信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会

2024年07月03日 | 生坂村の懇談会
 7月3日(水)午後7時から下生坂区において「令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会」を開催しました。

説明者
村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、住民課長、振興課長、教育次長、村づくり推進室長、加藤、地区担当職員 山本
出席者
区民 男性 11名、 女性 2名、 議員 山本議員 島議員 

脱炭素に関する村民説明会
上記に加え (株)エコロミ 小峯社長、合同会社 ヒッタイショ 斎藤代表、星野

村政懇談会の主な意見及び質問とその回答の概要について
・雲根地区で創造の森の計画を進めているが、現地まで行く村道が狭く通行に支障がある。また、現地までの案内板がないので不便になっているから、道路拡幅や案内板を設置して欲しいと意見があり、道路については振興課で今年度調査設計を行い、来年度に事業化する様に進めている。看板についても、要望を聞いており、当地区は脱炭素先行地域のモデル地域あるという事をPRしていくためにも対応する様に進めていきたいと説明しました。


・昨年今年と松本山雅に協力頂き大豆の栽培を行っているが、保育園児に加えて小学生も行えるようにして欲しいと意見があり、現在元気づくり支援金により事業を行っているが、この事業は3年目となり今年度で完了となる。今後は他の事業導入の検討を行い、地元と相談して事業を行っていきたい。その中で小学生を対象のイベントについても検討していきたいと説明しました。

・会計年度任用職員の人事評価により勤勉手当が支給されると資料に書かれているが、パート職員は対象にならないか質問があり、会計年度任用職員の1日単位で働いている職員を勤勉手当の対象にしている。今後は仕事内容や、近隣の状況も踏まえて検討していくと説明しました。



・松くい虫の空中散布を行っているが東山の被害が広がっているように思える。空中散布の効果は確認しているのかと質問があり、県の防除基準により行っている。東山の人家や道路近くの個所は空中散布が出来ないので被害が増えているように感じていると説明しました。

・枯れている個所と枯れていない箇所を考慮して行っているのか。また、松枯れを防ぐために空調防除を効果的に行って欲しいと意見があり、現在行っているのは標高の高い場所で行っている。散布区域については今後検討していくと説明しました。

・雲根の水道は地元で管理しているが、高齢化が進んできており管理が困難になっている。早めに対応して欲しいと意見があり、国道のトンネル関係工事で架けた橋には送水管を取り付けてある。現在どのようなルートで行えば効率的か検討協議をしている。今後は雲根の皆さんと充分話し合いを行い進めていきたいと説明しました。

・新型コロナワクチン接種補助を64歳以下の方も対象にしてほしいと意見があり、インフルエンザ予防接種と同じ取り扱いをしている。ご意見の件は今後検討していくと説明しました。

・有害鳥獣対応で、南部常会は現在猪によりジャガイモ等の被害が多いので対応して欲しいと意見があり、侵入防止柵の維持管理や修繕は中山間直払い事業や多面的支払い交付金事業で対応している地区もある。下生坂地区の柵は設置してから大分経っており、更新時期になっているので現地を調査して対策を検討していくと説明しました。

脱炭素事業に関する村民説明会
村づくり推進室長から資料に基づき、(株)いくさかてらすについて、契約プランについて、各料金について、料金シミュレーションについて、(株)いくさかてらすPPA電力販売事業収支について説明をしました。

脱炭素事業に関する村民説明会の主な意見及び質問とその回答の概要について
・省エネ機器の導入で具体的な商品については、どのように分かるのか質問があり、製品のメーカー指定はしていないが、取り扱いを行っている指定業者が、龍と子NO5に掲載してあるので問い合わせを行って欲しいと説明しました。
・省エネ機器の導入で2社以上の見積もりは工事費も含むか質問があり、見積は2社以上必要になるので、これも指定業者に問い合わせをして確認できると説明しました。

・夏場の電気料より冬場の電気料の方が多いと思うが、冬場のシミュレーションはしているのか質問があり、このシミュレーションは大手電力を参考にしている。発電量は夏が多く、冬は発電量が少ないが、シミュレーションではその事も考慮して行っている。雪が降ると太陽光パネルは発電できないが、その場合は、いくさかてらすが点検をしながら除雪等も予定していると説明しました。

・下生坂のエリヤでバイオマスの材料に使う山林はどの辺になっているか質問があり、調査を行っており、民有林は手続等が大変なため、村有林で対応する様に進めていると説明しました。
・野立て太陽光の設置場所は、現在各家庭や公共施設、民間等といくさかてらすの契約戸数の調整している。この契約状況で必要な発電量を確認して、昨年度に調整会議で調整した個所の中で同意を得た個所に、野立ての個所を決めていく。現在のところ野立て太陽光パネルを設置する箇所は決まっていない。

全体を通しての意見や質問とその回答の概要について
・重のICNの映りが悪いので対応して欲しい。早急に調査していく。ICNも設置してから大分経過しているので更新を検討していると説明しました。
・防災行政無線の最後のピーピーという音は何かと質問があり、電池がなくなっているときの音なので確認して欲しいと説明しました。

・エアコンの更新を考えているが、省エネ機器購入補助金を利用したのと、ヤマダ電機とかで購入するのとはどちらが得になるか質問があり、省エネ機器購入補助金でエアコンを更新するとその経費の3分の2は補助金となり、個人負担が3分の1となりますと説明しました。

 最後に私から、お疲れのところご出席を頂き、様々なご意見を頂戴いたしましてありがとうございました。現地確認など様々なお答えをさせて頂きましたが、それについては対応してまいりたいと思います。対応が遅れているようでしたら、各部署、また村づくり推進室の方へお問い合わせを頂ければと思います。

 村民の皆さんのご要望になるべくお答えをしながら村政運営をしていきたいところでございます。様々なご意見がございますが、多くのご意見を拝聴しながら村民の皆さんのための村政運営に心がけていますのでよろしくお願いをしたいと思います。

 省エネ機器の更新の方もまだまだ予算に余裕がございますので、来月の龍と子ではもうちょっと具体的に、「このような機器を購入したら、これだけ補助金が出ますよ」というように分かりやすい内容でお示しをして、多くの皆さんに申請をして頂けるように取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
 本日は色々なお話し合いができました事に感謝を申し上げ、お礼の言葉とさせていただきました。

令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会(下生野区)

2024年06月25日 | 生坂村の懇談会
 6月25日(火)午後7時から下生野区において「令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会」を開催しました。

説明者
村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、住民課長、振興課長、教育次長、村づくり推進室長、加藤、地区担当職員 平林係長、藤澤、山田保健師
出席者
区民 男性20名 女性4名  
議員 太田議長 島議員

脱炭素に関する村民説明会
上記に加え (株)エコロミ 小峯社長、平林建設 平林専務
合同会社 ヒッタイショ 斎藤代表、星野

村政懇談会の主な意見及び質問の概要について
・創造の森について、大好き隊員が担当になっているかと質問があり、雲根地区の地元の皆さんの遊休農地の活用の要望を受けてこの事業を行っている。この事業は大好き隊員が担当ではない。脱炭素事業の発信の場として、脱炭素事業の一環として村が行っていると説明しました。

・大好き隊員の支援は個人の事業は対象となるかと質問があり、総務省の交付金により事業を行っているので個人の事業は対象にならないと説明しました。
・大好き隊員の勤務状況について質問があり、基本的には8時15分から5時まで7時間45分勤務になっているが、隊員の勤務内容により異なる。また、土曜日、日曜日の休日に勤務した場合は平日に代休を取っている。休日の私的な活動については制約していないと説明しました。

・村の指定業者は村外の事業者は対象にならないか質問があり、指定業者は村内の事業所か営業所がある事とされている。村外の業者でも村内に営業所を設置すれば指定業者になることができると説明しました。
・広報の方法が伝わりにくいのではないかと意見があり、現在村では広報誌、防災行政無線、ICN、ライン、村長のSNSで発信していると説明しました。

・ラインでお知らせが届くようになり、私はとても良いことだと思う。これからも行って欲しいと意見があり、今月号の広報でライン登録のQRコードを周知しているので活用して欲しいと説明しました。

