信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

太田議会議長の新年ご挨拶

2022年01月01日 | 議会の挨拶

 「新年あけましたおめでとうございます。

      議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。」

 令和4年の新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 日頃、村民の皆様には議会活動に温かいご支援とご協力を賜っていることに対し、厚く御礼を申し上げます。

 さて、日本では新型コロナウイルス感染症の終息の兆しが見えはじめ、新たな生活様式というスタイルにも慣れはじめ、未来へ向けて希望を願うという状況になっていく矢先に新型コロナウイルス感染症オミクロン株の世界的流行から日本では12月より厳しい水際対策を講じてきましたが、年末にかけ各地で市中感染が認められ予断を許さない状況となっています。

 ここで昨年の経済を振り返りますと世界的規模でコロナの影響を受け、国や地域によるばらつきを伴いつつも、総じてコロナ危機による落ち込みから徐々にですが回復に向かいはじめました。欧米先進国では、ワクチン接種完了者比率が人口の7割近く、防疫と経済活動の両立が進んできていますが、世界経済の回復ペースは2021年4月から6月期に比べて部品・原材料不足の深刻化、資源価格の上昇の影響を受け7月から9月期以降は減速傾向となっている状況です。2022年にかけての世界経済は、オミクロン株の影響は未知ではありますが経済活動の正常化に伴う雇用・所得や消費の回復本格化を背景に、コロナ危機下での政策効果に支えられた回復から、自律的な回復へのシフトが本格化することも予測されます。

 そして日本経済では、昨年10月の緊急事態宣言解除後も新規感染者数が低位で推移しており、飲食や宿泊など外出関連業種を含め、国内経済活動の再開が進み始めています。ワクチン接種、PCR検査の拡大、医療供給体制の強化などにより、これからは外出関連の経済活動も本格的に再開させていくため、新たに発見されたオミクロン株なども含めた医療逼迫を回避していく対策が引続き急務になると感じます。これから経済活動の正常化に伴う雇用・所得環境の改善に加え、コロナ危機下で積み上がった貯蓄の一部が消費に回ることも予想されますし、潜在成長率を上回るペースでの回復も期待できる一方、半導体などの供給制約は引き続き企業活動の抑制要因となる懸念も残ることが推測されます。

 しかし、世界経済をはじめ日本経済も共に回復を図り従来の生活に戻るための活動を感染状況など注視しながらも徐々に進めていくことが必要と考えます。

 当村では村民の皆様の感染対策意識の高さに加え希望者へのワクチンの接種も近隣自治体より迅速に行うことができ感染流行することなく昨年は乗り切ることができました。

 支援策としてはコロナ禍の影響を受けた村民の皆様や事業者に対する支援として生坂マル得商品券プレミアムの発行、原油高騰による燃料費補助、また、学校等村内施設では検温計・サーキュレーター・消毒用品等の感染対策も講じてきました。本年もこうした支援・対策がまだまだ必要と感じますし、引続き村民の安心安全を守るため行政と議会が両輪となり必要に応じて積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 また、この1月から若者コミュニティセンターが村内初となる民間企業に指定管理を委託することなり村内施設の活用方法も新たなフェーズに入り、これからの施設活用にも期待が高まります。今後も村内施設を民間企業に委託できるものは慎重かつ積極的におこない施設の有効利用を進め、村内での雇用の創出につなげていけるよう考えていけたらと思います。

 さて、議会としての昨年を振り返りますと、4期連続無投票だった村議会議員一般選挙が20年ぶりの選挙戦となり、新たに新人議員が3名誕生し若手議員と女性議員も増え議員の年齢層的にもバランスが取れ、村民の声を幅広く聴収できる環境となりました。村民に近い議会となるよう意見を出し合い、いつでも村民の皆様と話せる環境を作りたいと昨年9月末から談話室「山彦」を開設し皆様とお話しする場をつらせていただきました。開設からこれまで複数名の方に訪れて頂き様々なお話やご意見を頂くことができました。村民の皆様におかれましては、お時間のある時に気軽にお越し頂けたらと思います。

 11月には、これまで当議会が行ってきた議会改革に対し、地方創生時代における政策提言の向上に資する取組みをおこなったとして第16回マニフェスト大賞エリア選抜に認定されました。併せて、地方政治のベストプラクティスに資する取組みとして第16回マニフェスト大賞特別賞を受賞し、これまでの議会活動に対し一定の評価をしていただけました。本年はコロナ感染症の状況を見てとなりますが、各地域などにも伺わせていただき談話室「山彦」とは違う交流の場を作っていければと考えています。これらを含めた議会の活動を村民の皆様に理解していただけるよう引続き努力し、村民の皆様に寄り添う議会を目指し議員一丸となって邁進してまいります。

 結びに、全世界の新型コロナウイルス感染症が終息し1日も早く今までの日常に戻ること、生坂村の更なる発展、そして村民の皆様が健やかに過ごせることを願い、この令和4年の新しい年が皆様にとって良い年となりますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

  令和4年 元旦                                 生坂村議会議長  太田讓


令和3年第3回生坂村議会定例会の開会の挨拶

2021年09月08日 | 議会の挨拶

 毎定例会ごとに全員で「村民憲章」を唱和しているところです。

   令和3年第3回生坂村議会定例会の開会の挨拶

 皆さん、おはようございます。令和3年第3回議会9月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 実りの秋を迎え、巨峰などぶどうは、8月お盆からの天候不順の影響で、例年より生育が遅れていましたが、今年も農家の皆さんの努力により糖度が乗り、とても美味しい露地物の出荷が始まり、それぞれに稲刈り、ぶどうの集出荷など農作業に大変忙しい時季となりました。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご参集を賜り誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
 また9月定例会は前年度の決算審査について、ご意見を頂戴するために池本代表監査委員さんにもご出席をいただいていますことにお礼を申し上げます。

 それでは、9月定例会は、決算議会と言われるように、令和2年度の歳入歳出決算の認定をお願いする訳ですが、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、令和2年度決算における4つの健全化判断比率を監査委員の審査に付した上で、議会に報告させていただき公表することになっております。
 令和2年度は、村のすべての会計において、黒字決算となりましたので「実質赤字比率」や「連結実質赤字比率」の該当はありませんでした。
 次に、標準財政規模に対する普通会計の元利償還金及び準元利償還金の割合の3年間の平均であります実質公債費比率は、前年度より0.4%下回り、7.3%でございました。
 また、起債償還金額、退職手当支給予定額などから、基金、交付税算定額などを引いた自治体が将来負担すべき実質的な負債の割合の「将来負担比率」は、今年度も「数値なし」となっております。よって、財政健全化判断比率の財政指標は、良好に推移している状況でございます。
 次に財政状況を示す指標につきましては、財政の硬直度を示す経常収支比率は、前年度より6.3%上回り、82.5%でありました。また、公債費比率は5.5%、起債制限比率は4.3%となっており、それぞれに良好な状況となっております。
 よって、実質公債費比率につきましては、公債費対策を継続して進めておりますが、県営中山間総合整備事業などの過疎債の償還が始まり、単年度の公債費比率は上昇し、3ヶ年平均の比率も若干上昇しておりますが、ほぼ良好な傾向を示しております。
 今後も、各比率が改善されるように、臨時財政対策債において償還期間が10年を越えたものを対象に、減債基金を取り崩して繰上償還を実施するとともに、なるべく国、県の交付金事業の導入により、その補助裏に交付税措置の高い過疎債を中心とした起債の発行を図るとともに、将来負担を下げる充当可能な基金の積立もしていきたいと考えております。
 しかし、指標はあくまでもその年度の時点的なものでありますから、特に交付税に左右される村の財政の体質からも、継続的な財政健全化の取り組みは必要であると考えている次第でございます。

 それでは令和2年度は、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るう中、当村でも住民生活や村の行事、産業等で大きな影響を受けました。
 多くのイベント、催しの中止若しくは延期を余儀なくされましたが、国の特別定額給付金は迅速な事務手続きで全村民に支給できました。
 また、村としては、村民一人当たり1万円の生活応援商品券を配布し、プレミアム率50%のいくさかマル得商品券の発行、給与減額者、子育て世帯、学生、事業者に対して給付金を支給しました。
 合わせて、感染から村民生活を守るため、各自主防災組織の防災備品の配備や、村民会館、役場庁舎の会議室の改修工事、保育園未満児室の増築工事などを行い、ワクチン接種の体制構築や児童福祉施設、小・中学校の感染防止対策も講じました。
新型コロナウイルスワクチン接種は、明後日の10日で2回目の接種を行い、当村での集団接種は終了する予定でございます。
12歳以上の対象者1,586名に対しまして、村で1回目の接種をした方が、1,282名となっております。その内、他市町村在住の職員等の53名が接種しており、他市町村で接種を受けた村民の方が80名であります。
 よって、村民の接種率は82.5%となっております。
 また、1回目を接種後、体調不良等で2回目を接種していない方がおり、1回目と2回目で接種者数が違っております。

 さて、令和2年度の公共事業のうち主な補助事業では、草尾上野ぶどう団地の防護柵の改修、5橋の定期点検と3橋の測量業務、大日向奈良尾橋の補強工事を行いました。
 人口減少対策として石原団地の若者定住促進住宅2棟の建設、県営中山間総合整備事業による用排水施設整備、圃場整備等と、穗高広域施設組合の新ごみ処理施設の建設工事負担金などは過疎対策事業債を活用しております。
 防災・減災対策は、小立野の排水ポンプや避難所の無線システムの整備、ICNでLアラートの防災情報や村内雨量表示等の文字放送システムの通信環境整備を実施しました。
 積立金では財政調整基金、減債基金、ふるさといくさか応援基金等へ209,138千円の積立を行い、前年度比では135,050千円の増額となりました。
 普通会計の歳出全体では、2,718,529千円で前年度比29.3%増の、616,273千円の増額となっております。
 今後も限られた財源を施策の目標達成のため、有効かつ効率的に活用することが責務であり、これを念頭に重点事業の推進及び諸事業の充実を図ってまいりたいと考えております。


 令和2年度の各種村税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料及び介護保険料の収納状況につきましては、現年度分の収納率は0.21%、滞納繰越分の収納率は10.54%、全体では、1.76%の上昇となっております。
 これは、繰り返し行って来ました折衝による過年度滞納分の減少と滞納者からの徴収金を、極力、現年度分への納入とし、新たな滞納を作らないよう努めた結果であり、現在も月々決まった金額を分割納付していただくよう、引き続きお願いしている次第でございます。
 特に軽自動車税につきましては、現年度、過年度共に収納率100%となり、後期高齢者保険料につきましても、平成27年度より引き続き、収納率100%となっております。

 今後も納税義務者の公平性を保つため、税務担当課で滞納整理を進め、徴収困難な案件につきましては、県税徴収対策室や長野県地方税滞納整理機構と連携を図りながら、折衝機会を増やすことによって滞納者、滞納額の減少に努めていきたいと考えております。
 そして、当村の貴重な自主財源であります村税や公共料金等は、負担の公平性からも滞納を極力無くすようにし、各部署とも連携をして滞納整理に力を入れ、差押えや不能欠損等を適切に執行するように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 今年度の普通交付税と臨時財政対策債の発行額が決定になりました。今年度の普通交付税は、前年度交付額より10.1%増、106,621千円増額の1,165,816千円となりました。
 また、臨時財政対策債につきましては、前年度比35.5%増、12,061千円増額の46,027千円となりました。

 村民の皆さんの安全で安心な住み良い生活を守るために、様々な分野で課題は尽きない訳ですが、村民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、引き続きしっかりとした行財政運営を進めなければと考えております。
 どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために、格別なるご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げます。

 それでは、今議会定例会に提出させていただきました議案は、報告4件、決算認定1件、事件案2件、条例案4件、予算案3件の計14件であります。

 報告第8号  専決処分の承認を求めることについて
 (生坂村手数料条例の一部を改正する条例)

 この報告は、関係法令の改正に伴い、手数料の取り扱いに変更が生じたため、必要な改正を行いましたので報告するものであります。

 報告第9号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

 この報告は、令和2年度の健全化判断比率及び資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により報告するものであります。

 報告第10号 令和2年度公益財団法人生坂村農業公社の経営に関する書類の報告について
及び
 報告第11号 令和2年度社会福祉法人生坂村社会福祉協議会の経営に関する書類の報告について

