31日(月)は薄雲が広がりましたが、引き続き厳しい暑さとなりました。
午前10時30分からは「第26回長野県市町村電子自治体推進委員会」に出席しました。
今回は、新たな委員任期となって初めての委員会でしたので、当組合の山岸事務局長からの挨拶で始まりました。
委員各位の紹介と事務局の自公紹介の後、委員長の選任が行われ、慣例で委員長には市長会推薦委員として、委員長には佐久市の栁田市長さんが選任され、副委員長には町村会推薦委員として、私が引き続き選任されました。
会議事項は、次期ながの電子申請・届出サービスについて、組合への県・市町村の派遣について、令和4年度電子自治体推進事業の実施状況と令和5年度の活動予定(状況)について、「先端技術活用推進協議会の活動状況」「自治体DX懇談会の開催」「自治体情報システムの標準化・共通化」「人材育成研修」「電子自治体推進中長期計画の評価と見直し」について事務局から説明していただきました。
次ぎに、県からの伝達事項として、マイナンバー情報の総点検について、その他として、今後の電子自治体推進委員会について、イベント等について{DX Web サイト}「情報化フェア(同時開催共同化フェア)」「サマージャンボ宝くじ」についてそれぞれ説明がありました。
現在国では、自治体間で異なる情報システムについて、2025年度までに標準化・共通化を目指す方針を表明しています。
また、長野県でもSociety5.0時代を見据えて、住民や地場企業に加えて、県外の人や企業にとっても魅力的な地域になるように、県と市町村が連携して県内全域のDXを推進しています。
そして、自治振興組合においては、市町村が共同して行う電子自治体推進の効率的な実施に向けて、電算システムの共同化をはじめ、市町村経費の削減、事務負担の軽減、更には職員の情報化に係る技術・能力の向上のため、様々な事業に鋭意取り組んでいますので、今後、我々の取組は更に重要となってくると考えます。
午後3時からの令和5年度(第84回)長野県河川協会通常総会は、会員総数84名のうち、77名の出席、7名の委任状提出で総会が成立して開催されました。
開会に当たり会長の私から、近年は雨の降り方が明らかに変わってきており、毎年、全国どこかで「今まで経験したことのないような記録的な豪雨」が発生しております。
本年も、すでに、6月初めに台風2号と梅雨前線の影響で東海地方などが大荒れの天気となり、6月末から7月上旬には九州、7月中旬には秋田県など東北や北陸が未曽有の雨に見舞われました。
県内においても6月1日~3日の大雨により、南信地域を中心に大きな被害が発生しております。
これら災害からの早期復旧が望まれるのはもちろんですが、それとともに、災害に備え、人命を守るための治水対策の重要性・必要性は年々高まる一方でございます。
出水時等に住民の安全を確保する責務を担う自治体の長である私たちにとりましては、治水対策が進み、避難指示を出す頻度が少しでも減少してほしいということが共通の願いであると思っております。
私たちのこうした願いが届き、本年6月14日には、参議院本会議において国土強靭化基本法の改正法が賛成多数で可決され、5か年加速化対策後の安定的な国土強靭化の推進に向けた大きな一歩が踏み出されました。
国土強靭化による防災・減災対策の一層の促進、流域全体が協働して治水対策に取組む「流域治水」のさらなる推進のため、当協会としても「治水ONE NAGANO」宣言のもと、着実に歩みを進めてまいりたいと考えております。
国会議員、国土交通省等の皆様に、地域住民の生命と財産を守る治水事業の重要性、河川改修事業などの促進を望む声を届けるために、より活発に活動をすすめてまいる所存ですなどと挨拶をさせていただきました。
その後、河川関係功労表彰の3個人、6団体の内、出席された1個人、4団体の皆さんを表彰させていただき、我が松塩筑支部からは、松本市「大門沢川をきれいにする会」の皆さんが、河川協会へのご尽力、それぞれの川のゴミ拾い・草刈り等の清掃活動を行っていただき、河川の美化等のご功績により表彰されました。
受賞者を代表され、伊那市「中坪河川愛護会」の代表 向山恵一様から謝辞を頂戴しました。
その後、ご来賓としてご臨席賜りました、若林衆議院議員、中川衆議院議員、杉尾参議院議員、天竜川上流河川事務所 吉田所長、県議会危機管理建設委員会 寺沢委員長、長野県建設部 新田部長から、それぞれの立場でのご祝辞を頂戴しました。
会場の整理の間に、河川功労表彰者6名と寺沢危機管理建設委員長、新田建設部長、私、3人の副会長で記念撮影をしました。
議事では令和4年度事業報告及び歳入歳出決算報告、令和5年度事業計画(案)及び歳入歳出予算(案)について協議し原案通り承認され、役員改選では評議員会で推挙された会長及び選出された監事2名、私の指名の副会長などが承認され、引き続き私が会長を拝命しました。
続いて決議(案)を事務局から朗読していただき、「防災・減災、国土強靱化対策のための5か年加速化対策」に必要な予算・財源を例年以上の規模で確保し、計画的に事業を推進すること。また、改正国土強靱化基本法を踏まえ、対策期間完了後も計画的かつ安定的に予算・財源を通常予算とは別枠で確保し、中長期的見通しのもと防災・減災対策に継続的に取り組むこと。
この文面は7月28日(金)に閣議決定された新たな国土強靱化基本計画の内容を反映させるため、決議後も役員により修正することをご了承いただきました。
県土の骨格をなす千曲川・犀川・天竜川・木曽川等の県管理区間いついて、激甚化・頻発化する豪雨災害への対応などの実情を踏まえ、引き続き、技術的・財政的支援を講じるとともに、様々な課題を解決した上で国による一元管理を図ること、などの決議(案)を力強い拍手で決議されました。
川上河川課長からは、「長野県の河川事業の概要について」と題して、「長野県の河川の現状と令和5年度の整備方針などについて」説明していただきました。
「長野県の河川の現状」として、日本海に注ぐ信濃川、姫川、関川と太平洋に注ぐ天竜川、木曽川、富士川、矢作川、利根川の8水系の県管理河川延長4,804.2kmのうち、要改修延長は2,194.9kmで、令和3年度末の整備率は39.05%である状況、令和5年度の整備方針として、「しあわせ信州創造プラン3.0」に基づき、「災害に強い県づくりの推進」「社会的なインフラの維持・発展」「地域の特徴と自然の恵みを生かした快適で魅力ある空間づくりの推進」「良好な生活環境保全の推進」について、
令和5年度 河川課当初予算額、補助公共事業実施箇所、「流域治水」の推進に向けた取組の内容や普及啓発活動、令和5年発生災害、令和4年発生災害、近年の災害の発生状況、長野県の治水対策の取組などについて説明を受け、国・県など河川管理者による治水対策に加え、市町村等の関係機関が連携をして、地域住民の生命と財産を守る治水事業の重要性を強く訴え、河川改修などのハード対策、住民が自らの命を守るためのソフト対策を促進させなければと感じました。
長野県の治水対策、災害対策が着実に進展するよう、本日お集りの皆様の思いをひとつにして取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともご支援、ご協力をお願い申し上げます。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、日野橋の袂に行き、朝日が差してきた下生野上空からの風景を撮影しました。
下生野上空からの風景
本日生坂村では、珍しくこれといって会議や行事などはありませんでした。