信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水砂防協会理事会&下生野上空からの風景

2025年02月20日 | 私の活動報告
 2月20日(木)は日差しが届きましたが、朝晩は冷え込んで、昼間も暖かい上着が必要な寒さでした。 
 午後4時からは、砂防会館で全国治水砂防協会理事会が行われました。

 最初に森山裕会長から、昨年の元旦に発生いたしました能登半島地震に加え、台風や豪雨により、1,400件を超える土砂災害が発生をし、多くの方々が犠牲になられております。
 また、能登半島では、9月の豪雨により災害が更に拡大いたしました。犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げ、また被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに地域の一日も早い復旧・復興を願うところであります。
 また、国等の関係機関におかれましては、被災地において懸命且つ迅速な対応をされていますことに、改めて感謝を申し上げますとともに敬意を表する次第でございます。

 その様な中、昨年12月27日に閣議決定をされました令和7年度予算案につきましては、先に成立をいたしました令和6年度補正予算と併せて土砂災害対策を強力に推進していくための予算をしっかりと確保することができました。
 新年度予算案は、現在国会で鋭意審議中でございますが、改めて皆さんのご尽力に感謝を申し上げ、年度内成立を目指してまいりたいと思います。
 更に国土強靱化につきましては、現法の5か年加速化対策後の必要な対策を着実に進めることができるように、現法対策を上回る水準の事業規模で本年6月を目途に国土強靱化実施中期計画を策定できるよう、引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申し上げますなどと挨拶をされました。

 理事が18名出席され、大野理事長が令和6年度事業報告及び決算見込み報告の件、代表理事職務執行状況報告の件が報告され、令和7年度事業計画(案)及び収支予算(案)、令和7年度通常総会の日程と新規会員入会の可否などについて審議をし原案通り承認されました。

 理事会終了後は、国土交通省砂防部から「砂防行政に関する話題提供」についての説明に際し、草野砂防部長から、この1年一寸の間で起きた二つのことについて話したいのですが、一つは昨年の元旦に発生しました能登半島地震で1月1日に起きるという事態が極めて珍しいことと思いますし、その同じ年の9月に大雨特別警報が発表され、こんなに限られた地域で起きたこと、どちらか一つだけでも相当珍しく、想定外と言っても良いくらいの事象だと思うのですが、それが同じ地域で起きたことは本当に想定外だと気づかされたところです。

 もう一点は、既存のインフラで埼玉県八潮の下水管の事故ですが、そのインフラが機能しなくなって、道路も下水もものすごい方が生活に不便されているところで、インフラは新しくするのも大事ですが、既存のものをきっちり点検して機能が損なわないようにすることも本当に大事だなと感じましたことで、既存のインフラをしっかりと使えることもありますが、昨今は雨の降り方が変わってきて、災害が増えてきている中で、新しい施設を造って安全確保をしていくことも大事な話であり、これから国土強靱化のことでも、砂防協会の皆様方には大変ご支援ご協力をいただければ有り難いシーンがたくさんあると思いますので、よろしくお願いいたしますなどと挨拶をされました。

 続いて國友砂防計画課長から、「砂防行政に関する話題提供」と題して、令和6年度補正予算配分概要【水管理・国土保全局】、5か年加速化対策の進捗状況【全体】、令和7年度予算決定概要【水管理・国土保全局】、公共事業関係費(政府全体)の推移、令和7年度新規制度として、「災害復旧事業による砂防堰堤等の緊急除石」「直轄特定緊急地すべり対策事業の創設」「ライフラインを保全する土砂災害対策の推進」、「土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくり」の推進、まちづくり連携砂防等事業の採択箇所、地方整備局等の定員についてなど多岐にわたり説明していただきました。

 次に、椎葉保全課長からは、令和6年 全国の土砂災害発生状況、土砂災害発生件数の推移(昭和57年から令和6年)、近年の土砂・洪水氾濫の発生状況、近年のTEC-FORCE(地方整備局等)砂防班の活動、近年の土砂災害専門家による技術的助言等の実施状況(令和6年度)、令和6年能登半島地震・大雨からの復旧状況、令和6年度において効果を発揮した砂防施設、山形県最上郡大蔵村 舛玉第2砂防堰堤の施設効果事例、既存砂防関係施設の老朽化対策と機能の向上、砂防関係工事の生産性向上と設計・積算の適切な実施、砂防工事現場におけるDXの推進、ドローン画像3次元データの活用(能登半島地震:鈴屋川の事例)、既設砂防堰堤を活用した小水力発電の促進についてなど分かりやすく説明していただきました。

 その後、場所を移して懇親会が行われ、私は監事を長く務めた後、昨年の総会で理事に選任されましたので、国会議員、他県の砂防協会長の首長、長野県砂防関係経験者など知り合いが多く楽しい一時を過ごさせていただきました。

下生野上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、青空が広がり朝日が差してきた下生野上空からの風景を撮影しました。
 本日生坂村では、小学校で蔵書点検(~27日)、中学校で1,2年期末テスト①・新生徒会②、行政相談、子ども・子育て支援会議、南平地区水道説明会、生坂おとこ塾などが行われました。


我が家の節分

2025年02月02日 | 私の活動報告
 2月2日(日)は昼頃まで雪がパラつき、朝晩は冷え込み、昼間もこの時期らしい寒さでした。


 本日2月2日(日)は、124年ぶりの節分でしたので、息子夫婦と三人の孫たちと豆まきをしました。上2人の孫たちが小袋に入った豆や柿の実、ピーナッツなどを鬼役の私に目掛けて元気よく投げてくれました。

 孫たちは自宅と土蔵と会社の工場3箇所で「鬼は外!福は内!」と叫んで、しっかり投げてくれましたので、我が家から邪気や悪いものを追い出して、我が家に幸運を呼び込んでもらえると思いました。


 夕食はやまなみ荘で初めて恵方巻きの注文を受け付けましたので、我が家も予約をして皆で食べました。特に海鮮の具が美味しく、海苔はイマイチでしたが、お腹いっぱいになりました。