 この両報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定により同法第221条第3項に規定する法人について、経営状況を説明する書類を作成し報告するものであります。

 議案第30号 令和2年度生坂村歳入歳出決算の認定について

 この議案は、令和2年度各会計の歳入歳出決算を地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定に付すものであります。


 議案第31号 生坂村過疎地域持続的発展計画の策定について

 この議案は、過疎地域自立促進特別措置法の期限切れにより、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき、新たに生坂村過疎地域持続的発展計画を策定するため、同法第8条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。


 議案第32号 生坂村認知症対応型デイサービスセンターの指定管理者の指定について

 この議案は、生坂村認知症対応型デイサービスセンターの指定管理者を指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。


 議案第33号 生坂村農産物集出荷施設設置及び管理に関する条例案について

 この議案は、草尾区内にある農産物集出荷施設が、松本ハイランド農業協同組合より村に無償譲渡されたことにより、その設置及び管理について条例を制定するものであります。

 議案第34号 生坂村特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案について

 この議案は、生坂村特別職の職員で非常勤の者の報酬に生坂村空き家対策協議会の委員を加えるための条例の一部改正であります。

 議案第35号 生坂村国民健康保険条例の一部を改正する条例案について

 この議案は、関係法令の改正に伴い条例の一部を改正するものであります。

 議案第36号 生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について

 この条例案は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免について、関係部分を一部改正するものであります。

 議案第37号 令和3年度生坂村一般会計補正予算【第2号】
 
 この予算案は、既定の額に10,595千円を追加して、総額を2,158,443千円とし、地方債の借入限度額を減額する補正予算であります。

 主な内容は歳入で、地方交付税19,152千円、使用料及び手数料23,515千円を増額し、国庫支出金11,161千円、繰入金6,000千円、村債19,373千円を減額するものであります。

 歳出では、総務費4,431千円、農林水産業費18,258千円、教育費4,478千円、災害復旧費2,230千円を増額し、商工費9,283千円、土木費14,216千円を減額する補正であります。

 議案第38号 令和3年度生坂村営バス特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は、既定の額に950千円を追加し、総額を34,750千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入で繰入金950千円を増額し、歳出では運行管理費を950千円増額する補正であります。

 議案第39号 令和3年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は既定の額に6,146千円を増額し、総額を105,346千円とし、地方債の借入限度額を減額する補正予算であります。

 主な内容は、歳入で県支出金を15,646千円増額し、村債を9,500千円減額するものです。
 歳出では、建設改良費6,126千円の増額補正であります。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。



令和3年第1回生坂村議会定例会の開会の挨拶&生坂ダム湖の風景

2021年03月09日 | 議会の挨拶
 毎定例会の冒頭に行っています生坂村民憲章を全員で唱和をしているところです。



   令和3年第1回生坂村議会定例会の開会の挨拶

 皆さんおはようございます。令和3年第1回議会3月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 二十四節気の啓蟄が過ぎ、穏やかな日が続き、春の訪れを感じる今日この頃でございます。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご参集を賜り、誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しまして、ご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
 それでは3月定例会は、来年度の事業、予算の審議が中心の議会でありまして、来年度に対する施政方針について、村民の皆さんにもお聞きいただき、引き続き村政運営にご理解とご協力をお願いする次第でございます。

 さて、国内の経済情勢は,新型コロナウイルス感染拡大による景気低迷により、今年度のGDP成長率はリーマン・ショック時を超えて落ち込む見通しとなるなど,極めて厳しい状況となっております。
 令和3年度の国の予算概要は、地方団体が新型コロナウイルス感染拡大への対応と地域経済の活性化の両立を図りつつ、「新たな日常」の実現に取り組むとともに、激甚化・頻発化する災害への対応のための防災・減災、国土強靱化を推進するほか、東京一極集中の是正に向けた地方創生を推進することができるように、安定的な税財政基盤を確保するとともに、情報システムの標準化をはじめとする自治体デジタルトランスフォーメーションなど次世代型行政サービスを強力に推進するとされております。

 当村の令和3年度の当初予算は、「生坂村第6次総合計画」を根幹に、4つの重点事業である「福祉の村づくり事業」、「子育て支援事業」、「産業振興事業」及び「地域活性化対策等事業」を継続的に取り組むための予算編成を行いました。
 また、新型コロナウイルス感染症から村民の皆さんの生活を守るためのワクチン接種や各種感染防止対策、経済対策を新たに加えております。行政課題に対応する予算は、出産祝金、定住促進住宅の建設等の継続や、出産費助成などの新規事業を行い、「人口減少対策」に最大限の効果が発揮できるよう努めてまいります。

 令和3年度一般会計予算案の総額は 20億 9,700 万円、前年度比 1 億 8,400 万円の増となっております。主な増額要因は、ふるさと納税業務1億円、B&G海洋センタープール改修工事 7,815万円、村道改良事業6,150万円などでございます。

 一般会計の歳入は、自主財源であります村税については、前年度比 664万円増の1億5,758 万円、地方交付税は、1,000万円減の9億8,000万円を計上しております。交付税の算定基礎となる人口は、昨年の国勢調査における数値を用いることとなりますので、現在の自然減少を加味すると引き続き財政運営は厳しい状況が予測されます。

 村債の過疎対策事業債のハード事業では、平成27年度より実施しています県営中山間総合整備事業負担金として3,300万円を計上するほか、村道改良事業及び定住促進住宅建設事業の継続と、B&G海洋センタープール改修事業、特定地域づくり事業などの新規を合わせて9事業の借入れを予定しております。
 過疎対策事業債のソフト事業は発行限度額の3,500万円を計上し、一般会計の村債全体では2億4,910万円で前年度比4,080万円の減額となりました。

 基金の繰入金では、令和2年度は多くの方々のご支援いただいた、ふるさと「いくさか」応援基金から3,406万円増の4,950万円の繰入を行う一方、財源補填分を合わせた全体では1億4,951万円で、前年度よりも3,406万円の増額となっております。
 歳出では、限られた一般財源を有効に投資できるように事業実施には、国や県の財源を積極的に活用しております。「福祉の村づくり事業」において、新型コロナウイルス感染症対策、健康診断の受診勧奨や健診結果をもとに個別的な保健指導や集団健康教室を行います、高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業を新たに取り組むほか、包括的支援事業、介護予防・日常生活支援総合事業等を着実に継続し、健康寿命の延伸を図ってまいります。

 「子育て支援事業」では、、保小中の給食費無料化に保育園給食の3歳以上児の主食無償化を新たに加えます。小学校音楽室にエアコンの新設、中学校図書館に書架整備を行い、教育環境の改善向上を図るとともに、今年度全児童生徒に配布しましたタブレットを有効に活用できるよう学習ソフトの導入を行い、B&G財団の補助金を活用して、加藤正治先生を題材としたマンガを制作・配布し、ふるさとに対する興味・関心の向上等につなげていきます。

 「産業振興事業」では、「道の駅 いくさかの郷」を拠点として「山村活性化対策事業」を活用し、農業振興、地域の活性化をさらに進めていくほか、コロナ禍の困難な時代を乗り切るため、プレミアム率50%の「いくさかマル得商品券」、村民の皆さん全員に村内で使用できます1万円分の「生活応援商品券」を発行し、地域経済を支えてまいります。

 「地域活性化対策等事業」では、コンビニエンスストアや電子マネーで税金、各種料金等の支払いができるようにキャッシュレス決裁システムを導入して、村民の皆さんの利便性の向上を図ります。また、地域社会及び地域経済の重要な担い手の確保が喫緊の課題であるため、特定地域づくり事業協同組合の立ち上げを推進し、B&G財団の助成金を活用して、小・中学校の授業でも使用していますプールの缶体、プールサイド、屋根及び側面等の改修を行います。

 繁殖制限に対する意識を普及し適正な飼育が図られるよう、犬・猫への不妊・去勢手術費用の一部を助成します、犬猫避妊去勢手術補助を新たに創設します。
 雨水を有効利用するため、雨水の流出抑制よる流域治水対策の取組や生活用水確保等を目的として設置します「雨水貯留施設」に対しての補助も新設します。
 防災対策では、消火栓の更新や各区の避難所にWi-Fi環境整備等により防災・減災対策を一層進めてまいります。

 よって、一般会計の予算総額は20億 9,700 万円で、前年度比9.6%、1億8,400万円の増となりました。また、特別会計は7つの会計で予算編成を行い、前年度比0.5%、500万円の減となっております。

 次ぎに、今年度当初の基金繰入見込額の1億円は、現在の余剰分と今月の特別交付税を見込みますと、全額基金を崩さずに済みそうでして、さらに8,000万円ほどを基金に積み立てられる状況でございます。

 そして、今定例会の補正予算で計上させていただきます起債の繰上償還を進めるとともに、今後専決でお願いします特別交付税の予算計上と合わせまして、来年度以降も将来負担の軽減施策などの有効的な財源活用を図っていき、引き続き財政健全化を維持しつつ、将来に対する必要な投資は進めてまいりたいと考えております。

 来年度は「村政懇談会」を5月に開催させていただく予定でございます。村づくり研究会で協議をしてきました内容を議員各位に今定例会中にお渡しして、そのご指摘事項等に対処しましての「いくさか村づくり計画」や来年度の事業と予算、様々な課題対応等について説明させていただき、村民の皆さんのご意見、ご要望を把握したいと思っております。
 村民の皆さんとの対話を重視して、村民主役の村政運営を心掛けておりますので、多くの皆さんから忌憚のないご意見・ご要望をお願いいたしますとともに、地区担当職員が各区の総会でご意見・ご要望を把握して、役員の皆さんにご発言いただけますように進めてまいります。
 今回提出させていただきました令和3年度予算案は、引き続き限られた財源の中で、村民の皆さんのことを第一に思い、ご意見・ご要望と議会からのご提言も反映させ、当村の課題解決に向けて「選択と集中」で事業費を計上させていただいたものでございます。

 そして、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」に愛着と誇りを持っていただき、山紫水明の豊かな自然、先人が築かれてきた伝統・文化を守り育てていこうという責任感を共有して、更なる村民の皆さんとの協働による村づくりの継続によりまして、第6次総合計画の将来の姿「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」に向けて、引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私も職員各位も知恵を出し切磋琢磨し、誠心誠意働く所存でございます。どうか、村民の皆さんが安全で安心して暮らしていけるために、議員各位をはじめ、村民の皆さんのご指導、ご支援をお願いする次第でございます。

 それでは、今議会定例会に提出させていただきました議案は、報告1件、事件案2件、条例案4件、予算案8件の計15件であります。

報告第1号   村の義務に属する和解及び損害賠償の額の専決処分について

この報告は、地方自治法180条第1項の規定により、議会において指定されている事項について、専決処分したので、同条第2項により報告するものであります。
議案第2号   生坂村活性化センター他22施設の指定管理者の指定について

この議案は、生坂村活性化センター他22施設の指定管理者を指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。

議案第3号   村道路線の認定について

この議案は、村道路線を認定する為に、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。

議案第4号   生坂村予防接種健康被害調査委員会条例案

この条例案は予防接種による健康被害の適正化かつ円滑な処理を行うために、地方自治法138条の4第3項の規定に基づき、生坂村予防接種健康被害調査委員会を設置するための条例の制定であります。

議案第5号   生坂村国民健康保険条例の一部を改正する条例案

この条例案は関係法令の改正に伴い、関係部分の一部を改正する条例の一部改正であります。

議案第6号   生坂村介護保険条例の一部を改正する条例案

この条例案は第8期介護保険事業計画に基づき、令和3年度から5年度にかけての保険料を改定するための条例の一部改正であります。

議案第7号   生坂村指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例案

この条例案は関係法令の改正に伴い、関係する条例4件の関係部分を改正する条例の一部部改正であります。

議案第8号   令和3年度生坂村一般会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を2,097,000千円とする予算で、前年度と比較して184,000千円の増となっております。
主な歳入では、村税で157,585千円、地方交付税、980,000千円、国庫支出金139,550千円、県支出金98,956千円、繰入金149,510千円、村債249,100千円、寄付金100,500千円であります。

