信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

相模女子大学いくさか農泊ふれあい体験プログラム修了式&地域未来塾閉講式&草尾上野ぶどう畑上空からの風景

2025年03月02日 | 生坂村の取組
 3月1日(土)は朝が冷え込みましたが、昼間は晴れてポカポカの春の陽気となりました。
 相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プログラムの春季地域協働活動の最終日、午前8時30分から学生さん達は、感謝の意味も込め、やまなみ荘の掃除をしていただきました。

 午前10時からは相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プログラム(春季地域協働活動)の終了式をやまなみ荘の瑞雲の間で行いました。

 最初に私から、6日間の地域協働活動と、今回は特に10周年記念ということでワークショップと記念式典を行っていただいたことに労いの言葉を申し上げ、それぞれ団体の皆さんと初めての体験をされ、村民の皆さんは皆さんとの交流に元気をいただきましたし、村の活性化にもつながったと思います。また、皆さんが体験された今回の協働活動は、これからの学生生活や人生にとって、とても良い経験になると思います。

 今後は皆さんに生坂村の発信も手伝っていただきたいですし、私はほぼ毎日ブログを発信していて大変ですが、「継続は力なり」という言葉の通り、徐々に生坂村の良さを知っていただいていると感じております。今後もこの活動は続けてまいりますので、夏の活動にもお越しいただきたいと思いますなどと挨拶をさせていただきました。

 14人の学生さん達から、炭焼き体験、薪割り、竹灯籠づくり、味噌仕込み、スイーツづくり、おやきづくり、そば打ち体験、太鼓体験などの活動を通して、村民の皆さんの温かさと優しく丁寧に教えていただいたこと、豊かな自然の中で様々な体験ができ楽しかったことなどに謝辞を述べられ、今回の体験を通じて今後も頑張っていきたいことや出来たら夏の協働活動にも参加したいし、赤とんぼフェスティバルにも来てみたいなどと御礼のことばをいただきました。記念式典等に参加された二人からも御礼の言葉をいただきました。

 鈴木さんからは、各団体の皆さんのお陰で、色々な体験で多くの協働活動ができたことに感謝をされ、今後も当協働活動を続けていただけますので、皆さんや友達にも参加していただき、おじいちゃん、おばあちゃんのいる生坂村を第二のふるさととして、また訪れていただくなど、今後も生坂村とつながりを持っていただきたいなどの挨拶をいただきました。

 そして、みんなで記念撮影をして、道の駅いくさかの郷に寄って帰路につきました。
 2月24日(月)から3月1日(土)までの6日間にわたり、お父さん頑張る会、農業公社、ハチクの会、おじさま倶楽部、人・女竹っこくらぶ、いくさかの郷、やまなみ荘など多くの皆さんと協働活動をしていただきありがとうございました。

 村民の皆さんは、活発で真面目な若い学生さん達との活動や触れ合いを通じて、元気をいただけたと思います。学生さん達は、初めての体験により生坂村の魅力を感じ、優しい村民の皆さんとコミュニケーションが取れ、とても良い経験になり、また生坂村に来たいなどと思ったとのことでした。

 学生さん達には田舎の慣れない協働活動、大変お疲れ様でした。また、協働活動の対応をしていただきました村民の皆さんに感謝申し上げます。


 午後2時15分から、B&G海洋センター会議室において、今年度の地域未来塾の閉講式が開催されました。

 地域未来塾の趣旨は、「未来を担う子ども達を育む体制づくりを目指し、地域と学校が連携・協働して、学習を希望する中学生に対して、地域住民等の協力を得て学習支援を行う。」となっています。

 上條教育長の開会のことばで始まり、高野公民館長から、昨年5月18日から28回の地域未来塾が行われ、生徒の皆さんがほぼ毎週土曜日に、学生さん達と楽しく勉強ができたと思いますし、学生さん達も良い経験になったと思いますから、来年度も引き続き行いますので友達を誘って参加していただきたい思いますし、勉強ができて達成感を感じたことは、信州大学教職支援センターの藤井先生、小山先生、荒井先生、学生さん達のお陰であることに謝辞を述べられるなどの挨拶をされました。

 私からは、生徒達は10ヶ月あまり勉強してきて、信州大学の優秀な学生さん達に教えていただき、得意な教科は更に伸ばせ、苦手な教科は克服できたと思いますし、お兄さんお姉さん達と交流しながら、新たな気づきがあったと思いますから、来年度も地域未来塾を行いますので、後輩や友達を誘って参加して欲しいと思います。土曜日の午後はノンビリしたい時ですが、頑張って勉強したことに敬意を表したいと思いますなどの挨拶をさせていただきました。

 信州大学 教職支援センターの藤井先生からは、今年度の地域連携プロジェクトの地域未来塾には、9名の皆さんに来ていただき、今日は春休みになり一人も来ていませんが、今年度はすべて1年生ということですから、2年生からは学部により松本市以外に移ってしまいます。地域未来塾は来年度も行うようですので、皆さんには学業に支障のない範囲で無理なく関わって頂いて、信州大学は子ども達の学習支援の充実に向けて支援をしていきますなどの挨拶をいただきました。

 本事業の実施主体は生坂村とし、信州大学と連携・協働のもと事業を行うものです。
 事業内容は、生坂中学校に在籍する中学生への学習支援で、指導科目は、国語・英語・数学・理科・社会となっています。
 学習支援員及び教育サポーターついては、実情(活動の内容や実施日数、対象とする中学生の数等)に応じて、真に必要な人数を配置することとし、信州大学の学部生・院生の皆さんの中で、1回につき2~6名をお願いして行ってきました。

 本日受講された生坂中学校の生徒達から、成績が伸びたこと、勉強をする習慣がついたこと、優しく接してくれて分かりやすく教えていただいたこと、この塾で楽しく勉強できたこと、得意の教科を伸ばせて、苦手の教科は克服できたこと、休み時間で色々な話が出来て楽しかったこと、来年も地域未来塾に参加したいことなどの御礼の感想を話してもらいました。


草尾上野ぶどう畑上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、草尾上野ぶどう畑の高台に行き、青空が広がった上空からの風景を撮影しました。




相模女子大学地域協働活動10周年記念式典及び意見交換会&上生坂上空からの風景

2025年03月01日 | 生坂村の取組
 2月28日(金)も日差しが届いて穏やかな天気で、朝は冷え込んだものの、昼間は春の陽気となりました。
 午後4時過ぎからは、相模女子大学地域協働活動10周年記念式典を開催しました。

