信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

第2のふるさとづくりプロジェクト&やまなみ荘テイクアウト昼食&日岐上空からの風景

2024年04月30日 | 生坂村の報告
 4月30日(火)は雨の止む時間が増えて、昼間は過ごしやすい体感でした。
 ゴールデンウィークの中間の平日ですので会議などはなかったですが、嬉しいことに観光庁に申請していました「第2のふるさとづくりプロジェクト」の採択内示がありました。
 全国で応募55団体のうち12団体の一つに選ばれ、今夏から初の体験学習ツアーなどを実施してまいります。

 当村が申請しました『「自然再生で村おこし」共に学び育てる生坂村リジェネラティブツーリズム』の内容は、生坂村全域を「第2のふるさとづくりプロジェクト」として、リジェネラティブツーリズムを行うために、松本山雅FC等と連携し、「生物多様性、ネイチャーポジティブ」をテーマに、来訪者と住民で、村の環境調査からビジョン設計までを年間を通じたプログラムで実施します。

 自然の再生の先にある新しい村の姿を一緒に設計し、その実現に向けてシナリオを描き、来訪者と住民がともに自然の共生に取り組み「何度も訪れたくなる場所」をともに育てていく計画です。

 脱炭素先行地域として既に視察申込が入るなど、自然体験型の新たな観光スタイルの確立が求められる中、本実証を通してリジェネラティブツーリズムを新たな交流ロジックとして事業化し、令和7年度より自然再興などに意識を持つ大企業への支援要請や企業版ふるさと納税の誘致を行い、自走的かつ循環的なアライアンス関係構築を目指し、持続可能な環境づくりに取り組みたいと考えております。

 お昼には金曜日から月曜日に移行しての職員有志により、やまなみ荘のテイクアウト昼食をいただきました。
▽ 今月のやまなみ荘のチラシです。皆さんのご利用をお待ちしております。


 今回もカツ丼、親子丼、焼肉丼、肉野菜炒め丼、鶏から丼、中華丼、チャーハン、野菜サラダなどのメニューをたくさん注文してもらいました。


 私は、味噌汁、デザート、コーヒー、安曇野の水を持参して、カツ丼とサラダを注文して食べました。卵で美味しく味付けされていてお腹いっぱいになりました。


 村民の皆さんも、引き続きやまなみ荘のテイクアウト、宴会、食堂、灰焼きおやきをご利用いただきますようお願いいたします。

日岐上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、映り込みが鮮やかな日岐上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、中学校で3年振替休業③、例月出納検査などが行われました。


スカイスポーツ公園上空からの風景

2024年04月29日 | 生坂村の風景
 4月29日(月)は段々と雲が多くなり夜には雨が降り出しましたが、昼間は初夏の陽気になりました。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、スカイスポーツ公園に上がり、新緑が眩しい上空からの風景を撮影しました。
スカイスポーツ公園上空からの風景


 スカイスポーツ公園は、昭和60年の台風6号豪雨で生坂村の総雨量は139mmに達し、ここ大倉地籍では山頂から犀川まで約5haの大規模な地すべりが発生した場所です。

 この地すべり地区という暗いイメージを一層するため、同地は上昇気流が発生しやすいことを利用し、パラグライダーができるスカイスポーツ公園として利用しています。

 今朝は、パラグライダーのフライトができないような無風でしたので、ドローンを飛ばすにはちょうど良い天気でしたから、360度の眺望を楽しめて良かったです。

 当村は昨年3月から、スカイスポーツ公園内にライブカメラを設置し、当村ホームページの特設ページから園内や上生坂を昼夜問わずリアルタイムで見ることができます。

 ドローンの写真ほど高度はありませんが、公園敷地北東側の斜面近くに2基設けて、村の風光明媚な風景のPRと村中心部や公園の防災・防犯などにも役立てています。

 一つは園内の敷地を南向きに広く捉える定点観測用で、パラグライダー愛好家が映り込む吹き流しで風向きや風速を知ることができ、真っ暗な夜間も人の有無を判別できる高感度性能を持っています。

 もう一つは40倍光学ズームレンズを搭載したカメラで、向きも役場側からの遠隔操作で360度任意に変えらます。いずれも常時12時間映像をさかのぼることができます。

 私は公務がなく、伸び始めた草取りを家族で2時間ほどしてお昼を食べてから、妻と一緒に「中国雑技団 MIRACLE☆ZATSUGI」の観賞に出かけました。

 8年ぶりに来日した世界最高峰のレベルを誇る中国雑技団の公演で、中国雑技団の代表的な演目に前回公演以降に創作された新作を織り交ぜ、「傑作選」として披露され、磨かれたアクロバティックな動きや柔軟性と、大迫力の音響と舞台効果が織りなす奇跡のような演目の数々を、神業の人間技のように身体の限界に迫る雑技の世界を堪能できました。

 本日生坂村では、道の駅いくさかの郷とやまなみ荘は通常営業でしたが、これといって行事やイベントなどはありませんでした。

古坂区上空からの風景&鯉のぼりや五月人形の飾り付け

2024年04月28日 | 生坂村の風景
 4月28日(日)は晴れてお出かけ日和となり、強い日差しが照り付け気温はグングンと上昇しました。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、新緑が鮮やかな生坂村全体の風景を撮ろうとし、本日は古坂区上空からの風景を撮影しました。
古坂上空からの風景


 生坂村誌によると、古坂の地名は古い峠からできていて、山清路が通れなかった明治10年代までは、本村から寺沢を登り、峠を越えて柳久保に出たとのことです。

 古坂区の戸数は、寛政元年(1789年)30軒、明治の末頃から昭和14~5年頃までは48戸を数えました。その後は過疎化が進み、現在は10戸ほどになってしまいました。

 古坂区の集落は生坂村の最北部に位置し、犀川の西斜面一帯に散在しています。昭和58年の台風10号災害で上の平地区の上部より発生した甚大な地すべりは、地区内の道路を破壊し、住居の全壊1戸、半壊3戸、危険避難1戸という地区の過疎化に追い打ちをかけるかのような大災害となりました。

 同地区の被害家庭を含む移転希望家庭の7戸は、生坂村過疎地域振興事業に沿って集団移住に踏み切り、移住先を下生野新田地区に求めました。
 村では昭和59年度事業で約5,000㎡の土地を取得し、上下水道完備の宅地造成をし、60年度には住宅建設をして同年10月に完成しました。

 過疎化は進んでいましたが、平成30年6月26日には「生坂村古坂地区介護予防拠点施設」の竣工式を行いました。
 古坂区の介護予防拠点施設については、当村北部の村民が介護予防サービスや教室に参加できます介護予防拠点にするとともに、地域住民の交流施設として整備しましたので、古坂区の皆さんには地域の絆を大切に守り育てていただきたいと思います。