歳出の主な予算は、福祉の村づくり事業で、社会福祉事業の生活支援コーディネイターの配置、有償援助サービス「もりびと」の運営、特定疾患見舞金等で14,710千円、高齢者医療環境対策事業の高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業等で7,548千円、保健衛生事業の新型コロナウイルスワクチン接種対策事業で6,945千円、子ども・子育て支援事業のいくっこ子育て支援、ファミリーサポートセンター事業、保育園3歳以上児の主食無償化等で4,382千円、保健衛生・扶助で、子育て支援犀龍小太郎助成事業、出産費補助等で11,053千円、教育振興事業で、小学校音楽室エアコン設置工事、中学校図書館書架整備事業等で16,429千円、産業振興事業の農業振興事業の県営中山間総合整備事業負担金等で、41,450千円、商工業等振興事業のいくさかマル得商品券補助、生活応援商品券等で38,850千円、地域活性化対策等事業の、防災・減災事業の消火栓更新工事、小立野排水ポンプ格納庫設置工事等で70,795千円、地域活性化対策のキャッシュレス決済導入業務、B&G海洋センタープール改修工事等で231,281千円となっております。

議案第9号   令和3年度生坂村営バス特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を33,800千円とする予算で、前年度と比較して200千円の増となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で3,500千円、国庫支出金5,286千円、繰入金で24,864千円であります。

また、主な歳出は、総務費で32,342千円、運行費1,043千円となっております。

議案第10号   令和3年度生坂村福祉センター特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を96,700千円とする予算で、前年度と比較して15,600千円の減となっております。主な歳入は使用料及び手数料で86,040千円、諸収入で745千円、繰入金9,913千円であります。

また、主な歳出は経営管理費で96,691千円となっております。

議案第11号   令和3年度生坂村簡易水道特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を99,200千円とする予算で、前年度と比較して23,900千円の増となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で38,472千円、県支出金1,000千円、繰入金で20,634千円、村債で39,000千円であります。

また、主な歳出は経営管理費で45,958千円、建設改良費で39,116千円、公債費で14,083千円となっております。

議案第12号   令和3年度生坂村国民健康保険特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を267,100千円とする予算で、前年度と比較して4,100千円の増となっております。
主な歳入は国民健康保険税で39,239千円、県支出金203,496千円、繰入金24,320千円であります。
また、主な歳出は保険給付費200,749千円、国民健康保険事業費納付金で58,700千円となっております。 

議案第13号   令和3年度生坂村農業集落排水特別会計予算
 
この予算案は、歳入歳出予算の総額を88,700千円とする予算で、前年度と比較して10,400千円の減となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で25,016千円、繰入金で63,184千円であります。
また、主な歳出は経営管理費で21,888千円、公債費で66,314千円となっております。

議案第14号   令和3年度生坂村介護保険特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を307,400千円とする予算で、前年度と比較して5,700千円の減となっております。

主な歳入は介護保険料で53,684千円、国庫支出金で84,056千円、支払基金交付金で79,189千円、県支出金43,969千円、繰入金45,643千円であります。
また、主な歳出は保険給付費281,437千円、地域支援事業で21,947千円となっております。
議案第15号  令和3年度生坂村後期高齢者医療特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を28,900千円とする予算で、前年度と比較して1,500千円の減となっております。

主な歳入は後期高齢者医療保険料で18,210千円、繰入金で10,580千円です。
また、主な歳出は後期高齢者医療広域連合納付金で27,877千円となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。


▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、池沢口に行き生坂ダム湖や日岐の風景を撮影しました。

生坂ダム湖の風景



 今日生坂村では、小学校でALT、児童館でスポっちゃおう、ヘルスアップ教室、一般質問打合せ会議、公立高校後期選抜試験(10日迄)、下生野B班の皆さんの元気塾などが行われました。

令和2年第2回議会定例会本会議

2020年06月10日 | 議会の挨拶
 10日(水)は朝から晴天でしたが、次第に雲が広がり風が強くなり、下り坂の天気でした。
▽ 今朝の出勤前の撮影は、国道19号防災の山清路地区新橋梁の近くからドローンを飛ばして、大日向方面から雲根集落、宇留賀会集落、山清路と風景動画を撮影しました。
大日向から山清路への風景


 午前10時からは、第2回議会定例会本会議が開会し、今定例会は新型コロナウイルス感染症の対策を講じて、マスク着用、手指の消毒、1時間ごとに換気、私の冒頭の挨拶は10分程度、議案説明も各常任委員会で詳細に説明することから、簡略にして会議時間の短縮を図りました。




△ 毎定例会ごとに全員で生坂村村民憲章を唱和しているところです。

   令和元年第2回生坂村議会6月定例会の開会の挨拶

 皆さん、おはようございます。それでは、令和2年第2回生坂村議会6月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 今年ももうすぐ梅雨の時季となり、湿度の高い日が続き、雨が多く土砂災害等が心配な季節となりました。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご出席を賜り誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝申し上げる次第でございます。

 さて、新型コロナウイルス感染症対策の支援事業につきましては、議員各位のご了解をいただきまして、当村独自の支援策として、4月下旬から子育て支援定額給付金、生活応援商品券など、5つの支援事業を行ってまいりました。
 また、先日議会の承認をいただき、生活支援交付金の要綱を変えて、大学、専門学校等に在学している学生で、対象者一人につき3万円を交付します「新型コロナウイルス感染拡大に係る学生支援給付金」も交付することになりました。

 そして、特別定額給付金につきましては、オンライン申請は5月1日から受け付けを開始し、郵送での申請書発送は5月7日に行い、翌日8日から受け付けを開始いたしました。
 給付につきましては、5月15日に153件で39,900千円の給付から始まり、本日、6月10日には全体で677件、165,900千円になり、給付額の95.5%の給付が完了いたします。申請の内、電子申請については10件でありました。

 現在は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本であります「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗いや3密を避ける」などの対策を取り入れた生活様式を実践することが求められております。
 そのために、役場の勤務状況と会議等の身体的距離を確保するために、今定例会に、役場、村民会館の改修費を計上させていただきました。

 そして、毎年度5月から6月にかけて、13年連続開催しておりました村政懇談会は、今年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を見送り、全戸に配布しました「いくさか村づくり計画」の概略版に沿って、今年度の当初予算、4つの重点事業と新規事業など、当計画の変更点を中心に、ICNで説明をさせていただきました。

 今後も、村民の皆さんのご意見、ご要望等の把握に努めるため、村民の皆さんの負託をいただいた議員各位及び区長会などの各種会議や頼りにされております地区担当職員、地域支援等のいくさか大好き隊員からも、村民の皆さんのご意見、ご要望を把握している状況ですので、引き続き村民の皆さんとの対話を重視した村政運営と情報公開の取組に努めてまいりたいと考えております。


 次ぎに、今年度も県の「地域発 元気づくり支援金」で実施します、村名申請の4件と団体申請2件の併せて6件に対してまして、申請事業全部と申請額満額の採択をいただき、15,377千円の支援金を交付していただけることになり、総事業費20,196千円で各種事業を実施してまいります。
 
 しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、計画通り事業ができない企画がありますので、松本地域振興局に相談しながら事業を実施し、この元気づくり支援金事業で、村民の皆さんが協働による事業を実施していただき、さらに地区、村の活性化、村民の皆さんの生きがいづくりに結びつけ、村内外に生坂村の元気と活気を発信していただきたいと願うところでございます。

 また、昨年度から農村集落活性化支援事業の次の事業として取り組んできました「山村活性化対策事業」につきましては、支援交付金10,000千円を採択していただきました。
 生坂村農林水産物生産者組合が事業実施主体になりますが、生坂農業未来創りプロジェクト会議、農業公社、お父さん頑張る会など多くの団体等のご協力をいただき、多様な地域の素材を活用した6次産業化の推進等の農業振興を実践し、道の駅「いくさかの郷」を核とした地域振興策を図り、農産物の販売額の増加や人材育成、さらには新規就農者の定住につなげることを目指すとともに、当村の豊かな自然や風土等の観光資源を生かした取組や情報発信などに取り組んでまいります。

 今年度は第6次総合計画と第2期「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の初年度となりますから、生坂村と各地区の活性化や人口減少の抑制を図るなどの生坂創生のために、さらに各施策を進めていかなければなりませんが、新型コロナウイルス感染症の中、ウイズコロナの時代を工夫しながら、乗り越えていかなければならないなど、多くの課題を解決または方向性を見出していかなければならないと考えている次第でございます。

 それには、村民の皆さんが絆を大切にして、地区、村を守り育てていこうという責任感を共有していただきますとともに、村政運営に対して、引き続きのご理解とご協力をお願いしながら、協働による村づくりを継続していかなければと考える次第でございます。
 どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために格別なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


 それでは、今定例会に上程させていただきました議案は、報告8件、事件案1件、条例案6件、補正予算案2件の計17件であります。


 報告第1号から第4号までの専決処分の承認を求めることについては、関係法令の改正及び新型コロナウイルス感染症緊急対策に伴うことにより、関係部分の改正を行う条例の一部改正であります。


報告第5号   専決処分の承認を求めることについて
 この専決処分は、令和元年度生坂村一般会計補正予算第6号で、既定額に39,427千円を追加して、総額を2,118,550千円とする補正予算であります。
 内容は、3月交付分の特別交付税確定等による補正であります。

報告第6号   専決処分の承認を求めることについて
 この専決処分は、令和2年度生坂村一般会計補正予算第1号で、既定額に32,863千円を追加して、総額を1,945,863千円とする補正予算であります。
 内容は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う住民の生活支援に関する、村単独事業として予算計上しております。

報告第7号   専決処分の承認を求めることについて
 この専決処分は、令和2年度生坂村一般会計補正予算第2号で、既定の額に179,770千円を追加して、総額を2,125,633千円とする補正予算であります。
 この補正予算は新型コロナウイルス感染拡大に伴う、住民の生活支援に関する国で行なう事業を予算計上しております。

報告第8号   令和元年度生坂村一般会計繰越明許費について
 この報告は、令和元年度生坂村一般会計の繰越明許費について、地方自治法第213条第1項の規定により報告するものであります。


議案第40号  長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
 この議案は長野県町村公平委員会から東筑摩郡筑北保健衛生施設組合の脱退に伴い、規約の一部を変更するために議会の議決を求めるものであります。

 議案第41号から議案第46号の条例案は、関係法令等の改正及び新型コロナウイルス感染症緊急対策に伴うことにより、関係部分の改正を行う条例の一部改正であります。

議案第47号  令和2年度生坂村一般会計補正予算【第3号】
 この予算案は、既定額に127,793千円を追加して総額を2,253,426千円とし、地方債の借入限度額を24,400千円増額する補正予算であります。
 

議案第48号  令和2年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第1号】
 この予算案は、既定額に790千円を追加して総額を76,090千円とする補正予算であります。
 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。


 今定例会に上程させていただきました議案は、下記の報告8件、事件案1件、条例案6件、補正予算案2件の計17件です。

〇令和2年第2回生坂村議会定例会提出議案

議案番号 件 名
報告第1号 専決処分の承認を求めることについて
(生坂村税条例等の一部を改正する条例)
報告第2号 専決処分の承認を求めることについて
(生坂村国民健康保険条例の一部を改正する条例)
報告第3号 専決処分の承認を求めることについて
(生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
報告第4号 専決処分の承認を求めることについて
(生坂村後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例)
報告第5号 専決処分の承認を求めることについて
(令和元年度生坂村一般会計補正予算【第6号】)
報告第6号 専決処分の承認を求めることについて
(令和2年度生坂村一般会計補正予算【第1号】)
報告第7号 専決処分の承認を求めることについて
(令和2年度生坂村一般会計補正予算【第2号】)
報告第8号 令和元年度生坂村一般会計繰越明許費について
議案第40号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第41号 生坂村税条例の一部を改正する条例案
議案第42号 生坂村特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
議案第43号 生坂村家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
議案第44号 生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例案
議案第45号 生坂村介護保険条例の一部を改正する条例案
議案第46号 生坂村消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例案
議案第47号 令和2年度生坂村一般会計補正予算【第3号】
議案第48号 令和2年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第1号】




