災時は、自主防災組織と消防団が迅速的確に行動され、安否確認等の訓練ルールに基づき、各集落の公民館に一時避難し、安否確認終了後に指定避難所に避難でき、訓練が役立ったとのことでした。
総務課長という立場でありますが、被災後2週間ほど中谷指定避難所の運営に尽力され、3日後に避難所運営委員会の立ち上げ、断水時の対応、畳使用の防寒対策等、実際に運営されての感想等を伺い大変参考になりました。
当村も各区に、自主防災組織、防災倉庫、発電機等の資機材、防災マップ、支え合いマップがありますので、日頃から訓練等を通じて、有事の際に迅速な行動、適切な活用ができるようにしなければと痛感しました。
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△ 姫川砂防事務所が、地震で崩落した土砂の撤去と防護工事を行っている現場です。
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△ 地震により崩落した土砂を堰き止めた砂防堰堤ですが、地形を考え適切な場所に整備されていて感心しました。
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△ 全壊した住家は既に取り壊し、村営住宅に引っ越されたり、離村をされた方がいるとのことでした。
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△ 建設された村営住宅ですが、今後の中谷地域の伝統芸能の継承、各種取組の実施、コミュニティの維持などを心配されていました。
大変お忙しい中、小谷村の松本村長さん、柴田総務課長さん、白馬村の松澤教育課長さんには、我々の視察に対し、丁寧にご対応いただき感謝申し上げますとともに一日も早い復旧・復興を願っております。
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△ 北陸新幹線の金沢延伸によりどの様な影響が表れているのか、富山駅「いきいきKAN」に行き、富山県の観光PRの状況、名産品・特産品の販売や体験コーナーを視察しました。平日の昼間でしたので観光客は少ない状況でして、まだ駅前は工事中のところもありましたが、新しい建物が建設され、富山市の活性化につながる可能性を感じました。
宿泊先の和倉温泉の某旅館で、北陸新幹線の開業により、職種によっては10倍になったところもあるとお聞きし驚きましたが、和倉温泉・輪島朝市・白米の千枚田もお客さんで大変賑わっていました。
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△ 和倉温泉の夜明けの風景です。
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△ お世話になった仲居さんと一緒に記念撮影です。
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△ 輪島朝市は、大勢のお客さんで賑わっており、前に来た時よりも活気があり、これも北陸新幹線効果なのかと感じました。
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△ 「白米の千枚田」にも次々に観光バスが来て、NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台となった影響もあるとのことでした。当村は、NHK「あさイチ」で3日間紹介されただけで、かなりの反響がありましたので、マスコミやインターネット等での発信の必要性を感じました。
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△ 真浦海岸で昼食後に記念撮影をしました。
▽ 富山県の「天然の生け簀」と呼ばれるほど日本屈指の漁場である富山湾と、雪解け・湧水などの名水や澄んだ空気によって育まれた肥沃な土壌が存在する氷見市に建設された「ひみ番屋街」へ行き、魚介類・加工品等の直売施設を視察しました。鮮魚・干物・野菜・飲食・みやげなど、35の店舗が連なっており、大変規模の大きな道の駅になっていました。
当村が計画している直売施設とは規模的に違いすぎますが、店舗・案内所・休憩所等の配置で参考になる点がありました。
今回の区長会視察研修は、農村集落活性化支援事業の一部として、各自主防災組織の会長でもあります区長さん方に、当村と同じ長野県中信地域で発生した地震災害について特に研修していただき、有意義な視察研修になりました。