伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

友人い誘われ、久しぶりに一杯の美味しい珈琲「香豆珈琲」を飲みたく、金谷まで行ってきました・・・・・

2022年06月29日 | クラシック音楽・オーディオ


昨日友人から連絡あり、少し遠いが千葉の金谷港近くにある香豆珈琲(コウズコーヒー)、美味しい珈琲を飲みに行かない?のお誘いがあり、行く事にした。
最近何故か出不精になってしまい、あれだけ好きな海釣りも全く出撃していない、昔は毎週の如く内房、外房と通っていたが、最近全くのご無沙汰である。暫く観光以外での千葉の海辺は久しぶりである。

金谷沖は、油のの乗った居付きの金アジが有名で、金谷付近の食堂は金アジのアジフライ定食が有名である、あと夏場に採れる房総ビワが有名である。



香豆珈琲は一度友人から土産で頂いた、焙煎された珈琲豆は美味しかった記憶が残っている。
その豆を如何に美味しく淹れて飲ませるのか興味もあり朝10時頃に出かける、16号外回りが意外と混雑している、千葉北からは高速で久しぶりの渋滞の中の運転ですが、意外と時間が経過したが千葉北インターに辿り着く、あとは高速に乗りスイスイである。



久しぶりの内房の海岸である、海の色も透明度も程よく綺麗である。

昔は君津までしか高速はなかったが最近は館山まで開通しているのは何度も通っている。今回は君津で高速は下車しか良いなれた16号を金谷に向かう、途中は馴染みある風景を思いだしながら快適に走った、2時間程にて金谷に到着する。
フェリーが停泊中であり、懐かしい風景である。海の青さは海色を見ればわかるが、かなり澄んだ色をしている、若干波気が強い。

今後は夏休みも始まり、コロナ禍の影響で海の家等閉鎖が続いたが今年は久しぶりに海沿いは相当混み合うのだろう。



場所の詳細が不明なので友人に連絡して案内を受ける、少し分かりにくい場所にあり、HPも探さず名前の登録で行ったために、詳細は解らなかった。HPはあるのでから情報は早めに目を通さなければならない。HPには詳しく動画で道案内が掲載されいた。

お店側では築130年の古民家をリノベーションし、その木材をできる限り再利用し改装した木のぬくもりを感じるお店です。
 落ち着きのある空間でほっと一息、美味しい珈琲のいただけるとのコメントが記してあった。



マスターは昔、柏に住まれていたそうである。筆者好みのお店の作りで、中々善い雰囲気がある。早速お店の中に入り、カウンター席に落ち着く、中央に暖炉があり冬は暖炉を燃やしているそうで、暖炉の暖かな部屋での珈琲はまた格別であろう。
お断りして撮影させて頂いたのですが、アンチョコに撮ってみたが仕上がりは先ず先ずアンテークな感じも出てる様子である。古民家の作りには良い感じです。



早速温かい珈琲(ブレンド)を頂く、興味を持った事はネルの一人前のネットで淹れる方式は面白い。ゆっくり淹れて頂いたコーヒーを先ずは香りから、温度も丁度飲み頃の温度に入れて頂く珈琲は実に美味かった。



勿論暖炉は。ただ今夏場は休憩中だそうです・・・・。

それと筆者は思うに美味しいコーヒーの淹れ方は肝は淹れる温度が肝心で、お抹茶のように淹れる前に釜の中に水をたしお湯を組若干湯冷しで覚まし、適温で淹れるコーヒーが香りも良く美味いのです。それと香豆珈琲は井戸水を利用していることも旨さに訳がある様です。
そういえば昔家を建てる時は必ず井戸を掘り水を確保してからの生活で、その水を保健所に行って調べていただき飲み水として使っていたのが日本方式である。


現在のスタッフで、右がマスターです、人付き合いは良さそうなマスターです。

尚マスターに美味しいコーヒーの淹れ方について筆者の茶越しネットで細かな粉と豆の皮を取り除く方法を尋ねると、「香豆珈琲」では渋み苦味を和らげるための、その行動を儀式と言っているらしい・・・・(笑)。次はお一人用のネルの珈琲越しを売って頂こう・・・