▽ 毎朝出勤前恒例の写真も雲根集落付近からの風景です。







 今日生坂村では、小学校で貯金日、健康管理センターで子宮頸がん検診などが行われました。

令和2年第1回生坂村議会定例会の開会の挨拶

2020年03月06日 | 議会の挨拶


 毎定例会の冒頭に行っています生坂村民憲章を全員で唱和をしているところです。


   令和2年第1回生坂村議会定例会の開会の挨拶

 皆さんおはようございます。令和2年第1回議会3月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 昨日は二十四節気の啓蟄でして、穏やかな日が続き春の訪れを感じる今日この頃でございます。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご参集を賜り、誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しまして、ご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。


 さて、先程平田議長さんからもお話がありましたように、世界的に新型コロナウイルス感染症が拡大しているところであり、日本としても感染の拡大を防ぐために、今が重要な時期として、様々な要請があり、当村としても多くの方が集まります、行事、イベント、会議などを、中止、延期、規模縮小しておりますし、小中学校は、2日から臨時休校している状況でございます。
 引き続き、村民の皆さんには手洗いや咳エチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動にご協力をお願いし、早期の終息を願う次第でございます。
 それでは3月定例会は、来年度の事業、予算の審議が中心の議会でありまして、来年度に対する施政方針について、村民の皆さんにもお聞きいただき、引き続き村政運営にご理解とご協力をお願いする次第でございます。
 さて、国では「経済財政運営と改革の基本方針2019」に基づき、潜在成長率の引き上げによる成長力の強化を目指し、Society(ソサエティ)5.0時代に向けた人材・技術などへの投資等による生産性の飛躍的向上に取り組むとされました。
 さらに、少子高齢化に真正面から立ち向かい、若者も高齢者も女性も、障がいや難病のある方も皆が生きがいを持ち、活躍できる一億総活躍社会の実現にも取り組むとされました。加えて、国土強靱化、地方創生などの重要課題への取組を行うとされ、また、国の財政の厳しい状況を踏まえ、引き続き、歳出全般にわたり、聖域なき徹底した見直しを推進するとともに、地方においても、国の取組と基調を合わせ、徹底した見直しを進めることとされました。

 当村においては、『生坂村第6次総合計画』の初年度として、4つの重点事業である「福祉の村づくり事業」「子育て支援事業」「産業振興事業」及び「地域活性化対策等事業」を柱に予算組み立てを行いました。これまでの事業をさらに推進していくとともに、出産祝金、住宅リフォーム等補助金などの拡充や定住促進住宅の建設に加え、特定疾患のある方への見舞金、2歳未満の乳幼児のいる方への燃えるごみ袋の交付などの新規事業を行い、『人口減少対策』に最大級の効果が発揮できるよう努めてまいります。
 一般会計の歳入は、自主財源である村税は前年度とほぼ同水準でありますが、地方交付税は、算定基礎となる公債費が増加することに加え、地方法人課税の偏在是正の措置による増額を見込んでおり、税交付金等の一般財源総額は2.000万円強の増額の見込みとなっております。歳入全体では前年度より3,500万円の増額が見積もられる中、過疎対策事業債のうち、ハード事業では穂高広域施設組合が実施する新ごみ処理施設整備事業への分担金として1億250万円を計上するほか、村道改良事業、県営中山間総合整備事業及び定住促進住宅建設事業の継続と、CATV文字放送システム整備事業やプレハブ式冷蔵庫設置事業などの新規を合わせて8事業の借り入れを予定しております。
 また、下生坂地区での地すべり対策事業のために、緊急自然災害防止対策事業債を活用いたします。
過疎対策事業債のソフト事業は発行限度額の3,500万円を計上し、村債全体では2億8,990万円で400万円の増額となりました。基金の繰入金では、ふるさと「いくさか」応援基金から367万円減の1,545万円の繰入を行う一方、財源補填分を合わせた全体では1億1,545万円で、前年度より267万円の減額となっております。

 歳出では、「福祉の村づくり事業」において、特定疾患のある方への見舞金を新設するほか、配食サービスやフレイル事業を着実に継続し、健康寿命の延伸を図ります。
 「子育て支援事業」では、出産祝金について、第一子から第三子までの金額を上げるとともに、第四子及び第五子の金額を新たに設けます。また、2歳未満の乳幼児のいる方への燃えるごみ袋の交付事業を新たに行うとともに、小学校パソコン教室のエアコン更新、中学校普通教室等の照明LED化などを行い環境の改善を図ります。
 「産業振興事業」では、農産物の品質管理の向上のためにプレハブ式冷蔵庫を設置するほか、「いくさかの郷」を拠点として地域の活性化をさらに進めていきます。
 「地域活性化対策等事業」では、子育て世帯の上限額を120万円に引き上げるなど、住宅リフォーム等補助などの拡充、定住促進住宅の建設に加え、Lアラートの防災情報を字幕スーパーとして緊急放送するなどのためのCATV文字放送システムの整備や生坂村消防団応援商品券を発行し消防団の活性化を図り、防災・減災対策を進めてまいります。
 一般会計の予算総額は19億1,300万円で、前年度比1.9%、3,500万円の増となりました。また、特別会計は7つの会計で予算編成を行い、前年度比2.5%、2,280万円の増となっております。

 それでは、重点事業の「福祉の村づくり事業」では、第7期介護保険事業において、介護予防普及啓発事業、高齢者の低栄養防止・重症化予防事業等の「介護予防・日常生活支援総合事業」、元気塾・生坂おとこ塾等の「一般介護予防事業」、認知症初期集中支援、認知症サポーター養成講座の開催等の「包括的支援事業」などの対応をしておりますが、施設利用者の大幅増により介護給付費が増えている状況であり、特別会計の当初予算は8.1%、23,500千円の増額となっております。
国民健康保険は制度改正により、都道府県が財政運営の責任主体となりましたが、来年度も保険税については現在と変更なく運営をしてまいります。しかし、収入不足は必要に応じて基金を取り崩して対応する予定でございます。
 やはり、高齢化とともに医療費、介護サービス費が年々増加する傾向ですので、特定健診・特定保健指導の受診及び健康維持の啓発を強化し、保健師や管理栄養士によります個別面談での結果返却及び継続した個別・集団支援による生活習慣病の発症予防と、生活支援コーディネーターが介護予防事業等のサービスと相談支援体制の強化を図ってまいります。
 高齢者生活福祉センター「ふれあいの里」の増室により、高齢化や高齢者のみの世帯の増加に対応し、介護認定を受けた方も、安心してデイサービス、ホームヘルプサービスなどを利用しながら住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるように支援してまいります。
 また、「地域支え合い推進会議」では、生活援助サービスの重要課題を解決するため、今年度から生坂村有償援助サービス「もりびと」が本格稼働し、「住民相互の支え合いによる地域づくり」を進めております。
そして、村民の皆さんには健康管理の意識を高めていただき、健康維持や介護予防に努めて健康寿命を伸ばしていただくことなど、健康な暮らしの継続と福祉の充実により、高齢者の生活の安定に取り組んでまいります。

 次に「子育て支援事業」としましては、3歳児以上と児童・生徒の給食費の無料化を継続しますとともに、保育園、小中学校では、保育士の増員、エアコン・ファンヒーター等の更新、照明のLED化など施設・楽器・遊具等の更新や維持管理、新学習指導要領の対応などを行い、健やかに産み育む子育て支援金、18歳までの村単福祉医療費の無料化も継続することにより、保護者の子育てと教育の環境を整えております。
 子ども・子育て支援業務として、今年度新たに策定しました「第2期子ども・子育て支援事業計画に基づき、新生児から18歳までの全ての子どもと親や家族、そして子育ての協力者となる地域住民を対象に、子支援・親支援・地域支援といった総合的な子育て支援を推進してまいります。
 また、村の子育てに関する情報が、いつでも入手することができるよう、スマホ向けアプリケーションを導入し、村の子育てに関する行事や情報を随時発信し、子育て世代により便利に活用してもらうとともに、複雑な予防接種スケジュール管理や健康管理の記録など育児のサポート機能としても利用できます「子育て支援アプリ」を導入したいと考えております。
 児童館・生涯学習施設「たんぽぽ」では、エアコンの更新、床の改修を行い、学習支援員、放課後児童支援員、司書等を配置し、B&G海洋センターでは、スポーツ振興と地域コミュニティの場として、両施設で「放課後児童クラブ」「のびのびスクール」「地域未来塾」などで学力・運動力の向上を図ってまいります。
 これらの取り組みによりまして、生坂村で結婚、出産、育児、教育が安心に一貫して受けられますように、出産祝金の拡充、燃えるごみ専用袋の交付と、今までの結婚祝金・入学祝金・奨学金貸付制度などにより、安心して健やかに産み育てられ、次代を担う子ども達が個性豊かに育まれる環境づくりと教育の充実強化に努めてまいります。

 次に「産業振興事業」としまして、昨年グランドオープンしました道の駅「いくさかの郷」ですが、春には、ワラビ、タラの芽、コシアブラなどの山菜と竹の子の「ハチク」、秋には特産の193カラットのブドウの販売でとても賑わいました。
 農林水産物生産者組合の皆さんも170組ほどになっており、今年度は、県の元気づくり支援金を活用してパイプハウスを5地区で設置して、野菜の出荷をしていただいています。しかし、農産物の栽培・出荷、品揃えなど課題がありますので、定例会等で協議をして改善していきたいと考えております。
 かあさん家は、灰焼きおやき、おまんじゅう、かあさん豆腐などの加工品の販売や食堂の運営は、売上増と雇用も増え順調に推移しているところでございます。
 また現在、当村の豊かな自然や風土等の観光資源を生かした取組や情報発信等に努めるとともに、ブドウに次ぐ特産品の開発、多様な地域の素材を活用した6次産業化の推進等の農業振興を実践し、道の駅「いくさかの郷」を核とした地域振興策を図り、農産物の販売額の増加や人材育成、さらには新規就農者の定住につなげることを目指し、「山村活性化対策事業」に採択していただくように取り組んでおります。
 「県営中山間総合整備事業」は、現在、宇留賀才光寺工区の用水路工事、下生野工区の農業用用排水施設の測量設計を行っており、来年度は、下生野工区の当施設の整備事業、上生坂原工区の農業用用排水施設整備事業、小舟工区の農道整備事業及び農業集落道整備事業、大日向北平工区の農業用用排水施設整備事業、宇留賀会工区の圃場整備事業を進める予定でございます。
 有害鳥獣による被害が拡大しているため、広域の進入防止柵の設置、個別の電気柵の設置補助「防除器具等設置事業」を推進しておりますが、新たに複数人で共同設置する場合の補助制度を設けるとともに、狩猟免許の取得更新費用の一部を支援いたします。
 商工振興では、商工業指導事業等の職員設置補助金の増額とともに、引き続き生坂マル得商品券の発行補助を行い、拡充しました個人住宅リフォーム補助、生坂村店舗整備促進事業補助金等も実施して商工業者の育成を行ってまいります。
 以上の農業、商工業、観光の振興、6次産業化等によります「産業振興事業」で当村の経済の活性化を目指してまいります。

 次ぎに「地域活性化対策等事業」としましては、村の各種懇談会や健康づくりなどの事業とボランティア活動などについて、ポイントを付与し、村内で使える割引や商品券、ゴミ袋などに交換できるポイント制度が、村民の皆さんに広がってきて、各種取組や施策などの周知や参画に効果が表れてきたと感じております。
 人口減少・少子高齢化の抑制対策の移住・定住促進支援として、道の駅「いくさかの郷」の向かいの「石原団地」に、引き続き若者定住促進住宅を2棟建設しますし、中学生以下の子供さんがいる世帯への住宅新築、リフォーム補助の上限を120万円まで拡充し、生坂村移住定住及び空き家対策事業補助金を、空き家バンク制度を利用しての移住者や老朽空き家の所有者に空き家の改修や解体費用などを、条件により上限100万円まで補助いたします。
昨今、全国各地で甚大な災害発生が常態化している中、ICNの自主放送で、Lアラートの防災情報を字幕スーパーとして緊急放送することや、気象情報システムとの連携によりタイムリーに村内3箇所の雨量が把握できるようにするなどの文字放送システムの整備を行います。
 また、有事の際の生坂村消防団の対応を強化するために、出動率が7割を超える消防団員に対し、村内で使える商品券「生坂村消防団応援商品券」2万円分を進呈し、団員の出動率の向上に取り組み、地域防災力の強化と防災・減災対策により「災害に強い村づくり」を進めてまいります。
 これらの事業によります安全安心な生活の確保及び人口減少対策、地域・村の活性化に努めてまいります。
 以上の4つの重点事業をそれぞれに実施することで、それによります相乗効果を引き出し、生坂村の課題解決や方向付けをしてまいりたいと考えているところでございます。