 私は、毎朝の撮影とSNSの発信を済ませ、家族で力を合わせて、鯉のぼりや五月人形の飾り付けを行いました。

 今年は昨年11月に3番目の孫が生まれて吹き流しが一つ増えましたが、6年目になりますのでスムーズに鯉のぼりは上がりました。

 しかし、幟の飾り付けは、なかなかポイントが掴めず、ロープ二つ使いワッコを通すロープや幟を通すロープを息子と試行錯誤しながら、どうにかポールに付けられました。

 内飾りの五月人形も一つ増えましたが、一緒に並べないで、初めて玄関近くの大黒柱の横に飾ってみました。

 お兄ちゃん二人の内飾りは、今まで通りにお座敷に頂戴した五月人形と一緒に飾り、とても華やかになり、3人が健やかで逞しく賢く育って欲しいと願いました。

 我が家の内孫は男の子3人になり、子育てを大人4人でそれぞれ頑張っていますが、なかなかヤンチャでして毎日騒ぎで大変です。でも、子どもは社会の宝ですし、誰かは生坂村に残って我が家を継いでくれたらと思います。


 本日生坂村では、道の駅いくさかの郷及びハンガリー村5周年記念イベントなどが行われました。

道の駅いくさかの郷5周年大感謝祭一日駅長就任式&道の駅いくさかの郷及びハンガリー村5周年記念式典&宇留賀上空からの風景

2024年04月27日 | 生坂村の催し
 4月27日(土)は雲が広がってスッキリしない空でも昼間は過ごしやすい体感になりました。
 午前8時55分からは、道の駅いくさかの郷5周年大感謝祭の一日駅長就任式が行われました。

 眞島振興課長の司会により、松本山雅のガンズくんに一日駅長、片山さんに駅長補佐として就任していただくために、甲本駅長から駅長のタスキを私が受け取り、一言挨拶をしてガンズくんにタスキを掛けました。


 大変大きい頭なので、盛川駅長補佐に手伝ってもらい、やっとタスキを掛け、片山さんにもご挨拶をいただき、カラットリンも加わってみんなで記念写真を撮ってから、いくさかの郷がオープンしました。


 開店前から多くのお客様にお越しいただき、オープンすると店内は直ぐに混雑して、ガンズくんも片山さんもお客様達と触れ合って、大感謝祭を盛り上げていました。



 お買い物をされた皆さんには、いくさかの郷オリジナルお買い物バックと特別記念切符をもれなくプレゼントし、ガラポンによる大抽選会も行い、多くのお客様で賑わいました。

 一緒に来た子ども達は、ふわふわドームに入って、友達と仲良く跳んだりして楽しんでいました。私の孫たちも汗をかきながらお昼近くまで跳ねたりして喜んでいたとのことです。


 午前10時30分過ぎには、駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様、日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様が到着され、さっそく生坂中学校吹奏楽部による歓迎の演奏を始めていただきました。


 曲目は、「行進曲勇気の旗を揚げて」、「アンパンマンのマーチ」、「宝島」の3曲を演奏していただきました。演奏の間に皆がそれぞれ担当している楽器の説明をして、少し演奏もして楽しませてもらいました。

 オルネル=バーリン・アンナ大使はじめ皆さんは、演奏を楽しく鑑賞していただき、しっかりした演奏に感心したようで、私に素晴らしい演奏で出迎えていただき嬉しいと御礼の言葉を頂戴しました。


 11時からは、道の駅いくさかの郷及びハンガリー村5周年記念式典が牛越副村長の開会のことばで始まりました。

 私からは、オルネル=バーリン・アンナ駐日大使はじめ参列したいただいた皆さんに謝辞を申し上げ、下記の様な挨拶をさせていただきました。

 今から5年前に道の駅いくさかの郷としてグランドオープンできましたのは、長野県のご支援、ご指導によりまして、その前年9月22日にプレオープンしました活性化施設「いくさかの郷」の西側に、観光バスなど大型車両が休憩できます駐車場と、24時間利用可能なトイレを整備していただき、「道の駅 いくさかの郷」として開設できたところでございます。

 そして、ハンガリー村として開村できましたのは、当時の駐日ハンガリー特命全権大使 パラノビチ・ノルバート様のご理解とご支援を賜り、また、ハンガリー村の取組をご提案いただきました米田先生と、当村と村づくり協定を結ばせていただいております、UAゼンセン長野県支部 前支部長の師玉憲治郎様はじめ関係の皆様のご支援もあり開村できまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。

 オープンから5年間、村民の皆さんを中心に組織されました農林水産物生産者組合の皆さんが、当村の新鮮で美味しいぶどうをはじめ農林水産物を栽培、出荷、販売をしていただくとともに、ハチクの会の加工品、お父さん頑張る会の炭や竹酢液、おじさま倶楽部の手打ちそば、女・人竹っこくらぶのおやきやお弁当、粉もん倶楽部の石焼きピザなどの販売を行ってまいりました。

 また、農業公社のかあさん家が、生坂村産の原材料を多く使用して、灰焼きおやき、おまんじゅう、地粉うどんのおにかけ、かあさん豆腐、おからドーナツ、おからクッキー、梅漬等各種漬物、巨峰ジュースなど、20年以上の実績を活かした、生坂村ならではの郷土食や加工食品の提供を続けてまいりました。

 そして、ハンガリー村として、ハンガリーを紹介しますパネル展示と観光PR、民族音楽等のDVDの放映、ワイン、はちみつ,工芸品など名産品の販売、お料理のランゴッシュ、パプリカチキンのハンガリープレートの提供をしてまいりました。

 これらの取組によりまして、昨年度は生坂村産ぶどう(193カラット)は54種類も出荷、販売していただき、灰焼きおやきは全国放送で2回紹介されるなど、「道の駅いくさかの郷」でないとお買い求めできない、味わえないオンリーワンの運営を行い、多くの村民の皆さんや村外からのお客様にお越しいただき、観光・交流の拠点としての施設になってきたと考える次第でございます。

 今後も「道の駅 いくさかの郷」を生坂創生の中核施設として、農業振興、産業振興、観光振興、雇用創出、買物弱者対策などと、ハンガリーの名産品の販売や音楽、伝統などの体験を通して、ハンガリーのPRにより、交流と関係人口の増加を図っていき、生坂村の活性化に結び付けていきたいと考えているところでございますので、引き続き、生坂村及びいくさかの郷に対しまして、ご支援、ご協力を賜りますようお願いしまして挨拶とさせていただきました。