 最初に私から、本日は生坂村にも春の訪れを感じるこの佳き日に、相模女子大学田畑学長さんをはじめ、先生方、学生さん達、鈴木さん、村内の団体や施設の皆さんにご出席いただき、相模女子大学地域協働活動10周年記念式典を開催できますことに感謝を申し上げます。
 さて、相模女子大学地域協働活動は、鈴木さんのご提案により、平成27年度から始まりました農林水産省「農村集落活性化支援事業」の5年間の事業の一環で始まりました。
 そして、6年目から3年間は、農林水産省 農山漁村振興交付金 山村活性化対策事業として、9年目から2年間は、農山漁村振興交付金 農泊推進型事業の一環として当活動を実施してまいりました。

 この10年間にわたり、コロナ禍で活動が制限された年度もありましたが、各年度の6日間の協働活動は、本日お越しの「お父さん頑張る会」、「おじさま倶楽部」、「女・人竹っこくらぶ」、「上生坂ほたるの里の会」、「ハチクの会」、「こなもん倶楽部」、「農業公社」、「道の駅いくさかの郷」、「やまなみ荘」など多くの皆さんにご協力いただき、記念誌にあります通りの様々な取組が実施できたところでございます。
 そして、学生さん達が、生坂村で多くの体験をしていただき、食を基本とした農業振興、交流人口増のための観光振興等により、今後の生坂村の活性化や持続可能な村づくり等に対して調査、研究をしていただき、それらに対して提案や意見等を頂戴して、これまでにデザートやパッケージ、ポップなど、様々な成果が現れているところでございます。
 また、学生さん達からすれば祖父母世代の村民の皆さんと様々な体験プログラムを通じて、親睦を深めながら当村の自然、環境、歴史、伝統文化等を勉強や体験していただくとともに、村民の皆さんも若い学生さん達との交流に元気や活気をもらえたと感じているところでございます。

 活動最終日の修了式には、学生さん達の御礼のことばが書かれた可愛いイラスト入りの色紙をいただくなど、真面目な学生さん達の行動や言動に感心することが多くございました。
 また、この事業を切っ掛けに各自治体とも連携を図ることができまして、今では北海道標津町とは、中学生が両町村を訪問し合い交流を深めながら、自然、歴史、文化、アクティビティ等を学習、体験するなどの事業を行っているところでございます。
 その他にも、相生祭の出展などにより、生坂村のPRや特産品の販売などにより、更に生坂村を発信できていると思っております。
 結びに、この10年間お世話になりました相模女子大学の皆さんをはじめ、鈴木さん、当村の各団体や各施設の皆さん、役場職員並びに関係の皆さんに心から感謝を申し上げますとともに、当事業が更に継続し発展しますことを願って、私の挨拶とさせていただきました。


 来賓祝辞として、相模女子大学 田畑学長から、相模女子大学、相模女子大学短期大学部学長の田畑でございます。本日は地域協働活動10周年という事でこのような素晴らしい式典を開いて頂き、お招きを頂きましてありがとうございます。
 この機会にあらためまして藤澤村長はじめ、ここにお集まりの皆様方、また生坂村の皆様方に本学の活動におきましてご理解を頂きまして、学生達を暖かく迎えて頂いている事に厚く御礼を申し上げます。

 この式典に先立ちましてお忙しい中をご案内くださいまして、生坂村のいくつかのスポットを見学させて頂きました。私は大変申し訳ない事に、今回生坂村を訪問させて頂くのは初めてでございまして、大変遅くなりました事にお詫び申し上げます。改めて色々拝見させて頂きまして、本当に感銘いたしました事は、普通こういう時にあります事は、ご案内頂く所は、例えば歴史的な名称でございますとか、有名な歴史のあるお寺とかというような場所をご案内して頂く事が多いのでございますが、今日は全く違っておりまして、実際に村の生産活動から、村の様々な治水とかそういう自然に対する活動等、そういう所を実感できる場所をご案内頂きました。先程のお話にもございましたけれども、養蚕からぶどう栽培へと大きく舵を切ってそして発展してこられた歴史、それから地域外の所から移住されてきて、農業に携わろうという方々が住んで、活動されているようなところを拝見いたしまして、ある種の力強さといいますか、これまでに色々困難があった事と思います。それを乗り越えながら、未来に向かって更に発展していこうという意志と力のようなものを感じる事が出来まして、大変すばらしい体験をさせて頂いたと思いまして、その事にもお礼申し上げます。

 そのような場所で本学の学生が、体験活動をさせて頂くという事は何よりも本当にありがたい事でございまして、実際に数日間という期間を、寝泊まりをしながら、その環境に直接身を置いて、しかも先程湧口教授の話にあったような、そういう様な社会の中で意味を持っている体験活動として自分の活動として、実感しながら確かめながら活動していける経験は中々ないのではないかなと思います。これは学生さん一人一人が、卒業してどのような生活していくにしても大きな宝になると思いますし、本学におきまして10年間100人を超える学生を、このようにして迎えて頂いている事に感謝の絶えない事でございます。
 本学は今年、相模女子大学は創立125周年を迎えます。その中で、生坂村の皆様と協働して、過ごせた10年間は大変ありがたいと思いますし、単に私達だけでなく、生坂村の皆さんにとっても、なにがしかプラスになっていたら、喜びこれにすぐるものはございません。でもこれからがますます重要なところだと思います。
 是非これからも協働活動を続けながら、ご一緒に活動していけると大変ありがたい事だと思っております。本日お集りの藤澤村長初め生坂村の皆様方にあらためて厚く御礼申し上げますとともに今後ともどうぞよろしくお願い申し上げますなどの挨拶をいただきました。


 続いて太田議長から、生坂村と相模女子大学の連携による地域協働活動10周年記念式典の開催に当たり議会を代表して一言お祝いを申し上げます。
 この事業は平成27年度の農村集落活性化支援事業の一環で、村の活性化を図りたい当村と地域社会との連携、また学生たちの社会貢献力を育んでいきたいという事を重視している相模女子大学様を当時農村開発企画部長の鈴木政宏様に縁を繋いで頂いたことが始まりと伺っています。