・帯状疱疹所予防接種について先取りで対応していただきありがとうございますと意見があり、50歳以上の方が対象で申請者に対して半額補助を行っていると説明しました。

・県のパイプラインの工事で舗装がガタガタしているので修繕はできないか質問があり、県の発注工事で行ったため対応について県に伝えているが現在ところ回答がないので早く行う様に対応していきたいと回答しました。

・新型コロナワクチンの予防接種について効果はあるのか質問があり、接種すると予防の効果と症状の軽減効果があると聞いていると説明しました。

・新型コロナのワクチンを接種したが頭がガンガンする、どういたらいいかと質問があり、そのような症状があれば病院で受診して欲しいと説明しました。

・堤防の完成予定について質問があり、はっきりは言えないが予算の付き方により変ってくるが概ね7年から8年くらいと説明しました。

脱炭素事業に関する村民説明会
村づくり推進室長から資料に基づき、(株)いくさかてらすについて、契約プランについて、各料金について、料金シミュレーションについて、(株)いくさかてらすPPA電力販売事業収支について説明をしました。

主な意見及び質問の概要については
・今回の説明会で資料が当日だったので資料を早くして欲しい。また他の地区へ行けない事に質問があり、他の地区から参加した方が意見を述べる時間が多くなり、区民の方の発言する時間が少なくなってしまったと意見があったので区民のみの出席とした。資料について今回は多岐にわたり協議をしてきたため仕上がりが昨日となってしまった。今後はこのような事がないよう対応していきたいと説明しました。

・太陽光パネルと蓄電池は無料で設置していくのか質問があり、太陽光パネルも蓄電池についても無料で(株)いくさかてらすが設置しますと説明しました。

・太陽光パネルや蓄電池を設置するときの配線やその他関連費用、電圧を変更する場合の費用についても無料なのか、また無料で取り付けるとか良い事のみを説明しているが、デメリットについても説明して欲しいと意見があり、エアコンを設置するたに100Vを200Vへの電圧変更とかについても(株)いくさかてらすが行う様に考えている。しかし家庭の状況で異なるので内容をしっかり確認してから費用については家庭ごとに説明していく。デメリットについては今回の資料の3ページに解約について、補償について、既に太陽光パネルを設置している方について列記していますので確認をお願いしますと説明しました。

・すでに設置している太陽光パネルの家庭の対応について質問があり、お持ちの太陽光パネルが、例えば資産価値としてあと100万円ありますとしたらそこからこのパワーコンディショナーの交換費用等を差し引いた額で買取を行います。例えばそこが40万円かかるのであれば、60万円で買い取らせていただきます。その後は屋根についている太陽光パネルは(株)いくさかてらすの持ち物になりますのでその後は電気をお使いになって頂いたらその分を(株)いくさかてらすに電気代を払って頂く仕組みになっていると説明しました。

・電気料金のシミュレーションの対比先について質問があり、このシミュレーションの対比先については大手電力会社を参考に作ったと説明しました。
・民家の太陽光パネル設置が減れば野立ては増えるかと質問があり、売電契約の状況により変っていくと説明しました。

・この冊子を見ていると電気料を安くすることを取り上げているが、蓄電池の利便性について周知して欲しいと意見があり、脱炭素への取組や必要性及び停電時の使用可能時間など蓄電池の利便性について示していきますと説明しました。

・太陽光パネルの設置枚数について質問があり、設置する場所の状況にもよりますが基本的には18枚ですと説明しました。
・小水力発電はどこで行うのか質問があり、東京電力生坂発電所の一角に設置していく予定と説明しました。

・事業の進捗状況や(株)いくさかてらすの融資状況とか知らせて欲しいと意見があり、各事業の進捗状況については示していく。また、(株)いくさかてらすの融資先等については慎重に調整をしてまいりました。交渉過程からの内容を示すことは難しいですが、示せる内容については(株)いくさかてらすの役員の承諾を得たうえでお知らせしていきたいと説明しました。

・脱炭素先行地域づくりの補助金が使えきれなかった場合、例えばやまなみ荘のサッシを入れ替えるとかできないのか質問があり、補助基準に適合する省エネエアコンへの更新とかLED化はできますが補助基準に適合しない内容はできないと説明しました。

・PPA契約とはどういう契約か質問があり、PPA契約とは電力の小売り契約で、(株)いくさかてらすという電力会社が、各ご家庭に太陽光パネルと蓄電池を設置させて頂き、そこで発電した電気を、各ご家庭が使ったら、その電気代をくださいという契約がPPA契約になりますと説明しました。

・家庭内の電気施設の点検や保守について質問があり、各ご家庭への電力の引き込み電線は引き続き中部電力パワーグリッドの範囲になります。ブレーカーを交換するとか、各電気の点検というのは中部電力が行うことになりますと説明しました。

 全体を通しての意見及び質問はありませんでした。 
 村長お礼のあいさつ
 皆さんお疲れのところ多岐にわたり、ご意見ご要望をたくさん頂戴いたしまして、ありがとうございました。いくさか村づくり計画に沿って、令和6年度は遂行しております。また、脱炭素先行地域づくり事業は、まだ4年半ほどございます。秋口頃から各ご家庭と契約ができるよう(株)いくさかてらすで行いたいと思います。
 脱炭素先行地域づくり事業は、村づくり推進室などで質問もお受けいたしますし、(株)いくさかてらすでも色々な面で調査をさせて頂いたり、ご相談に乗らせて頂きます。 

 門戸は開いておりますので、心配事やご意見・ご要望があれば、村のそれぞれの窓口にご意見を頂ければと思います。
 8月3日には子育て世帯の皆さんを対象に村政懇談会および脱炭素に関する村民説明会を開催いたします。多くの皆さんからご意見を頂いて、その意見も反映させながら、料金プラン等も再考することもあるかと思います。

 多くの皆さんのご意見・ご要望をいただき進めることが、この事業を成し遂げるには大切だと考えておりますので、引き続きの皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げまして、お礼の挨拶とさせて頂きました。

令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会(小立野区)

2024年06月24日 | 生坂村の懇談会
 6月24日(月)午後6時30分から、小立野区において、令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会を開催しました。

 最初に私から、本日は一日のお仕事等でお疲れのところ村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会にご出席をいただきありがとうございます。
日頃、村政運営に対しまして、それぞれの立場でご支援、ご協力をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
さて、今年度の村政懇談会は、説明時間の短縮を図るために、ICNでそれぞれ説明をさせていただきましたので、本日の説明は割愛させていただきますが、
 当村の令和6年度の当初予算は、『生坂村第6次総合計画』で目指す将来像「 確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村 」の目標達成のため、重点施策に位置付けました4つの事業であります「福祉の村づくり事業」、「子育て支援事業」、「産業振興事業」及び「地域活性化対策等事業」の充実を図る施策予算や、脱炭素化の推進を通して、村の課題解決を図るとともに、2050年に村が目指す姿の実現に向けた予算編成を行ったところでございます。

 また、脱炭素先行地域づくり事業の地域エネルギー会社「(株)いくさかてらす」の設立につきまして、現在日本において、地域のエネルギー会社が地域の再生可能エネルギーを活用して、地域にエネルギーを供給する事例が多数始まっており、当村もエネルギーの地産地消を実施して、村内の資金を村内で循環できる取り組みを進めるところでございます。
 そして、(株)いくさかてらすが再エネ100%の電力販売、マイクログリットの運営などを営み、当事業から得られる収益等を活用して、当村の人口減少、雇用創出、自主財源の確保などの課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。

 本日の脱炭素事業に関する村民説明会につきましては、株式会社いくさかてらすの概要、契約プラン、各料金、料金シミュレーション、PPA電力販売の事業収支などについて説明させていただきます。
 それでは、村民の皆さんには、引き続き「協働による村づくりの継続」にご理解とご協力をお願いしますとともに、今回のいくさか村づくり計画や脱炭素先行地域づくり事業などに忌憚のないご意見、ご要望をいただきますようお願いしまして、私の挨拶とさせていただきました。