 その後私から、オルネル=バーリン・アンナ駐日大使に、大変お忙しいところ、生坂村まで遠路お越しいただいたこととハンガリー村の認定に感謝の気持ちと、今後の文化、芸術、自然、物産、料理等を通じてのお付き合いの発展を願い、花束を贈呈させていただきました。

 駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様からは、生坂村の自然豊かな景色に感銘され、今年はハンガリーと日本との修好通商航海条約に調印してから155周年にあたる年で、日本とハンガリーは貿易やビジネス、学術、文化スポーツなどの幅広い分野において緊密な関係を築いてきたこと、ハンガリーは殆どがマジャール語を話し、ヨーロッパとアジアを隔てるウラル山脈周辺にいた人々の子孫であり、ハンガリーは、アジア系と言われ日本と同じく姓が先、名が後で名乗る様な親近感が湧くお話しもされ、今後は生坂村の様な地方からハンガリーと日本との交流を広げていきたいなどのご挨拶をされました。
 


 日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様、太田議長から、ハンガリーの素晴らしさ、生坂村の良さ、世界へ向けての取組、ハンガリーとの音楽、文化、名産品、料理等を通しての連携など、それぞれの立場から祝辞をいただきました。




 また、務台衆議院議員からのご祝辞を村瀬秘書が代読され、青木県議会議員からの祝電が披露されました。

 その後、ガンズくんとカラットリンを交えて記念撮影をし、上條教育長の閉会のことばで滞りなく終了しました。


 続いて皆さんに、いくさかの郷に入っていただき、ハンガリーワインの販売コーナーを最初に紹介させていただきました。酒税法の関係でかあさん家の販売ブースの一角にあり、色々なワインを販売していて、大使らから喜ばれました。


 次に、ハンガリーを紹介していますパネル展示と観光PR、民族音楽等のDVDの放映コーナーと、はちみつ,工芸品など名産品の販売コーナーを見ていただきました。

 大使自ら商品やパネルの説明をしていただき、京ヶ倉からの眺望がハンガリーに似ていると言われ、新しいパネルやDVDがあるので送っていただくような話もさせていただきました。

 お昼はかあさん家の食堂にて、当時のハンガリー大使館のシェフが生坂村にお越しなり教えていただいた、ラーンゴシュ、パプリカチキンのハンガリープレートを召し上がっていただきました。

 ラーンゴシュは、ハンガリーではもっと大きくて、湖畔などで焼いて食べているファーストフードとのことで、パプリカチキンは味が良いので、地粉うどんやご飯と一緒に食べても美味しいなどの話をさせていただきました。

 歓談をしながら食事をされた後は、それぞれ生坂村を後にされましたが、駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様、日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様には、前日の阿部知事らへの表敬訪問から本日の記念式典等のご対応に感謝申し上げます。

 今後も生坂村の様な地方にハンガリー村を開村していただき、ハンガリーとビジネス、芸術、文化、スポーツなどの幅広い分野において連携し、ハンガリーと日本の関係が更に発展することを期待するとともに、当村もその一翼が担えるように頑張りたいと思います。

 皆さんが帰られてから私は、11時から放送されていました、あづみ野FMの公開生放送「おめでとう!いくさかの郷☆5周年記念公開生放送」に出演しました。

 今まで、甲本駅長、生坂村農業公社小林理事長、やまなみ荘小坂部支配人、ガンズくんと片山さん、太田議長、盛川駅長補佐、佐久間さん、森田さん、鳥原さん、農林水産物生産者組合 平林組合長が出演され、それぞれのお話しをしていただきました。

 大トリで私が、いくさかの郷及びハンガリー村の今後について話をし、多くの村民の皆さんや村外からのお客様にお越しいただくために、村民や農林水産物生産者組合、関係の皆さんのご理解とご協力をいただき、観光・交流の拠点として「道の駅いくさかの郷」でないとお買い求めできない、味わえないオンリーワンの運営を行ってまいりますなどと話させていただきました。






宇留賀上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、新緑が鮮やかになってきた山清路などの宇留賀上空からの風景を撮影しました。




長野県知事へハンガリー駐日大使と表敬訪問&万平集落上空からの風景

2024年04月26日 | 生坂村の報告
 4月26日(金)は日差しが届いても午後は雲が優勢になり、昼間は初夏のような暑さでした。
 午後1時からは、長野県庁において、駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様が阿部知事に表敬訪問をされ、日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三さん、同じく副会頭 根岸健一さんと私と牛越副村長が同席させていただきました。

 駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様は、令和5年11月に駐日ハンガリー大使に就任され、初めて長野県にお越しになり、阿部知事へご挨拶に伺いました。

 我が生坂村は、5年前に道の駅いくさかの郷が開設した時に、当時の駐日ハンガリー特命全権大使 パラノビチ・ノルバート様のご理解とご支援を賜り、当時の日本ハンガリー商工会議所会頭の米田先生と、当村と村づくり協定を結んでいましたUAゼンセン長野県支部 支部長の師玉憲治郎さんからご提案をいただき、パラノビチ・ノルバート駐日大使からハンガリー村としての認定証を賜り、同時に開村できましたご縁で同席させていただきました。

 阿部知事と大使は、観光、経済、ものづくり、スポーツ、音楽など多くの分野で友好関係を深めていく考えが同じでして、大都市ではなく、地方の我が村の様な地域を中心に交流を具体化していきたいと、とても有り難いお話しをされました。

 オルネル=バーリン・アンナ駐日大使は、長野県の素晴らしい山々に驚かれ、豊かな自然と善光寺や木曽路の旧中山道などの歴史や文化にも関心を持たれ、ハンガリーの人々に、長野県の素晴らしさを伝えたいなどと話されました。

 オルネル=バーリン・アンナ駐日大使は、阿部知事にハンガリーにお越しくださいとの話があり、阿部知事も私も伺ったことがないので、一緒に行きたいですねと申し上げました。


 オルネル=バーリン・アンナ駐日大使は、世界三大貴腐ワインの一つとして有名なハンガリーのトカイワインなどを記念品としてプレゼントされ、阿部知事からは長野県産の日本酒などをお返しに贈られました。


 その後、皆で記念撮影をして県庁を後にしました。大変お忙しい中、阿部知事はじめ企画振興部 清水部長、国際交流課の皆さんにはご対応いただきありがとうございました。




 続いて、同じメンバーで信濃毎日新聞社に伺い、小坂壮太郞社長、畑谷広治専務らに表敬訪問をさせていただきました。


 ハンガリーの人口減少対策について、結婚や出産で納税や住宅ローンの優遇が受けられる政策があり、人口が増えてはいないが、日本も研修していることなどを話されました。


 当村の様な地方との交流を広げ、我が村を中心に信州とハンガリーの存在感を互いに高めたいとのことで、当村としては更にハンガリーのPRに努めていかなければとプレッシャーを感じました。