後で解った事は営業日は金曜日・土曜日・日曜日・祝日と表示してあったが、火曜日営業していたのは不思議だ。尋ねるとHPの修正がまだしてなく、現在は、土・日・月・火の週4日営業だそうです。因みに住所下記に掲載します。

香豆珈琲(コウズコーヒー)
〒299-1861 千葉県富津市金谷3867 TEL:0439-29-7753
駐車場:店舗前3台/近くの契約駐車場へ20台駐車可能です。

不満は音楽装置があまりにもチープで余り良くない、天井も高いし音響効果は良いと感じたが・・・
上質な囁くような歌声のカンタータでも流せば、素敵な空間のが仕上がるのかもしれない等如何にも天井から歌声が聴こえる様を想像するも楽しい。

冬の暖房の用意の為、薪を集め出しているそうです、相当の数の薪が必要になると言いてました。お客さまは何時も大勢来ていただけると言ってました。



そして友人と金谷近辺を徘徊して夕方の渋滞を回避のため少し早めに、金谷を後にした、
お土産の枇杷ゼリーを購入し途中昔良く行った竹岡ラーメンを頂きながらふと、忘れ物に気が付く香豆珈琲の珈琲豆を買い忘れてしまった、次に来た時這忘れない様にしようと・・・そして帰路に着いた。帰りは1時間30分ほどで自宅に到着した。
その気になれば、この程度のプチ遠出も楽しいものかも知れない。



しかしプチ遠出はやはり疲れる、夕食後はそのまま就寝。
実は明け方の番組に興味が湧いた、以前の番組の再放送である昨年の4月23日 土曜 5:00 -5:55 BS朝日スペイン編 天上の声 エスコラニア少年聖歌隊バルセロナの北西に位置し、スペイン語で“のこぎり山”を意味する巨大な岩山・モンセラット。「ヨーロッパ最古の少年聖歌隊の歌声が、聖なる山にこだまする」。
バルセロナの北西にあるモンセラット。天地創造を思わせるこの地には天使たちの歌声が響く。エスコラニア少年聖歌隊。彼らは寮生活を行いながら音楽を学び、大聖堂で歌声を響かせる。そんな彼らの生活を紹介する。



時間の流れの中で、人間が地球上のさまざまな土地に刻み続けてきた足跡、伝統、文化の中からテーマを決め、「旅」の形で追っていくシリーズ。ただ単に美しい映像の集大成ではなく、その土地を一つの空間としてとらえ、そこに生活する人々の精神的なライフスタイル、伝統・文化が成立するに至った経緯などを深く追求していく。毎回テーマに沿って美しい惑星の魅力を紹介する。

天上の声 エスコラニア少年聖歌隊スペイン・カタルーニャ地方、バルセロナの北西およそ60キロに位置するモンセラット。
ここは1000年前より多くの巡礼者を迎え入れてきたキリスト教の聖地。そしてヨーロッパ最古といわれるエスコラニア少年聖歌隊が、今なお天使の歌声を響かせる地でもある。



今回のDEEP Planetでは、数奇な運命に翻弄されながらもスペインの人々にとって心の拠りどころとなっているモンセラットとエスコラニア少年聖歌隊を描いていく。スペイン第2の都市、バルセロナ。カタルーニャ地方の中心として栄えてきたこの地では、過去に多くのアーティストが輩出された。サグラダ・ファミリア聖堂 で知られるアントニ・ガウディもその一人である。そんな彼が創造の源として度々訪れたのがモンセラット。標高 1235メートルの山の中腹にしがみつくように修道院がたたずみ、そこから見える風景はまさに神が創った雲上の世界だ。
特に有名な、今も黒いマリア像を礼拝しようと、各国の人達が列をなしています。
礼拝の列に並んでいると、黒いスカーフをかぶった年配の女性が涙を流しながら、一心に祈っています。その熱心な姿を見て、奇跡が起こるとは言わずとも、祈りながら新たな希望を見出すことができるような気がしてきました。
撮影禁止ではないので、ほとんどの人が黒いマリア像とともに写真を撮っているそうです。大変有難い黒いマリア像なんでしょうね!