村政懇談会は説明者
村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、住民課長、振興課長、教育次長、村づくり推進室長、地区担当職員 佐藤園長 赤羽、滝沢、深沢
出席者
区民 男性 12名 女性 1名
議員 太田議長、島議員
脱炭素事業に関する村民説明会
上記に加え (株)エコロミ 小峯社長、 平林建設(株) 平林専務 
合同会社 ヒッタイショウ 斎藤代表

村政懇談会
 主な意見及び質問の概要については、
・危険な立木を早々に対応していただきありがとうございます。まだ降雪等で倒れ掛かっている木々の対応について、県道を通行止めにして伐採したい、7月21日に区で除草作業を行っていきたいが対応をお願いしたいと意見があり、 県道下生野明科線については、松本建設事務所から毎年来て頂き要望している。地形的に県道の全面的な改良等難しい。また、7月21日には大好き隊と一緒に作業していただくという事で感謝いたします。全面通行止めについては水曜日に松本建設事務所に担当者が出向き協議し対応すると説明しました。

・小立野区内に村営住宅の建設で若者定住住宅ではなく中高年対象の村営住宅の建設や土地の分譲を行えないか意見があり、前からのご要望であり、その内容について担当課と検討していくが、分譲については難しいのではないかと説明しました。
・南部集会所をお試し住宅や空き家等で売却はできないか意見があり、建設して長年経過した為に用途変更はできると思うので検討していく。また人口減少の対応は難しいが脱炭素事業や農業振興事業に併せてUターン事業に力を入れていき、人口減少を抑制していきたいと説明しました。
・平林太一君がブラインドサッカーで活躍しているので村で応援することはできないか意見があり、松本山雅と調整しており、村でどんな内容で応援できるか検討していると説明しました。


脱炭素事業に関する村民説明会
主な意見及び質問の概要については、
 村づくり推進室長から資料に基づき、(株)いくさかてらすについて、契約プランについて、各料金について、料金シミュレーションについて、(株)いくさかてらすPPA電力販売事業収支について説明をしました。

主な意見と質問の概要については、
・75歳以上の年齢について年齢制限をなくできないか意見があり、いくさかてらすのPPA17年プラン、PPA10年プラン、小売10年プランについては環境省の脱炭素先行地域づくり事業補助金を財源で行っているために、太陽光パネル及び蓄電池の償却年数を考慮して契約者の年齢を設定している。契約者年齢は世帯主の年齢ではなく、同世帯に年齢範囲内の方が同居していればその方と契約することで可能となります。
契約者年齢はあくまでも原則であり、年齢上限以上の方が契約を希望する場合はいくさかてらすがご相談に乗ります。
なお、小売10年プラン及びシンプルプランについては高齢者割引を検討していきますと説明しました。

・75歳以上の1人暮らしと2人の村内の戸数について質問があり、資料がなく説明できませんでしたが、翌日に確認したところ対象戸数は180世帯でした。
・モデルケース4のオール電化施鄭の料金については値引き率が少なく、現在中部電力のオール電化プランと比較して割安感がないと意見があり、オール電化のプランで中部電力がオール電化を推奨した時期に契約した方については割引率が低くなりますが、蓄電池を設置するため停電時の対応について利便性が上がります。また、オール電化で契約している家庭は(株)いくさかてらすで現在の電気の使用量によりシミュレーションを行いますのでご利用する様にお願いしますと説明しました。

・小立野ではICNに加入している人が少ないため、今回の説明も見ていない人がいる。ICNの加入率を上げるために蓄電池を設置すればどうかと意見があり、蓄電池の設置については(株)いくさかてらすの役員と協議していかなければいけないと説明しました。
・(株)いくさかてらすの収支のキャッシュフローの20年後の現金残高が3億5千万円程だが、インフレになってこの残額で大丈夫かと質問があり、この残額で太陽光パネルや蓄電池の更新を行っていく計画になっていると説明しました。
・(株)いくさかてらすが設置した太陽光パネルは20年から25年経過し使えなくなった時に撤去するのに40万円から50万円かかると思うが、それは(株)いくさかてらすで対応してくれるのかと質問があり、現在設置している太陽光パネルが使えなくなった時の撤去費も、更新する費用も収支計画の中で見込んでいると回答しました。
・(株)いくさかてらすで使用する太陽光パネルの生産国について質問があり、 太陽光パネルは 駒ケ根市にある会社の物を使用する。ただし生産工場は中国にあると聞いている。パワーコンディショナーについてはパナソニック製を使う様に計画していると説明しました。
・災害補償は売り上げの割り当てのどの位の割合か質問があり、保険対応で約3%くらいですと説明しました。
・発電した電力を農業関係に使うのかとの質問に対して、各水利組合の揚水機の電力について検討していく。また上野葡萄園についての施設栽培の加温の熱源にならないか検討している。

 全体を通しての意見及び質問の概要については
・小立野の用水路についてどうなっているか、河川敷でなくなるので現在振興課で財務事務所及び県で検討していると説明しました。
・要望した村道の豊光さん宅上の道の対応について質問があり、担当に状況を確認して報告しますと回答しました。
・エアコン更新の補助内容でそれぞれの価格について周知できないか意見があり、事業を進めて行く中で価格を集約して周知していくと説明しました。

 村長お礼のあいさつ
 お疲れのところ、多きに渡るご意見・ご要望いただきましてありがとうございました。今回の契約プランについては、色々なご意見あると覚悟をしておりまして、(株)いくさかてらすの社長としてはある程度、この様な年齢に沿って契約ができればと思いますが、村長としては、村民の皆さんになるべく多くの方に脱炭素先行地域づくり事業の恩恵がいくように考えておりますので、また年齢等は大幅に考えて、見直すところは見直しをしながら、まだ当事業は4年半ぐらいありますので、この事業の中で契約プラン等も検討できると思います。

 今回の説明した内容は環境省との調整もありまして、この様な形式でお示しをさせていただきました。今後は今回の村政懇談会と脱炭素に関する説明会のご意見も反映させながら、検討できるところが多々ありますのでご理解をいただければと思います。
 皆さんから色々なご意見、ご要望ございましたら、役場やゼロカーボン推進事務局など、門戸は開いておりますので、気軽にお問い合わせをいただければと思います。本日はお疲れのところ、様々なご意見を頂戴いたしまして感謝を申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。

生坂村南部三区行政懇談会&山清路の風景

2024年05月19日 | 生坂村の懇談会
 5月19日(日)は雲が多くスッキリしない天気で、時々雨がパラつき、夜遅くにはしっかり降り出しました。

 午後4時からは、生坂村南部三区の行政懇談会が開催され、当番区の日岐区安坂区長から。区長になり一年が経ちまして、南部3区の懇談会を小立野区長、下生野区長に行う様に言われまして、調整しながら今回開催することができました。3区で懇談会をする訳でありますけれど、活発な意見を出し頂いて、どの様に行政と連携していくか懇談をしていきたいと思いますのでよろしくお願いしますなどの挨拶で始まりました。

 私からは、今日は南部3区の行政懇談会ということで、コロナ禍前の様に役員の皆さんとこの様にお話ができることを有り難く思います。区長さん方は2年目に入った訳でございますけど、昨年の5月8日に新型コロナウイルスが5類に移行になり、少しコロナ禍前に戻りつつある令和5年度に区長になられて、当村の大変大きな事業であります脱炭素先行地域づくり事業も動き出しまして、脱炭素事業に関する説明会を令和5年度は第1回・第2回と実施をさせて頂き、その都度区の役員の皆さんには出席をして頂いて、色々とお手数をかけている状況でして、心から御礼を申し上げる次第でございます。

 この令和6年度も6月24日に小立野区から、村政懇談会に兼ねて第3回の脱炭素事業に関する村民説明会を同時に開催させて頂きたいと思います。また、詳しい予定は5月24日の全戸配布でお知らせをしますし、生坂村づくり計画についても概要版を全戸に配布する予定で進めております。
 6月25日が下生野区、7月9日が日岐区の予定で、全10区に7月下旬までに回って、8月3日の土曜日には子育て世帯を対象に、午後2時から村民会館で託児所を設けて実施したいという予定を組んでおります。