 次ぎに、16日に上程させていただきます3月補正予算につきましては、文部科学省の「GIGAスクール構想の実現」に向けて、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金と補正予算債の学校教育施設等整備事業債を100%充当して、小学校が10,396千円、中学校が7,283千円を計上させていただきます。
 また、年度当初の基金取り崩し分の99,000千円は、余剰分と今月の特別交付税を見込みますと、全額基金を崩さずに済みそうですし、20,000千円ほど基金に積み立てられる状況でございます。
 そして、今後専決でお願いします特別交付税の予算計上と合わせまして、来年度以降も将来負担の軽減施策などの有効的な財源活用を図っていき、引き続き財政健全化を維持しつつ、将来に対する必要な投資は進めてまいりたいと考えております。
 来年度は「村政懇談会」を4月下旬から10区に出向き開催させていただく予定でございます。村づくり研究会で協議をしてきました内容を議員各位に今定例会中にお渡しして、そのご指摘事項等に対処しましての「いくさか村づくり計画」や来年度の事業と予算、様々な課題対応等について説明させていただき、村民の皆さんのご意見、ご要望を把握したいと思っております。
 村民の皆さんとの対話を重視して、村民主役の村政運営を心掛けておりますので、多くの皆さんにご出席いただき、忌憚のないご意見・ご要望をお願いいたしますとともに、地区担当職員が各区の総会でご意見・ご要望を把握して、役員の皆さんにご発言いただけますように進めてまいります。
 今回上程させていただきました令和2年度予算案は、引き続き限られた財源の中で、村民の皆さんのことを第一に思い、ご意見・ご要望と議会からのご提言も反映させ、当村の課題解決に向けて「選択と集中」で事業費を計上させていただいたものでございます。
 そして、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」に愛着と誇りを持っていただき、山紫水明の豊かな自然、先人が築かれてきた伝統・文化を、守り育てていこうという責任感を共有して、さらなる村民の皆さんとの協働による村づくりの継続によりまして、第6次総合計画の将来の姿「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」に向けて、引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私も職員各位も知恵を出し切磋琢磨し、誠心誠意働く所存でございます。どうか、村民の皆さんが安全で安心して暮らしていけるために、議員各位をはじめ、村民の皆さんのご指導、ご支援をお願いする次第でございます。

 それでは、今議会定例会に上程をさせていただきました議案は、事件案4件、条例案7件、予算案8件の計19件であります。

議案第2号   長野県町村公平委員会共同設置規約の変更について 

 この議案は、長野県町村公平委員会から麻績村筑北村学校組合の脱退に伴い、長野県町村公平委員会共同設置規約の一部を変更するために地方自治法第252条の7第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。

議案第3号   穂高広域施設組合規約の変更について

 この議案は、穂高広域施設組合の共同処理する事務の「し尿処理施設の設置、管理及び経営に関する事務」に、筑北村が加わるため、地方自治法290条の規定により議会の議決を求めるものであります。

議案第4号   生坂村中山間地域特別農業農村対策事業施設大日向農産物直売所の指定管理者の指定について

 この議案は、生坂村中山間地域特別農業農村対策事業施設大日向農産物直売所の指定管理者を指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。

議案第5号   村道路線の認定について

この議案は、村道路線を認定する為に道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります

議案第6号   生坂村印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例案 

 この条例案は、印鑑登録証明事務処理要領の改正に伴い関係部分の一部を改正する条例案であります。

議案第7号   職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、人事院規則の一部改正に伴い関係部分の一部を改正する条例案であります。

議案第8号   生坂村特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、地方公務員法の会計年度任用職員関係の改正に伴い、関係部分の一部を改正する条例案であります。

議案第9号   生坂村福祉員条例を廃止する条例案

 この条例案は、地方公務員法の会計年度任用職員関係の改正に伴い、生坂村福祉員条例を廃止する条例案であります。

議案第10号   災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、関係部分の一部を改正する条例案であります。

議案第11号   生坂村廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、2歳未満の乳幼児の保護者に対して、紙おむつ等排出に伴う可燃物ゴミ専用指定袋を交付するため、廃棄物手数料を減免するための一部を改正する条例案であります。

議案第12号   生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、国民健康保険の制度改正に伴い関係部分の一部を改正する条例案であります。

議案第13号   令和2年度生坂村一般会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を1,913,000千円とする予算で、前年度と比較して35,000千円の増となっております。
 主な歳入では、村税で150,938千円、地方交付税、990,000千円、国庫支出金74,822千円、県支出金94,786千円、繰入金115,445千円、村債289,900千円であります。

 また、歳出の主な予算は、福祉の村づくり事業の社会福祉事業の生活支援コーディネイターの配置、有償援助サービスもりびと運営、特定疾患見舞金等で13,598千円、生活支援等サービス事業の介護予防一般高齢者支援、配食サービス等で、9,532千円、子育て支援事業で、子ども・子育て支援事業のいくっこ子育て支援、ファミリーサポートセンター事業等で5,569千円、保健衛生・扶助で、子育て支援犀龍小太郎助成事業、出産祝金拡充等で10,619千円、教育振興事業で、小学校パソコン教室エアコン更新工事、中学校普通教室照明LED化工事等で、14,856千円、産業振興事業の農業振興事業で県営中山間総合整備事業負担金、農産物加工施設プレハブ冷蔵庫の設置等で、51,498千円、里山整備事業で松くい虫対策、有害鳥獣対策拡充等で15,318千円、地域活性化対策等事業の、定住促進対策の定住促進住宅建設、移住定住及び空き家対策事業補助金並び住宅リフォーム補助拡充等で59,671千円、防災・減災事業で村道改良事業、ICN文字放送システムリプレイス及び機能追加工事、緊急自然災害防止対策事業、消防団応援商品券等で66,106千円となっております。

議案第14号   令和2年度生坂村営バス特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を33,600千円とする予算で、昨年度と比較して400千円の増となっております。
 主な歳入は使用料及び手数料で4,100千円、国庫支出金5,286千円、繰入金で24,064千円であります。また、主な歳出では、総務費で32,364千円、運行費1,155千円となっております。

議案第15号   令和2年度生坂村福祉センター特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を112,300千円とする予算で、昨年度と比較して9,700千円の減となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で、109,869千円、諸収入で1,087千円、繰入金1,342千円です。また、主な歳出は経営管理費で112,291千円となっております。

議案第16号   令和2年度生坂村簡易水道特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を75,300千円とする予算で、昨年度と比較して23,700千円の増となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で、37,682千円、繰入金で20,517千円、村債で17,000千円であります。
また、主な歳出は経営管理費で45,047千円、建設改良費で17,416千円、公債費で12,787千円となっております。

議案第17号   令和2年度生坂村国民健康保険特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を263,000千円とする予算で、昨年度と比較して24,000千円の減となっております。
 主な歳入は国民健康保険税で、39,086千円、県支出金206,126千円、繰入金16,335千円であります。

 また、主な歳出は保険給付費204,711千円、国民健康保険事業費納付金で、52,604千円となっております。

議案第18号   令和2年度生坂村農業集落排水特別会計予算

この予算案は、歳入歳出予算の総額を99,100千円とする予算で、昨年度と比較して9,000千円の増となっております。
主な歳入は使用料及び手数料で、24,375千円、県支出金で11,000千円、繰入金で63,225千円であります。
また、主な歳出は経営管理費で32,310千円、公債費で66,314千円となっております。

議案第19号   令和2年度生坂村介護保険特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を313,100千円とする予算で、昨年度と比較して23,500千円の増となっております。
 主な歳入は介護保険料で、51,995千円、国庫支出金で85,789千円、支払基金交付金で80,990千円、県支出金44,720千円、繰入金48,342千円であります。
また、主な歳出は保険給付費287,786千円、地域支援事業で21,535千円となっております。

議案第20号  令和2年度生坂村後期高齢者医療特別会計予算

 この予算案は、歳入歳出予算の総額を30,400千円とする予算で、昨年度と比較して100千円の減となっております。
 主な歳入は後期高齢者医療保険料で、19,990千円、繰入金で10,318千円であります。
 また、主な歳出は後期高齢者医療広域連合納付金で29,917千円となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会の挨拶&閉会の挨拶

2020年01月17日 | 議会の挨拶
 17日(金)は段々と雲が広がりましたが、雨や雪は降らずに寒い一日でした。
 私は朝東京から帰り、午後3時からの議会全員協議会後に、3時30分から今年第1回臨時議会を招集させていただきました。今臨時議会は、昨年の台風第19号災害の復旧工事の補正予算です。その臨時議会の開会と閉会の挨拶をブログにアップしました。


     令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会の挨拶

 それでは、令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 来週20日は二十四節気の大寒ですが、今冬は降雪が少なく、寒の入りが近いですが例年より暖かな今日この頃でございます。
 議員各位に於かれましては、公私ともにご繁忙の折、全員のご参集をいただき誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝申し上げる次第でございます。


 さて、12月定例議会の閉会までにご報告できませんでした特別交付税の12月交付分の決定額でございますが、交付額は、32,703千円であり、前年対比125.7%の18,213千円の増額となっております。今回の特別交付税の増額要因は、現年災の項目で13,364千円、有害鳥獣対策の項目で3,622千円、老人ホーム被措置者の項目で1,843千円の増額が主な要因であります。
 そして、今臨時会まで特別交付税で29,482千円を見込んでいますので、今回の特別交付税を加えますと、3,221千円の留保額となり、現時点で昨年度に比べて留保額がある状況でございます。
 また、当初の財政調整基金と地域振興基金の繰入額が、99,000千円であり、前年度決算で80,000千円以上は積立できましたので、3月の特別交付税を見込みますと、留保分は全額基金に戻すことができますので、今年度も基金を崩さず、基金に積み立てられると考えているところですが、現年発生道路災害復旧費などに村債を充当していますので、全体の起債額も増えてしまうと考えているところでございます。


 今臨時会は、昨年10月12日から13日にかけての、台風第19号災害に対しての復旧工事関係だけの補正予算を上程させていただくものでございます。
 当村はお陰様で被害は少なくて済みましたが、村道決壊の込地地区が復旧工事費は高額になり、池沢地区は少額で済み、下生野の農業用施設1箇所は若干高額になり、下生坂の農道1箇所、林道池沢線のガードレール修繕の全部で5箇所の復旧工事を計上させていただきました。
 当村は込地地区の復旧工事は大掛かりであり、松本建設事務所の麻績川護岸の復旧工事から行いますので、地元の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 今後も、村民の皆さんとの対話を重視し、村民主役の村政運営に努めてまいりますので、引き続き議員各位にもご支援・ご協力をお願いする次第でございます。
 それでは、今議会臨時会に上程をさせていただきました議案は、補正予算1件であります。


 議案第1号   令和元年度生坂村一般会計補正予算(第4号)
 この補正予算は令和元年10月12日から13日にかけて台風19号被害の災害復旧に関する予算で、既定の額に歳入歳出171,813千円を追加して、総額を2,146,940千円とする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で地方交付税11,309千円、国庫支出金105,791千円、県支出金10,813千円、村債で43,900千円の増額となっております。
 歳出では災害復旧費の農林水産業施設災害復旧費で14,201千円、公共土木施設災害復旧費で157,612千円の増額補正となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

     令和2年第1回生坂村議会臨時会の閉会の挨拶

 それでは、令和2年第1回生坂村議会臨時会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
 本日上程しました議案を慎重にご審議くださり、原案のとおりご採択いただき、誠にありがとうございました。