ここに祭られている黒いマリア像は、かつてナポレオン軍の侵攻にあい、修道院が破壊された時も、この像だけは秘密の洞窟に隠され守られてきた。現在の建物の再建にはガウディも参加し、神々しい姿を今にとどめている。

そんなモンセラットの絶景と貴重な建築物、そして彫刻の数々を神父の話を交えながらじっくり紹介する。



この修道院に附属して建てられたエスコラニア音楽院では、現在、厳しい試験を通過した40名の少年たちが音楽を学んでいる。番組では、そんな少年たちの普段は見られない寮生活を取材。現代音楽教育の基礎はここにあるとまでいわれる独特の授業風景から、リクリエーションの様子までを紹介する。
少年たちは歌は勿論楽器は鍵盤楽器に後一つは自分の好きな楽器を選び懇切丁寧に教えているそうです、このような教育は日本も見習うべきですね。
また大聖堂では、毎日午後1時と7時にミサが行なわれている。ミサでは、少年たちの歌声を欠かせることができない。世界各国でも公演を行なうエスコラニア少年聖歌隊の澄み切った歌声は、まさに天使の響き。彼らのミサに向かうまでの一部始終を紹介するとともに、大聖堂に響き渡る感動の歌声にじっくり耳を傾ける。



今朝そういえば最近音楽全体を思うことが多くクラシックを色々と聴いていて、行き詰まると、ウィーン少年合唱団に戻ってくる。
ウィーン少年合唱団はまるで天使の歌声か・・・・?昨夜テレビで聴いたエスコラニア少年聖歌隊の声を思い出しながら定番中の定番と云われるヘルムート・フロシャウアー指揮のウィーン少年合唱団を聴く。



ヘルムート・フロシャウアー(Helmut Froschauer)1933年9月22日生まれ、墺・ウィーン出身の指揮者。本名はヘルムート・エミル・フロシャウアー。ウィーン少年合唱団にて音楽を学び、ウィーン音楽院ではピアノ、ホルン、作曲のほか、ハンス・スワロフスキーに指揮法を習う。53年から65年までウィーン少年合唱団の指揮者を務め、ウィーン国立歌劇場の合唱指揮者に。60年代前半にはウィーン響とディズニー映画の音楽も担当。92年から西部ドイツ放送協会の合唱監督、97年からケルン放送管の首席指揮者にも就く。また、ウィーン楽友協会合唱団、ブレゲンツ音楽祭、ザルツブルク音楽祭などでも合唱団を指揮し、独合唱界の重鎮として活躍。2019年8月18日に死去。85歳没。

長くウィーン国立歌劇場の合唱指揮者を務めたヘルムート・フロシャウアー(Helmuth Froschauer)が亡くなった。85歳だった。ウィーン少年合唱団出身で、1968年から1991年までウィーン国立歌劇場の合唱指揮者を務め、そのかたわら、ウィーン楽友協会合唱団、ブレゲンツ音楽祭、ザルツブルク音楽祭などでも合唱団を指揮するなど、ドイツ合唱界の重鎮の一人だった。



1933年、ウィーンの生まれ。少年合唱団の後、ウィーン音楽院でピアノ、ホルン、作曲を学び、ハンス・スワロフスキーから指揮法を学んだ。1953年から1965年まで古巣のウィーン少年合唱団の指揮者を務めた後、ウィーン国立歌劇場に。1992年からは西部ドイツ放送協会(WDR)の合唱監督。その後、1997年から2003年までケルン放送管弦楽団(WDR Rundfunkorchester Köln)の首席指揮者を務めた。

The Vienna Choir Boys Sing Johann Strauss Waltzes and Polkas
 1.An der schönen blauen Donau (Waltzer, op. 314)
 2.Bitte schön (Polka francaise, op. 372)
 3.Geschichten aus dem Wienerwald (Walzer, op. 325)
 4.Sängerslust (Polka francaise, op. 328)
 5.Rosen aus dem Süden (Walzer, op. 388)    
 6.Vergnügungszug (Schnell-Polka, op. 281)
 7.Unter Donner und Blitz, Op. 324    
 8.Kaiser-Walzer, op. 437    
 9.Leichtes Blut (Schnell-Polka, op. 319)
 10.Wiener Blut (Walzer, op. 354)