 多くの村民の皆さんに、この脱炭素事業と令和6年度の村政運営、新しい事業をお知らせしてご理解ご協力を頂きながら生坂村の村政運営をしっかり進めて行きたいと思います。
 それには南部3区の皆さんには、屈託のない色々なご意見ご要望を頂戴いたしまして村の活性化に向けて取り組んでまいりたいと思いますので、引き続きよろしくお願いを申し上げますなどの挨拶をさせて頂きました。

協議事項の概要については、
小立野区
 区内で戸数、人口が減っている。10年後には半数になるのではないか。常会長を引き受けてくれない方が増えている。このまま人口が減っていけば区の運営が成り立たなくなる。村営住宅を建設して欲しい。
 県道下生野明科線の上生野で下水道工事を行っている。第1期工事では通行止めの内容について区には連絡がない。しかし、最近発注された工事は工事業者から連絡があった。
 従来から住んでいる住民には小中学生がいない。人口が減ってきていると小立野区長及び役員の方々から意見要望がありました。

 私から安曇野市による県道下生野明科線の通行止め等の内容について、区に対して説明を行う様に依頼していく。また、そのような連絡がないようなら振興課まで連絡していただくように説明しました。
 人口減少対策として、住宅の建設については各区の状況を踏まえて検討していく。それとUターン者を増やしていくことについても検討していくと説明しました。

下生野区
 県営中山間総合整備事業の工事について気配りがなかった点があったので、行政主導で地域の皆様から理解してもらうように対応して欲しい。
 築堤工事についても住民、行政、業者で連絡を密にとり、三位一体で行って欲しい。また、 周知については早めに行って欲しい。
 生坂村が消滅していくと新聞に載った。若い人達の働く場所についての対策、若い人の定住していくような施策を行って欲しい。また、地域が消滅という記事について、各自治体で対策を行っているので、その様な表現はやめて欲しいと区長と役員の方から意見要望がありました。

 私から、2050年に約4割の市町村は消滅と発表された。この問題については長野県町村会の中でも意見が出ており、全国町村会とこの内容の対応については検討していきたい。
 人口減少問題については、国が主導で行っていく様に町村会で意見を出していきたい。また、若者が定住していくような施策を行ったり、新しい施策を考えていきたいと説明しました。
 また、下生野築堤工事については、6月30日に起工式を計画している。区長と役員の皆さんや区民の方々と連携を密にして対応していきたいと説明しました。

日岐区
 人口が減って、役員の受け手が減っている。役員について団地の方で協力してくれる人が少ない。要望事項は9月にお願いしていくと意見要望がありました。
 私から一人で何役も対応して大変なので、役員の状況を把握して区長会で検討していく。
 また、日野橋橋脚の流木については千曲川河川事務所に要望していくと説明しました。

信濃十名勝「山清路」の風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、信濃十名勝「山清路」に行き、清き犀川の流れ、奇岩の景勝、新緑が鮮やかなの風景を撮影しました。


 私は、朝食前に草刈りを済ませ、朝食後には毎朝恒例の撮影とSNSの発信を行い、その後は野菜や花の苗の定植と防獣柵の設置を手伝いました。
 その他生坂村では、農地に関する話し合いなどが行われました。



第2回 脱炭素事業に関する村民説明会(小立野区)

2024年02月29日 | 生坂村の懇談会
 2月29日(木)午後7時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を小立野区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務であり、参加者は区長他10名の区民の皆さんと、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。

主な意見と質問の概要については、
・家の電気は30アンペアを使っている。この電力をまかなえる太陽光パネルは、どのくらいの面積かと質問があり、太陽光のパネルで20㎡位になる。重量は200キロ位と説明しました。
・日陰になる場合の立木の伐採はこの事業で対象になるかと質問があり、脱炭素先行地域づくり事業では対象にならないが、この事業での伐採については今後検討していくと説明しました。

・自宅で太陽光パネル、蓄電池を設置しているが、電力の買取単価はどんどん下がっている。この事業ではどうなるかと質問があり、この事業はいくさかてらすと契約していただいた方に、使った電気を買って頂くようになると説明をしました。
・現在中部電力Eプランで行っている。深夜料金が安くなっているが、いくさかてらすの電気料金はどうなるかと質問があり、6月には契約内容や電気料を示せていくのでそれまで待って欲しいと説明しました。

・家では5キロの蓄電池をつけているがその電気では賄えない時がある。いくさかてらすではどの位の蓄電池を設置するのかと質問があり、太陽光パネルは概ね18枚を設置する予定で、蓄電池は16キロワットほどを計画している。今後更新等を考えているのであれば、いくさかてらすと相談して欲しいと説明しました。
・電気自動車のパッテリーを家庭の電気として使う事ができる。このバッテリーを使える機器の補助を出せないかと質問があり、来年度は実施できないが、公民館等にこのような機器を設置する様に計画している。今後個人の家でV2H(EV車のバッテリーと家の電気に繋げ、家庭の電力を車のバッテリーより電源とする機器)の設置補助については検討していくと説明しました。

・野立て太陽光パネルの設置場所で、村外の方の農地をまめってい会が管理している。今後高齢化により耕作が大変になってくるので、このような場所に設置して欲しいと質問があり、調整会議で、候補地を出して頂いたが、設置調査を行う時に、その場所も候補地に加えていきたいと説明しました。
・昭和56年以前の家屋に太陽光パネルの設置は無理かと質問があり、耐震性のない家屋への設置は難しいので、そのような場合は隣接地や倉庫等も検討したいと説明しました。
・空調機器の補助はどのような機種が対象になるかと質問があり、村内の業者で取り扱える業者と協議して詳細については決めていきたい。決まり次第周知していくと説明しました。

・EV車の中国製は避けて欲しいと意見があり、現在計画しているのは、サクラ、リーフなどを考えていると説明しました。
・この事業を通じて博士論文を書いて欲しい、また記録に残して欲しいと要望があり、今後研究したいと思いますが、当事業の資料は残していきますと回答しました。
・バイオマスストーブはどのくらいで温まるか、燃料代はどうかと質問があり、ペレッストーブは2,3分で温まる。燃料費は、ペレットストーブと石油ストーブと同じくらいと説明しました。

 最後に私から、今日はお疲れのところ、皆さんから様々なご意見、建設的なご意見を頂きましてありがとうございました。今日で10区全部の村民説明会が終了いたしました。どれくらいの方からご理解を頂いたかは分かりませんが、第1回目よりは第2回目の方が建設的なご意見も多くなりましたし、心配するご意見もございましたが、少なくなくなってきているように感じております。
 また、毎月広報いくさか、龍と子で適切に情報をお伝えしていきますので、そちらの方も毎月是非、目を通して頂ければ脱炭素先行地域づくり事業に関して、皆さんももっと深く分かって頂けるのではないかと思います。久保田さんから博士号を取るようにと話もありましたが、それだけ難しい事業でもございます。

 その他にも森林整備をしたり、来年度は木質バイオマスチップのボイラーをやまなみ荘に導入する予定です。多くの事業を行って、村民の皆さんの生活の向上や雇用の創出などに繋がるように頑張っていきたいと思います。
そして、人口減少、少子高齢化をどうにか抑制する為にこの事業も活用しながら、皆さんにご理解ご協力を頂いて成し遂げていきたいと思います。また、皆さんのご意見を頂いて、検討させていただく事項もできましたので、令和6年度も皆さんに情報を提供し、お話し合いをしながら進めていきたいと思いますなどと御礼の挨拶をさせていただきました。

第2回脱炭素事業に関する村民説明会(下生野区)

2024年02月26日 | 生坂村の懇談会
 2月26日(月)午後7時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を下生野区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他23名の区民の皆さんと、太田議長、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。


主な意見と質問の概要については、
・次回の説明会で内容を示していくという事だったが遅れた理由について質問があり、現在調査、設計により、皆様の加入状況を確認している。その状況により示す内容については今回の説明会では説明ができなかった。また、環境省との調整にも時間を要している。できるだけ正確な情報を提供するために、内容が決まっているものを説明していきたいと回答しました。

・野立ての太陽光パネルの規模はどのくらいか。また、野立ての太陽光パネルの設置場所に近隣の人の賛同はどうなっているかと質問があり、野出ての太陽光パネルの規模は、必要な電力以上には作らない。設置個所については、周辺及び区の同意を頂いて行っていくと説明しました。