 この地域協働活動は村内の各団体や村内施設の多くの皆様にご協力いただき、10年間で100名以上の学生さん達に生坂村の歴史や伝統文化等を学んでいただくと共に小さい自治体での協同作業の必要性と重要性を感じて頂けたと思いますし、関係した村民の皆さんも活動を通じて元気や刺激を頂ける素晴らしい機会となったのではないかと思います。参加して頂いた学生の皆さまには田舎の素晴らしさ、自然や地域の人との繫がりの大切さなど感じて頂いた経験も活かして頂きながら充実した社会生活を送ってもらい併せて田舎の良さをこれからも発信して頂けたら嬉しいです。

 結びに、このような素晴らしい事業実施を決断してくださった藤澤泰彦村長と相模女子大学田畑正英学長とご縁を繋いで頂いた鈴木政宏様、そして10年間協働活動をしていただいた学生の皆さん達と、各団体、村内施設の皆さまに心から感謝を申し上げると共に、これからも継続して村の活性化と大学が重んじている地域連携と学生の皆さまの社会貢献力が育んでいけること、この事業に関わって頂いた全ての方の御健勝と益々のご活躍を祈念いたしましてお祝いの言葉と代えさせていただきます。この記念すべき素晴らしい日を一緒に祝い過ごすことができ本当に嬉しく思いますなどの挨拶をいただきました。

活動

 報告として、鈴木主任から、0年のあゆみ(平成27年度~令和2年度)により、平成27年度夏期(参加者6名)、冬期(参加者12名)、平成28年夏期(参加者5名)冬期(参加者11名)、平成29年夏期(参加者3名)冬期(参加者5名)、平成30年夏期(参加者5名)冬期(参加者3名)、令和元年夏期(参加者6名)冬期(参加者5名)、令和3年オンライン開催、令和4年夏期(参加者3名)春期(参加者6名)、令和5年夏期(参加者4名)春期(参加者8名)、令和6年夏期(参加者5名)に行った各協働活動の内容、相模女子大学地域連携フェアー、東京都府中市「光と風の地域フェスティバル」、相模女子大学「相生祭」地域物産展、若い感性・女性の気づきからの提言、相模女子大学からのコメント、学生からのコメント、各団体からのコメントについて説明がありました。



 意見交換として、過去に地域協働活動に参加した相模女子大学卒業生から地域協働活動に参加させていただき、沢山色々な活動をさせて頂いて頂きました。生坂村と相模女子大学の地域協働活動でしかできない体験を沢山する事ができて、その中で一番感じた事は生坂村の皆さんが凄く暖かかったという事です。皆さんが凄く優しく受け入れてくださって、今もそのことを鮮明に覚えています。
 私は大学を卒業しまいましたが、これからも生坂村の力になりたいと思っていますのでいつでも呼んでください。力仕事でもなんでもやりますし、PR活動も一生懸命行いたいと考えています。これからも生坂村に沢山足を運んで皆さんと交流を深めていと思っています。

 過去に地域協働活動に参加した相模女子学卒業生から、この度は相模女子大学と生坂村との地域協働活動10周年になる事を嬉しく思います。私が初めて生坂村と関わらせて頂いたのはコロナ禍で開催された特産品のパッケージコンテストでした。このコンテストでは私がデザインした灰焼きお焼きのパッケージを選んで頂き、生坂村の力になれた事を今でも嬉しく思っています。当時はまだ1年生であった事から選んで頂いた事はもちろん、今後のデザインも励みになり、良い経験だったなと思っています。2年生時には現地の活動を体験させて頂き様々な体験をさせていだだき、生坂村の皆さんの暖かさと美味しい作物に感謝の気持ちを感じる事が出来ました。こういった大学と地域との繋がりが今後より良いものになっていく事を願っています。

 地域団体のこなもん倶楽部の丸山会長から、今日いる生坂村の方は色んな所で繋がっており、私もホタルの里の会にも入っていて、それぞれの団体に入っています。ここ数年間相模女子大学の皆さんとは、竹細工を行ったりして楽しく活動をさせて頂いております。毎年違った方が来て、数年来ている方がいるので、生坂を気に入っていられるのかなと思っています。これからも続けて来て頂きたいのでよろしくお願い致します。これからも私たちも力の限り続けて行きたいと思いますので、皆さんの後輩も来て頂きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

 おじさま倶楽部の平田会長から、おじさま倶楽部が出来て丁度18年になります。鈴木先生と会ったのは相模女子大学の1年前においき合いして、おじさま倶楽部とのそば打ちの事を話しました。おやきの粉の農林27号といううどんに適しているとか、お焼きに適しているとか話をしたのを覚えています。その時のおじさま倶楽部の熱意を感じて頂き生坂村との関わりを持って頂いたのではないかと思っております。相模女子大学の皆様とはそば打ちを行っていますが時間が限られているので、できれはそばの植え付けから収穫までの体験もして頂ければと思いますのでよろしくお願い致します。

 ハチクの会の平林会長はから、この農泊の関係は、私は道の駅の生産者組合の組合長をやっていまして、その頃から農泊の体験をさせて頂く機会がありまして、最終的に方向付けがどうなるのかというのが一番気になっていました。それが今日課題と解決という事で、新しいワケーションとかインバウンドは分かりますが、こういう中で早く道筋を決めて皆で力を合わせて頂いて方向付けをして頂けたらと思いますので、そういうお手伝いを相模女子大の皆さんと協力しながらまとまれば良いなと思っておりますのでよろしくお願いします。

 相模女子大学と生坂村を結んでくれた鈴木さんから、本日は地域協働活動10周年記念おめでとうございます。今このように10周年記念ができるとは、11年前に生坂村に来た時は思ってもいませんでした。生坂村の女子職員の方が東京の事務所の方へ生坂村は元気が良いという投書がありまして、小さな村で、温かな村という印象があったもので、取材に来たのが私の生坂村との出会いでした。もともとはそういう関係の仕事をしていたので、色んなネットワークもありますし、予算の関係も応援してくれる方々がいたので、来年度からいかがでしょうかという話をしまして、生坂村の過疎化、高齢化の一助となればと思い、硬いお焼きを提供してくれた村の方との縁がありこのような形になりました。これが出発点でありまして、相模女子大学には長く太くお付き合いをして頂きたいと思います。また、村の方も相模女子大学の受け入れを、しっかりと行っていって頂きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