都道府県町村会正副会長交流会&長野県町村会正副会長会議&下生野上空からの風景

2025年01月23日 | 私の活動報告
 1月23日(木)は日差しが届いて穏やかな空で、朝晩は冷え込みましたが、昼間は引き続き日差しの温もりを感じられました。

 午後3時30分からは、全国町村会館において、都道府県町村会正副会長交流会が開催され、初めて参加させていただきました。

 最初に全国町村会副会長 北海道白糠町 棚野孝夫町長からの開会の挨拶で始まりました。

 来賓挨拶として、冨樫博之総務副大臣と渡部孝樹全国町村議会議長会長がそれぞれの立場から祝辞を述べられました。

 自治功労者表彰として、町村長3期40名と退職町村長4期以上の方21名が表彰され、代表して、福島県塙町 宮田秀利町長が表彰状を授与されました。

 政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏から「時局展望」と題して講演されました。写真、録画、録音は禁止とのことで写真はありません。

 石破総理との仲、人脈づくり、安倍元総理とのお付き合い、政治家には定期的に会いに行く、菅元総理や岸田前総理との関係、田中元総理と安倍元総理の共通点、人を動かす力、人間関係、信頼関係、森林内閣、無駄な時間を過ごす、政治は川の流れであるから毎日毎日取材するなど多岐にわたる政治の話で勉強になりました。

 午後5時30分からは、長野県町村会正副会長会議が開かれ、羽田会長の挨拶で始まり、令和7年度長野県町村会一般会計等予算(案)、令和7年度長野県町村会並びに関係団体行事予定などについて説明を受け協議し、原案通り了承しました。

 続いて、長野県市町村総合事務組合正副管理者会議に移り、令和7年度長野県市町村総合事務組合予算(案)、令和7年第1回長野県市町村総合事務組合定例会などについて説明を受け、協議の結果原案通り了承しました。

 午後6時30分からは意見交換交流会が開催され、午後7時頃には石破茂内閣総理大臣がお見えになりご挨拶をいただきました。
 若者と女性を地方に取り戻す地方創生に力を入れますことや4月14日(月)から大阪万博が始まりますが、今チケットがあまり売れていないので、是非買ってくださいなどとユーモアを交えて挨拶をされました。


下生野上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日青空が広がり朝日が差してきた下生野上空から撮影した風景です。

 本日生坂村では、保育園で誕生会(1,2月未満児)、中学校で小6体験入学予備日・2年生1校時音楽、子育て支援センターでフェイスマッサージ、食改料理講習会、健康応援隊in上生坂、民生児童委員協議会定例会などが行われました。
 

第17回B&G全国サミット&万平集落上空からの風景

2025年01月22日 | 私の活動報告
 1月22日(水)は晴れて穏やかな青空が広がり、日差しの温もりを感じられました。
 午後2時より、ベルサール東京日本橋において第17回B&G全国サミットが「ミクロとマクロで見る公共施設の在り方」をテーマに開かれ、当村は私と上條教育長が出席し、全国388箇所の海洋センター所在自治体から多くの首長、副首長、教育長などが出席し盛大に開催されました。

 第一部の主催者挨拶として、ブルーシー・アンド・グリーンランド財団会長 前田康吉氏から、今回の「B&G全国サミット」は「ミクロとマクロで見る公共施設の在り方」をテーマとして、近年、人口減少や過疎化など社会状況の変化による公共施設の統廃合が進む中、自治体の総合計画においても、機能や役割を見直す施設を多く抱えていると思います。
 本会議では、社会体育施設である海洋センターに新たな設備と機能を追加しアップデートした事例と、海洋センターを「移設」し、自治体の実情や総合計画に沿った役割を新たに加えた事例について、それぞれ首長から発表いただきます。各自治体においてB&G海洋センターが果たせる役割について、今一度考えていただく機会にしていただければと考えております

 B&G財団は、多様化する社会課題の解決に向け自治体の皆様と共に考え、更なる地域の発展のため、「青少年の健全育成」と「地域活性化と地方創生」を理念とし、これまで以上に多岐にわたる事業を全力で邁進していく所存ですなどと挨拶されました。

 「防災拠点による災害時相互支援のご案内」~隙間のない被災地支援を目指して~として、B&G財団を介した支援や防災拠点が保有する資機材、防災拠点による支援実績を説明され、令和6年12月28日からの大雪にかかる災害救助法が適用された青森県平川市須々田教育長から、被災状況と男鹿市と久慈市が油圧ショベルとスライダンプによる雪の除排雪作業を行っていただいたことに感謝の言葉を述べられました。


 そして、イントロダクションの事例発表を簡潔に行った後、
 特別基調講演として、日本財団 会長 笹川陽平氏から、「日本の将来は危ないか?」と題して講演してくださいました。
 笹川会長さんが登壇され、B&G財団が設立以来既に52年という歴史になり、当時、笹川良一はドイツに行き、当時のオリンピック委員会の専務理事であった方と議論した時に「これからは地方レベルで子どもたちをしっかりと健康に育てていくための施設作りが大切だ」ということを勉強し、それを実行して今日まで52年、皆様方の大変なお力添えをいただき運営されてきたこと、そして52年経って日本はどう変わったか、52年も先取りをして皆さん方や実施してきたことは素晴らしいこと、今は、昭和は遠くなりにけりで今年は昭和100年であり、アメリカのトランプ大統領は、やることは明確で分かりやすいこと、海水が1度温度上がっただけで生態系が変わっていて、日本近海のモリタリングをしていること、

 少子化、高齢化の中、地方が過疎化していき、鉄道の存続問題もあり、日本は人口減少でGDPが日本は15~20番目に落ちていくこと、世界で最も地理的に危険だと言われているのは、実は日本であり、台湾問題の中国があり、北朝鮮があり、ロシアは北海道の一部を領土にしていること、なぜ日本人は平和なのか、平和ぼけなのか、日本は独立している国か、日本の憲法は世界で最も古い憲法で自分の国を自分で守るのが独立国家であり、独立国家の要件を日本は持っているか、輿論と世論の関係は、輿論でなければいけないこと、長岡藩の藩士小林虎三郎が戊辰戦争で困窮した長岡藩に送られた米百俵を国漢学校の設立資金に充てたこと、教育にお金を掛けること、皆さんの意見をどう理解していただくか、藩で人材養成のために、言いにくいことも言うこと、今日のキーワードは輿論であり、言うべきことを言って、これから我々の日本財団は真摯に聞いて協力していくこと、B&G財団の活動こそ先見性のある「継続性」であり、皆様方のご協力、ご活躍があったからのことで、心から敬意を表し、皆様方と相協力しながら、これからの日本を明るく豊かにすることなど、多岐にわたりお話しされました。

