「心身元気になる料理生活」Y's foodしんぶん

横浜の料理教室・食と健康の企画事務所です。食・料理を通じて「伝える」お手伝いをしています。

フードアドバイザー養成科

2011-10-23 | 食の企画事務所
日本食糧新聞社様の「フードアドバイザー養成科」
で食品栄養学の授業の一部を担当していました。

経験、知識から講義をさせていただくというのは
もちろんありますが

人様にお教えするわけなので改めて勉強する部分も
多々ありました。

その中で自分自身も大きく意識が変わったことに
「食料自給率への危機」というのがあります。

現在カロリーベースで日本は食料自給率40%です。

身の回りを振り返ってみると

米、卵、野菜は国産のものをよく食べている
という実感ですが、

魚、肉、麺類、パン、調味料などになると随分
輸入品(または原料が輸入品)に頼っている
なあと学生さんたちと考えていくにつくづく実感
します。

全くの国産と思っているものでさえ、飼料、肥料
などを考えると国産とは本当にどのくらいなの
だろうかと計り知れないものがあります。

世界中の良いものが安価で手に入るということは
豊かなことであり選択できるという自由があること
ではありますが

もし、地球上が水不足や干ばつ、自然災害で他国が
輸出の余裕なしとか仲が悪くなり輸入ストップ

などということになってしまうと

食卓はもちろんメーカーや外食産業もものすごい
大打撃、という栄養面、経済面での危うさが

考えていくとかなりリアルに感じられます。

生活者として、食に関わる仕事をしている者として
できることを今一度考えていかないといけない、と
本当に思いました。

学生さんたちもこれから新しい環境に挑んでいく
わけですがどんな職種の立場であれ、

食の担い手として意識を持って活躍してほしいと
思います。

がんばりましょう!



盛況のうちに終了!「身体は食べ物で作られる 大人の食活1dayレッスン」

2011-10-17 | 食の企画事務所


昨日「身体は食べ物で作られる 大人の食活1day レッスン」

が大盛況のうちに終了いたしました~♪



当教室初の男性、女性大歓迎企画。



そして



第一部「料理」 第二部「食のミニセミナー」内容みっしり

2本立ての企画でした。



一部では2人一組での「麻婆豆腐」の実習にて



作りながら

「ちょっと ちょっと、コレ良いんじゃないの~!」と興奮ぎみ

の男性ご参加者の声や



「辛いの大丈夫?」と言ったペアを気遣う発言など



皆さん楽しそうに、作っておられ



美味しそうに出来ていました。




自作の麻婆豆腐、デモンストレーションの野菜料理と

新米ごはんでお腹を満たしていただきました。





そして2部のセミナーは「大人の今、これからに必要

な食事、栄養とは」をテーマにあっという間の1時間

を共有。




質問も沢山いただき、食や健康について皆で考えた、

私にとってもすごく濃い時間でした。


お越し下さった皆さん、ありがとうございました!!!



終了時に寄せられたお声の中から一部をご本人の許可をいただき

ご紹介します。




S・Tさま



●第1部のご感想

素材に対して塩の適量が聞けたのは良かったです。

かぼちゃの甘煮が非常に簡単にも関わらず大変美味しかったです。



●第2部のご感想

ちょっと早口の説明ではありましたが1時間弱と飽きない時間設定

でした。内容が楽しく聴けました。



●ご参加されて実践してみよう、と思ったことはどんなこと

料理は早速作ってみたいと思います。外食時に選ぶメニューも

今日の話を聞いて今後変わってきそうな気がします。




S・Aさま (ご夫婦で参加下さいました!)

