「心身元気になる料理生活」Y's foodしんぶん

横浜の料理教室・食と健康の企画事務所です。食・料理を通じて「伝える」お手伝いをしています。

なんで、なんで?の質問100本ノックに耐えてこそ

2011-07-27 | 食の企画事務所
メーカーで商品開発に携わっていたとき、

一番学んだことは「いかに客観的にプレゼンしていくか」
ということでした。

作るときは思い入れがあっていいし個人的には
開発者の熱が入っていないと売れる商品には
ならないと思っています。

しかしながら社内でgoをいただくにあたっては

「担当者の好みで作ってるんじゃないの~?」
と思われてしまってはいけません。

商品開発部は通常、他部門の人の想像をはるかに超える
沢山のリサーチ、検討、試作もろもろをチームで積み重
ねて来てます。

だからこそ

社内外のあらゆる「なんで今、こうなの?」「なんでA
でなくてBなの?」といった

諸々の「なんで?」

に答えられてられなければ詰めが甘いし、答える根拠が
あるから「これで行こう」と周りが納得するのです。

今小さな所帯ではありますが、ブレーンの力を借りて
「なんで、なんで」攻撃をしてもらっています。

精度を上げるには

「なんで、なんで」は欠かせません。


栄養の面白さ

2011-07-26 | 健康・栄養
私は管理栄養士という国家資格を持って仕事をさせて
いただいていますが

正直、知識も経験も浅く自分が「栄養の専門家です」と
胸を張って言いたくない時期もありました。

お仕事をいただくたびに勉強を深めていくと

身体のしくみの ち密さに驚いたり、食事が身体に
与える影響や、栄養という分野の面白さに少しずつ
目覚めて来ました。

ただ、切ないのは身体の中を実際にみることができない
ので理論を心底納得しずらいというのがあります。

たとえば料理なら

始めに砂糖を入れて時間差で醤油を加えて
ジャガイモを煮るのと

初めから調味液の状態でジャガイモを
煮るのでは

甘さの染み方が違う、

調理の「さしすせそ」に体験を持って納得できる

というのがあったりしますが

「体内でカロテンがビタミンAに変わる」

とか

「ビタミンB1が糖質がエネルギーになるのを
助ける」

などは悲しいかな、目で見ることはできず
見てなるほど!とはなりません。

でも

沢山の先人の知恵と研究から得られた1つ1つの真実
は実生活での改善には大きな意味を持ちます。

バランス良い食べ方だとそれなりに

偏りがあるとそれもまたそれなりに

体調に出て来ます。

年を重ねるほど人間は食事でできている、と
感じることが多くなりました。


「孫」は情報のつなぎ手

2011-07-25 | 介護予防ウェルエイジング
出張講座で60代後半~70代の女性の方々と接すると結構
皆さん携帯電話のメール機能を使いこなしておられて
すごいです。

私たちの世代のように仕事に就いた時にコンピューター
があってパソコンを日常的に使う、という環境であれば
なんということはないような気がするのですが

携帯電話をかける、受けるならまだしも

操作を覚えてあのちっこいキーで文字を打ったり、変換
したりというのはなかなかハードルが高い気がします。

私の実家の母はデジタルものにめっぽう弱いので
母よりほんの少し若い世代の方々が携帯メールを使い
こなしていることにとても驚きました。

話を伺うときっかけは「孫」という方が多く

孫とのやり取りを思えば楽しく、デジタルの知識もどん
どんインプットなさるんですね。

孫は時代の情報のつなぎ手なのか~としみじみ感じ入り
ました。


介護に関わる分野の幅広さ

2011-07-24 | 介護予防ウェルエイジング
介護職員基礎研修講座で栄養の講座を担当させて
いただくことになり他の先生方との顔合わせが
ありました。

錚々たる先生方で短い時間でしたが非常に会話の
内容が濃くて勉強になりました。
(時間が足りないくらいでした)

講座はスタートし、介護職を目指す学生さんたち
が日々熱心に学んでおられるとのことで

とても燃えて来ます。

担当する時間は短いですが、しっかりお伝えできる
よう励みたいと思いますし、

一緒に考えたいと思います。




高齢社会フォーラム・イン東京

2011-07-18 | 介護予防ウェルエイジング
内閣府と高齢社会NGO連携協議会(高連協)主催の
「高齢社会フォーラム・イン東京」に参加してきました。

初めての参加ですがこのイベントは毎年開催されている
のだそうです。

「少子高齢社会において求められるシニアの社会参加活動を
促進する啓発イベント」ということで

会場はシニア年齢の方々で一杯。
皆様、市民活動や自治会の役員などいわゆる
活動のリーダー、という方が多くて

地域を見つめる視点や年齢からくる生活で困っていること
問題などが提起され

とても勉強になりました。

80代の方も少なくなくて議論も盛んな熱気ある会でした。



午後はテーマ別の分科会となっていました。

私が参加した分科会のパネリストに樋口恵子先生が登壇
されておられたのですが

リアルな統計(数字)を踏まえた分かりやすいお話はとても
深く、衝撃的でした。

そして内容もさることながら、切れとメリハリ、説得力のある
話術のすごさに感動でした。

大長寿社会、のあり方をリアルに感じる1日でした。






見た目の若さとは

2011-07-15 | 介護予防ウェルエイジング
先日TVを観ていたら小泉今日子さんが

「だんだん年を重ねると手をかけないといけないところが
増えてくる」という話をされていました。

私はつくづく

「人一倍容姿に恵まれている芸能人ですら
やはりいろいろなメンテナンスをしているなら
もう一般の自分はめちゃくちゃやらないとかなり
厳しいだろう」



思ったものでした。

以前流通業に勤めていたとき、同僚に美のカリスマが
いました。

彼女は美容部員さんで当時50代でとっても綺麗でした。

彼女が美と若さにおいて気をつけるポイントは

「髪、肌、姿勢」とおっしゃっていたものです。

ちゃんとシャンプーの後にトリートメントをする

とか

シミができないようにする日傘をさす

とか

姿勢の良さをいつも心がける

など見直せばいくらでもすぐにできそうなことは
あるものです。

いままでおざなりだった状態。

一つずつできることから始めています。

たかが見た目ですが、それなりの大人の年代の方々
で見た目がおしゃれだったり素敵な方は内面もやはり
素敵です。

真の大人になるのはこれからです。