 第二部として「B&G全国サミット」の会長の福井県大野市 石山市長、副会長の熊本県南関町 佐藤町長、長野県白馬村 丸山村長が登壇され、一言ずつご挨拶をされました。

 続いて、事例発表として宮城県加美町 石山町長から、「ミクロ視点(障がい者)からみる公共施設の在り方=特別施設整備と次世代型艇庫の活用事例」として発表されました。

 加美町中新田海洋センターは、2019年度~2021年度に財団助成を活用し、「誰もが一緒に楽しめる拠点」に生まれ変わった。施設内を全面バリアフリー化し、段差のないスロープや車椅子対応のシャワー室、多目的トイレを設置。 また、事務所を釈放することで、常駐スタッフを配置し、障がい者も安心して利用できる環境を整えた。

 この事例は、老朽化や人口減少による利用者減を理由に休館や廃止を選択するのではなく、障がい者目線で、「建て替え」「改修」「増築」することで、付加価値を高め、長期的な視点をもって、公共施設をアップデートし続けることの成果を示している。
 リニューアルから約5年経過した今だからこそ、当初の盛り上がりを更新し続けている事例を発表されました。


 次の事例発表は、北海道大樹町 黒川町長から、「マクロ視点(大樹町総合計画)からみる公共施設の在り方=プール特別措置の活用事例」として発表されました。

 大樹町海洋センターは、2023年度財団助成を活用し、「学校に隣接する屋内温水プール」に生まれ変わった。建設以降、上屋シートの取り替えや鉄鋼塗装など、その都度修繕しながら使用している状況だったが、老朽化による鉄骨部分の腐食などにより耐震性の劣化が激しく、今までの修繕方法だと、運営が厳しい状況に合った。この状況を打破すべく、早期に改築することとし、プールの在り方等についてプロジェクトチームを立ち上げた。

 地域全体からみた海洋センターの立ち位置として、利用者の80%が小学校児童であった実情から、「小学校の利用を中心としたプール」として、改めて役割を持たせ、建設場所を小学校近接にした。


 この事例は、施設の老朽化を起点として、まち全体から、この海洋センターの役割を追求した際に、「移設」することで、その目的達成が可能となったことを示している。地域の実情や総合計画からみた「海洋センター」の役割を再考した事例を発表されました。

 B&G全国指導者会の会長 青森県南部町 工藤町長から、「B&G全国指導者会v指導者の養成と活用」として、B&G指導者の重要性、地域指導者会における活動展開、「B&G指導者の幅広い分野の取組」、新たな活動目標(2023年度~2025年度)として、「自然体験活動を通じた郷土教育」「食品ロス削減活動」などを説明されました。



 首長へのお願い(3Kの推進)として、「指導者の研修派遣」「指導者の活動理解」「指導者へ言葉かけ」などをお願いされました。

 指導部会長 兵庫県養父市 米田教育長から、昨年11月22日に行われた「第21回 B&G全国教育長会議」でテーマ「部活動の地域“移行”から“展開”に!~指導者の確保は課題解決につながるのか~について、会議の概要等を説明されました。

 「第21回 B&G全国教育長会議」の「提言」として、「多様な活動ができる環境の整備」、「子どもたちが将来にわたり多様なスポーツや文化活動に親しめる環境を創り、地域活性化につなげよう」を報告されました。


 令和6年能登半島地震被災地支援事業「B&GフレンドシップPROJECT2024」の中間報告として、遊び場・運動機会を失った子どもたちへの支援は「マリンスポーツ体験等の提供」「子どもの遊び場・体験活動の提供」「障がい児等への運動支援」と災害時要配慮者・震災遺族等への支援などを報告されました。


 穴水町の大間教育長から、子どもたちが運動したり、遊んでいる様子を報告され、B&GフレンドシップPROJECT の支援に御礼の言葉などを述べられました。


 自治体派遣研修制度として3自治体から派遣されている研修生が紹介され、それぞれに派遣していただき貴重な経験をしたことなどに御礼の挨拶をされました。



 優良センターアワードとして、2023年度 優良海洋センター表彰が行われ、10年連続特A評価センターの21自治体と20年連続特A評価センター2自治体が表彰され、記念撮影をされました。


 当村は、今回優良海洋センター表彰は受けられませんでしたので、その原因を検証して、再度「特A評価」海洋センターになるように努めていき、村内外の皆さんに親しまれる運営をし、スポーツを中心に地域コミュニティの中核施設として更なる活用を図らなければと考えております。

 再び石山会長らが登壇し、それぞれ今回のサミットの感想を述べられ、第17回B&G全国サミット共同宣言の確認が行われました。

 共同宣言は、『誰もが「利用できる」から「利用したくなる」施設づくり』であり、「海洋センターを取り巻く地域社会のニーズを汲み取り、付加価値をつけることで、より魅力的な施設にアップデートしよう。」です。

 最後に、公益財団法人B&G財団理事の岸ユキさんから、第17回B&G全国サミットの講評をお聞きして修了しました。

 今年の第17回B&G全国サミットは上條教育長と出席して、笹川会長さんの基調講演、首長からの事例発表、B&G財団からの事業説明など、当村の改修できました海洋センターとプールの利用向上のための運営において参考になるお話を拝聴し、とても勉強になりましたので、更に当村の活性化につなげていきたいと考えます。

万平集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、万平集落へ上がり、朝霧が立ち込める上空から朝日が差してきた風景を撮影しました。


 本日生坂村では、いくさかマル得商品券使用期限、小学校で立ち合い演説会、いくさか歩こう部などが行われました。



令和7年賀詞交歓会及び総合表彰式&日岐と小舟上空からの風景

2025年01月14日 | 私の活動報告
 1月14日(火)も晴れて青空が広がり、朝はグッと冷え込み、昼間も寒い体感でした。
 午前11時から、村営やまなみ荘大ホールにおいて、令和7年賀詞交歓会及び総合表彰式を開催しました。

 村議会議員各位、区長各位、各種団体の代表者など50名ほどにご出席いただき、ご来賓として、下条衆議院議員、中川衆議院議員、青木県議会議員、(株)松本山雅 小澤社長にご臨席賜り盛大に開催できました。

▽ 私から、年頭に当たり、今年も「子育て支援事業」「福祉の村づくり事業」「産業振興事業」「地域活性化対策等事業」の四つの重点事業を中心に実施してまいりたいと考えております。
 これらの事業の取組として、第三次教育大綱の改定並びに生坂村こども計画及び男女共同参画推進計画の策定、子ども家庭センターの設置を行い、それらにより、子育てと生坂教育の充実を図り、保育園、小・中学校、児童館のコドモンの完全運用による保護者との情報共有と連携強化、部活動の地域移行への早期の方向付けなど、子ども達が健やかにたくましく成長できる環境づくりと子育て世帯の経済的負担を軽減してまいります。