ウィーン少年合唱団の十八番といえるウィンナ・ワルツ集。少年合唱団によるウィンナ・ワルツは世俗の垢が洗い流されて、ウィーン少年合唱団の創立は1498年。巨匠トスカニーニが彼らのコーラスを評して《天使の歌声》と命名したことでも有名で、世界の数ある少年(少女)合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇っている。10歳から14歳の約100名のメンバーは全員アウガルテン宮殿で全寮制の生活をし、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ブルックナーという合唱団にゆかりのある作曲家の名がついた4つのグループに分かれて活動。ウィーン国立歌劇場でのオペラにも数多く出演し、ウィーン・フィルともしばしば共演。メンバーは宮廷音楽家としての伝統を受け継ぎ、制度となっている宮廷礼拝堂での勤務も重要な役目の一つ。
清純な透明度を保った美しい音楽に変貌を遂げている。これこそ正に浄化できる音楽とも言える、他では得られない味わいだ確かに、これは最大の癒しの音楽の境地である。



今年も初物の蒲郡ハウスみかん、酸味も程よく美味しい事に、ブラボー!


朗報であった「英国製QEDスピーカーケーブルがオールドタンノイに良く合うと言われる」新しいケーブルでヨハンナ・マルツィ演奏のヴァイオリンを試聴する。

2022年03月29日 | クラシック音楽・オーディオ



正に春酣である、愛犬モジャと散歩に出かける、近くの公園の歩道の桜並木、満開に咲く桜は実に日本独得の景色かもしれない。
私の住む白井市は比較的桜並木が多く、桜並木の歩道は桜のトンネルを抜ける感じもする、最近464号線通沿いの桜は運転がしづらくなった為伐採したが、他にも桜の名所は多く桜見学には意外と穴場かもしれない。

モジャくんも長い間サロンでの予約が取れず、4月1日に予約できやっとサッパリできる様です。今は名前同様に、まさにモジャ、モジャ、状態である。
散歩時に枯れ木、枯れ枝が毛に纏わり散歩後のシャワーが面倒であるので新芽の次期が待ちどうしい。



今日は花見も兼ねて何時もより少し早めに散歩を楽しみました。1時間30分程の散歩コースであった、この後帰宅しシャワーを浴び寛ぎタイムであるが、モジャの毛を乾かすためのドライヤー掛けは実に面倒である。自宅ポストに以前注文した商品(スピーカーケーブル)が届いていた、実は楽しみに期待して待っていた。

今年2月盛岡の岩手県民ホールで諏訪内さんのバッハの弦楽ソナタ第一集を生で聴き、その後どうもヴァイオリンの演奏はあの時の演奏の感動を思い出し、自宅でのヴァイオリンの音質の調べから離れていった。
生演奏と比べる事が、これは比較にはならないと分かっていても、少しでも雰囲気でも近づけるのならと何気なくネットで調べてみると、スピーカーケーブルについて実に興味あるコメントがあった記事を見つけたのだ!

しかし筆者の知る限りの数あるスピーカーケーブルは、何故か現在使用する+線-線一対のWesternElectric 銅単線ツイスト ビンテージケーブルを使用するが5種類のWEのケーブルの中でも一番相性は良く、何十本と所有するケーブルの中では一番と思っていたのですが、兎に角オールドタンノイには相性は抜群と記載され、そんなに良いなら試してみたいと思うは不思議では無い、現在WEの寄線、単線ケーブルだけでも太さ違いのケーブルを5種を所有する。銅線に錫メッキのケーブルも太さの違いで音質も変わり試すことも楽しみであった。
ネット記事によるオールド タンノイに良く似合う、と言うスピーカーケーブルに替えてみたら・・と言う記事を見つけた。


