「心身元気になる料理生活」Y's foodしんぶん

横浜の料理教室・食と健康の企画事務所です。食・料理を通じて「伝える」お手伝いをしています。

話芸は不滅

2009-11-02 | その他
三遊亭円楽師匠の訃報がTVで取り上げられていると
師匠の歩みをダイジェストで紹介していたりするのですが
観ていると「日本の伝統芸能なんだなあ」と
しみじみ感じ入ります。

落語家さんがバラエティ番組に出ていたり司会をやって
いたり、「笑点」を母が観ていたので落語家さんという
存在は知っていても

「落語」そのものはまったくと言って良いほど
知りませんでした。

ですがここ2~3年は夫の影響で寄席にごくたまにですが私も
一緒に行きます。


最初、観に行ったときはとても新鮮でした。

その日の演者のうち知っている落語家さんは1人で、他は
皆さん師匠と呼ばれている方々であっても存じ上げて
いませんでした。

そして皆様ご高齢です(推定70代後半~80代)。

ですが、最初、つかみの数分 思いっきり昨日、今日の
ニュースのような時勢ネタを話されます。
すでに爆笑。

1人20分くらい話をされるのですがすっかり引き込まれて
しまいました。

そして2年ほど前、かの立川志の輔師匠の渋谷パルコ劇場
「志の輔らくご」を観ました。

一月ぶっつづけでやっているにも関わらず、非常にチケット
が取れないことで有名です。

劇場の観客が師匠の一挙手一投足を待っている「期待」
の「気」がすごくて、ものすごい独特の熱気がありました。

そして素晴らしいのが

話の中に何人も登場人物が出て来るのに、
そして語り手は1人なのに

頭の中で映像化できるくらいそれぞれのキャラクターが
伝わるのです。

本当に面白かったです。

ある事実や創作を、語り口、スピード、表情、タイミングといった
「話術」で感動させたり笑わせる。

すごい芸です。

それは落語家さんも芸人さんも同じです。

厳しい世の中にも、豊かな世の中にも、いつの世にも話芸の
「笑い」は不滅だなあ、と思います。


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