 第9期介護保健事業計画の実施に伴い、高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業に取り組むとともに、住民相互の支え合いによる地域づくりの場として、有償生活援助サービス「もりびと」の各種サービスの推進並びにいどばたキャラバンの充実、はるかぜの今後の利用促進のために重層的支援事業を行うことなどにより、住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるように取り組んでまいります。

 産業振興事業では、農地中間管理機構によるぶどう畑への圃場整備、農山漁村振興交付金による事業の実施、地域計画に添って各地区で農産物の栽培など、道の駅いくさかの郷を中核として、生坂村の基幹産業であります、農業の振興や課題解決と方向性を見出し、生坂村産農産物の販売増による、村民の皆さんの所得向上を更に進めていき、生坂農業の構築に努めてまいります。
 災害に強い村づくりのために、防災行政無線設備のデジタル化、防災士の養成、各防災組織との連携等を進めるとともに、「脱炭素先行地域づくり事業」を実施することにより、平時については環境に優しい再生可能エネルギーで発電した電力を活用し、有事の際には太陽光発電設備と蓄電池により、問題なく電力を利用することができるようにし、災害に強い村に結び付けてまいります。

 今年の脱炭素先行地域づくり事業は、太陽光発電設備等のPPA事業は、今年四月からの電気の小売事業の開始に伴い、デマンドレスポンス需給管理システムも稼働させ、引き続き公共施設、民家、事業所等に太陽光パネルと蓄電池の設置を進めてまいります。
 LEDと省エネ機器の導入補助は、来年度は更新から新設まで拡大させるために検討中であり、木質バイオマスストーブの導入補助なども進めてまいります。
 EV関係では、EVバスとEV車は三月から稼動予定であり、公共施設等にEV充電器と充放電器を導入し、来年度も公用車をEV車に転換してまいります。
 マイクログリッド構築事業と小水力発電に関しては、来年度から本格的に施工するために、実施設計等を進めております。
 木質バイオマス関係では、今年度、ペレットストーブを更に四施設に設置する予定であり、やまなみ荘のチップボイラーは、今年二月末までに設置予定であり、今年度設計中の施設の照明のLED化や省エネエアコンへの更新、厨房、浴場などの改修工事完了後からの稼働を目指しております。

 森林整備につきましては、村内森林の調査結果を基に、国の森林環境譲与税や県の森林づくり県民税の補助事業などを活用して、ゾーンを決めての伐採やライフラインの支障木の伐採などの取り組みが必要と考えており、関係者と実施に向けた調整を行っております。
 下生坂雲根地区のいくさか『創造の森』をフィールドとして、開催してきました観光庁の「第二のふるさとづくりプロジェクト」は、参加者が地域に生息する生物の学習や地域資源を活用した様々な活動を通じて、関係人口の増加につながる事業として進め、来年度も新たなリジェネラティブツーリズムを検討してまいります。
 その他にも多くの当事業関係が、着実に遂行しておりますので、皆さんも当事業に感心を持っていただき、人口減少、少子高齢化などの課題を抱える当村の環境や未来の生活のために「ゼロカーボンに向けての地域エネルギー」の重要性を認識していただきたいとお願いする次第でございます。

 当村は、「生坂村第6次総合計画」を根幹に「いくさか村づくり計画」を実施計画として進めています村政運営に加え、今年度策定します「第3次生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」も念頭におきまして、村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な事業遂行に努めてまいりますので、村民の皆さんのご理解、ご協力をお願いしますとともに、関係各位のご指導、ご支援をお願いする次第でございます。

 それでは、今年度の総合表彰式では、それぞれのお立場で村に対し貢献をされました九名の皆さんを表彰させていただきます。
 受賞される方々は、消防団長、消防委員、教育委員、固定資産評価審査委員、農林水産物生産者組合正副組合長、安曇野交通安全協会生坂支部長、素晴らしい絵画を寄贈いただいた方であり、それぞれに生坂村のためにご尽力くださった皆さんでございます。
 皆さんのご活動により、村民の皆さんが、生坂村で安全で安心して暮らし、様々な取組が行われてきたと感じているところでございます。
受賞される皆さんのようにそれぞれのお立場で、村、地域に対してご尽力、ご指導をしていただかないと、村民の皆さんが絆を深め、支え合い育んでいけないのでございます。

 長年にわたりましてのご労苦に対し、心より深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げる次第でございます。
 村民の皆さんも、本日表彰される皆さんのように、それぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでございますので、引き続き生坂村及び地区の皆さんのためにご支援とご協力をお願いいたします。
 結びに、生坂村の発展とご出席の皆さん並びに村民の皆さんのご健勝、ご多幸をご祈念申し上げますとともに、本年も平穏で幸せ多き年となりますことを心からお祈り申し上げますなどの開会の挨拶とさせていただきました。


 今年度の総合表彰式では、消防団長、消防委員、教育委員、固定資産評価審査委員、農林水産物生産者組合正副組合長、安曇野交通安全協会生坂支部長、素晴らしい絵画を寄贈いただいた方の9名の皆さんであり、それぞれ長きにわたりご活動されました方々でございます。



▽ 竹内さんが、本日、受章された皆様はそれぞれの立場で職責を全うされた方々で、大過なく職責を全うできましたことは、ひとえに皆様のご協力と、ご支援によるものと感謝しております。
 受賞者一同は、今回の栄誉を励みとし、これからも研鑽を重ね精進して参りたいと思います。そして、村民としてそれぞれの立場で村の発展のため微力ながらご協力して参る所存ですので、引き続きのご支援をお願いいたします。
結びに、本日お集まりの皆様の今年一年のご健勝と、生坂村の益々の発展をご祈念申し上げますなどの受賞者を代表しての謝辞を述べられました。

▽ 下条衆議院議員からご祝辞を頂戴しました。

▽ 中川衆議院議員からご祝辞を頂戴しました。

▽ 青木県議会議員からご祝辞を頂戴しました。

▽ (株)松本山雅 小澤社長から祝辞を頂戴しました。

▽ 太田議長からは、令和7年 生坂村賀詞交歓会の開催にあたり議会を代表して一言お祝いを申し上げます。
 本日は多くの皆さまの御参集のもと賀詞交歓会が開催できることお喜び申し上げます。また、先ほどの総合表彰において、それぞれ表彰された皆様におかれましては日々、生坂村の発展にご尽力いただいていることに感謝すると共に、その功績を評価されましたことに心からお祝いを申し上げます。どうか引続き生坂村の発展の為に、お力添えを宜しくお願い致します。