 何かとお忙しい中、信濃毎日新聞社の小坂壮太郞社長はじめ畑谷広治専務、職員の皆さんにはご対応いただきありがとうございました。今後も生坂村とハンガリーなどの情報発信のお力添えをお願いいたします。


万平集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、万平集落に上がり、朝霧が立ち込めていた上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で避難訓練、小学校で児童自宅場所確認、中学校で授業参観日・PTA総会・部活動参観・保護者会、災害復旧工事説明会、教育委員会定例会などが行われました。



生坂農業未来創りプロジェクト会議&高津屋森林公園管理組合総会&大日向上空からの風景

2024年04月25日 | 生坂村の会議
 4月25日(木)は晴れて日差しが届き、昼間は過ごしやすくなりました。
 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、今年度も色々な生坂農業に関して、皆さんでご協議を頂く訳でございます。今日も事務局から説明がありますが、道の駅いくさかの郷はお陰様で、3月までの令和5年度の売り上げが順調に伸びまして、開設以来一番の売り上げで、かあさん家も同様でありまして、皆様方には感謝を申し上げる次第であります。

 今日の信毎と市民タイムスも掲載されていましたが、27日土曜日には道の駅いくさかの郷及びハンガリー村開設5周年記念式典を開催いたします。27日・28日と色んなイベントを考えて頂いておりまして、多くのお客様で賑わうのではないかなと思っております。
 また、6年度に向けてしっかりと、皆様の力を頂きながら道の駅いくさかの郷を盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いを致します。
 それから、松本係長をはじめ振興課の皆さんで地域ぐるみで話し合いを進めて頂いており、最適土地利用総合対策という国からの交付金を頂いて、各地区で地域ぐるみの話し合いで農地をどうしていくかという事で、構想を練って頂いております。

 条件の良い所、悪い所がありまして、農地はどうなっているか地域の皆さんが改めて再確認をしながら、今後どうすればいいかという話し合いを進めて頂いております。
 やはりそこで耕作している皆さんで農地を守っていくという事が大事であると思います。行政ばかりに頼むのではなく、生まれ育った土地を皆でどうにか維持管理をしていく、そして農地保全、農業振興につなげていくという事が大事であると考えております。これから話し合いや意向調査をして、今年度中に地域計画を策定しなければなりません。そういう点でこの生坂農業未来づくりプロジェクト会議でも、生坂農業の将来について検討協議をして頂きながら、生坂スタイルの農業を構築してまいりたいと思いますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げるなどの挨拶をさせていただきました。

協議事項
 道の駅いくさかの郷について
2月農林水産物直売所収支について
2月の月別収支は歳入が4,541,485円で、歳出は4,202,855円で収支は338,630円のプラスとなり、荒利高が834,500円で粗利率20.0%になった。
 3月の売り上げは3,220,816円で昨年度対比93%、集客数4,133人で昨年度対比97%だった。3月は雪が降り天候が悪く、売り上げや集客数が伸びなかった。
 4月についても昨年に比較して売り上げが伸びず苦戦している。これは山菜の出荷が遅れているのが影響している。直売所の売り上げは農産物等の出荷量が影響するので山菜や農産物の出荷量を増やすように取り組んでいく。
 また、道の駅の駅長とやまなみ荘の副所長を今年度から兼務していくので、やまなみ荘と連携して売り上げを増やしていきたいと説明を行いました。
次に、5月の営業カレンダーについてと5周年イベントの内容について説明しました。

かあさん家
3月の売り上げは食堂が1,282,664円、来店者数が1,393人で、おやき販売1,268,650円、来店者1,220人で直売所の売り上げが2,548,190円となり、合計が5,099,504円となった。
 3月は雪のため停電休業等で売りあげ伸びなかった、しかし1年通してしては売り上げが伸び全体の売り上げは63,102,千円となり、特産品開発部では全体で初めて80,000千円を超え81,000千円となったと説明がありました。
意見と質問はありませんでした。

  1. 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
 地区での話し合いについては各地区で1筆ごとの状況を図面上に検討して将来の目標を検討している。今後地域での話し合いについての日程で4月9日(火)に予定している本村太郎、宇留賀1地区から4月21日(日)の下生野地区までの11地区の日程について説明を行いました。

主な意見と質問の概要については
・現状を把握して色別に図示しているのかと質問があり、地目や現況について把握してその状況により図示していると説明しました。
・県下の状況はまだ事業の対応が進んでいない自治体もあるとの事を聞いている。当村は進んでいる方だが、村内の条件不利地はどうなっているかと質問があり、耕作条件が悪く原野化している農地は非農用地化していくと説明しました。また、非農用地化している個所は、北部地区の山沿いが多くなっている。担い手の状況は、5年くらいを目標に検討しているが、条件不利農地は担い手が不足している状況と説明がありました。

 私から、平成23年度から生坂農業未来創りプロジェクト会議を行い、各地区での農業懇談会の中でぶどう団地化や農地の面積拡大等意見が出て、このプロジェクト会議で検討し、県営中山間総合整備事業を実施して農業振興につなげてきた地区もある。今後の生坂農業をどのようにしていくか皆さんの意見をお聞きしたいと依頼しました。
各委員の意見として
・大日向地区はぶどう団地化、圃場整備事業を行い活気づいている。農業公社での受託は10年前と変わっていないが、今後はどうなるか懸念している。農地の状況で耕作していく農地と非農用地を分けていくことが必要と思う。
・耕作できない方は集落内で耕作を行ったり、不在地主の対応については、地域ぐるみの取り組みが必要ではないか。

・生坂村は県下で農業公社や新規就農制度でモデル地域と評価されている。今後は地域計画の中で担い手の確保等必要となっている。稲作で収入を得ていくのは小規模経営では難しいので半農半Xも考えればどうか。
・ぶどう栽培はここ数年良い状況が続いているので今後もぶどう園を増やしていけばどうか。また、Uターン者や就農する農家の住む住宅の確保も必要と考える。ぶどう栽培には水が必要なので水を確保する為の検討が必要ではないか。
・東京電力で管理している草尾ラインの水の利用方法について水利組合と東京電力と検討をして対策を講じることが必要。また、今後水田についても耕作できない方が増えていくことが予想されるので、地域計画の地域での話し合いの中で、そのような水田を把握して、今後ぶどうなど少ない面積で高収入に結び付く様な作物に転換していくように対応していけばどうか。また、そのような農地について村内でも法人化した経営体があるので、法人化した経営体に集約していくのも良いと思う。
・移住者等で農地を利用したい人にマッチングしていけばどうか。また、有機栽培やオーガニック栽培についても取り組んでみてはどうか。