・いくさかてらすについては村から費用は出ているのか。また村長がいくさかてらすの社長になって良いかと質問があり、村からは600万円の出資をしている。いくさかてらすの社長に村長がなっても自治法上問題ないと説明しました。
・電線は新たに引くのか質問があり、現在の中部電力の電線を使うので新たな配線はないと説明しました。
・電線及びブレーカーの保安は中部電力でやっていただけるかと質問があり、電線、ブレーカーは中部電力の物を使うので保安はやってもらうと説明しました。

・遊休地に所有者が太陽光パネルの設置を希望しても設置できない場合の草刈りは村でやってくれないかとの質問があり、個人の土地の草刈りは村ではできないので、中山間地域直接支払い交付金制度や多面的機能交付金制度で地区にて対応して欲しいと説明しました。
・予算的な規模を示して欲しいと質問があり、現在は概算事業費になっている。正確な事業費が出れば議決後に示していくと説明しました。
・太陽光パネルや蓄電池の設置は個人負担があるのかと質問があり、個人負担はないと説明しました。

・電気代の軽減はどの位になるかと質問があり、現在調整しており、6月頃に示すように進めていると説明しました
・太陽光パネルを更新する場合はどうするのかと質問があり、更新はいくさかてらすで行う。廃棄の方法についてはリサイクルも含め国で検討していると回答しました。
・いくさかてらすの経営は成り立つかとの質問に対して、売電の他も事業があるか模索している。大きな利益を出すのではなく、健全経営を行えるように進めて行きたいと説明しました。

・太陽光パネル設置の際の地震対応について質問があり、屋根の形状の確認や、昭和56年以前の建物で、耐震基準に適合していない家屋については設置しないようにしていると説明しました。
・太陽光パネルの設置してある家屋の火災について質問があり、広域消防局に問い合わせて対応していくと説明しました。

・パネルの温度で周囲の気温が高くなるかと質問があり、直射日光がパネルにあたるので屋根の温度は下がる。周囲については反射する角度により。多少は影響するかもしれないと説明しました。
・現在の設置している家庭についてはどうなるかと質問があり、今後検討させて頂くと説明しました。 
・蓄電池の容量はパネルの量により行うのかと質問があり、今回は大き目な蓄電池をつけるように計画していると説明しました。

 最後に私から、お疲れのところ長時間に渡りまして、ご意見また、建設的な要望等を頂きありがとうございました。環境省でも新しい事業でして、こちらから先駆的な取り組みを問いただしても、庁内で検討をしている状況も確かにございます。そういう点でしっかりお示しできない部分のある事はご容赦願いたいと思います。

 1日の議会全員協議会で来年度の予算書をお配りして、それで皆さんにはどのくらいの規模の当初予算か分かるかと思います。大きな事業でして、この太陽光と蓄電池が皆さんにはどうしてもピックアップされてしまいますが、省エネ機器の購入補助であったり、森林整備もやっていかなければなりませんし、木材チップを使ってやまなみ荘のボイラーも導入する予定でございます。

 生坂村が持続可能な村になる為にこの事業を成し遂げていきたいと思いますので、毎月広報いくさか、龍と子等で的確に情報は提供してまいります。また、分からないことがありましたら窓口の方へ聞いて頂ければと思います。皆さんの引き続きのご理解とご協力お願い申し上げ御礼の挨拶とさせて頂きました。

第2回脱炭素事業に関する村民説明会(上生坂区)

2024年02月21日 | 生坂村の懇談会
 2月21日(水)午後7時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を上生坂区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他28名の区民の皆さんと、平田議員、望月議員、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。


主な意見と質問の概要については、 
・野立ての太陽光パネル設置で自然環境への配慮について質問があり、野立ての太陽光パネルは家や敷地等で設置ができない場合において、使用電力が不足する電力を補うために、電力使用量に見合うだけの設置をするので過剰な設置は行わず、設置する場所も十分協議して行っていくと説明しました。

・省エネ機器や木質バイオマスストーブを導入する際の工事は対象になるかと質問があり、設置する際の間接的なものは対象外になるが、詳細について環境省と協議して示していくと説明しました。

・太陽光パネルを設置した後の雨もりの対応について質問があり、太陽光パネルを設置後に太陽光パネル設置が原因での雨漏りは、いくさかてらすが保険に加入し対応していくと説明しました。

・資料の字が小さいことと、カタカナが多くて分かりにくいので、どの年代の方にも分かるようにして欲しいと意見があり、ご意見を頂きながら分かりやすく改善していきたいと説明しました。
・島さんのチラシではマイクログリットの電線を設置するのに、視察時に聞いた話では、1km当たり1億円かかるとのことだが、そんなにかかるのかと質問があり、マイクログリットは地産地消ということで、自営により発電した電気を公共施設の多い上生坂地区とぶどう農園の多い草尾地区とを自営の電線で結んで災害時の停電を防ぐために実施していく。研修した箇所については分からないが、生坂村で計画している電線の敷設は1kmで1億円はかからず、数千万円で計画していると説明しました。

・天候が悪く太陽光パネルで発電できない場合はどうするのか、また太陽光パネルの対応年数後はどうしていくのか質問があり、天候が悪く発電しないときは、蓄電池に充電してある電気を使う。それでも足りないときは他の電力会社から購入して対応する。また、現在は太陽光パネルの対応年数は25年で、使えなくなったパネルは交換していく。廃棄するパネルはリディース、リサイクルしていくように国で考えていると説明しました。

・龍と子で解約についての説明は6月頃に示すとなっているが、契約する際に解約について教えて欲しいと意見があり、できるだけいくさかてらすの電気は長く使って欲しいが、6月には契約期間や解約等についても示していきたいと説明しました。
・省エネ機器の導入補助事業について機器のメーカーとか基準があるのかと質問があり、設置する際は村内の事業者に設置して頂くようになる。メーカー等については村内業者と打ち合わせを行い示していくと説明しました。

・太陽光パネルの発電について技術的には問題ないと思っているが、収支の計算はしていると思っているが、どのくらいの人が契約すると採算がとれるのか質問があり、当初の計画では、民家427戸、事業所24件、公共施設43件で試算していると説明しました。
・以前に配った火災報知器の年数がかなり経過している。ストーブをつけると火災の可能性が多くなるのでもう一度火災報知機の購入について検討して欲しいと意見があり、前向きに検討していきたいと説明しました。 

・太陽光パネルの調査をしてもらったが、その後の対応はどうなっているか。また、車庫等にパネルの設置も可能かと質問があり、家庭により設置は異なる。各家庭では18枚以下になるように考えている。屋根の状況等を調査して、車庫等についてもパネルの設置は可能です。また全体の調査が終わった段階で調査した個所は今年の3月頃から随時連絡し契約してから行う様に進めて行くと説明しました。

・EVの充電器を設置する様になっているが、使用する方は誰になるのか。その際に村民の方は安くなるのかと質問があり、現在は充電については公用車の電気自動車に充電する様に考えている。今後設置する充電器については頂いた意見をもとに検討していく。また、村としては道の駅や、やまなみ荘等に村民の方が使えるように設置する事について検討していきたいと説明しました。

・東京電力で小水力発電を行う様になっているが、東京電力の施設を使えるのかと質問があり、東京電力の施設を借りて小水力発電を行う様に計画していると説明しました。
・現在使っているエアコンを変えるのに省エネ機器導入補助は使えるのかと質問があり、使っているエアコンを省エネエアコンへの更新が対象となる。この事業は令和10年まで行っていくのでその間に行って欲しいと説明しました。

 最後に私から、お疲れのところ様々なご意見を頂きありがとうございました。現時点で皆さんにお示しできる範囲で説明会を開催させていただきました。環境省でもこの脱炭素先行地域づくり事業に関しては、まだ内部で色々検討したり、我々先行地域と先駆的な取組や新しい事業が交付対象になるかという事で調整をしているところです。
 令和6年度からの省エネ機器やストーブ等の補助率はお示しできますが、細かい機種とか内容等をお示しできない点はご容赦願いたいと思います。3月の定例議会でご承認を頂ければ具体的にさらに詰めて6月頃にはもう少し詳しく説明が出来、皆さんもこの補助事業を使って機器を更新して頂いたり、古民家と7年度には民家も対象に、断熱、ZEH化と言うのですが、そちらの方の補助も出すように考えております。