 この場をお借りまして少し議会のお話をさせて頂きます。当議会では平成29年の欠員選挙から本格的に議会改革に取組み、令和3年4月の選挙では20年振りの選挙戦となりました。「村民に身近な議会」を合言葉に様々な施策の取り組みを図り、それらが評価され県内外の議会から視察に訪れて頂くまでになりました。しかし様々な出来事から令和5年8月の村民アンケートでは議会改革の肝となった施策である報酬の見直しの意見を多くいただいたことを真摯に受け止め、議会改革検討会で協議をし、議員の活動は年齢による差は無く、村に愛着を持ち、村を理解している住民が活動しやすい環境を整えるため報酬は一律にし、地方議会の最大課題である報酬の底上げが必要と考え、先月12月定例会において改正しました。この改正を機に4月におこなわれる選挙では、先人が知恵を絞り汗をかいて守ってきた生坂村を引続き守れる強い思いと行動力のある方の立候補に期待をしているところでございます。

 結びに、本日ご参加の皆様のご健勝と益々のご活躍を祈念いたしまして甚だ簡単ではございますが祝辞とさせて頂きますなどの祝辞を述べられました。

▽ 瀧澤区長会長から、生坂村の益々の発展と村民の皆さんのご健康、ご多幸と今年一年が平穏な年でありますことなどを願い、声高らかに乾杯の発声をしていただき祝宴が始まりました。

▽ コロナ禍前の様に一献交わしながら、当時の役職のこと、村政や議会ことなど様々な話で盛り上がりました。





▽ 竹内商工会長のご発声により、村民の皆さんのご健康、ご多幸と今年一年が良い年になりますことを祈念され、一本で締めていただき賀詞交歓会がお開きになりました。

 村民の皆さんはそれぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでありますので、引き続き村民の皆さんをはじめ関係各位のご支援、ご指導を賜ります様お願い申し上げます。

  表彰をさせていただいた皆さんには、長年に渡りましてのご労苦に対し、心より深甚なる敬意を表し感謝を申し上げますとともに、お忙しい中、ご出席くださいました皆さんに御礼を申し上げます。

日岐と小舟上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、今朝がバス通勤でしたので、我が家からフライトさせ、朝日が少し届き始めた日岐と小舟上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校でスケート教室1,2年生、中学校で全校合同体育日課開始、乳幼児健診、振興課関係工事開札、中部環境事務所ヒアリング、3班の皆さんの元気塾などが行われました。

長野県町村会国への要望運動&安全・安心の道づくりを求める全国大会&草尾上空からの風景

2024年11月26日 | 私の活動報告
 11月26日(火)は天気下り坂で夕方から雨が降り出し夜には本降りとなり、昼間は日差しが少なめでヒンヤリとした体感でした。



 午前7時30分からの県関係国会議員10名の皆さんへの面談の提案・要望は、最初に後藤衆議院議員が所用により20分ほどで退席されるということで、要望に関しての件、103万円の壁の課題と対応、物価と賃金の問題などのご挨拶をいただき始まりました。

 その後、県町村会 羽田会長から、町村会で協議して提案する26項目の中、重点提案9項目の内「災害に備えた公共事業の推進」「人口減少対策の推進」「地域公共交通対策の推進」「医療・福祉人材の確保」「国民健康保険及び介護保険制度の安定運営の確保」「地域経済活性化対策の推進」の6項目に対して説明されながら要望いたしました。

 次に、県町村議長会 下出会長からの提案・要望については、町村議会の関係の要望「議員のなり手確保」「議会の機能強化」と重点項目の「産業振興対策の推進」「道路等交通網の整備促進」「河川・砂防施設の整備促進」の3項目対して説明され要望しました。


 それぞれの県関係国会議員10名の皆さんから、提案・要望事項に対しての回答の概要は、安全・安心の確保、防災・減災、国土強靱化等の予算の確保、国土強靱化実施中期計画の策定、東京一極集中の是正、多極分散型の社会、移住・定住対策、医師の確保、産業・農業・観光振興、衆議院議員選挙、103万円の壁、納税のメリット、災害の対応、能登半島地震災害の復旧・復興、上下水道の耐震化、地域の活性化、インバウンドの対応、観光圏のモデル、年間を通じたスノーリゾート、


 予算委員会・国土交通委員会の予定、国土強靱化後の中期計画の策定に目処を付ける、地域公共交通の対策と担い手の問題、人口減少対策、地方創生2.0、国土強靱化、今年度内の中期計画の策定、災害瓦礫、防災庁による防災対策、産業振興、補正予算の計上、軽減税率の確保、地域の魅力、財源の確保、議員年金の復活、iDeCoの拡充、少数与党の対応、教師の勤務環境確保、小規模校の維持、

 衆議院議員選挙の結果、物価高騰対策、手取りの向上、道路問題、人口減少・少子化の課題、町村の維持、病院の統廃合、鉄道の維持、介護人材の確保、道路関係の予算、与党と野党の連携、災害の復旧・復興対策、農業・農村の対策など、多岐に渡り要望に対しての回答や意見等を述べられました。

 我々からは、議員の成り手不足、議員報酬の向上、空き家対策、寒冷地・積雪の対策、気象変動の対策、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の整備促進、国、JRに対する要請、103万円の壁の問題に対して、地方財源や交付金の減額はしないなどの意見が出され、リニア中央新幹線、空き家対策、町村議会の報酬アップなどに取り組んでいく旨の回答をいただきました。

 私は、時間がかなり押していたので、終了後に個々に、道路・河川・治す砂防の長野県の予算増と、政府が2035年度に13年度比で60%減とする調整に入ったことを踏まえ、脱炭素先行地域への交付金等の拡充を要望させていただきました。

 その後我々の班は、国土交通省に行き、最初に総合政策局 交通政策課長 小熊弘明氏たちに「地域公共交通の充実」を要望させていただきました。


 次に、下出町村議長会長たちと合流して、技術審議官 沓掛敏夫氏に「道路の整備促進」を要望させていただきました。


 午後1時からは、「安全・安心の道づくりを求める全国大会」に出席しました。日本全国から首長本人は730名が出席され道路関係4団体の主催で行われました。

「安全・安心の道づくりを求める全国大会」は、日本全国から集まった730名の首長本人が参加して会場一杯になり、道路整備を要望する熱意が感じられました。また、例年通り名司会者の立谷秀清相馬市長の進行で始まりました。