 1月14日の小立野区から今回で8回目になります「生坂農業懇談会」を開催しております。内容は、今までの人・農地プランと今後の地域農業のあり方、県営中山間総合整備事業、農業委員会制度の委員の推薦等の説明と道の駅いくさかの郷への農産物等の出荷のお願いをし、農協から「夢づくりサポート事業」について説明させていただき、村民の皆さんからご意見・ご要望等をお聞きして、説明内容の周知徹底と各区の農業振興と農地保全等につなげていきたいと考えているところでございます。
 そして、10区の農業懇談会の結果を生坂農業未来創りプロジェクト会議で検証しまして、さらに来年度に向けて各区や団体、グループ等で取り組んでいただきたい内容を提案するように進めてまいりたいと考えているところでございます。


 今後も、議員各位と各課題に対しまして検討協議をお願いしながら、生坂村、村民の皆さんのために村政運営を行ってまいりますので、議員各位には、まだ厳しい寒さが続きますので健康にご留意なさり、ご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 本日はありがとうございました。


▽ 朝の写真は下生野上空からの風景です。





 その他生坂村では、議会全員協議会、保育園で体験保育、小学校4年生がはるかぜ訪問、児童館でマラソンクラブ、草尾・古坂の皆さんの元気塾などが行われました。
 

一般質問と令和元年第4回生坂村議会定例会の閉会の挨拶

2019年12月13日 | 議会の挨拶
 13日(金)は日差しが届いて、昼間は暖かさを感じましたが、日が暮れるとヒンヤリ感が増した一日でした。 
 午前10時から今定例会一般質問では、7名の議員各位が下記の一般質問の通告に対して登壇いたしました。

 生坂村議会の一般質問通告
  
順番 質問議員     質問内容                         質問の相手

1 吉澤 弘迪  1 台風19号での防災上の反省点
        (1) 台風19号に対する村の防災対応と各区の防災活動について       副村長
        (2) 反省点
         今回の台風19号での防災活動では次のような反省点がある。       副村長
        (イ)安全な避難方法の確認
        (ロ)自主防災組織での防災マニュアルの作成
        (ハ)災害に対する警戒心を持つことが必要
        (3)避難所として「やまなみ荘」を利用する場合に特別料金を       村 長
        (4)各区の防災組織に防災士の配置を




2 一ノ瀬貞男 1 防災対策の見直しについて                    村 長
                                          副村長
        2 AI活用のモデル事業に参加の考えは               村 長




3 太田 譲  1 人口減少対策「仕事」                     村づくり推進室長
                                          村 長



 

 5名の区長さん方が傍聴に来てくださり、一般質問を全部聞いていただきました。

4 字引 文威 1 台風等豪雨災害時のインフラ設備の維持保全確保は
        (1) ハザードマップの進捗状況は                   副村長
        (2) 農集排施設の浸水対策は                     振興課長
        (3) 当村給水水源の安曇野市【明科第3水源地】は   
        (4) インフラ施設の浸水対策の考え方      
        2 生坂村簡易水道事業の「老朽施設更新並びに耐震化工事」について
        (1)漏水対策工事の改善状況は                  振興課長
        (2) 生坂村簡易水道事業の「老朽施設更新並びに耐震化工事」の対応は  村 長




5 瀧澤 龍一  1 獣被害対策の進捗は                      村 長
         2 村広報手段としてのICNについて               担当課長
         3 大城・京ヶ倉トレッキングコースについて

 
6 望月 典子  1 やまなみ荘の運営についての対応は               住民課長
         2 「広報いくさか」誌の活用について               村づくり推進室長


   
 
7 市川 寿明  1 「聞こえのバリアフリー」にサポートを
         (1)当村における加齢性難聴者の実態は掌握されていられるか      関係課長
         (2)難聴者支援方針を伺いたい                   村 長


        

 今回の一般質問の議事録は、議会事務局からホームページにアップしますので、そちらをご覧いただきたいと思います。今回も一般質問に対しての現状や状況等については、担当部署の課長達に答弁していただき、私は、主に質問のご提言に対しての施策や方向性などの内容を答弁させていただきました。
 今回も当村の課題に対して、議員各位から質されまして、行政として現状と今後の対策等を答弁させていただきました。議員各位と当村の課題を共有していますので、答弁内容に沿って、議会と協議を進めながら的確に、課題解決、方向付けをしてまいりたいと考えます。


   令和元年第4回生坂村議会定例会の閉会の挨拶
 
 それでは、令和元年第4回生坂村議会12月定例会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。


 6日から始まり8日間の日程の12月定例会でございましたが、慎重にご審議をしていただき、すべての議案を原案のとおりご採択くださり、誠にありがとうございました。
 さて、平成23年度から8回目になります「農業懇談会」は、今年度は、来年1月14日(火)の小立野区から2月25日(火)の古坂区まで全10区に出向き、人・農地プラン、県営中山間総合整備事業、道の駅いくさかの郷への農林水産物の栽培・出荷などについて説明をさせていただき、村民の皆さんからご意見・ご要望等をお聞きしたいと予定しております。
 議員各位におかれましては、大変寒い中ですが、多くの地区の農業懇談会にお越しいただき、村民の皆さんの農業に対するご意見・ご要望等の現状把握に努められ、当村の基幹産業であります農業の振興、農地の保全、担い手の育成等に対しましても、ご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
 さて、特別交付税の12月交付分は本日公表されることになっておりますが、現時点ではまだ分からないところでございます。
 しかし、今定例会までに特別交付税で18,173千円を見込んでいますので、今回の特別交付税を加えますと、若干の留保額が見込まれますから、当初の財政調整基金と地域振興基金の繰入額が、99,000千円であり、前年度決算で80,000千円以上は積立しましたが、まだ一般会計で、3月の特別交付税を見込みますと、留保分は基金に戻すことができますので、今年度も基金を崩さなくてよいと考えているところでございます。
 そして、今月20日に令和2年度の予算編成会議を行いますが、政府は来年度、地方自治体に配分する地方交付税総額は、好調だった国の税収に陰りが見え、今年度当初の想定を、1兆~2兆円規模で下回るとみられており、来年度の国税収の見積もりへの影響は避けられない見通しで、地方税収の伸びも鈍化すれば、地方の財源不足は拡大し、穴埋めを臨財債に頼らざるを得ない場面が出てくることも予想されております。
 そういう中、当村の来年度の予算編成では、今定例会でお認めいただきました生坂村第6次総合計画を根幹に、いくさか村づくり計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、知恵を出し創意工夫をして、引き続き経費の節減と合理化に努めながら、村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な予算配分に努めてまいります。
 来年1月からそれぞれの運営協議会・運営委員会等でも来年度の事業、予算についてご審議いただき、その結果も反映させ、村民の皆さんのご理解とご協力もいただき、それらの目標の実現に向けた取組も推進してまいりたいと考えております。それらに加え、地区担当職員は、地区の課題の把握に努め、課題解決や活性化に向けて、「地域発 元気づくり支援金」や「絆づくり支援金」等による事業検討も行ってまいります。
 生坂村営やまなみ荘は、今年度も引き続き年末年始は通常営業をいたします。お正月の2日には「新年鏡開き、餅つきとお餅の振る舞い」を行い、12月30日から1月3日までは「竹炭湯」の提供、また、忘新年会プランもございますので、多くの皆さんにご利用いただきます様に、議員各位もご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
 第6次総合計画の将来像は、「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」です。キャッチフレーズは、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」でございます。
 村民の皆さんの英知を結集し、新たな発想で活力ある村づくりを進め、地域と村が元気になり、明るく健やかな生坂村を創り出すために、村民の皆さんのご理解、ご協力をお願いしますとともに、議員各位のご指導、ご支援をお願いする次第でございます。
 議員各位には、今年も残りわずかでございますが、健康にご留意なさり、良い年を迎えられますことをご祈念申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。


▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。







 その他生坂村では、議会全員協議会、小学校で4年はるかぜ交流・ALT、松本合庁移動販売などが行われました。

令和元年第4回生坂村議会定例会の開会の挨拶

2019年12月06日 | 議会の挨拶

△▽ 毎定例会ごとに一礼をしてから全員で生坂村村民憲章を唱和しているところです。


 皆さん、おはようございます。令和元年第4回議会12月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 議員各位に於かれましては、師走に入り大変ご繁忙の折、全員のご参集を賜り誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導、ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。


 最初に、10月12日に襲来した台風19号では、長野県をはじめ関東甲信越、東北地方などの広範囲にわたり甚大な災害が発生し、特に長野県では千曲川流域の東北信地域で、河川の氾濫による堤防や護岸の決壊、家屋等浸水被害、土砂流入・決壊などの道路災害、土砂崩落・土石流による土砂災害など、激甚な災害に見舞われ、お亡くなりなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
 現在長野県では、「ONE NAGANO」を合い言葉にし、想いをひとつに、互いに支え合いながら、復旧・復興に向けて進み続けているところでございます。
 当村においては、12日早朝から役場に担当職員が詰めて、大雨警報、洪水警報が発表された後、午後2時に第1回災害警戒本部会議を開き、2時15分に警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始を発令して、各自主防災組織に避難所を開設していただきました。
 午後4時45分には、土砂災害警戒情報が発表され、6時10分には陸郷水位観測所で氾濫注意水位を超え、6時15分には消防団による小立野地区の内水の排水作業を開始していただきました。
 8時45分には大雨特別警報が発表されたため、災害対策本部として、警戒レベル4、避難勧告を発令しました。その後雨は小降りになり、小立野地区の水位が安定したため、11時40分に消防団の内水排水を止めて撤収し、12時に消防団は解散していただきました。
 そして、避難者は129名でして、13日朝、明るくなった6時30分に避難勧告を解除し自宅に帰っていただきました。
 当村の被害状況は、会生活改善センターで日雨量150mmを記録し、村道決壊が込地・池沢地区2箇所、農業用施設1箇所、農道1箇所であり、その他、倒木11箇所、土砂流出・崩落6箇所、県関係では、県道大町麻績インター千曲線込地地籍1箇所、麻績川・金熊川の護岸損壊4箇所でありました。
 生坂村では、災害後最初に議員有志と私たち職員有志が一緒に佐久穂町に行き、土砂の搬出、家財道具の片付け、庭木の片付けなどのボランティア活動を行いました。
 そして今まで、社会福祉協議会が中心になり募集していただき、生坂村災害支援ボランティアとして、延べ4日間、村民21名、職員34名の55名の皆さんが、家屋内清掃、泥だし、ゴミ出し、軽トラ支援などを行い、農業公社災害支援ボランティアとして、延べ5日間、職員27名の皆さんが、ゴミ出し、土砂搬出、炊き出しなどを行っていただきました。
 また、長野市内の家屋の被害認定調査補助に5日間、5名の職員を派遣し、災害ボランティアのバス運行として、4日間、4名の職員を派遣しました。その他にも、社会福祉協議会が災害VC協定派遣として、19日間、28名の職員を派遣して活動してきております。
 しかしまだ、復旧・復興にはかなりの月日が掛かると思いますので、当村としても出来る限りの支援を続けていきたいと考えております。


 次に、昨年11月14日に第1回生坂村振興計画審議会を開催し、私から会長に選出されました平田議長に総合計画策定の諮問をさせていただきました。その後、策定スケジュール、計画策定の趣旨、計画の性格と名称、計画の構成と期間についての計画策定の方針、村民アンケートの実施、第5次総合計画の施策に対する評価シートなどの説明させていただき始まりました。
 小学校4年生から中学校3年生までと、その年齢以上の村民の皆さん全員にお願いしましたアンケート結果を反映させ、「福祉・生活環境分科会」「産業分科会」「教育分科会」の3分科会で協議していただいた内容を尊重し、第5次総合計画の「施策内容」から、第6次総合計画への「変更後の計画内容」「分科会の協議による変更部分・重要施策」「具体的詳細施策」などをどの様に明文化するべきかなど、多くの検討協議をしていただきました。
 そして、先月29日の第10回生坂村振興計画審議会において、平田会長から付帯意見を添えて、「生坂村第6次総合計画基本構想及び基本計画の案」を答申していただき、本日上程させていただくことができました。審議会の委員各位には、1年間にわたり多くの会議で真剣にご協議いただき、答申してくださいましたことに心から感謝申し上げる次第でございます。