 様々な事業がありまして令和6年度には、やまなみ荘に木質チップのボイラーも導入する予定です。その他にも調査・設計をしながら森林整備に繋げていったり、マイクログリットは上生坂中心になります。公共施設の多い地区ですので、大きな災害があった時にはマイクログリットで停電しないようにすれば、災害に強い村づくりということでレジリエンスの強化になると思います。
 色々な面でこの事業は生坂村を持続可能な村にする為の事業だと思っております。人口減少・少子高齢化対策は我々中山間地域の重要な課題です。この課題をどうにか打破するために、脱炭素先行地域づくり事業でまずはゼロカーボンに向けて先駆者となり、全国から生坂村に関心を持っていただいて、移住してくれる方も増えれば有り難いと思います。

 まだ具体的には申し上げられませんが、令和6年度には村外、都市部から脱炭素に関心のある方を迎えるように今計画をしております。こちらの方もソフト面において松本山雅と連携をすれば、もっと生坂村の名も徐々に広がっていって皆さんから関心を持っていただけるものと私は確信をしております。
 そして、村民の皆さんにも多くの情報を的確に流していきたいと思いますので、毎月の広報等で関心を持っていただいて、脱炭素先行地域づくり事業を生坂村のために成し遂げるのだということを分かっていただければ思います。引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げまして私の御礼の挨拶をさせて頂きました。

知恵の輪委員会&脱炭素事業に関する村民説明会&日岐周辺からの風景

2024年02月19日 | 生坂村の懇談会
 2月19日(月)は天気が下り坂で段々と雨が降り出しましたが、気温は高く昼間は春のような暖かさでした。

 午前中私は、長野県治水砂防協会犀川支部の支部長として、決済をし、総会と視察研修の日程等の打ち合わせをしました。
 午後1時30分からは、長野県景観審議会にWebで出席し、長野県景観育成計画改定の検討状況、長野県屋外広告物条例の規定に基づく規制地域の変更、景観届出制度に係る眺望点の指定、政策対話「未来へ伝えたい信州の景色」の実施報告などの説明を受け協議をしました。

 午後3時30分からの知恵の輪委員会は、令和6年度版行事カレンダーについて、毎月の写真と表紙の写真、裏表紙の内容等の説明をしていただき、若干の写真の変更と校正をして進めることにしました。
 次に、地方公共団体実行計画(区域施策編・事務事業編)について、経過と目標内容として、令和4年6月に生坂村ゼロカーボンシティ宣言をし、2050年までに村のCo2排出を実質ゼロにするために、令和5年2月に生坂村脱炭素ロードマップを策定し、2030年までに2013年比で村のCo2排出55%削減する目標を立てました。(環境省交付金採択前)

 令和5年4月に環境省の脱炭素先行地域づくり事業が採択の内定をいただき、2030年までに民生部門での村のCo2排出を実質ゼロにすることにより、令和6年3月生坂村地方公共団体実行計画の区域施策編・事務事業編では、2030年までに、2013年比で村のCo2排出65%削減する目標に高めることを了承しました。(環境省交付金採択後)
 その目標達成により、2050年までの村のCo2排出を実質ゼロにすることを前倒ししで達成することにつなげたいと考えています。

 生坂村地方公共団体実行計画の今後のスケジュールとして、令和6年2月まで計画策定作業、ゼロカーボンPJ会議で報告等、3月上旬に計画のパブリックコメント実施、議会説明、3月下旬に計画策定の予定で進めてまいります。
 計画内容については、計画期間が令和6年度~令和12年度(2030年まで)、計画内容は、環境省の脱炭素先行地域事業(提案書)を反映して作成し、今後は、PDCAサイクルに応じて、進捗状況を確認し、評価に取り組んでまいります。

 午後6時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を下生坂区で開催しました。
 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他13名の区民の皆さんと吉澤議員、藤澤議員、山本議員、島議員の出席で行われました。
 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。

主な意見と質問の概要は、
・当初計画のペレットは年間600トン生産の根拠について質問があり、山林調査の状況によりペレットの生産については木材の搬出条件など様々な分野で現在検討している。ペレット600トンの根拠は、当初計画では750世帯の半数がペレットストーブを導入する試算で600トンを必要としている。また、先程説明したように木質バイオマスストーブ購入補助として薪ストーブも計画していると説明しました。
・木材を供給する際の調査の状況について下生坂地区はどこを計画しているかとの質問に対して、下生坂地区では山頂付近の赤松等の材を考えており、山林の状況により森林施業事業者から現地の状況を確認し計画していくように進めていくと説明しました。
・ペレット工場を作り雇用の拡大と考えていると思う。ペレットの算定根拠を精査してペレット工場の建設を考えて欲しいと意見があり、ペレットの採算を考えると難しい状況。計画時のペレット工場の建設については、しっかりと検討し環境省と協議していきたいと説明しました。
・東電の線下で山腹の崩壊が懸念される。そのような個所にいついては慎重に対応して欲しいと意見があり、山林の状況により森林施業事業者から、現地の状況を確認し危険な個所を確認の上で設置個所を計画していくように進めていくと説明しました。

・省エネ機器の設置について、工事費を含めて補助の上限額を定めて欲しいと意見があり、補助対象範囲は環境省に確認して補助事業を実施していくと説明しました。
・村に林業公社を作り林業関係の事業を行えばどうかと意見があり、森林譲与税については生坂村283万円程しか入って来ないが、森林管理計画を定めなければいけない。しかし、森林整備については必要であるので今後検討していくと説明しました。

・現時点の野立てと民家への太陽光パネル設置の候補地について質問があり、下生坂地区はアンケート調査では、現在2件位の候補地がある。民家については村内全体で150件の調査を行っている。今後区長会議で調整して対応していきたい。なお、野立てのアンケートでの回答結果は書面回答2件、電話で数件あった。設置場所を示していくと反対している人から攻撃されることが懸念されるとの事で電話での回答などあったと説明しました。
・ソーラーシェアリングの検討について質問があり、農業のソーラーシェアリングについては現在、ぶどう農家とのヒアリングも行っており、農作物は日照が大切と農家から聞いている。この件も踏まえ研究していきたいと説明しました。

・森林整備の際に竹林整備も行って頂きたいと意見があり、竹林整備の要望は各所で頂いているが脱炭素先行地域づくり事業では難しい。令和6年度に要望を把握して県の事業等模索していく。また、竹林整備の講習会を検討している。タケノコの出荷により竹林整備につながっているのでは回答しました。
・下生坂体育館及びはるかぜは太陽光パネルの設置はとの質問があり、避難所については設置していくように計画しているが、屋根の状況を調査して進めて行くと回答しました。
・断熱改修補助は村内業者が施工するのかとの質問があり、村内の経済活性化を図るため村内の業者及びJAで行う様に計画していると説明しました。
・龍と子の文字を工夫して大きくする等読みやすく工夫をしてほしいと意見があり、今後検討していくと説明しました。

・保育園へのパネルの設置をしないように対応して頂き感謝していると意見がありました。
・高圧線下のへの太陽光パネルを設置する際に基準はあるのかとの質問があり、高圧線の下での太陽光パネルの設置については特に基準はないと説明しました。
・能登の震災で太陽光パネルが原因で火災が発生したと聞いている。またその際に有害物が流失した場合の対応について質問があり、一般論としてパネルの電線が外れるとショートする可能性がある。有害物質については他の家電と変わりないと思う。また、火災時の対応については広域消防局に問い合わせ消防団に周知していくと説明しました。
・太陽光パネルが災害等で破損した場合の対応について質問があり、保険等でいくさかてらすで対応していく。また、災害等のリスクがある場所には設置しないようにしていきたいと回答しました。