 私から今日のまとめとして、それぞれ感想等を言って頂いてありがとうございました。時間があれば全員の皆さんに感想を言って頂ければ良かったのですが、今回は今まで最高の14名の学生さんに来て頂いたことは、相模女子大学に生坂村が浸透してきたのかなと思っております。
 各団体では兼ねている方もいるのですが、小さな村でこれだけの団体の皆さんが、相模女子大学の皆さんを受け入れているのは珍しいのではと思います。
皆さんは協力的でして、お孫さんのような年代の皆さんが元気に活動していて、教える方も元気になりますので、良い感じで10年間やってこれたと思います。
 私も18年間村長を務めましたが、私のうちはなるべくやっていきたいと思います。それには来年度からの事業を鈴木さんにお願いして、7日には農水関係の要望に行きまして、新しい補助金を頂き、しっかり学生さん達をお呼びしたいと思います。

 今まで生坂村で出来る体験はほぼ行っていますが、後はパラグライダーやおにかけという地粉で作ったうどんを打ってみれば美味しいですから良いと思います。この様な新しいアイディアを団体の皆さんや担当職員から出して頂いて、今年も行っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。今日は10周年の記念式典ができた事に感謝申し上げますなどと申し上げ、記念式典は閉式しました。

 その後の懇親会は、中村副学長の乾杯の発声で始まり、相模女子大学の先生方、学生さん達と各団体の皆さんで、体験した取組などの話で盛り上がっていました。

 相模女子大学田畑学長をはじめ、先生方、学生さん達、鈴木さん、村内の団体や施設の皆さんにご出席いただき、相模女子大学地域協働活動10周年記念式典が盛大に開催できましたことに御礼を申し上げ、今後も当事業が更に継続し発展しますことを願っております。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝日が差してきて少し霞んでいた上生坂上空からの風景を撮影しました。



 その他生坂村では、中学校で送会事前集会(朝)、ピラティス教室、例月出納検査などが行われました。




生坂村の魅力向上に向けた農泊体験ワークショップ

2025年02月28日 | 生坂村の取組
 2月28日(金)午後1時過ぎからは、相模女子大学地域協働活動10周年記念式典のために来村された相模女子大学 田畑学長、中村副学長たちを、生坂村の特徴的な3箇所を案内させていただきました。

 最初に山清路大橋に行き、三橋が架かっている山清路の歴史や泉小太郎伝説で山清路の大岩を砕いた内容の話などをさせていただきました。

 次に草尾上野ぶどう畑に行き、桑畑だった荒廃地を伐根してぶどう畑に圃場整備したことや新規就農者がしっかりぶどうを栽培して、道の駅いくさかの郷に出荷していることなどを説明しました。


 最後はスカイスポーツ公園に行き、一望できる上生坂の各施設の紹介や脱炭素先行地域づくり事業によって、各施設を自営線でつないで、災害時のレジリエンス強化に取り組んでいるなどの説明をしました。


 午後3時からは、生坂村の魅力向上に向けた農泊体験ワークショップを開催しました。
 最初に相模女子大学田畑雅英学長他関係者、協同活動に参加した相模女子大生、生坂村村長他関係者、生坂ハチクの会平林敏生会長他村内の団体関係者から自己紹介をして頂きました。

 農山漁村振興交付金農泊推進事業活動報告として、鈴木主任から農山漁村振興交付金の内容、農山漁村発イノベーション推進事業(農泊推進型)の内容について、生坂村で実施した事業の目的、令和5年度、令和6年度に実施した活動内容について、事業の目標達成状況について活動報告の説明がありました。


 農泊推進事業評価として、相模女子大学 人間社会学部 社会マネージメント学科 湧口清隆教授から、これまでの取組、今回の活動目標、活動の構成主体、主要拠点の課題と解決策、実施した事業、地域活性化の観点から見た活動の効果、他地域との競合の観点から見た活動の効果、他地域との競合の視点から見た活動効果、インバウンドの視点から見た活動の効果、今後の展開の可能性についての総評を頂きました。



2025相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プラグラム2日目

2025年02月25日 | 生坂村の取組
 2月25日(火)の相模女子大学 春季地域協働活動の2日目は、午前9時00分から、お父さん頑張る会の皆さんと、炭焼き作業と大豆の選別作業を行いました。
▽ 作業前に、炭焼き窯の仕組みや、お父さん頑張る会の商品説明をしていただきました。


▽ 一通りの説明を受けた後、4グループに分かれて作業を開始しました。炭焼きの説明を受けているところです。

▽ 木を丁度いい大きさに割っているところです。

▽ 薪割りのコツを教えてもらっているところです。

▽ お昼は、お父さん頑張る会の皆さんが用意してくれた、炊き込みご飯とイノシシ汁、ふきのとうや香茸の天ぷらなどをいただきました。

 お昼休憩後も引き続き作業を行いました。
▽ 大豆の選別作業を行っているところです。

▽ 蒸留木酢液のボトル詰めをしているところです。

 生坂村ならではの体験を通して、魅力的な農泊パッケージ商品開発の参考にしていただければと思います。

セカンドブック贈呈&万平集落上空からの風景

2025年02月25日 | 生坂村の取組
 2月25日(火)は晴れて朝は冷え込みが厳しかったが、昼間は昨日より寒さが和らぎ、日差しの温もりを感じられました。

 午前10時からは「ブックスタート事業」の「セカンドブック贈呈」が保育園で開催されました。ブックスタートとは、赤ちゃんと保護者が絵本を通して、心ふれあうひと時になるためのきっかけを作る活動でして、1992年にイギリスで始まり、2000年から日本に広がり、今では全国の各市町村で取り組まれているとのことです。

 当村は、1歳頃の子供さんにブックスタート、保育園年少児にセカンドブック、小学校1年生にサードブックと3回本をプレゼントして、本に親しんでいただこうと進めております。

 私から、絵本を通して文字や絵に親しんでいただき、お母さんやお父さんから絵本を読んでいただき、色々なことを学んだり感じていただきたいと思いますし、テレビ、パソコン、スマホなど見るものがいっぱいありますが、なるべく絵本を読んでもらいながら、家族のふれあいを大切にしたり、友達と仲良く遊んだりして、楽しい時間を過ごしてくださいなどと挨拶をしました。

 上條教育長からからは、ブックスタートの意義と1歳頃の幼児にはブックスタート、保育園年少児にはセカンドブック、小学校1年生には生坂の民話のサードブックとして、3回プレゼントしているブックスタートの取組などについて説明してもらいました。

 今回のセカンドブック贈呈は保育園年少児の子供さんに、丸山司書が選んだ「バムとケロのおかいもの」をバッグ入れてプレゼントさせていただきました。

 本日は参加していただいた7名の可愛い園児たちに、私から「絵本を読んでもらってね!」などと言って、一人一人に絵本と名前入りのバッグをお渡ししました。

 私の2番目の孫も対象でしたが、熱を出してしまい保育園をお休みでしたので残念でした。でも、この絵本は、同級生みんなが持っている共通の思い出となる絵本ですから大切にしていただきたいと思います。