  1. その他
 JA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興について、生坂支所の営農スケジュールで、5月3日(金)の春まつり苗もの市から、5月31日(金)第1・四半期決算棚卸であぐり資材センター川手休業について、また5月中旬に予定している小梅出荷目揃い会から7月上旬に予定しているジュース用トマト出荷目揃い会の日程について説明を行いました。他に、5月の繁忙期には土日祝日もあぐり資材センター川手の営業を行うと説明しました。

 今後も、最適土地利用総合対策を活用し、地域ぐるみの話し合いによる最適な土地利用構想の策定を進めていき、話し合いや意向調査の結果を生坂農業未来創りプロジェクト会議で検討協議し、各区の特色を活かした生坂スタイルの営農パターンを構築してまいります。

 午後6時からは、令和5年度高津屋森林公園管理組合定期総会が開催されました。
 開会に当たり、一ノ瀬組合長から、当公園管理組は発足して、今年度で25年目となりますが、長野県から里山整備、利用地域として、2008年に県下で3番目に認定して頂き、今年で認定16年目となりました。現在26名の組合員で森林整備と公園の環境保全を行っております。
 高津屋森林公園管理組合は、村の森林環境保全の中核施設として、地域住民との協働により森林公園周辺の草刈りや展望台周辺の支障木の伐採作業を行い、環境整備を進めております。
展望台からは北アルプスの常念岳や爺が岳、鹿島槍等壮大な北アルプスの展望を臨むことができます。また、森林公園の山菜園で収穫した山菜や椎茸等の林産物は、生坂道の駅で販売して収益と産業振興を推進しております。

 令和4年4月からはオートキャンプエリアを追加し、令和5年度にはキャンプエリア利用者が255名ありました。またコテージの利用者がキャンプエリアを利用して、バーベキューを楽しんだ方も増えておりますし、コテージのお客様がキャンプ場を利用する方もおり、キャンプエリア新設により相乗効果が出て、売上が増えております。
  令和5年度の高津屋森林公園の4月から11月までの利用者数は、1,789名、売上額335万円と開設以来過去最高額となりましたなどの挨拶をされました。

 議事は、令和5年度事業報告並びに収支決算の承認、令和6年度事業計画(案)並びに収支予算(案)については、原案通り認められました。


 来賓祝辞として、私から高津屋森林公園は多くの資源がありますし、キャンプエリアも整備をして、オートキャンプなどの新たな取り組みも始めております。行政としては管理組合の皆さんと協議をしながら、様々な対応もしっかり進めてまいりたいと思います。
 当村の観光資源の高津屋森林公園は、私も時々登ってドローンを飛ばして、素晴らしい景色を眺めていますが、その良さを村内外に広めていきたいと思います。今後もしっかり発信をしながら、この高津屋森林公園を盛り上げていきたいと思いますから、引き続き管理組合の皆さんとしっかり連携をしながら、行政も良い事業があれば取り入れていきたいと思いますので、組合員の皆さんには引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますなどとお祝いの言葉を申し上げました。


太田議長からは、キャンプエリアにお客様も来ていただいておりますし話題も出てきております。私も毎年コテージの方を利用させて頂いて、仲間や県外の友達とも利用しましたが、皆さんは本当に感動しています。
また、キャンプ場も私が関わり整備しまして、他のキャンプ場にはない静けさが売りにできる施設だと思っています色々自然のポテンシャルが高い高津屋は、まだまだ伸びる可能性があると思います。
 組合員の皆様のお知恵やお力添えを頂いて良い空間を作って頂きたいと思います。議会の方としましてもできる限りのご協力とご支援をさせて頂きたいと思いますのでご協力の方よろしくお願いいたしますなどとお祝いの言葉を述べられました。

 松本地域振興局林務課普及係 横山担当係長からは、当公園管理組は発足して、今年度で25年目となり節目の年を迎えられおめでとうございます。また、里山整備、利用地域として、今年度で認定16年目ということですが、県としては20弱の地域を認定しましたが、今は約半分ぐらいしか活動していない中、高津屋森林公園管理組合の皆さんは、ずっと活動されていることに敬意を表したいと思います。また開かれた里山の取組もされており、一般の方との交流も盛んとのことですので、それぞれ事業につきましてもご協力できることもありますのでよろしくお願いいたしますなどとお祝いの言葉を述べられました。

 続いて、眞島振興課長と日岐係長もお祝いの言葉を述べられ、久しぶりに折詰と飲物で意見交換会も行われ、森林の里親制度などについても話し合いをしました。

 生坂村の大切な観光資源である高津屋森林公園のために、当管理組合の皆さんと行政が一緒に力を合わせて、情報発信、イベント、里山整備など、様々な取組を行い、高津屋森林公園を盛り上げていきましょう。

大日向上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向南平のぶどう畑に行き、雨上がりで新緑が鮮やかな風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園で園庭開放、小学校で児童会・外国語、中学校で生徒総会、民生児童委員協議会定例会などが行われました。


「はるかぜ」検討委員会&下生坂上空からの風景

2024年04月24日 | 生坂村の報告
 4月24日(水)は雨が降ったり止んだりで、日差しがなく少しヒンヤリと感じられました。
 午前10時からの「はるかぜ」検討委員会について、健康福祉課長から下記の内容を示していただきました。

 「はるかぜ」使用変更での利用制限については、「はるかぜ」の建設から13年が経過しており、転用であれば国庫納付はなく承認される見込みです。特に、使用の制限は示されていないが、建物を譲渡又は処分する場合はこの限りでなく、別に相談が必要とのことです。

 具体的に県に相談した訳ではないですが、ワーケーションへの対応やシェアハウス等の活用も可能ではないかと考えています。
 建物としては新しく耐震性もあり、緊急宿泊機能も備えていることから、有効に活用できないか、各部署に知恵をお借りしたいと考えていて、福祉避難所としての機能も残したいとのことです。

 まずは、福祉施設として建設したものですから、福祉関係で活用できる事業がないかを確認しており、短時間・短期間での利用を組み合わせて運営できるのかを検討したいと考えているとのことです。

利用イメージとしては、
  •  喫茶サロン(就労センター利用者給仕)+介護予防(お風呂提供)+引きこもり児の受入。
  •  夏休み等の期間中の子どもの集いの場。
  •  カルチャー教室(AM)+地元の交流場所+健康講話など。

 健康福祉課では、デイサービスでの入浴に躊躇している方に向けた、お風呂の活用などで利用したいと考えておりますが、常時必要とするものではないとのことです。
 以上の事項を参考にしながら、今後「はるかぜ」検討委員会で検討協議を進め、村民の皆さんのための施設になるように考えております。