 全国道路利用者会議 古賀誠会長が主催団体を代表して挨拶をされました。

 来賓挨拶として国土交通副大臣 高橋克法氏から祝辞を頂戴しました。

 参議院国土交通委員長 小西洋之氏からもそれぞれの立場から祝辞を頂戴しました。

 お忙しい中お越しいただいた、森山裕自由民主党幹事長からもご祝辞をいただきました。

 国土強靱化推進本部 佐藤信秋氏からも国土強靱化実施中期計画の見通しなどのご挨拶をいただきました。

 意見発表では、全国高速道路建設協議会 会長 宮崎県知事 河野俊嗣氏と、京都府宇治市長 松村淳子氏が、それぞれの立場から道路整備の必要性を訴えました。


 来賓の国会議員の自己紹介が、道路整備の必要性を訴えながら行われ、自由民主党政務調査会長 小野寺五典氏と自由民主党道路調査会長 金子恭之氏からも一言挨拶をいただきました。


 全国街路事業促進協議会 代表 広島県広島市長 松井一寛氏から決議(案)朗読していただき、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策について、令和6年度補正予算において、例年を大幅に上回る規模で必要な予算・財源を確保し、早期に成立させること」など7項目の要望を満場の拍手で決議されました。

 最後は、道路整備促進期成同盟会全国協議会 会長 広島県東広島市長 高垣廣德氏の閉会の辞で終了しました。

 その後長野県の参加者は5班に分かれて、長野県道路整備期成同盟会の要望と安全・安心の道づくりを求める全国大会の要望などを、国交省と県選出国会議員に行いました。

 私たち3班は、第1衆議院議員会館に行き9階から3階まで、中川宏昌衆議院議員、下条みつ衆議院議員、篠原孝衆議院議員に要望活動をし、下条みつ衆議院議員、篠原衆議院議員は本人に対応していただき、中川宏昌衆議院議員は留守で秘書にしっかり要望させていただきました。そして皆さん、大会と要望活動、お疲れ様でした。


草尾上空からの風景
△▽ 毎日恒例の写真と動画は、先日撮影の青空が広がって、朝日が差してきた草尾上空からの風景です。


 本日生坂村では、保育園で保小連絡会、令和6年度定期監査、ヘルスアップ教室などが行われました。


下伊那砂防後援会

2024年11月22日 | 私の活動報告
 11月22日(金)午後1時30分からは、飯田市シルクホテルにおいて「下伊那砂防講演会」に、長野県治水砂防協会の会長として出席させていただきました。

 主催者の一人であります長野県飯田建設事務所 唐澤所長からの開会の挨拶で始まりました。

 最初の講演は、国土交通省 水管理・国土保全局 草野砂防部長から「いのち」と「くらし」と「みどり」を守る砂防と題してご講演をいただきました。
 令和6年能登半島地震の概要、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況(初動対応)、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況、能登復興事務所の全体業務、河道閉塞等の箇所と対策状況、出水期に向けた取組状況、直轄砂防事業による河道閉塞対応、施設効果事例として地すべり対策施設、急傾斜地崩壊防止施設、令和6年9月20日からの大雨による土砂災害発生状況、土砂災害対策の変遷、砂防のあゆみ、デレーケが施工指導した砂防堰堤、昭和13年 阪神大水害・神戸市の被害状況、砂防堰堤の2つの種類「発生源対策」よ「土石流捕捉」、長崎県 長崎災害、広島災害、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒情報とは、令和3年 ソフト対策の効果事例、

 令和6年 全国の土砂災害発生状況、令和6年において効果を発揮した砂防堰堤、施設効果事例、雲仙でスタートした無人化施工の現在、簡易遠隔操縦装置を活用した遠隔施工の事例、DXの推進、ドローンで危険地域の情報をとる、ロボットで現場の情報をとる、物価高騰による砂防工事に与える影響、砂防関係工事の生産性向上と設計・積算の適切な実施、地域に喜ばれるきめ細かな事業、砂防堰堤を活用した小水力発電、砂防設備が『創出』した全く新しい観光地、砂防ダムツアー、土砂災害に関する防災教育について、砂防を活用した「防災啓発」「地域活性化」への支援、「みどり」で守るグリーンインフラの積極的な活用、健全な山(土中環境)では、樹木が元気で、健全な水が湧く、不健全な山(土中環境)では、木々は藪になり、森林土壌は痩せ腐り、川の水は濁る、砂防堰堤の施工時に自然再生を考慮した「多自然型砂防事業」の検討も必要など、多岐に渡り詳細に説明をしていただきました。

 次に大野理事長から「近年の土砂災害から学ぶ」と題してご講演をしていただきました。
 近40年における豪雨と土砂災害の傾向、IPCC第6次評価報告書の概要、気候変動による降雨の将来変化予測、山地の特徴を踏まえた降雨特性変化の検討の方向性、気候変動を踏まえた土砂災害対策の基本的な課題、研究・技術開発への対応、近年の土砂災害実績を踏まえた課題、近年頻発化する土砂・洪水氾濫における課題、流木による被害の拡大、研究・技術開発課題への対応、地震と土砂災害、市ノ瀬地区、河原田川出水期前の応急復旧状況、鈴屋川地区、町野川水系(牛尾川)出水期前の高級復旧状況、稲舟地区、川島地区、最前線で災害調査等の支援活動にあたるTEC―FORCE隊員、能登半島9月豪雨の被害状況、斜面崩壊・土石流・堆積分布データ、令和6年9月能登半島豪雨による土砂流出推定範囲、能登半島9月豪雨の被害状況、塚田川氾濫の被害、主な感想・教訓など、

 日本の地震と土砂災害、関東大震災と土砂災害、想定される大規模地震、南海トラフ地震・首都直下型地震の人的被害の予測、新潟県中越地震と土砂災害、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災と土砂災害、熊本地震による土砂災害発生状況、地震による土砂災害、厚真川水系直轄砂防事業、被害軽減に向けた課題、地震時の土砂災害、地震砂防、想定される複合災害と問題点、経済財政運営と改革の基本方針2024、能登半島被災地へのお見舞い、全国地水砂防促進大会 提言など、親切丁寧にご講演をいただきました。