 丸山司書からブックスタートの意義と図書室のこと、絵本の読み聞かせなどについて説明があり、「おむすびころりん」の読み聞かせをしていただきました。

 そして、名前入りの袋に子ども達は好きなスタンプを選んで押印しはじめました。また、スタンプの色を交換したり、慎重に一つずつしっかり押す子やリズミカルにドンドン押す子など楽しそうに押印していました。


 世界でたった一つのバッグですから大切に使っていただき、ご家族の皆さんと一緒にそのバッグを持って絵本を借りに図書室に来てくださいね。


 子ども達が絵本を通して、お母さんをはじめご家族と触れ合うことで、健やかにたくましく成長することを願う次第です。ご参加いただいた子ども達と園長先生や先生方、お忙しい中ありがとうございました。

万平集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、万平集落に上がり澄み切った青空の上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、中学校で1,2年合同体育スライド、総務課関係業務開札、ゼロカーボン推進プロジェクト会議、第3回福祉センター運営委員会、教育委員会定例会、6班の皆さんの元気塾などが行われました。



2025相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プラグラム1日目

2025年02月24日 | 生坂村の取組
 2月24日(月)のお昼ごろ、相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プラグラムで14名の学生が来村されました。相模女子大学との連携事業は、平成27年度から行っており、2024年度までに延べ76名の学生さんに参加していただき、村民の皆さんとの交流を深めながら、普段できないような農作業や地域での生活を体験していただきました。
 昨年度からは、農山漁村振興交付金(農泊推進型)を活用し、自然豊かな生坂村において、村民の皆さんとの交流を深めながら、若い力と行動力、柔軟な発想や新鮮な感性を発揮し、山里での食・農・文化等の田舎暮らし体験などを通じて、地域の魅力を満載した「オンリーワン」の農泊パッケージ商品の開発を目指しています。

▽ 活動初日の午後は、村内の観光スポットや活動場所の確認のため、「スカイスポーツ公園」「山清路」草尾区上野にあります「グリーンパークブリッジ」に行きました。



 今回の取組みは、昨年度から実施している「農山漁村振興交付金(農泊推進型)」の一環であり、明日からそれぞれの団体の皆さんのご協力をいただきながら色々な活動をしていただきます。村民の皆さんとの交流や現地での活動を通して、魅力的な農泊パッケージ商品のご提案をいただければと思います。

UAゼンセン長野県支部(まちづくり委員会)との意見交換会&草尾上空からの風景

2025年02月21日 | 生坂村の取組
 2月21日(金)は日差しが届いても真冬のような寒さが続き、防寒必須の一日でした。

 午後4時からは、UAゼンセン長野県支部のまちづくり委員会との意見交換会が行われ、最初に私とまちづくり委員会樋口委員長から挨拶をして始まりました。


 続いて、2013年11月のUAゼンセンと生坂村の協定書の締結から始まり、2017年信州いくさか料理コンテスト、2018年の道の駅いくさかの郷へのハンガリー村開設に伴いハンガリー大使館への要請、2019年の道の駅いくさかの郷オープニングイベント協力等の活動概要についてUAゼンセンから説明を頂きました。

 次に生坂村から、生坂大好き隊(地域おこし協力隊、集落支援員)の活動内容で、外部人材の活用について、地域おこし協力隊員の業務内容、隊員の男女別、年齢別の内訳、任用地域内訳、任期後の定住について説明を行いました。

 主な質問等に対しての話し合いの概要は、
・長野県内からの採用地域について質問があり、県内の採用先は、安曇野市、松本市、塩尻市、大町市等と説明しました。
・当村への採用者は生坂村のどこに関心を持ち、応募してきたか質問があり、応募してきた方は、生坂村の自然環境と、農業(就農制度)、イベント等に惹かれて生坂村に来ているのではないかと説明しました。
・隊員の住宅はどうしているか質問があり、村営住宅や空き家等に住んでいると説明しました。
・農業支援で就農される方の農地はどうしているか質問があり、農業公社で就農事業を行っており、研修の間に圃場を与え研修をしている。研修後は農業公社で農地の流動化を行っており、農業公社で仲介し農地を貸していると説明しました
・3年の任期後の定住率はについて質問があり、全体で73%程の定住率と説明しました。
・募集人員はどうしているか質問があり、その時々の状況で募集していると説明しました。

 他に生坂村の取組内容への意見や提案の概要は
・白馬村等ではインバウンド関係のお客さんが増えている。生坂村でもインバウンド関係のお客様をやまなみ荘で受け入れたらどうか意見があり、先日のやまなみ荘の定例会でもインバウンド関連のお客様を受け入れるように提案があり検討を始めた。受け入れ内容についてご指導頂きたいと説明しましとお願いを行いました。
・物消費から事消費に移行している。生坂村の特色を活かしたソフト面の整備を行えばどうか意見がありました。
・温泉で検索しても出てこない。検索してやまなみ荘がヒットする様に対応していけばどうか意見がありました。
・農業者の高齢化で今後の農地の荒廃化が懸念されるが、どのような対応をしているか質問があり、今年度、国の施策で村内全地域を対象に農業についての地域計画を策定し、守るべき農地を定め営農が続くように対応している。また、水田や畑をぶどうの団地への転換事業も行っていると説明しました。
・やまなみ荘のプランで、長期プランを計画して、やまなみ荘を拠点に観光する様に意見がありました。

 次に、生坂村からふるさと納税の納税状況、返礼品の状況について説明を行いました。
主な質問・意見とその話し合いの概要は、
・生坂村のぶどうはとても美味しいので、高級感を活かした返礼品を検討すればどうか。
・先行予約の期間を限定するではなく、通年で予約を受ければどうか。
・高額寄付で、返礼品を組み合わせて行けばどうか。
・やまなみ荘や森林公園の長期宿泊やパラグライダー・ラフティング等のプランを返礼品にすればどうか。
・ぶどうに関してイクサカラットの等級(糖度等)をランク付けして、高級感をイクサカラットに打ち出していけばどうか。
 ふるさと納税返礼品について以上の意見を頂きましたので今後検討してまいります。