・現在150件の調査だと計画段階より少ないが今後の計画について質問があり、令和10年度まで事業を行っていくので、150件がすべての設置数ではなく、今後推進していきたいと説明しました。
・説明会の内容をライブ発信等してもらえたら説明会に出席できない人も内容が分かるので対応して欲しい。また全体の説明会を3回くらい行ったらどうかと意見があり、1月に行ったいくさか未来スクールでもそのような意見を頂いた。今後事業を進めるうえで要望に応じた内容を行うよう検討していくと説明しました。

・野立ての太陽光パネルを必要以外に作らないという事で安心している。電気使用量を少なくしていく取り組みも必要と考える。また、省エネ家電補助の対象家電の節電量を示すなどしていけばどうかと意見があり、省エネについての啓発は他の個所でも意見があり今後計画していく。また、インターネットで色々な情報が飛び交っている。そして脱炭素先行地域づくり事業で提案した内容をそのまま行う様なチラシも配布され、村民の方が困惑したように感じている。今後正確な情報を発信していきたいと説明しました。
・この事業に絡めて詐欺行為が出ないように注意いして欲しいと意見があり、他の業者の情報は聞かずにいくさかてらすからの情報を聞いていただく様に周知していくと説明しました。

・いくさかてらすと売電契約を行うと再エネ発電促進賦課金はどうなるかとの質問があり、 制度上徴収しなければいけないので、いくさかてらすも徴収していくと回答しました。
・古民家断熱補助について質問があり、一般住宅も村内事業者により7年度から事業を行っていく様に進めて行くと説明しました。
・印刷物の紙の材質が良いので再生紙を使用したらどうかと意見があり、現在は単価が安いもので行っているが、今後検討していきたいと回答しました。
・省エネ家電の設置補助についても村内事業者で行うのかと質問があり、村内の業者及びJAでの設置を考えていると説明しました。

 最後に私から、今日は時間いっぱい様々な意見や建設的な意見を頂きありがとうございました。各内容については環境省と調整をしながら詰めているところでありまして、しっかりお示しできない点はご容赦願いたいと思います。3月の定例議会でご承認を頂いてある程度内容がまとまってきて、いくさかてらすが売電ができるように進んできましたら、6月頃にはわかる範囲でお示しをしたいと思います。

 脱炭素先行地域づくり事業は、環境省も初めて取り組む内容もあり、先駆的な事業であります。しかし脱炭素は取り組んでいかないと、先程申し上げた通り、世界、日本、県、村が取り組んでいかないと、持続可能な未来は目指せないと思いますのでご理解を頂きたいと思います。窓口は2つありますので何なりと聞いて頂いて、皆さんになるべくご理解とご協力を頂きながら、この事業を成し遂げたいと思いますので引き続きのご支援をよろしく申し上げて御礼の挨拶とさせていただきました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、日岐の犀川対岸から水位が下がっている生坂ダム湖と上空からの風景を撮影しました。
日岐周辺からの風景


 その他生坂村では、中学校でSC訪問・冬の健康週間(~2/22)、ビニールハウス栽培意見交換会、宇留賀区で申告相談、議会改革検討会などが行われました。

第2回脱炭素事業に関する村民説明会(日岐区)&大日向上空からの風景

2024年02月15日 | 生坂村の懇談会
 2月15日(木)は日差しが届きましたが、午後は段々と雲が広がり夜は雨がザッと降りました。

 午後6時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を日岐区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、西村主事、地区担当職員、小峯社長、平林専務、星野さんであり、参加者は区長他21名の区民の皆さんと島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。

 主な意見や質問の概要については、
・家の太陽光パネルの設置個所の調査を行ったがその結果について質問があり、現在一律に調査をしている。調査結果がまとまったら報告していくと回答しました。
・太陽光パネルを各家庭に設置していくが、環境省で太陽光パネルの種類は決めているのかと質問があり、環境省の補助基準の範囲内で太陽光パネルを決めていくと説明しました。
・太陽光パネルは重量が重くて乗せられない家庭が多いと思う。太陽光パネルを軽量化したものを設置できないかと質問があり、太陽光パネルの設置については家の耐震性とか、麦わら葺き等屋根の構造を考慮しながら検討していくと説明しました。

・現在は軽量化した太陽光パネルや変形する太陽光パネルが出ている。設置する太陽光パネルは最先端の物を設置して欲しいと意見があり、事業実施年度の中で環境省の補助基準により性能の良い太陽光パネルを設置していくと回答しました。
・日岐区の太陽光パネルの設置調査個所を教えて欲しいと質問があり、今の段階では設置希望の家庭単位で現在調査していると説明しました。
・日岐の太陽光パネルの設置面積は分かっているのかとの質問があり、全村単位で計画していくが、概ね全村でパネルは計画段階では11,800枚で計画していると説明しました。

・太陽光パネルの更新についてはいくさかてらすが行うかとの質問があり、いくさかてらすで対応していくと回答しました。
・前回の説明会で調査していくと答えた内容がどうなっているか質問があり、現在のところ、調査設計期間か終了していないため、途中段階なものは調査が終了した時点で示していくと説明しました。
・省エネ家電の設置量とCO2排出量について質問があり、全体の50%を導入して排出量がどうなるかという事で計画していると説明しました。
・事業全体の事業費に対して項目別に示して欲しいと意見があり、調査設計で事業費を算定しているので、事業費が固まり次第示していくと回答しました。

・太陽光パネルを設置する際の家の耐震について質問があり、家に太陽光パネルを設置する際は耐震基準に適合しているか、各家庭の状況を調査して住んでいる方と協議して行っていくと説明しました。また現在耐震化を行う際に耐震診断を行った家屋については改修する際に100万円を交付する制度がある。この制度を長野県では50万円上乗せすると新聞で報道されているので、この内容が長野県の予算が議決されれば耐震改修を行う際に上限150万円の補助金が交付されるようになるので、この補助金を活用して耐震化を行う事ができると説明しました。
・いくさか未来スクールみたいに車座で行えるような機会を作って欲しいと意見があり、 今後そのような機会を増やしていくと回答しました。

・環境問題も大事だが、人口問題も重要だと思う、この事業によるいくさかてらすの雇用人員はどのくらいになるかと質問があり、いくさかてらすの雇用者数については、今後の売電契約者数により異なるが、計画段階では、フルタイム4人で、薪ストーブ等での森林整備関係で3人、定年になった65歳以上の方の仕事も作っていきたいと説明しました。
・電気使用契約が20アンペアではPHVの車に充電していると他の家電を使用するとプレーカーが切れてしまう。太陽光パネルと蓄電池を設置すると解消されるかと質問があり、太陽光パネルで発電した電気は蓄電池に充電され、蓄電池がいっぱいになると電線に流れていく仕組みになっている。電気使用契約を40アンペアにするとPHVの充電と家電を併用してもプレーカーは切れなくなる。なお、急速充電器は家庭に設置することはできないと説明しました。

・村営住宅はどういう対象になっているかと質問があり、村営住宅については入居者と調整し設置が可能な住宅については設置するように計画していると説明しました。
・反対意見も踏まえて行って欲しい。デメリット部分も説明して欲しいと意見があり、各家庭への太陽光パネルの設置ついては、家の状況や所有者の意向を重視して設置するかを決めていくと説明しました。
・契約期間が20年でその間で取り外すときは違約金があるのかと質問があり、契約関係についたはまだ20年とは決まっていない。解約についても今の時点では決まっていないが今後精査して示していきたいと回答しました。 
・いくさかてらすと電気購入契約をしないと省エネ家電補助金は使えないのかと質問があり、いくさかてらすと契約しない方でも省エネ家電の補助金は対象となると説明しました。

・野立ての太陽光パネル設置個所の調査で区の役員で決めたという事について考慮して欲しいと意見があり、野立ての設置箇所については候補地として示していただいた訳で、現在その候補地が適しているか調査している。設置個所を決定していくにはその地域の住民の意見を聞き最終的に決定していくと説明しました。
・アンケートでは23%の方が分からないと回答している。今後説明会で一方的に説明するより聞き取るように行って欲しいと意見があり、車座集会と学習会も来年度のいくさか未来スクールで計画をしていきたいと説明しました。
・脱炭素関係の来年度予算について、この説明会で説明して欲しいと意見があり、来年度予算については、村長査定が終わって現在最終の編成作業を行っているところであり、議会からの議決も得ていない状況なので予算が決定したら示していくと回答しました。

