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△ 18日(水)正午から、NHKホールで開催されました。
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△ 国歌斉唱に続き、我が長野県町村会長の藤原忠彦川上村長が全国町村会長として、人口減少の克服・地方創生の実現に向けて、全国のそれぞれの地域が、特性を活かした適切な役割を将来にわたり担っていけるよう、地方重視の国土づくりを展開する必要がある。
また、町村が自主性・主体性を発揮し地方創生を着実に進めていくとともに、地域の実情に応じた社会保障サービス、住民の命を守る防災・減災対策等を実施するためには、地方の社会保障財源の安定的確保、税源配分のあり方の見直しと偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築、地方交付税総額の確保など、地方の自主財源の大幅な拡充による町村財政基盤の強化が不可欠であるなどと力強く挨拶をされました。
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△ 萩生田内閣官房副長官が、地方の声を聞き、町村が自らの判断と発想で地域の個性を活かした地域づくりができるようにするための仕組みを作ってまいりますなどと、安倍内閣総理大臣の祝辞を代読されました。
大島衆議院議長から、住民に身近な町村が、地域の医療・保健・福祉サービスの確保をはじめ、生活交通の確保、地域コミュニティの維持等で住民の絆が更に深まることを願うなどの挨拶をいただきました。
山崎参議院議長から、人口減少・少子高齢化の進行など、町村を取り巻く環境は依然として厳しい状況下、新たな発想や創意工夫を活かした事業に積極的に取り組み、持続可能な町村の発展のために努力しますなどと挨拶されました。
高市総務大臣が、全国津々浦々をけん引する地域密着型企業を10,000事業程度の立ち上げを目指す「ローカル10,000プロジェクト」や「ふるさとテレワーク」等により、地方自治体が中心に雇用を生み出し、地方からGDPを押し上げていただきたいなどの挨拶をいただきました。
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△ 石破地方創生大臣が、出生率の高い地方を活性化するために「総合戦略」を策定して、地域のことは地域でなければ分からないので、「やりっぱなしの行政」「頼りっぱなしの民間」「無関心な住民」をなくし、地方創生を遣り遂げていただきたいなどと挨拶されました。
谷垣自由民主党幹事長が、地域振興を図る上で不可欠な財源の「ゴルフ場利用税の堅持」や「全国森林環境税」の創設などの地方の声を国政に届けてまいりますし、地域とともに歩んできて、立党60年になります自由民主党は、今後も町村のために頑張ってまいりますなどの挨拶をいただきました。
飯田全国町村議長会長が、過疎化・少子高齢化、人口流出に伴う地域衰退や財政基盤のぜい弱な町村の活性化のために、議員自らも政策能力を高め、町村長と力を合わせながら、地方創生を実現してまいりますなどの挨拶をされました。
自由民主党町村振興を考える会の山口会長から、「まち・ひと・しごと創生」は5年間の取組であり、地方創生・TPP対策に対して、町村長が自由に使える交付金の確保に向け取り組んでいき、今ここで、地方の疲弊に歯止めをかけないと更に疲弊してしまうことが考えられるから、町村長の皆さんと一緒になって活力ある地方の創生に取り組んでまいりますなどの激励の挨拶を頂戴しました。
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△ 奈良県 更谷十津川村長が議長を務められ、下記の9項目が満場の拍手により決議されました。
一、東日本大震災からの復興の加速化をはかるとともに、全国的な防災・減災対策を強力に推進すること。
一、地方創生を強力に推進すること。
一、地方分権改革を強力に推進すること。
一、道州制は導入しないこと。
一、「まち・ひと・しごと創生事業費」を拡充するとともに、歳出特別枠及び別枠加算を堅持し、地方交付税等の一般財源の総額を確保すること。
一、償却資産に係る固定資産税及びゴルフ場利用税を堅持するとともに、車体課税の見直しは代替財源の確保を前提とすること。
一、田園回帰の環境を充実させるとともに、農山漁村の振興をはかること。
一、都市と農山漁村の共生社会を実現すること。
一、領土・外交問題に毅然とした姿勢で臨むこと。
また、「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定に関する特別決議」も採択し、実行運動方法を決めて閉会しました。
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△ 閉会後、NHKホール前で東筑摩郡5村長の記念撮影。
午後3時30分からは、「平成28年度における農業農村整備事業予算の確保について」松本地域3市5村の村長・副市長・部長等と土地改良区の3人の理事長達で、務台俊介衆議院議員にお願いし、農水省、財務省に要請活動を行いました。
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△ 農水省は、森山裕農林水産大臣から農村振興局整備部 奥田設計課長まで13名に要望書を渡し、予算確保をお願いしてまいりました。
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△ 麻生太郎副総理 財務大臣 金融担当大臣に要望書をお渡しして、みんなで記念撮影をしました。
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△ 麻生大臣への要望では、私が生坂村の新規就農研修制度による人口定住化の実績や今年度から実施している「県営中山間総合整備事業」により、水田をぶどう畑に圃場整備するなどの説明をさせていただき、農業農村整備事業予算の確保をお願いしました。
麻生大臣からは、お米の消費は減っているから高収入の農作物に転作することなど、新たな農業の取組の必要性や、国産ワインの需要増が見込める点からワイン用ブドウの栽培の提案などのお話を伺いました。
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△ 財務省は、麻生大臣、福田主計局長など4名の方の内、3名にお会いでき、直接要望書をお渡しできました。