 意見交換会のまとめとして、UAゼンセン長野県支部(まちづくり委員会)から、これからも生坂村への支援の在り方として、生坂村の課題を意見交換会等で共有して、生坂村の活性化に向けて取り組んでいくとの意見を頂きました。

草尾上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の写真と動画の撮影は、前日草尾の犀川対岸の高台から、朝日が差してきた上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園でEランド、小学校でスキー学校予備日、中学校で1,2年期末テスト②(技術・家庭)、ピラティス教室、コミュニティスクール運営委員会、図書室整理休館日、5班の皆さんの元気塾などが行われました。



最適土地利用総合対策事業視察研修二日目&下生坂上空からの風景

2025年02月16日 | 生坂村の取組
 2月16日(日)の午前中は雲が多くても、天気は段々と回復して日差しが届くようになり、日なたでは暖かく感じられました。

 最適土地利用総合対策事業視察研修二日目は、午前8時30分にホテルを出発し、神奈川県相模原市緑区牧野の「農業生産法人 藤野倶楽部」と「一般社団法人 藤野エリアマネジメント」に伺いました。

 農業生産法人 藤野倶楽部は、都心から約1時間の癒しの里山「旧藤野町(現相模原市緑区)」にあります。
 一般社団法人 藤野エリアマネジメントの代表理事 中村賢一氏と、農業生産法人 藤野倶楽部の代表取締役 桑原敏勝氏のお二人に我々の視察の対応をしていただきました。

 最初に桑原社長から、自社で栽培した野菜を生かした直営の農園レストラン「百笑の台所」や、オーガニックの自然食品コーナー、宿泊施設、テニスコートなどの施設を見せていただきながら、施設は殆どが手作りであって、その利用内容や利用状況が好調であるなどの説明をしていただきました。

 続いて、今回の視察をお勧めいただいた鈴木さんの進行で、桑原さんの歓迎の挨拶をいただいた後、私から、我々の視察に対応してくださったことに御礼を申し上げ、生坂村は、基幹産業は農業で新規就農者が20組以上移住し、ぶどう栽培を90%以上担っていただいて順調ですが、先祖から受け継いだ田畑は、農業従事者の高齢化や担い手不足などの課題があり、今後5~10年後の農業について地域計画を策定中であり、今回の視察で課題解決や方向性を見出す参考にしたいと思っていますなどの挨拶をさせていただきました。


 次に、一般社団法人 藤野エリアマネジメント 代表理事 中村賢一氏から、旧藤野町の状況として、2007年に相模原市に合併して19番目の政令指定都市になったが、藤野の人口は、合併時11,500人から8,000人を切ってしまい、移住者は総人口の70%ほどになり、55の小集落の内、半数以上が限界集落となってしまった。

 一方、中央東線藤野駅と中央自動車道を利用して首都圏とおよそ1時間で結ばれる便利な場所であり、日本で初めての多目的ダム「相模湖」を有し、横浜市等の水がめであることで、殆どが保安林となっていて土地利用規制が厳しく、豊かな自然が今も残されていました。

 旧藤野町の最大のピンチは1970年代にバブル景気を背景に、残土処分場に急激な住宅開発が進みベッドタウン化により、移住者は多くがサラリーマンであり、非積極的な移住者が集まって来たのがピンチであって、やがて1986年に「ふるさと芸術村構想」ができたとのことです。

 藤野地区は、第二次世界大戦のさなか「藤田嗣治」「猪熊源一郎」「荻須高徳」「中西利夫」「脇田和」「佐藤敬」など世界的に著名な洋画家が疎開した村で、後に「ふるさと芸術村構想」が生まれる大きな要因の一つとなりました。現在、「藤野ふるさと芸術村構想」が提唱されてから40年近くになり、その間に藤野は「芸術のまち」と呼ばれるようになって、多くの芸術家(300人以上)が移り住み、多種多様で自由なカルチャーへ発展してきたとのことでした。

 15年ほど前に芸術家等の移住者中心の有志メンバーが集まり、地域通貨「よろづ屋」をスタートし、現在も有志によるボランティアで運営されていて、高齢者が多い地域であることも意識し、あえてアナログな方式にして、約400世帯の800人ほどが利用していて、その取組に大学生が研修に来ているとのことでした。

 また、「芸術としての教育」「自由への教育」を行う全日制の私立小・中・高一貫校「シュタイナー学園」があり、ひとりひとりの子どもの育ちを注意深くみつめながら、きめ細やかな教育を行っていて、毎年25名ほどの新入生があり、構造改革特区という国の規制緩和の制度により学習指導要領の弾力化が認められ、シュタイナー教育独自のカリキュラムを用いた学校教育を行っていて、6割ほどが定住しているとのことです。

 農業生産法人 藤野倶楽部の代表取締役 桑原敏勝氏からは、アメリカでの経験や歯科技工会社、株式会社アイディシー設立し、代表取締役に就任して、日本歯科技工士協会理事長にも就任され、日中の交流や歯科技工士の社会地位の向上に努めた後、2008年藤野にて農作物の生産を開始し、2011年農業法人藤野倶楽部を設立して代表取締役に就任されました。

 農業法人藤野倶楽部は、農園レストラン、BBQが楽しめ、古民家、キャンピングカー、グランピング、ゲルなどの宿泊施設などもある農業体験施設で、会員制の体験型農園「安心農園」の営業は、無農薬、有機栽培により農業を理解して欲しいとのことでも、栽培は難しいので体験してから契約されているとのことで、時期に合わせて企業による収穫体験や味噌作り、縄文時代や江戸時代の料理体験なども行っていました。

 昼食は、「百笑の台所」自慢の「参鶏湯」と、高圧をかけた独特の製法でもっちり炊き上げた酵素玄米ごはんを皆で食べながら、引き続き話も聞かせていただきました。

 「参鶏湯」は、国産の丸鶏のおなかに高麗人参、オウギ、もち米、にんにくなどを詰め、じっくりと煮込んだ、韓国伝統の高級薬膳スープで、疲労回復、滋養強壮、体力回復、血行促進、美容、デトックスなど、美容と健康にとてもよい効果があり、本場韓国では夏に食べる習慣があって、日本でいう「うなぎ」のような滋養強壮メニューとして親しまれているとのことです。