 次に、長野県建設部参事兼砂防課長 吉村課長から「過去の災害に学ぶ」と題して説明していただきました。
 年次別長野県土砂災害発生件数(H6~)、下伊那での土砂災害発生状況として、令和2年、平成22年、平成12年の事例、土砂災害の発生状況(令和元年~5年)、令和5年12月に発生した黒豆沢(白馬村)の土砂災害と対応状況について、長野県土砂災害対策の3本柱、長野県砂防課の予算推移と国土強靱化予算、県民のいのちとくらしをまもる土砂災害対策事業について、土砂災害発生時の砂防施設効果事例、上田市真田町小別堂砂防堰堤の施設効果事例、下伊那で実施した砂防事業、施設と地元をつなぐ取組、地域の守り手との現場発砂防ミーティングについて、長野県の取組(ソフト対策)、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域とは、土砂災害警戒区域等の指定状況(長野県)、令和3年9月の大雨時の避難事例、

 令和元年東日本台風に関するアンケートの実施概要・結果、調査結果分析~避難した人の傾向、これからの取組、地域が一体となった土砂災害対策、地域の防災力を高めるための取組として、赤牛先生派遣事業、歴史的砂防施設等の維持管理活動の実施、災害伝承カードの作製・配布、下伊那の災害伝承カード、自然災害伝承碑について、令和5年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」で泰阜村中学生が優秀賞を受賞、長野県砂防課のDX:砂防業務支援システム、AIとUAVを活用した施設点検、UAVを活用した砂防施設点検の実証実験について、長野県インフラデータプラットフォームを活用した情報共有、県と下伊那との比較、県と南信州との比較、砂防施設の老朽化対策などについて、地元の事例を中心に分かりやすく説明してもらいました。

 最後に、主催者の一人であります下伊那土木振興会 会長 大久保根羽村長から講師三人に対して謝辞を述べられ砂防講演会は終了しました。

 その後、意見交換会が行われ、私は長野県治水砂防協会長として7年以上になりますので、知り合いも多く、様々な話をさせていただきとても楽しい一時を過ごし、最後は皆さんで記念撮影をして終了しました。

 気候変動、大規模地震等の大規模土砂災害から、人命・財産の保護による安全・安心な生活を確保するために、防災・減災対策による施設整備と災害からの避難に資する対応を迅速的確に行うための防災訓練など、国土の強靭化と地域防災力の強化の取組が重要であると感じました。



全国町村長大会&小立野乳房イチョウの風景②

2024年11月20日 | 私の活動報告
 11月20日(水)は雲が広がりスッキリしない空で、昼間は冬本番の寒さとなりました。

小立野乳房イチョウの風景②
△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日撮影した長野県天然記念物の小立野乳房イチョウの風景第2弾です。



 正午からは、全国町村長大会がNHKホールで開催され、全国926の町村長、都道府県町村会関係者が参集され、開会のことばの後、全員で国歌斉唱し、吉田隆行全国町村会長の挨拶で始まりました。


 続いて、緊急提言として「我々町村長は、一致団結して志を固め、人口減少社会に立ち向かい、持続可能な地域社会を作り上げていくために全力を尽くしていく」などを北海道白糠町 棚野孝夫町長が朗読され、満場の拍手で採択されました。







 来賓祝辞として石破茂内閣総理大臣代理 青木一彦内閣官房副長官、額賀福志郎衆議院議長、長浜博行参議院副議長からご挨拶を頂戴した後、岸田文雄 前内閣総理大臣も駆け付けご祝辞を頂戴しました。





 続いて、村上誠一郎総務大臣、伊東良孝地方創生担当大臣、森山裕自由民主党幹事長、渡部孝樹全国町村議会議長会長の皆さんもそれぞれの立場からの祝辞を頂戴しました。

 来賓紹介では、我が長野県5区の宮下一郎衆議院議員も見えておりました。

 議長に佐賀県白石町 田島健一町長が推挙され、下記の16項目と特別決議を満場の拍手により決議されたとのことでした。

一.人口減少に歯止めをかけ、少子化対策をさらに強化するとともに、地方創生を強力に推進し、東京一極集中の是正と分散型国づくりの実現を図ること。
一.東日本大震災、令和6年能登半島地震及び豪雨災害等からの復旧・復興の加速と、全国的な防災・減災対策、国土強靱化を推進すること。
一.実効ある経済対策による地域経済の再生を図ること。
一.町村にとって最重要課題である地方交付税等の一般財源総額を確保すること。

一.地方分権改革を推進すること。
一.自治体DXをはじめとするデジタル化施策を推進すること。
一.都市と農山漁村の共創社会を実現すること。
一.農業関係予算の増額、食料・農業・農村政策の一体的な推進による持続可能な地域社会の実現を図ること。
一.森林整備の促進と国産木材の需要拡大等を通じた林業の振興と山村の活性化を図ること。

一.ALPS 処理水の海洋放出に伴う、風評対策、水産業支援等の徹底を図るとともに水産業の振興、漁村の活性化に取り組むこと。
一.地域からの脱炭素化を推進すること。
一.地域の実情に応じたこどもたちのための学校部活動改革を実施するとともに、指導者を確保すること。
一.参議院の合区を早急に解消すること。
一.領土・外交問題・国民の安全保障に毅然とした姿勢で臨むこと。

 また、「全国的な防災・減災対策、国土強靱化の推進に関する緊急決議」
「少子化対策の強化と地方創生の推進に関する特別決議」も採択され、実行運動方法を決めて閉会しました。


 全国町村長大会の開催後に恒例の5村長による記念撮影をしました。

 本日生坂村では、中学校で1,2年生期期末テスト、児童館でしょうぎ教室、いくさか歩こう部、第2のふるさとづくりプロジェクト観光庁現地視察、松本山雅トレーニング教室などが行われました。


簡易水道整備促進全国大会&水道基盤強化に関する要望活動

2024年11月20日 | 私の活動報告
 午前10時からは、第68回簡易水道整備促進全国大会がシェーンバッハ・サボーで開催されました。

 全国簡易水道協議会会長 小田佑士野田村長の開会挨拶で始まりました。

 続いて、国土交通大臣表彰と全国簡易水道協議会会長表彰の表彰式が行われました。
 国土大臣表彰では、3名の中で、長野県須坂市水道局上下水道課施設管理係担当係長 神山博文氏が受賞されました。