 次に、昨年ホームタウンになりました松本山雅FCですが、残念なことに境界突破はできず、J1の降格が決まってしまいました。
 しかし、教育委員会では、元気づくり支援金を活用して、松本山雅FCと連携し、「松本山雅フィジカルトレーニング」など村民の健康増進につながる各種講座を開催していただきましたし、11月24日には、水鳥マラソンをバージョンアップして、「2019イクラン!!松本山雅FC」と銘打って、2km、5km、10kmの3種目のコースにし、村内外から例年より1.5倍ほどの約140名の参加により盛大に開催でき、交流人口の増加につながったところでございます。
 その他にも、村民運動会を盛り上げていただいたり、保育園での山雅サッカー教室、「松本山雅FCサポーターミーティング in 生坂村」「いくさか歩こう部+」での「ウォーキングサッカー」などを行っていただきましたし、当村のイベントなどにも、ホームタウン担当の方々や松本山雅FCオフィシャルマスコットのガンズくん、喫茶山雅の皆さんにお越しいただき、一緒にイベントを盛り上げてくださり、生坂村の発信や活性化に結び付いたと感じております。
 明日7日は、今シーズンホームでの最終戦で、ホームタウンデーでもありますので、当村の特産品などをお持ちして、生坂村をさらにPRしてまいります。そして、来シーズンは、J1再昇格を目指して頑張っていただきたいと考えております。


 相模女子大学の地域協働活動、各種視察研修事業、標津町と友好関係の切っ掛けとなりました「農村集落活性化支援事業」は、今年度で5年目の最終年度になりましたので、引き続き今までの事業を継続するために、先月19日に、中山振興課長達に、関東農政局に行っていただきました。
 今回申請予定の「山村活性化支援交付金」は、「農林水産業に関連する地域の人材やノウハウ、伝統技術等に係る調査」、「人材育成や技術取得等の研修」、「地域資源の販売促進のためのマーケティング調査と販売先現地調査」、「販売実績、ICTやパンフレットを使った情報発信、商品パッケージデザインの検討」などが支援内容になっております。今後、山村振興計画の作成などをして、来年3月までに交付申請をし、事業採択に向けて進めていきたいと考えております。
 そして、来年度の県の「地域発 元気づくり支援金」事業の申請につきましては、各部署、各団体で検討をしていただいております。今年度も、今月23日には、松本地域振興局で説明会が開催されますので、議員各位も先頭に立っていただき、地区の取り組みを協働により進めていこうという事業をお願いいたします。地区担当職員、担当部署もご相談を承りますので、お問い合わせいただきますようにお願いいたします。
 今月20日には、令和2年度予算編成会議を開催し、これまでの当初予算編成での取り組みを継続的に行うものとし、真に必要とされる事業への限られた財源を効果的に配分するものとして実施することになります。
 そして、今定例会でお認めいただきますと、来年度からは「生坂村第6次総合計画」を村政運営の根幹にして、「いくさか村づくり計画」を実施計画として進めてまいります。 
 また、第2期の「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」も生坂村第6次総合計画と整合性を持たせ策定し、その内容に沿っても、地方創生の各事業を実施してまいりたいと考えております。
 そして、毎年度実施しています「村づくり計画」の更新の策定作業も並行して進め、予算及び総合戦略を併せて相互に反映させて、村民の皆さんのための行財政運営を進めてまいります。
 村が活気に漲るには村民の皆さん、各地区が元気であることが大切であります。そういう点で、村民の皆さんが、地域・村に愛着と誇りを持っていただき、地域の絆を大切にし、支え合い守り育てていこうという責任感を共有し、村民の皆さんのご理解とご協力の基、協働による村づくりを進めているところでございます。
 村民の皆さんとの対話を重視し、村民主役の村政運営に努め、安全・安心で住み良い生坂村で有り続けるために、様々な課題に対して議員各位と検討協議をお願いしながら、課題解決に向けて方向付けをしているところでございます。議員各位並びに村民の皆さんには、引き続き生坂創生のために、格別なるご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げる次第でございます。
 それでは、今議会定例会に上程をさせていただきました議案は、事件案1件、条例案8件、補正予算案6件の計15件であります。

議案第40号   生坂村第6次総合計画基本構想及び基本計画の策定について
 この議案は生坂村第6次総合計画基本構想及び基本計画の策定に当たり、生坂村議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定に基づき議会の議決を求める議案であります。


議案第41号   生坂村パートタイム会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例案
 この条例案は地方公務員法第22条の2第1項第1号の規定により採用された職員の報酬及び期末手当並びに費用弁償に関する事項を定める条例制定であります。


議案第42号   生坂村フルタイム会計年度任用職員の給与等に関する条例案
 この条例案は地方公務員法第24条第5項の規定に基づき、同法第22条の2第1項第2号の規定により採用された職員の給与に関する事項を定める条例制定であります。

議案第43号   地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案
 この条例案は議案41号、42号の条例の制定に伴い関係条例を整備するための一部改正であります。

議案第44号   議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案
 この条例案は令和元年人事院勧告により、議会議員の期末手当額を改正する条例の一部改正であります。

議案第45号   特別職の職員で常勤の者等の給与に関する条例の一部を改正する条例案
 この条例案は令和元年人事院勧告により、特別職の職員で常勤の者の期末手当額を改正する条例の一部改正であります。

議案第46号   一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
 この条例案は令和元年人事院勧告により一般職の職員の給料、勤勉手当等の改正を行うための条例の一部改正であります。

議案第47号   生坂村森林環境譲与税基金の設置、管理及び処分に関する条例案
 この条例案は国からの森林環境譲与税等を財源とし、本村における森林整備及びその促進に要する資金に充てるため、生坂村森林環境譲与税基金の設置及び管理等に関し必要な事項を定めるための条例の制定であります。

議案第48号   生坂村消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例案
 この条例案は成年後見制度の利用の促進に関する法律の施行に伴う条例の一部改正であります。

議案第49号   令和元年度生坂村一般会計補正予算【第3号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を20,593千円増額して、総額を
1,975,127千円とする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で地方交付税4,174千円、国庫支出金1,962千円、県支出金で4,392千円、繰越金7,866千円、諸収入1,174千円等の増額となっております。 
 歳出では、総務費でCATV施設修繕等2,438千円、民生費で扶助費等8,199千円、農林水産費の産地パワーアップ事業補助金等で5,212千円、土木費の村単道路維持補修工事費等で5,280千円の増額補正となっております。


議案第50号   令和元年度生坂村福祉センター特別会計補正予算【第1号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を1,846千円増額して、総額を歳入歳出123,846千円とする補正予算であります。
 主な内容は歳入で繰越金を34千円、繰入金1,812千円を増額し、歳出では経営管理費で1,846千円の増額補正となっております。


議案第51号   令和元年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第2号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を636千円増額して、総額を歳入歳出58,050千円とし、地方債の借入限度額を5,800千円とする補正予算であります。
 主な内容は歳入で繰入金を5,674千円減額し、村債を5,800千円増額して、歳出では経営管理費で636千円の増額補正となっております。


議案第52号   令和元年度生坂村国民健康保険特別会計補正予算【第2号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を2,428千円増額して、総額を292,035千円とする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で国庫支出金1,909千円、繰越金を1,734千円増額し繰入金を1,215千円減額して、歳出では総務費で1,910千円等の増額補正となっております。


議案第53号   令和元年度生坂村農業集落排水特別会計補正予算【第1号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を306千円増額して、総額を90,406千円とする補正予算であります。
 主な内容は歳入で、繰入金を133千円減額し、繰越金を439千円増額して、歳出では経営管理費280千円等の増額補正となっております。

議案第54号   令和元年度生坂村介護保険特別会計補正予算【第2号】
 この予算案は、既定額に歳入歳出額を39千円増額して、総額を291,318千円とする補正予算であります。
 主な内容は歳入で、繰越金で39千円増額し、歳出では、地域支援事業で39千円の増額補正となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

▽ 朝の写真は大日向橋からの風景です。





 その他生坂村では、保育園で避難訓練、中学校で人権集会、児童館でこども工房、乳幼児健康診査、草尾・古坂の皆さんの元気塾などが行われました。

令和元年度第3回生坂村議会定例会の閉会の挨拶

2019年09月18日 | 議会の挨拶
 それでは、令和元年第3回生坂村議会9月定例会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
 11日から始まりました9月定例会でしたが、慎重にご審議をしていただき、すべての議案を原案の通りにご採択いただき、誠にありがとうございました。


 平成30年度の決算では、それぞれ良好な数値で財政健全化に向けて良い傾向でございましたが、池本代表監査委員さんの決算審査のご提言、また議会の常任委員会でご指摘をいただきました滞納整理の強化につきまして、納税は国民の義務でありますし、各種使用料もお支払いいただくよう、県税徴収対策室とも連携を取りながら、大口困難案件の滞納整理のご指導をいただき、「長野県地方税滞納整理機構」をお願いするなど、県とも協力して、さらに滞納整理の強化に努めなければと考えております。
 それは、貴重な自主財源の確保と税負担の公平性の観点からも、引き続き担当部署で毎月現状を把握し、滞納者ごとに相談に乗りながら、状況を確認し分納計画を立てさせていただくなど、しっかり対処していかなければと考えているところでございます。


 さて、今年度の生坂村最大のイベント「赤とんぼフェスティバル」は例年通りに戻しまして、10月19日(土)午後3時から20日(日)午後3時までとし、昨年並みの「大花火まつり」と、有名なテツandトモさんをお呼びし、大鍋で作る鍋物は、味噌味、醤油味、カレー味のすいとんを提供する予定であり、北海道標津町や喫茶山雅がブース出店されるなど多くの企画で、例年以上に盛り上げたいと考えております。
 またこれからも、秋は色々な行事が盛り沢山に計画されております。
22日(日)には、道の駅 いくさかの郷でJA松本ハイランド主催の山清路ぶどうまつりが初めて行われ、かあさん家のお彼岸セールの同時開催や、前日にはおじさま倶楽部、こなもん工房、ハチクの会などのご協力による、毎月の定例イベントも開催され、193カラットのぶどうが最盛期であり、一年で一番忙しい時期を迎えております。


 来週28日、29日には、稲や野菜の生育が良く、巨峰などぶどうも美味しくて喜ばれています「秋の農業体験ツアー」が行われます。上生坂ほたるの里の会、女・人輝きクラブなど関係の皆さんにはお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
 また、「いくさか敬老の日」が10月10日に開催されます。例年通りにお越しいただきました皆さんに喜んでもらえるように、今年も実行委員さん、議員各位、区長さん、民生委員さんなど多くのボランティアの皆さんには、会を盛り上げていただくため、お話のお相手や余興などにご協力いただきます様よろしくお願いいたします。
 そして、生坂村の未来のために「第5次総合計画」や「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」にあります、村の目指すべき将来像を実現するために、喫緊に取り組んでいく課題もありますし、中長期的に解決していく課題もございます。
 私たち執行側も、生坂村のため、村民のためを常に念頭に置き、村政運営を進めております。どうか村民の皆さんから負託をいただいた議員各位と各課題の解決や方向付けについて、引き続き検討協議をお願いする次第でございます。
 議員各位には、ご健勝にて、ご指導、ご支援を賜ります様お願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 誠にありがとうございました。

令和元年第3回生坂村議会定例会の開会の挨拶

2019年09月11日 | 議会の挨拶
 11日(水)はお昼頃から雨が降りだし、時々強まって夜まで愚図ついた天気でした。
▽ 毎定例会ごとに出席者全員で村民憲章を唱和しています。


   令和元年第3回生坂村議会定例会の開会の挨拶
 皆さんおはようございます。令和元年第3回議会9月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 実りの秋を迎え、巨峰などぶどうは、7月の長梅雨と盆明けの雨の影響で生育が例年より遅く、皮が破れる裂果が多く、栽培が難しい状況でしたが、やっと糖度も乗って露地物の出荷が最盛期となり、それぞれに稲刈り、ぶどうの集出荷など農作業に大変忙しい時季となりました。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご参集を賜り誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
また9月定例会は前年度の決算審査について、ご意見を頂戴するために池本代表監査委員さんにもご出席をいただいていますことにお礼を申し上げます。