 私は、午前9時15分に松本市副市長になられた中野嘉勝さんが就任の挨拶に来られ、松本広域連合の消防や観光について、脱炭素先行地域の取組、新エネルギー会社などについて話をさせていただきました。

 午後4時からは、安曇野市都市建設部部長 横山佳久さんと、建設整備課課長 佐々木智弘さんが挨拶に来られ、犀川直轄改修期成同盟会による下生野築堤工事の起工式、道路・河川・治水砂防の三同盟会の総会や要望活動、各県道整備期成同盟会の要望、安曇野ナンバーの発足などについて話をさせていただきました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生坂のもも畑の花々と雨交じりの上空からの風景を撮影しました。
下生坂上空からの風景


 その他生坂村では、保育園で誕生会(以4,5月生まれ)、小学校で歯科検診(高学年)、中学校で全校草取り、児童館でしょうぎ教室などが行われました。

長野県町村会政務調査会合同部会&県町村会臨時総会&上生坂上空からの風景

2024年04月23日 | 私の活動報告
 4月23日(火)は雲が多くスッキリしない天気でも、過ごしやすい一日でした。
 午前10時30分から長野県自治会館 大会議室において、長野県町村会第1回政務調査会合同部会が開催されました。

 羽田町村会長から、日頃から住民福祉の向上と地域の振興発展のため、ご尽力いただいておりますことに対し改めて敬意を表します。
 さて、元日に発生した能登半島地震から、まもなく4か月が経過しますが、被災地では今も6,000人を超える人が避難所に身を寄せているほか、各地で断水が続くなど、被災者は厳しい環境での暮らしを余儀なくされています。
 これに対し、各町村に置かれましては、長野県とともに、合同災害支援チーム「チームながの」を編成し被災地への職員派遣等にご協力いただき感謝申し上げますとともに、引き続き災害支援へのお力添えをお願いいたします。
 また、2月15日開催の第38回定期総会でご説明いたしましたとおり、全町村にご協力いただいた公費義援金については、2月19日に石川県町長会の矢田会長に面会し、贈呈しましたことをご報告申し上げます。

 ところで、令和6年2月に長野県の総人口が200万人を下回ったというニュースがございましたが、我が国全体で急速に進む少子高齢化による人口減少は、地域産業の担い手不足を招き、町村の社会経済に深刻な影響を与えています。
 さらに、国内外の目まぐるしい社会情勢の変化による物価高騰や自然災害の頻発等、地方を取り巻く課題は山積しております。
 このようななか、国では「こども未来戦略」を策定するなど、次元の異なる少子化対策に取り組んでおり、長野県においても、「長野県少子化・人口減少対策戦略方針(案)」がまとめられ、少子化対策と人口減少を前提とした社会づくりに向けた取組をさらに深化・加速させていくこととしております。
 町村会といたしましても、活力ある地域を次代に継承していくため、財政基盤の強化や、町村の実情を踏まえた施策を国・県に対して、しっかりと訴えて参る所存であります。
  
 本日は、県の部課長の方々から令和6年度の主な県施策についてご説明をいただくこととしております。
 県の主導的な役割に期待するとともに、町村長各位におかれましても、県との連携・協力を図りながら、諸問題に取り組んでいかなければならないと考えております。
 また、県の施策・事業の説明の後、関副知事との意見交換会を予定しております。テーマとしては、地震防災対策と少子化・人口減少対策戦略を設定していますが、副知事と直接意見交換する大変貴重な機会となりますので、積極的にご発言いただければと存じます。

 なお、昼食休憩後に、臨時総会を開催し、平林前副会長の退任に伴い欠員となっている副会長1名の選挙及び政務調査会規程の一部改正を議題としてご審議いただくこととしています。
 最後に、この政務調査会は、すべての町村長の参加のもと、町村の抱える諸課題について調査研究を行い、国や県に対する要望を検討するものであります。
国・県ともに極めて厳しい財政状況にあることをふまえ、58 町村長の総意として、真に必要な要望、政策提言を行なってまいりたいと考えておりますので、格段のご理解を賜りますようお願い申し上げますなどの開会の挨拶をされました。

 挨拶後、町村会事務局より、令和6年度長野県町村会政務調査活動等について、令和6年度 国・県に対する提案・要望取りまとめ方針として、基本的な考え方、提案・要望の取りまとめ手順、国・県に対する提案・要望スケジュールなどの説明を受けました。

 そして、今年度の町村に係わる県の施策・事業について、10の部局より説明を受け、質問や意見交換を行いました。
▽ 町村会政務調査会合同部会において、長野県の各部課長達が説明をされているところです。

 令和6年度県の施策・事業については、長野県防災行政無線(衛星系)更新、特定地域づくり事業協同組合制度、自家用有償旅客運送及び自家用車活用事業の積極的な活用、

 「女性から選ばれる長野県を目指すリーダーの会」への参加、子ども・子育て支援施策の拡充、上下水道の広域連携及び耐震化の推進、

 新たな観光振興財源の検討、豚熱・アフリカ豚熱及び高病原性鳥インフルエンザへの対応、地域計画の策定、主伐・再造林の推進、木曽谷・伊那谷フォレストバレー、新たなツキノワグマ対策(案)、市町村等の水力発電所開発支援などの県政全般について説明をしていただきました。

 午後1時からは臨時総会を開催し、平林前副会長の退任に伴い欠員となっている副会長1名の選挙及び政務調査会規程の一部改正を議題としてご審議いただき、私が副会長に選任されました。

 私からは、皆様方からのご推挙により、副会長の大役を仰せつかりました。元より微力ではございますが、羽田会長さんを補佐させていただき、長野県町村会のために誠心誠意尽力して参りますので、引き続き皆様方のご指導ご鞭撻をお願いし、就任の挨拶とさせていただきました。

 臨時総会の前に中信地区町村長会議を開催し、中信地区の理事を務めていました私が、役員会において副会長の候補者として推薦されましたので、私の後任として、町村長歴と中信地区の3郡からの順番として、木曽郡大桑村の貴舟豊村長に決まり、臨時総会において紹介されました。

 午後1時15分からは関副知事との意見交換が行われ、最初に関副知事から、今日のテーマですが、能登半島の地震を受けて地震防災対策を更に一層強化する必要性があるということで、県ではアクションプランを策定しようとしております。これまで地震防災対策ですとか風水害の対策について、防災計画、強靱化計画にそれぞれ取り組んでおりますが、今回の能登半島地震では、新たな教訓、課題を突きつけられたと思っております。
 中山間地域の多い長野県においても能登半島の状況は非常に参考になりますし、今回の教訓を踏まえた具体的な実践が求められていると思っております。
 それには是非、町村会の皆さんと共に県としての対策について、更に一層強化をすることにより、県民の安全・安心につながるような取組を進めてまいりたいと思っておりますので、今日の意見交換も重要な場でありますし、これからの対策の強化について一緒に知恵を絞りたいと思っております。