  続いて、下記の大会宣言(案)を力強く朗読されました。
『水道は、国民生活に必要不可欠な社会基盤施設であるにも拘わらず、今なお農山漁村を中心に水道の恩恵に浴せない地域が存在している。
 これら未普及地域の早期解消は簡易水道に課せられた重大な使命であり、その早期整備が熱望されている。
 また近年、急速な人口減少、過疎化により、水道料金収入も減るなか施設の老朽化、原水水質の悪化、激甚化・頻発化する地震や台風等自然災害への対応に係る費用はますます増大し、脆弱な市町村財政を窮迫させている。
 政府は、このような簡易水道事業の実態と役割を認識し、われわれが要望する令和7年度簡易水道関係予算を確保され、国民皆水道の早期実現と簡易水道事業の健全なる運営を図るために万全の措置を講ずるべきである。』

 来賓祝辞として、国土交通大臣政務官 高見康裕氏 環境大臣政務官 勝目康氏、総務大臣政務官 吉川直季氏から、それぞれの立場のご祝辞を賜りました。


 議事は、5議案が上程され、下記の決議(案)が満場の拍手で決議されました。

一、水道(簡易水道)関係予算の所要額(水道施設整備費等224億円及び防災・安全交付金)及び事項要求等の満額確保を期す
一、簡易水道等施設整備費の補助制度の拡充を期す
一、簡易水道の持続的・安定的な運営に向けた支援の拡充強化を期す
一、簡易水道関係事業債の必要額の確保を期す
一、簡易水道事業に対する地方財政措置の充実を期す

 最後は閉会のことばと全員で「がんばろう!」を三唱して閉会しました。

 午後3時からは、国土交通省と県関係国会議員へ要望活動を行いました。
 最初に国土交通省に行き、水管理・国土保全局 松原誠上下水道審議官はじめ松原英憲大臣官房審議官、関係課長各位に面談要望させていただきました。

 長野県選出国会議員は、杉尾秀哉参議院議員と篠原孝衆議院議員がお出でになり面談要望をさせていただきました。

 松原誠上下水道審議官は、私が村長になった時の千曲川河川事務所長であり、生坂村の現状もご存じで、耐震化事業の補助率は上がるとのことでした。

 松原誠上下水道審議官はじめ関係各位、杉尾秀哉参議院議員、篠原孝衆議院議員など関係各位には我々の要望活動ご対応いただき御礼申し上げますとともに、ご参加いただいた町村長をはじめ関係各位に感謝を申し上げます。

全国治水砂防促進大会&財務省・国交省への要望活動&高津屋森林公園上空からの風景

2024年11月14日 | 私の活動報告
 11月14日(木)は日差しが届いても午後は段々と雲が広がり、朝晩は肌寒く昼間は過ごしやすい体感でした。

 午前10時20分から全国治水砂防促進大会の開会に先立ち、京都大学防災研究所 中北英一教授により「災害環境における気候変動影響予測と適応に向けて」と題して、特別講演をしていただきました。

 午前11時10分からの本大会では、全国から市町村長525名が参加され、森山裕会長が挨拶を行い議長席につきました。


 国土交通省 草野愼一砂防部長から「『いのち』と『くらし』と『みどり』を守る 砂防」と題して、講演をしていただきました。



 来賓を代表され、遅れてもお越しいただいた、国土交通大臣になったばかりの中野洋昌氏からご祝辞を頂戴しました。

 石川県輪島市長 坂口茂氏から「令和6年能登半島地震及び令和6年奥能登豪雨(仮)輪島市における被害の概要及び対応状況について」と題して、意見発表をしていただきました。


 続いて、新潟県糸魚川市長 米田徹氏より「糸魚川ユネスコ世界ジオパークにおける治水砂防事業」と題して、意見発表をしていただきました。



 当協会副会長の高知県津野町長 池田三男氏が「提言(案)」を朗読され、「土砂災害防止施設の強力な整備推進」「令和6年能登半島地震を踏まえた防災・減災対策の推進(地域を支える砂防事業の推進)」「気候変動による土砂災害の激甚化に対抗する流域治水『砂防』の推進」「既存施設の老朽化対策と緊急除石等による機能の強化」「警戒避難体制の強化」「組織・人員の強化」の大きく5項目の「提言」を満場の拍手により大会決議とし、全国治水砂防促進大会は終了しました。


 要望活動は、全国治水砂防協会監事及び長野県治水砂防協会長として、全国治水砂防協会の要望の財務省班のキャップとして、宇波弘貴主計局長に要望書をお渡しし、各県の要望者から、防災・減災、国土強靱化のための加速化対策、災害対応状況、事前防災対策、流域治水の取組等の予算確保、緊.急防災・減災事業債・緊急.自然災害防止対策事業費・緊急浚渫推進事業債の継続などの面談要望をさせていただきました。


 その後長野県治水砂防協会の要望班と合流し、草野慎一砂防部長 財務省主計局 尾身伴則主査に要望書をお渡し、「国土強靭化3か年緊急対策」、「5か年加速化対策」により、砂防施設の整備が進み、整備した施設が効果を発揮した事例もある。これまでの国の支援に感謝し、「5か年加速化対策」をはじめ、国土強靭化の取組を計画的に進めるために必要な予算について、資材価格の高騰や賃金水準の上昇に対応しつつ、例年以上の規模で確保していただくようお願いしました。


 また、「5か年加速化対策」後も、切れ目なく国土強靭化の取組を進めることができるよう、早期に「中期計画」を策定し、必要な予算を通常予算とは別枠で確保するようお願いしました。

 住民が緊急時に迅速かつ主体的に避難できるよう、地域防災計画の作成支援などのソフト対策の支援強化などをお願いしました。


 地域の防災力を高めるための取組として、長寿命化の推進を含め、砂防関係施設の効果を最大限発揮させるために必要な予算の確保などをお願いしました。

 本大会において全国で最も多い、長野県治水砂防協会の市町村長54名と、代理を含めて62市町村が参加され、我が協会の砂防に対する熱意を感じていただいたと思います。お忙しい中ご参加いただきましたことに心から感謝申し上げます。引き続き長野県治水砂防協会に対しご理解とご協力をお願いいたします。


高津屋森林公園上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日、高津屋森林公園に上がり、朝霧が晴れてきた上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園で園庭開放、小学校で検尿①・金管練習、中学校で尿検査①、メンタルヘルス研修、健康管理センターでヘルスアップ教室などが行われました。