●第1部のご感想

いつも作っているものや買っているものが多かったのですが

一味足したり、買っているものも手作りすると美味しいなあと

感じました。なめたけは特に手作りは美味しいですね。

かぼちゃもあんなに長時間煮ていたのが何だったんだろう・・・

というくらい美味しかったです。



●第2部のご感想

野菜って本当に大事なんですね。

がんばってもっと食べるようにします。




●ご参加されて実践してみよう、と思ったことはどんなこと

かぼちゃの煮物、なめたけはすごく気に入りました。

だんなさんが麻婆豆腐を作ってくれると嬉しいですが・・・




N・Mさま

●第1部のご感想

いつも使う身近な食材がテーマだったのでとても参考になった。

切り方や味付けのタイミングなど。本当に短時間でできるので

ポイントがわかりやすかった。




●第2部のご感想

短時間で濃い内容だった。




●ご参加されて実践してみよう、と思ったことはどんなこと

浅漬け、かぼちゃ、なめこ、麻婆豆腐やってみます。

いつもキャベツとかぶの葉が余っていたので参考になった。






M・Mさま

●第1部のご感想

自分でも作っていたけれどあと一味のポイントがあって勉強に

なった。

電子レンジの料理ってあまり興味が無かったけれどかぼちゃ

が本当に短時間で美味しかったので早速やってみたい。

スープが色どりが良く、きれいな「かきたま」であるもの野菜

なのにごちそうスープのようだった。

なめたけの大根おろし(鬼おろし?)がシャリシャリで普通の

大根おろしと違い美味しかった。




●第2部のご感想

メタボの意味が分かった。気をつけることは大事だなあと

実感した。




●ご参加されて実践してみよう、と思ったことはどんなこと

麻婆豆腐を作ってみます。浅漬けやなめたけは作り置きでき

るので朝ごはんに活躍しそう。朝から野菜を心がけたい。








人を選ぶ基準

2011-10-07 | 食の企画事務所

以前、ある事業所のトップの方にお会いしたときに

「次のリーダーへの抜擢は、社内のイベントで+アルファの
姿勢を楽しそうに見せている人、というのがまず条件」

とおっしゃっていました。

仕事をまじめにやる、できるのはある意味当然ですが

仕事以外の社内のお楽しみイベントなどでがんばる人

・たとえば名札を作るならせっかくだから一工夫して可愛い
 名札を作る人、

・決まっている内容にもう一工夫して皆を喜ばせようとする人

つまり、サービス精神がある人ということです。

これはすごくわかる気がします。

何かを任せるときに

いやいやでなく面白がってどれだけ伸びてくれるか、自分で考え
成果を出してくれるか

の一端に通じるように思います。

私も仕事をお願いする時に「この人にお願いしたい」と思うのは

「彼女ならきっと周りと雰囲気も良くやってくれるに違いない」
「多少の波乱はあっても雑な仕事は絶対にしないに違いない」

と思う信頼感の中にサービス精神、+アルファの工夫精神を
日ごろどこかで無意識に見ている気がします。

私自身も「楽しく捉えて、面白がる」ように心がけています。
そうするとしんどいこともなかなか楽しくなります。

気の持ちようで自分も周りの人もいわばハッピーということ
ですね。気の持ちようは大事だと思います。


10月16日開催。作って、食べて、知識も学ぶ!盛りだくさんのレッスンです
身体のためになる!男性・女性大歓迎の料理教室  「大人の食活1day lesson」


介護職員基礎研修

2011-10-03 | 食の企画事務所
介護職員基礎研修で講座を担当しています。

この「介護職員基礎研修」とは

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介護サービスの質の向上を図る上で、介護職員の専門性を高める
ことが必要であることから、施設、在宅を問わず、介護職員とし
て介護サービスに従事する職員の共通の研修として、平成18年
度に「介護職員基礎研修」が創設されました。

専門職として必要な知識・技術を有する介護職員養成のため、単
に受講するだけでなく、理解や習得度について修了評価を行い、
より確実な知識・技術を身につけることができる研修です。

また、修了後はサービス提供責任者として勤務が可能である等、
ヘルパー1級課程より上位の位置付けとなり更なる活躍が期待で
きます。(財団法人 介護労働安定センターHPより引用)
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というもので、これから介護の未来を担う人材育成の場です。

私は「生活支援と家事援助技術」の章で栄養の講座を担当して
います。

介護は命を預かる仕事であり、沢山学ぶことがあります。

食・栄養はその中のほんの一部ですが、対人間への生活サービス
である以上とても大切と思っています。

短い時間でしたが受講生の皆さん、熱心にときに興味深く聴いて、
参加していただけたようで良かったです。

プロフェッショナルとして大きく羽ばたいて欲しいと思います



10月16日開催。作って、食べて、知識も学ぶ!盛りだくさんのレッスンです
身体のためになる!男性・女性大歓迎の料理教室  「大人の食活1day lesson」


アルツハイマー型認知症の予防

2011-10-01 | 介護予防ウェルエイジング
財団法人東京顕微鏡院の創立120周年記念シンポジウム
「アルツハイマー型認知症の治療・予防戦略
 研究・治療・ケアの最前線から」

に行ってきました。

アルツハイマーは認知症の原因の第1位でありこれからの
超高齢社会においてますます増えていくであろう疾患です。

そもそも原因は何か?どうすれば予防ができるのか?

など現在、わかっていないことも沢山あり日々研究が
進められています。

5人の専門家の先生方の話はとても勉強になり、感銘を
受けるものでした。

とても印象的だったのは

「ケガや生活習慣病等の疾病のように機能の障害に対し
治療して治る、というものでなく「メンタル」が大きく
関わっている分とても複雑」

ということです。

かねてから個人的な想いとして

認知症は環境がとても状態に関わっている、落ち着いた
住環境や理解してくれる信頼できる介護者がいると

認知症の方はとても穏やかに暮らすことができる。

と思っていました。

実際先生方の話の中でも徘徊、奇行などは本人の中の
「不安」「あせり」「心配」などが現れることが
多いという話でした。

聴けば聴くほど「脳の不思議」を感じずにはいられません。


また食生活で予防、という点では

多少なりとも血管の状態が関係ありそう。

やはり、血糖値、血圧、血中脂質は正常で動脈硬化
が無い方が良さそうだったり

適度な運動とバランス良い食事は合わせると効果は
あるのだということだったり

抗酸化ビタミンなどの積極的な摂取は大切なのでは
ないか、

など非常に興味深かったです。

自分の親や将来の自分にも認知症の可能性はあります。

暮らし方、社会のしくみを含めとてもリアルに考えさせら
れる貴重な機会でした。



10月16日開催。作って、食べて、知識も学ぶ!盛りだくさんのレッスンです
身体のためになる!男性・女性大歓迎の料理教室  「大人の食活1day lesson」