 さて、8月23日午後3時55分頃に発生しました、山清路橋梁工事の事故の経過についてご報告いたします。この事故につきましては、鷺の平常会側の鉄塔と込地常会側の仮鉄塔を索道で結び、込地側の鉄塔用の資材を、鷺の平側から索道を使って搬入する工法の検査中に発生しました。
 幸いにもけが人はいませんでしたが、県道防護工の一部が、倒れた鉄塔に押し潰されて、本日11日現在でも全面通行止めになっている状況でありますが、ちょうど本日の午後5時から片側交互通行ができるようになります。
 そこで、議会からの要請により、事故発生から我々村当局がどの様な対応をしたかを、村民の皆さんにお伝えすべきであるとのことですのでご報告させていただきます。
 事故当日は、松本建設事務所から事故発生の報告を受け、直ぐに防災行政無線により県道の全面通行止めの放送をし、込地、重、鷺の平の常会長さんに事故の状況、停電とテレビが映らないなどの状況を連絡させていただき、停電は電源車により当日夜8時54分に復旧し、テレビは変換機へ通電ができなかったための対応より、翌日午後1時頃に復旧しております。
 また、事故の一番の原因者であります施工業者が、込地、重、鷺の平常会全戸に謝罪と事故説明等をされるとお聞きしていましたので、村当局は、当地区の村営バス利用者へは電話で連絡をし、社会福祉協議会、明科消防署、駐在所等の関係機関とも情報共有をして、それぞれの事案に対して対応できるように調整いたしました。
 工事発注者の長野県からは、まず松本建設事務所から藤池所長さん達が来られ、事故発生の状況と復旧作業内容等の説明をしていただきました。
 25日には阿部知事さんにお会いする機会があり、その時にも知事より謝罪の言葉を頂戴しております。
 また、27日には、主要地方道大町麻績インター千曲線整備促進期成同盟会の要望活動時に、清沢県議会議長さん、平田議長さん、私で早期の復旧をしっかりと要望をさせていただいております。
 これまで、込地・重の皆さんには通学、通勤、ごみ出し等の関係でご不便をお掛けしましたが、それらの対応は長野県と施工業者で対応されているところでございますし、社協の有償運送も時間は掛かってしまいましたが、定額でご利用いただいているところでございます。
 また、常会長さんには、何か困ったことがありましたら、何なりと役場に連絡して欲しいとお願いしていましたが、今まで連絡はない状況でございます。
 当定例議会の模様がICNで放映される頃には、片側の交互通行ができておりますが、議会からの要請による報告とさせていただきます。


 それでは、9月定例会は、決算議会と言われるように、平成30年度の歳入歳出決算の認定をお願いする訳ですが、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、平成30年度決算における4つの健全化判断比率を監査委員の審査に付した上で、議会に報告させていただき公表することになっております。
 平成30年度は、村のすべての会計において、黒字決算となりましたので、「実質赤字比率」や「連結実質赤字比率」の該当はありませんでした。
 次に、標準財政規模に対する普通会計の元利償還金及び準元利償還金の割合の3年間の平均であります実質公債費比率は、0.6%改善し、7.2%でございました。
 また、起債償還金額、退職手当支給予定額などから、基金、交付税算定額などを引いた自治体が将来負担すべき実質的な負債の割合の「将来負担比率」は、今年度も「数値なし」となっております。よって、財政健全化判断比率の財政指標は、前年度に対して良好に推移している状況でございます。
 次に財政状況を示す指標につきましては、財政の硬直度を示す経常収支比率は、前年度より2%上回り、78.3%でありました。また、公債費比率は4.2%、起債制限比率は3.7%となっており、それぞれに良好な状況となっております。 
 よって、実質公債費比率につきましては、公債費対策を継続して進めており、普通会計の償還負担の減少から、単年度での比率及び3ヶ年平均の比率とも減少しており、良好な傾向を示しました。
 将来負担比率につきましたは、標準財政規模の縮小の影響は大きいものの、基金積立によりますストックの増加、公債費関係の段階的な減少により、比率が向上しているからでございます。
 また、それに加え両比率が改善されている要因は、これまで簡易水道と農業集落排水の特別会計の繰上償還や、臨時財政対策債において償還期間が10年を越えたものと年利率が1.0%を超える部分を対象に、減債基金を取り崩して繰上償還を実施したことと、なるべく国、県の交付金事業の導入により、その補助裏に交付税措置の高い過疎債を中心とした起債の発行抑制を図るとともに、将来負担を下げる充当可能基金の積立も増加してきたことによります効果が、顕著に表れていると考えております。
 しかし、指標はあくまでもその年度の時点的なものでありますから、特に交付税に左右される村の財政の体質からも、継続的な財政健全化の取り組みは必要であると考えている次第でございます。


 平成30年度の公共事業のうち主な補助事業では、社会資本整備総合交付金事業によります村道1級1号線などの道路改良事業の継続と、住宅・建築物耐震改修等事業補助金によります下生坂体育館耐震改修工事と前年度から繰越した高齢者生活福祉センター増築工事等が完了いたしました。
 産業振興事業では、県営中山間総合整備事業によります活性化施設が完成したほか、地方創生推進交付金事業として生産者支援ITシステム構築や備品購入等を行い、道の駅を拠点とした地域活性化事業が実施できました。
 単独事業では、過疎対策事業債で定住促進住宅用地取得や、地域海洋センター修繕等助成事業補助金を活用しましたB&G海洋センター体育館天井耐震化等工事、緊急防災・減災事業債では消防小型ポンプ積載車を2台更新するなど、防災・減災対策の強化を図りました。
 そして、過疎対策によりますソフト事業では、高齢者サービス事業や子育て支援、地域協働による地域活動事業への支援を継続するほか、新たに学校の図書館に司書を配置しました。
 村の公営企業会計では、簡易水道事業、農業集落排水事業、福祉センターでそれぞれ健全な管理・運営に努めました。
 また、義務的経費では、人件費で新規職員の3名採用等により9,120千円の増、扶助費で2,835千円の減、公債費で10,864千円の減額となりました。
 物件費では6,471千円の増、積立金では財政調整基金、減債基金、地域振興基金等へ92,551千円の積立を行い、前年度比では64,424千円の増額となりました。
 普通会計の歳出全体では、2,219,742千円で前年度比4.0%、86,192千円の増額となっております。
 今後も限られた財源を施策の目標達成のため、有効かつ効率的に活用することが責務であり、これを念頭に重点事業の推進及び諸事業の充実を図ってまいりたいと考えております。
 平成30年度の各種村税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料及び介護保険料の収納状況につきまして、現年度分は99.05%、滞納繰越分は24.21%の収納率とし、昨年と比較して現年度分は0.75%、滞納繰越分は7.86%向上し、全体として0.9%の上昇となっております。
 そのため、平成30年度を含めた各村税、保険料の滞納繰越分調定額は、住民税を除いて減少しており、特に後期高齢者保険料につきましては、平成27年度から引き続き、収納率100%を維持しております。
 これは、滞納者からの徴収金を、極力、現年度分から入金していき、新たな滞納を作らないよう努めてきた結果であり、現在も月々決まった金額を分割納付していただくよう、引き続きお願いしているところでございます。
 今後も納税義務者の公平性を保つため、税務担当課で滞納整理を進め、徴収困難な案件につきましては、中信県税事務所や長野県地方税滞納整理機構と連携を図りながら、折衝機会を増やすことによって滞納者、滞納額の減少に努めていきたいと考えております。
そして、当村の貴重な自主財源であります村税や公共料金等は、負担の公平性からも滞納を極力無くすようにし、各部署とも連携をして滞納整理に力を入れ、差押えや不能欠損等を適切に執行するように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 今年度の普通交付税と臨時財政対策債の発行額が決定になりました。今年度の普通交付税は、前年度交付額より0.7%増、7,230千円の増額の987,297千円となりました。
 また、臨時財政対策債については、前年度比28.0%減、13,194千円の減額の33,881千円となりました。
 そして、過疎債のハード・ソフトの2次要望額が増額しておりますし、基金から繰り入れを見込んでの当初予算であるとともに、今定例会でも歳入に特別交付税を見込んでおりますので、引き続き財政が厳しい状況であると考える次第でございます。


 早いもので、令和元年度も半期が過ぎようとしておりますが、議員各位からご承認いただきました事業は、村民の皆さん、議員各位のご支援とご協力をいただきながら、概ね計画通り進捗しているところでございます。
 また、それぞれの課題につきましても、検討協議を進める中でどの様に方向付けをして、事業実施をしていかなければならないか、財政面を十分考慮に入れ、事務事業、組織の体制、交付金事業等も検討していかなければと考えております。 
 どうか議員各位も地域の課題解決のために、協働による地域づくりで解決できるような取り組みがございましたら、是非「元気づくり支援金」や「絆づくり支援金」の活用を検討していただければと考えます。担当部署、地区担当職員もご相談をお受けしますのでよろしくお願いする次第でございます。
 村民の皆さんにも、地域の絆を大切にして、村に愛着と誇りを持っていただき、守り育てていくことをお願いするとともに、村民の皆さんの安全で安心な住み良い生活を守るために、様々な分野で課題は尽きない訳ですが、村民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、引き続きしっかりとした行財政運営を進めなければと考えております。どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために、格別なるご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げます。

 それでは、今議会定例会に上程をさせていただきました議案は、報告4件、決算認定1件、事件案1件、条例案3件、補正予算案4件の計13件であります。


報告第7号  村の義務に属する和解及び損害賠償の額の専決処分について

 この報告は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている1件50万以下において、村の義務に属する和解及び賠償額について報告するものであります。


報告第8号   平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

 この報告は、平成30年度の健全化判断比率及び資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により報告をするものであります。


報告第9号   平成30年度公益財団法人生坂村農業公社の経営に関する書類の報告について

 この報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定により同法第221条第3項に規定する法人について、経営状況を説明する書類を作成し報告するものであります。

報告第10号  平成30年度社会福祉法人生坂村社会福祉協議会の経営に関する書類の報告について
 
 この報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定により同法第221条第3項に規定する法人について、経営状況を説明する書類を作成し報告するものであります。


議案第32号  生坂村過疎地域自立促進計画の変更について

 この議案は、生坂村過疎地域自立促進計画を変更するために、過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。


議案第33号  生坂村印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例案

 この条例案は、住民基本台帳法施行令の改正による、関係部分の一部改正であります。

議案第34号  生坂村廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例案
 
 この条例案は、消費税改正に伴い、一般廃棄物処理手数料の改正を行なう条例の一部改正であります。


議案第35号  生坂村営水道条例の一部を改正する条例案

 この条例案は消費税改正に伴い、料金、手数料等の改正を行なう条例の一部改正であります。

議案第36号  令和元年度生坂村一般会計補正予算【第2号】

 この予算案は、既定の額に歳入歳出額36,719千円を追加して、総額を
1,954,534千円とし、地方債の借入限度額を減額する補正予算であります。
 主な内容は歳入で、地方交付税18,917千円、国庫支出金1,127千円、県支出金8,700千円、繰入金1,000千円、諸収入7,621千円を増額し、村債が1,519千円の減額となっております。
 歳出では、総務費で貸付金等6,257千円、民生費で子ども・子育て支援事業システム改修委託料等10,269千円、農林水産業費で鳥獣被害防止総合対策整備事業等11,855千円、消防費で退職団員報償費等4,645千円の増額補正となっております。


議案第37号  令和元年度生坂村営バス特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は、既定の額に歳入歳出額280千円を増額して、総額を33,480千円とする補正予算であります。
主な内容は、歳入で繰入金280千円を増額し、歳出で運行費の修繕料280千円の増額補正となっております。


議案第38号  令和元年度生坂村国民健康保険特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は、既定の額に歳入歳出額2,607千円増額をして、総額を289,607千円とする補正予算であります。
 主な内容は、県支出金を1,135千円、諸収入1,464千円を増額し、歳出では、総務費で委託料1,135千円、諸支出金で1,472千円の増額補正となっております。

議案第39号  令和元年度生坂村介護保険特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は、既定の額に歳入歳出1,679千円を増額して、総額を291,279千円とする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で国庫支出金807千円、繰入金872千円を増額し、歳出では総務費で介護保険法改正に伴うシステム改修委託料で1,679千円の増額補正となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

▽ 朝の写真は犀川河原からの風景です。







 今日生坂村では、保育園で身体測定(以)、中学校で体育館仮設ステージ設置、児童館でえいごであそぼ、公民館で通学合宿、歩こう部、女性の会、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。