 最後に私から、忌憚のないご意見また、建設的なご意見を頂戴いたしましてありがとうございました。この事業は環境省でも初めてまだ年数が経っておりません。この事業は環境省との調整が一番大事なところです。
 やはり2030年に家庭で排出するCO2をゼロにするという事が大きな目標でして全国でまだ74地域しか選定をされておりません。そこで事業内容がどういうものが脱炭素先行地域に値するか、また先進的であるかということなどを環境省と村と調整をしながら進めていくことが多々あります。
 よってまだ検討、調査・設計をしていかなければいけない部分もあります。しかし、なるべく早めに来年度の予定等お知らせしたいということで、再度10区に出向いて説明しております。

 具体的にお示しできない部分も多々あることは申し訳ないですが、ご容赦願いたいと思います。また、車座集会と学習会も来年度のいくさか未来スクールで計画をしていきたいと思いますし、先程総務課長が言ったように、我々は窓口を開けておりますので、来ていただいたり聞きたいことがあればご連絡をいただければと思います。
 皆さんが理解をしていただいて、この脱炭素先行地域づくり事業をしっかりと成し遂げないと、持続可能な生坂村は難しいと思います。人口減少・少子高齢化の顕著な村で、全国の中山間地域ではどこもそうなんです。この問題をどうすればいいか、今まで抜本策がなかったのですが、この環境問題を世界、日本、県が取り組んでいるこの問題を、小さな村で行うことで国はドミノ的に周りに広げたい。

 そして我々はフロントランナーとしてしっかりと進めていきたいと考えております。分からないことがあるのは申し訳なかった訳ですが、これからもしっかりとお示しして、この事業を行っていくには皆さんのご理解とご協力をなければ成し遂げることができませんので、引き続きのご支援ごご理解をお願いして御礼の挨拶とさせていただきました。

大日向上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向南平のぶどう畑に行き、雲が多めの上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で誕生会・卒園記念撮影(以)、小学校で授業参観・PTA総会・役員会・中学校保護者説明会。6年給食試食会・小中一貫教育内容説明会、食改視察研修、健康応援隊、JAで年金感謝デーなどが行われました。



第2回脱炭素事業に関する村民説明会(草尾区)

2024年02月13日 | 生坂村の懇談会
 2月13日(火)午後6時30分からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を草尾区で開催しました。
 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、西村主事、地区担当職員、小峯社長、平林専務、星野さんであり、参加者は区長他12名の区民の皆さんと字引議員、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させていただきました。

意見と質問等の概要については、
・能登半島で地震の被害が甚大だった。当村で予定しているマイクログリット設備に災害で被害があった時の対応はどうなるかと質問があり、マイクログリットの配線については電力会社では大規模な災害について、国の支援や保険で対応している。いくさかてらすについても大規模な被害の対応は、村外の業者さん等と体制を構築していくとともに、保険会社と対応について現在調整していると説明しました。
・省エネ機器の補助の申請はどうなっているかとの質問があり、村内の事業所で省エネ家電を取り扱っている事業所で対応する様に進めている。対象商品や申請方法は今後示していくと説明しました。
・地区の野立ての太陽光パネルの管理はいくさかてらすが行っていくのかとの質問に対して、管理についてはいくさかてらすが行っていくと説明しました。

・小水力発電と木質バイオマスの計画はなくなっているかとの質問に対して、小水力発電と木質バイオマスについては現在調査設計を行っており、実施については検討しており現在のところ結論は出ていないと説明しました。
・サポート事務局の対応について質問があり、問い合わせについては、事務局で示せる内容については示している。また、現在調整している内容や村の方針については村に確認をしてから示すように対応していると説明しました。
・断熱改修についてどのように行っていくのかと質問があり、今後断熱改修については令和7年度事業で計画しており、一般家庭も行っていくと説明しました。

・太陽光パネルを設置しない家庭はいくさかてらすの電気契約はどうなるかとの質問があり、いくさかてらすとの売電契約については家屋等の太陽光パネル設置者と、設置しない方について電気料金に差をつけるように計画している。なお、太陽光パネルを設置しない家庭でも売電契約はできるし、蓄電地を設置することもできると説明しました。
・現在調査している太陽光パネル設置の実務的な流れはどうなっているかとの質問に対して、現在設置希望者の家庭を回り調査している。今後各家庭の現状により各家庭と協議して太陽光パネル設置の有無を決めていくと説明しました。
・築40年以上の家と高齢者についての、太陽光パネル設置はどうなっているかとの質問に対して、耐震基準に適合しているか、各家庭の状況を調査して住んでいる方と協議して行っていくと説明しました。また現在耐震化を行う際に耐震診断を行った家屋については改修する際に100万円を交付する制度がある。この制度を長野県では50万円を上乗せすると新聞で報道されているので、この内容の長野県の予算が議決されれば耐震改修を行う際に上限150万円の補助金が交付されるようになるので、この補助金を活用して耐震化を行う事ができると説明しました。

・家とか敷地内に太陽光パネルを設置した家庭で、住む人がいなくなった場合の対応は
どうなるかと質問があり、設置家屋等の所有者と協議した結果使用しない場合は、いくさかてらすが撤去する様に対応していくと説明しました。
・蓄電池の容量はどのくらいかと質問があり、17キロ位を予定していると回答しました。
・屋根に太陽光パネルを設置できない場合は、車庫、野立て等と分けてできるかと質問があり、環境省の補助事業で行っているのでそのような状況で補助対象となるか確認すると説明しました。

・この事業を実施しても、人口が減少していく事が考えられるがその対応はどのようにしていくか、また脱炭素先行地域づくり事業で雇用は創出できるのかとの質問に対して、今までに企業誘致について、幾度となく村内に大手銀行や企業に来ていただき調査してきたが、当村の交通の便と地下水がないことが理由で実現できなかった。今回脱炭素先行地域づくり事業により(株)いくさかてらすを設立した。現在のところ、社員は雇用していないが、売電事業を実施していくに合わせ徐々に雇用していく。また、当村は小さな自治体であるがいち早く、今回脱炭素先行地域づくり事業による先進的な取り組みによって、脱炭素化を行っていることを村外に発信して、生坂村に関心を持って頂く事により移住者を増やすことに繋げていきたい。この事業を切り口として人口減少を抑制する様に取り組んでいきたい。また、現在調査している森林整備や木質バイオマスの活用についても雇用に繋がるか検討していると説明しました。

・この事業に合わせてSDGsに繋げていって欲しいと意見があり、今までの説明会で各人において省エネに繋がるような取り組み内容も啓発して欲しいと意見がありました。SDGsに繋がる取り組みも必要と思いますので併せて検討していくと説明しました。 
・いくさかてらすでは65歳以上の雇用は考えていないかと質問があり、今後いくさかてらすでは設置した太陽光パネル周辺の除草等様々な仕事が出来てくる。これに合わせ65歳以上の雇用について検討していくと説明しました。

 今日はお疲れのところ皆さんから忌憚のないご意見、また建設的なご意見を頂戴いただきましてありがとうございました。まだ検討していかなければならない部分が多くございますが適切に皆さんに情報を提供してまいりたいと思います。初めての事業が多い訳でございまして環境省との調整が一番大変なところでございます。環境省も国と相談をしながらこの事業をドミノ的に日本中に広げていきたいと取り組んでいます。

 今日も新聞記事に載っていましたが、11都県がまだこの脱炭素先行地域に選定されていない県があります。そういうところにも後26地域ほどを25年度中に選定をしたいという環境省の意向がありまして、いかに先進的にこの脱炭素に向けて行っていくかという事が一つのキーワードだそうです。
 当村も先進的な事業をいくつか計画していますし、森林整備や先程こちらでお答えした内容もございます。それで先程新井さんが言われた通りSDGsに繋がっていけば最高の形ではないかと私も思っております。まだまだ検討・調査・設計をしなければいけない部分が沢山ございますが、皆さんからいただいたご意見も参考にさせていただき、しっかりとした脱炭素先行地域づくり事業にしていきたいと思いますので引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げまして御礼の挨拶とさせていただきました。