 もう一点の意見交換のテーマとさせていただいております、長野県としても少子化・人口減少について、これまでも様々な施策を導入して参りました。今回の当初予算編成の段階でも、市町村の皆さんと連携をしながら、三歳未満児の保育料の無償化ですとか、子ども子育て応援市町村交付金の創設と、新たな取組をさせていただくなど、医療費の助成も含めて取り組みを強化したところであります。
 ただ、まだまだ人口減少・少子化という課題を考えますと、これから様々な施策を導入しても少子化については、すべてをどうすることはできません。現在取り組んでおります少子化に歯止めをかけるかは大きな課題でありますが、そういう中でも人口減少は長野県でも200万人を割ったということに象徴されるように、これは現実のこととして受けとめていく必要があろうかと思います。

 そうした中では人口減少しても県民の皆様、一人一人が幸せな生活を送れるような地域社会をつくっていくことも実際課せられた我々の大きな課題だと思っております。そういった意味では、人口減少の適応策、人口減少社会でしっかりとした地域社会をつくっていくかということについて、今年前半に議論をさせていただき、秋までには人口減少の戦略を取りまとめたいと思っております。
 これは、県、市町村の皆さん、県民の皆さん、団体の皆さん、経済界の皆さんが一緒になって議論をしていき、今日も意見交換の中でも取り上げさせていただきますので、是非忌憚のないご意見をいただき、今後の議論の土台となる様な意見交換となるように思っておりますなどの挨拶をいただきました。

 そして、危機管理部前沢部長から「地震防災対策強化アクションプラン(仮称)」の策定について、目的、能登半島地震の被害・対応、検討の視点、アクションプランの構成、市町村と県にて連携が必要な課題などについて説明していただきました。

 次に建設部新田部長から、地震防災・減災対策として、建物や上下水道等の耐震化、緊急輸送路や迂回路の確保、ドローンの活用等の災害時の調査などについて説明されました。

 町村長からは、穴水町と災害協定を提携しており、建物の倒壊が酷く耐震化の推進と、上下水道も被災し簡易トイレの必要性を痛感し、県や市町村で備蓄したトイレを融通する仕組みづくりを検討すること、県では150万円までの補助があるので、市町村でも啓発して耐震化の対応を進めて欲しいこと、県では災害提携で簡易トイレも用意できるが、バイオトイレなど毎年トイレの展示会があり、町村でも参考にして備えて欲しいこと、

 能登半島地震時に栄村は震度5弱であり、大地震が発生すると秋山郷が孤立する可能性があり、現地調査で現状把握して欲しいこと、県内各地で緊急輸送道路と迂回機能を確保するために取り組んでいきたいこと、災害情報プラットホームにより災害リスクに関する理解を深め、災害への備えをお願いしたいこと、罹災証明書のソフト開発は検討したいこと、ドローンの活用や住宅の耐震化を進めて欲しいこと、地域によって地盤の強化や道路改良が必要であること、

「トイレ・キッチン・ベッド」の略のTKBの提案や社会基盤の問題の提案をいただき、それらの解決のため、「快適で十分な数のトイレ」「温かい食事」「段ボールベッドの様な簡易ベッド」の提供の取組や緊急輸送道路のサブルートの確保などを検討していかなければならないが、予算には限りがあるので、優先順位を決めて取り組み、ソフト的な手段として、DXを進め、罹災証明等のノウハウの蓄積が大切であり、地質の違いによっても防災・減災対策、強靱化を進めていきたいなどの意見交換をしました。 

 長野県少子化・人口減少対策戦略(仮称)について、企画振興部清水部長から、目指す戦略、戦略の策定方法・推進体制、これまでの経過と今後の予定、長野県少子化・人口減少対策 戦略方針(案)などの説明を受けました。

 長野県はここ数年移住したい県の上位に位置して、そのプロモーションは良いが、空き家の問題があり、解体の補助を出しているが、中々人口減少は抑止できず、県と町村が連携して取り組むことと、リニアの開通により国の機関の移転を進めては如何か、医療費の無料化は殆ど高校生まで行っており、雇用によって生活が成り立つかが問題であり、県外から家族を呼ぶには雇う会社に支援するとか、家賃や生活に支援し、地元が温かく迎えてくれるかなど様々な要素があること、早期に人口の定常化の早期は難しく、2060年と明記しては如何か、「緩和」と「適応」の抽象的な言葉を変える方が良く、家と雇用は大事だが、町村のコミュニティの維持が課題であること、
 銀座NAGANOを改修して更に発信していき、サービスの提供や雇用の受け皿も検討して、長野県少子化・人口減少対策 戦略方針(案)は調整が出来るので検討し、移住したい県のプロモーションにも力を入れ、空き家の問題や解体の補助など、少子化・人口減少等の県政の喫緊の課題の2点について話し合いが出来ましたが、今後も知事と私が色んな場で協議をして、前例に囚われない方法で課題を解決したいなど、関副知事はじめ職員の皆さんと意見交換が出来ました。


 最後に、公益財団法人長野県国際化協会から、県内に在住する外国人の推移について説明され、長野県多文化共生相談センターの活用を進められました。

 また、「長野県多文化共生相談センター」の運営、通訳・翻訳有償ボランティア事業、ヤングケアラー等支援のための外国語対応通訳派遣事業、外国籍児童就学支援事業(サンタ・プロジェクト)、「災害多言語支援センター設置・運営」などの説明も受けました。

 多くの施策・事業の説明をお聞きして、当村が長野県や関係機関にご指導をいただき実施できる事業、県と協力して県・村を活性化させる事業、村として早々に取り組まなければならない事項など盛り沢山の内容でしたので、今年度も県の担当部署のご指導・ご支援を賜り、村民の皆さんのためにより良い事業を実施していきたいと考えます。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、総合グラウンドの花々や雲が多めの上生坂上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、小学校で歯科検診(低学年)・外国語、乳幼児健診、農業委員会などが行われました。




ゼロカーボン推進プロジェクト会議&やまなみ荘テイクアウト昼食&雲根集落上空からの風景

2024年04月22日 | 生坂村の会議
 4月22日(月)は朝まで雨が降りましたが、昼間は過ごしやすい体感でした。
午前10時からの令和6年度第1回生坂村ゼロカーボン推進プロジェクト会議は、最初に私から、いよいよ今年度は脱炭素先行地域づくり事業が具体的、本格的に稼働します。4月から村づくり推進室を4名体制にして、脱炭素関係は村づくり推進室を中心に仕事をしていただくことになりました。