 昼食後は、築150年以上経つ古民家をフルリノベーションした建物の「柚子の家」を視察させていただきました。

 「百笑の台所」より緑豊かな山奥に佇む柚子の家は、伝統的な民家建築の手法で建てられた古民家で、板張りの床と太い木の梁で構成され、中央の部屋には昔ながらの囲炉裏がありました。藤野地区の閑静な集落の高台に建つ家で、周囲を農園や柚子の木に囲まれていることから「柚子の家」と名付けられ、周辺を豊かな緑に囲まれ、澄み切った空気でくつろげる宿泊施設として来訪者が滞在できるようにリノベーションされました。


 施設内は元の構造の本格的な雰囲気と設備の整ったキッチン、モダンなバスルーム、各部屋のエアコンなどのモダンな快適さが組み合わされていて、広々とした家内は16名までの利用可能で、広い2階はグループミーティングやワークショップなどにご利用いただけます。ダイニングルームでは、お客様が囲炉裏の燃える石炭の上で調理された新鮮な地元の食材を食べながら、この伝統的な共同の雰囲気を体験できるとのことです。


 代表理事 中村賢一氏と代表取締役 桑原敏勝氏のお二人には、お忙しい中、親切丁寧にご説明をいただきありがとうございました。
 相模原市に合併して政令指定都市になった旧藤野町のために、お二人をはじめ芸術家など、様々な人材が主体的に創る個性的で多様な暮らしとコミュニティーのあり方を学び、行政への依存体質から自立してきた活動に感心いたしました。


 最後は、山梨県笛吹市一宮町にある「里の駅 いちのみや」を視察しました。
「里の駅 いちのみや」は、県下最大の規模で山梨県の特産品を販売していて、地元特産の野菜・果物・ワイン・お土産など多数取り扱っていました。

 地元特産の野菜や果物の他にも全国から季節の農産物を仕入れていて、お食事の食材の購入や、自社パン工房での焼きたてのパンもあり、スーパー的な雰囲気を感じました。

 店先のコーナー販売では、野菜、きのこ、フルーツ、花野菜の種、地元米、漬物、瓶詰、ジャム、はちみつ、お茶などがお値打ちで販売していていました。

 お土産品コーナー県内最大級の売り場面積で、山梨のものなら何でも揃うとのことで、地酒や勝沼産ワインも充実していて、私はおすすめの里の駅オリジナルワインをお土産に購入しました。


 二日間の最適土地利用総合対策事業視察研修は、藤野エリアマネジメントと農業生産法人 藤野倶楽部の素晴らしい取組に感銘しましたし、「里の駅 いちのみや」は、道の駅とスーパーの要素がミックスした店舗で勉強になりました。
 それぞれ関係の皆さんのご対応、ご協力により有意義な視察研修になりましたことに感謝を申し上げます。

下生坂上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日撮影した雲が多めの下生坂上空から撮影した風景です。


 その他生坂村では、スキー・スノーボード教室などが行われました。



最適土地利用総合対策事業視察研修&日岐と小舟上空からの風景

2025年02月15日 | 生坂村の取組
 2月15日(土)は晴れて穏やかな空になり、日向では暖かく感じられました。
 今回の最適土地利用総合対策事業視察研修は、生坂村を午前8時頃出発して、山梨県と神奈川県方面に向かいました。

 最初に、山梨県南都留郡道志村にある「道の駅どうし」の視察を行いました。
 「道の駅どうし」は、国道413号沿いに建つ道志村の情報発信拠点であり、観光、イベント、特産品など村内の様々な情報を手軽に得ることができる道の駅でした。

 また、村で採れた新鮮な素材を中心に使ったオリジナル料理が味わえるレストラン「手づくりキッチン」や特産品直売所もあり、道志村の魅力が一堂に会していて、土曜日でしたので都内や横浜の方から家族連れやライダーで賑わっていました。




 店内の一角を生産物直売所として、日本有数の生産出荷を誇るクレソンをはじめ、地元農家の朝採り野菜や山菜、川魚、漬物、七里味噌、さしみこんにゃく、木工品や花卉など特産品が勢揃いし、この道の駅でなければ手に入らない品物を多数お取り扱っていて、道志村村内の観光に関わる情報、道志村近隣の情報も提供していました。


 施設内のレストラン「手づくりキッチン」では、クレソンを生かしたメニューなど、村で収穫されたばかりの素材を使用した創作料理も楽しめるとのことです。
 地元の主婦らが手作りした道志の旬が味わえる場所で、クレソンケーキやクレソンジュースの他、ソフトクリームやコーヒーなどカフェメニューも充実していました。
 私は、香ばしく焼いた鮎を炊き込んだ「鮎飯」を食べました。450円とお値打ちですから、量は少なめでしたが美味しく頂戴しました。



 次に、神奈川県愛甲郡清川村にある「道の駅清川」の視察をしました。


 「道の駅清川」は、平成27年11月に開所し、清川村の特産である清川茶や丹沢味噌、清川恵水ポークなどの人気商品も多く取り揃えていて、手作りのぼたもちや漬物なども人気があります。


 中でも清川村の豊かな自然の中で育まれた新鮮な野菜がとても人気があるとのことで、他にも野菜に合うドレッシングやお土産品など所狭しと並んでいて、品揃えが豊富でした。


 2階にある恵水キッチンでは、清川恵水ポークを使った豚丼と季節の恵水サンデーが人気で、豚丼は恵水ポークの肉の旨味、柔らかさ、脂身のさっぱりとした甘みが感じられ、季節の恵水サンデーは、旬の食材を使った手作りジャムを使ったサンデーで、ゆずや甘夏、梅など訪れる度に旬のデザートが楽しめ、ここでしか味わえない料理ばかりとのことです。


 初日の最後は、海上保安資料館横浜館を視察しました。

 日本の周辺海域の現状と、海上警備の重要性を学べる資料館で入場は無料でした。館内には、海上保安庁の業務や巡視船艇・航空機を紹介したパネルの展示と、平成13年(2001年)12月22日に発生した、九州南西海域工作船事件において、「自爆・沈没した工作船、小型舟艇、武器」等を水深90mの海底から引き揚げ、保存・展示してありました。


 九州南西海域における工作船事件の概要は、平成13年12月22日、海上保安庁は九州南西海域における不審船情報を防衛庁から入手し、直ちに巡視船・航空機を急行させ同船を捕捉すべく追尾を開始しました。
 同船は巡視船・航空機による度重なる停船命令を無視し、ジグザグ航行をするなどして逃走を続けたため、射撃警告の後、20ミリ機関砲による上空・海面への威嚇射撃及び威嚇のための船体射撃を行いました。
 しかしながら、同船は引き続き逃走し、巡視船に対し自動小銃、ロケットランチャーによる攻撃を行ったため、巡視船による正当防衛射撃を実施し、その後同船は自爆用爆発物によるものと思われる爆発を起こして沈没しました。

 海上保安庁の仕事は、海上の治安と安全の維持、環境保全、災害対応、海洋調査、海上交通の安全確保などとのことで、日本は海に囲まれていて、中国、ロシア、北朝鮮などと接していることから、海上の犯罪を取り締まる(麻薬や拳銃などの密輸入、密航者の流入を阻止するなど)、領海を警備する、国際機関との連携・協力などを行うことは重要であると感じました。

 本日視察した両道の駅の直売所や食堂は、それぞれの道の駅でなければ食することができないお料理や地元の名産品があり、それらを目当てに来られる方が多いと感じました。また、共通点は地元で採れた新鮮野菜を多く活用したり販売していることであり、オンリーワンの道の駅を目指すには、特色あるお料理や名産品、地元の農産物は欠かせないと改めて痛感しました。


日岐と小舟上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、我が家からフライトさせ、朝霧と薄雲に覆われた日岐と小舟上空からの風景を撮影しました。



 その他生坂村では、女性のための人権なんでも相談所開設、道の駅いくさかの郷特産市、居場所みーつけた!、地域未来塾などが行われました。



令和7年仕事始め式&定例課長会議&上生坂上空からの風景

2025年01月06日 | 生坂村の取組
 1月6日(月)はお昼前からドンヨリした雲に覆われ、雨が時々降り、この時期らしい寒さでした。
 午前8時30分から村民会館2階講堂において、例年通りに各部署対応職員以外の職員が出席して仕事始め式を行いました。

▽ 式に先立ちまして私から副村長、教育長、幹部などの職員各位が、生坂村の一年間の無事を願い、村民の皆さんの安全安心な生活と無病息災を祈念して、だるま様の開眼を行いました。






▽ その後、牛越副村長の開会のことばで仕事始め式が始まりました。

 私が年頭の挨拶として、暦の上で一番遅い仕事始めになり、9連休された方は少ないと思いますが、リフレッシュして新年のスタートを切れると思いますから、引き続き当村の課題を各部署で解決や方向付けをするために、教育委員会では、第3次教育大綱の改定、生坂村こども計画と男女共同参画推進計画の策定、子ども家庭センターの設置、部活動の地域移行への早期の方向付け、CoDMONの完全運用、総務課では、災害に強い村づくりのために引き続き防災行政無線施設の整備工事と防災士の養成など、書かない窓口の推進などの行政のDX化、ふるさと納税の増収の取組強化と企業版ふるさと納税の取組開始、地方創生推進交付金の活用による新規事業、

 村づくり推進室では、環境省との調整を確実に進め、脱炭素先行地域づくり事業の計画通りの実施、空き家対策補助や解体費用シミュレーターの啓発などによる移住・定住の推進とUターン者の増加に向けた施策の提案、いくさか大好き隊員の増員による担当部署との指導等の調整、住民課では、やまなみ荘の改修事業の実施と健全な運営の検討、ゼロカーボンに向けてゴミの減量と3Rの啓発、住民税など各種税金、使用料等の徴収率向上のための連携強化、

 振興課では、地域計画に添って農業課題の方向付けの検討、農泊推進対策事業後の来年度の農山漁村振興交付金の申請により道の駅いくさかの郷の売上アップと生産者の所得向上の取組、長野県森林づくり県民税と森林環境贈与税の活用等による森林と里山整備、健康福祉課では、地域支え合い推進会議で住民相互の支え合いにより「もりびと」の充実、地区の交流の場としての「いどばたキャラバン」の充実、認知症サポーターの養成。はるかぜの利用促進のための重層的支援事業の準備など、課題は山積しておりますので、職員の皆さんも健康に留意され助け合って仕事に励んでいただき、引き続き生坂村並びに村民の皆さんのために、一生懸命に働いていただきますことをお願いするなどの挨拶をさせていただきました。


▽ 仕事始め式において、私が村長部局の部署ごとに通知書を交付しました。


▽ 上條教育長が教育次長に通知書を交付し、各部署からの連絡事項を報告していただきました。

▽ 上條教育長の閉式のことばで滞りなく終了しました。

▽ 開眼しただるま様は、令和7年の生坂村の活性化と課題解決と方向付け、村民の皆さんの安全安心な生活を村長室で見守ってくださると思います。

 午前9時30分からの定例課長会議では、国の来年度当初予算の地方交付税や地方創生推進交付金などの概要と今月の検討事項を提示し各部署で取り組んでもらう案件等について要請しました。

 各部署からは、1月の日程調整、令和7年度当初予算編成作業、賀詞交歓会、生坂村消防団出初式、各運営委員会等の日程、議会第1回臨時会、ノーマイカーデー、令和7年度 地域発 元気づくり支援金、知恵の輪委員会、ゼロカーボン推進プロジェクト会議、脱炭素事業説明会、脱炭素事業打合せ、総合戦略関係、村民アンケートの集計結果、第2のふるさとづくりプロジェクト、2025年 松本山雅FC新体制発表会、令和7年度 村づくり計画、人口推移【出生0人 死亡1人 転入2人 転出4人 3人減、2023年12月末 1,650人、 2024年12月末 1,615人 35人減】、

 マイナンバーカード休日交付・申請窓口の開設、やまなみ荘の予約状況、全戸配布チラシ等、申告相談の日程、令和7年度行事カレンダーの作成、令和6年度「重点支援地方交付金」低所得世帯支援、インフルエンザの感染状況、道の駅いくさかの郷の仕事始め式・特産市、緑化木の無料配布、相模女子大学春季地域協働活動いくさかマル得商品券スーパープレミアム、例月出納検査の報告、いくっ子消防団、発表会、小学校の体験入学、3学期始業式、東筑摩郡塩尻北部小中学校PTA総会、B&G全国サミットなどについて検討協議をしました。

▽ やまなみ荘大ホールで、毎年恒例の仕事始めの日に職員が一堂に会して行っています記念撮影は行い、職員互助会新年会は有志により実施しました。

 職員の皆さんには、今年一年も健康に留意して皆で協力し合って、生坂村と村民の皆さんのために切磋琢磨して一生懸命仕事に励んでいただきますようお願いいたします。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、薄い雲の隙間から朝日が少しずつ顔を出してきた上生坂上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、やまなみ荘仕事始め式、職員互助会新年会などが行われました。