 大きな事業でして、生坂村が始まって以来の当初予算ですので、この会議が大変重要な訳でして、これからも縷々今年度はどの事業をどの様に具体的に実施していくかお示しをしていく訳です。そして、皆さんから忌憚のないご意見を頂いて、基本は脱炭素先行づくり事業ですけれど、30%の変更ができますので、生坂村、村民の皆様のためになる様な事業にしていただき、全国から注目をされることは確かですし、ドミノ的に周りにも波及できる素晴らしい事業にしたいと思います。

 3月末に令和5年度の(株)いくさかてらすの融資もいただきまして、(株)いくさかてらすは今年度PPA事業で大きく動いていきます。それぞれの事業を動かすためには、今までの先行事例がないために大変な部分があると思います。それを環境省からご指導いただくとともに、各機関からもご指導いただいて、皆さんでしっかり協議を進めてまいりたいと思いますなどの挨拶をさせていただきました。

3 協議事項脱炭素先行地域事業 令和6年度事業予定について 
 令和6年度事業で予定している、デマンドレスポンス、古民家脱炭素リノベーション、公共施設省エネ機器・LED導入設計、自営線マイクログリッド設計及蓄電池設置、EV充電器設置、EVバス導入、公用車EVシェアリング、公共施設ペレットストーブ導入、公共施設チップボイラー導入について事業内容や実施スケジュールについて説明を行いました。
主な意見と質問の概要については、
・公営住宅のPPA事業の設備の設置について振興課と村づくり推進室で調整して、入居者への説明を行い進めるように依頼しました。

(2)省エネ機器・木質バイオマスストーブの購入補助(いくさか便り龍と子)について
 4月25日の全戸配布で、配布予定している「龍と子」の内容で、令和6年度省エネ機器・木質バイオマスストーブの対象機器の補助内容、導入補助フロー、指定業者一覧について説明を行いました。
 主な意見と質問の概要については、
・補助対象経費について、対象になるもの、ならないものを可能な限り示せるように対応して欲しいと意見があり、調整し対応していくと説明しました。
・指定業者の基準についてどうなっているのかと質問があり、対象機器の施工実績等確認して指定業者としている。また、今後も指定業者と充分調整し行っていく。

(3)その他について                  
 令和6年度森林施業計画(案)で、実施計画の内容について、今後の進め方について説明を行いました。
主な意見と質問の概要については、
・今年度は着手できるかと質問があり、補助事業の内容を確認して順調にいけば、年度内着手する様に進めて行くと説明がありました。
・広葉樹を伐採し、来年度からやまなみ荘の稼働に併せ対応できるかとの質問があり、来年度からの稼働は難しいが、施業計画が順調にいけば再来年度から対応できるように進めて行く。また、チップ化するのは、信州リサイクルセンターで対応できるように機械設備等調整していくと説明がありました。
・今後ペレット工場も計画していくのかと質問があり、ペレット工場については、費用対効果、設置後の運営状況を精査し検討していく。また、木材を伐採していくのに良い補助事業がないか併せて研究していくと説明がありました。

 全体を通して、古民家リノベーションの補助の募集について、5月配布予定の「龍と子」で周知できるように対応して欲しいと意見がありました。

 お昼には金曜日から月曜日に移行しての職員有志により、やまなみ荘のテイクアウト昼食をいただきました。

 今回もカツ丼、親子丼、焼肉丼、肉野菜炒め丼、鶏から丼、中華丼、チャーハン、パスタ、野菜サラダなどのメニューをたくさん注文してもらいました。

 私は、味噌汁、デザート、コーヒー、安曇野の水を持参して、春のパスタフェアのクリームソースとサラダを注文して食べました。評判通り美味しく味付けされていてお腹いっぱいになりました。

 また、再開しました灰焼きおやきも購入して、翌日の朝食で食べましたが、生地の焼き具合、中身の味付けが美味しいと感じました。

 村民の皆さんも、引き続きやまなみ荘のテイクアウト、宴会、食堂、灰焼きおやきをご利用いただきますようお願いいたします。

 午後3時からは、公益社団法人 全国防災協会の監査を初めて当村役場で行いました。「令和5事業年度 監事監査資料」に沿って、遠路お越しいただいた、当協会事務局長の水落さんから、その資料に沿って事業報告、決算報告等の説明を受けました。

雲根集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲根集落に行き、雨が上がって朝霧が立ち込めている上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で眼科検診、EVバス購入に係る機種選定委員会、脱炭素関係事業打合せ、商工会で労働保険書類提出締切などが行われました。



2024年度 山雅後援会 会員親睦会

2024年04月21日 | 私の活動報告
 4月21日(日)午後5時30分からは、松本市のホテルで松本山雅FCの後援会員親睦会に出席しました。多くの後援会員及び名誉顧問並びに相談役の皆様が180名ほど参加され、激戦を繰り広げる松本山雅FCの選手やチームスタッフの皆様をお迎えし、選手たちが入場されると盛り上がり会員親睦会が始まりました。

 山雅後援会 臥雲後援会長、神田社長、霜田監督が、それぞれの立場から、松本山雅FCの更なる飛躍と山雅後援会の発展を願い、これからも山雅らしく最後まで諦めずに上位を目指していくなど、力強い挨拶をしていただきました。


 百瀬塩尻市長が、強くなること願ってOnesoulで乾杯の発声をされ宴に入りました。

 私のテーブルには霜田監督が一緒でして、ファンも詰めかけて、サインと記念撮影をしていました。その他のテーブルでも、選手、コーチが、サインや記念撮影、お話の相手などファンサービスされていて、プロの世界において、後援会員やサポーターの応援に対し、感謝の気持ちを持っての対応に感心しました。

 選手の皆さんがステージに上がり、前日の20日に誕生日を迎えた米原選手と、当日21日に誕生日を迎えたビクトル選手と臥雲市長へハッピーバースデーソングのサプライズプレゼントがありました


 チームを代表して御礼のことばと、応援歌を大合唱し、みんなに見送られ選手たちが会場を後にしました。

 その後、恒例の片山クラブプロモーション担当とのじゃんけん大会があり、勝った方々にサイン入りボールと色紙が贈られました。

 最後に、J3優勝・昇格を祈念してOnesoulの一本締めで幕を閉じました。
 松本山雅の皆さん、市町村長の皆さん、スポンサー企業の皆さんなど関係の皆さんと色々なお話ができとても楽しい親睦会でした。