オーデイオRCAケーブル、スピーカーケーブルには今まで多くのケーブルが紹介させて頂いたが、筆者の体験では今までスピーカーケーブルは色々替えて聴くとビンテージデッドストックケーブルWEの単線ケーブルが一番相性は良かったと思う。現在までにWEのケーブルだけでも撚り線及び太さも含め7〜8種類試したがWEの撚り線は結果良くなかった、単線材質:芯線 錫めっき銅(単線) 被覆 ビニル樹脂+綿繊維、被覆込外径:1.3mm、芯線外径:0.65mm、形状:ツイストペアケーブル(単線2本撚り対線)のケーブルにここ暫くは落ち着いていた。

科学的な数値の裏付けのある物から、果は「イワシの頭も信心から」、みたいな怪しげなものまで含めると実にさまざまな種類があるのです。その中でも一番手軽に触れることが出来るのが、スピーカーケーブルの分野であろう。手軽というのには二つあり、一つはその交換には本当に手が掛からない(簡単)ということ、もう一つは手軽なお値段です。
勿論この値段にも様々な価格がありことはもちろんで、本末転倒で高いものは100万円を超えるような高価なものもあります。かようにスピーカーケーブルというのは他の機材によってその評価が変わってしまうので、一概にこれがどうだという訳にはいかないのです。勿論このように色々ケーブルについては各社の物をテストして来たが、装置によっても音質の違いはあり千差万別であることは否めない。
今まで随分沢山のスピーカーケーブルを試したことは言うまでもないが、勿論
カナレ、ベルデン、WE単線、ケーブル径4.0mm極細仕様のカテゴリ8LANケーブルまで確かめたが、他のメーカーと比べ音質は良くなってきたが最後の決め手には決まらなかった、特に低音のダブつきが気になり、広域がヒステリックに感じる等、彼方が良くなれば此方が気になる、何れも決め手にかけるケーブル選びであった。

記事によりますと、低音が良くでるようになった原因は、PFさんによれば現代のケーブルのように新素材の線材やシースを使っていないからだそうです。なんとこのケーブルの設計は40年も前のもので、それを未だに作り続けているのはすごい、というのも受け売りです。PFさんの気の遠くなるような数のケーブルの聴き比べの結果、やっとここに到達したはずなのに、それを簡単に手にいれて喜んでいてすみません。と言うコメントが印象的でした。



あまつさえ、それをここに公表してしまって良い物かどうか、判断に迷うところですが、このブログを読んでいる人は多分少ない上に、信用できない情報が多いので、鵜呑みにする人がいるとも思えず、それほどの影響はないはずです。そのスピーカーケーブルとは昔からある、「英国製QEDのProfile42Strand」です。

ここで不安に感じた事は、見ると普通の延長コードと変わらない風貌、このケーブルは撚り線であった、今迄使う撚り線は単線より相性は良く聴こえた事がなかったが・・・少し不安を感じながら作業を進める・・・。
さっそくネットで6m(片側3m)注文して先端を加工し取り付けて試聴する、本来なら多層のエージングをしてからの評価しなければなりませんが、これが想像以上に良いのです!
このケーブルは全く飾り気もなく+-の表示もない。そこで刻印をマジックで塗り進行方向を確かめる。電流も水の流れ同様に向きがあると教えられた。エージングもしなく取り替えた瞬時に音が変わった実に抜群の相性に思う。

最近筆者も相当遠視が強まってきている、メガネなしでは見えなく、黒塗りの文字も読めない状態である、眼鏡を頭に掛けてメガネを探すバカオヤジ加減、机の周りには何時も2〜3個のメガネが置いてある。
いよいよメガネルーペが必要になる気分である、確かめた事はあるのだが・・・
其れと同時に老人には誰も思い当たる難聴気味になるが、不思議なことに音楽の演奏での鳴り方の違いは確かに分かる事が不思議でもある・・・



このケーブルのもう一つの良いのは、価格が大変リズーナブルで貧困老人には大変優しい点が挙げられる。そこで+側を決め黒テープで印をつけ、依線のため皮むきしてよくねじ込み先をハンダで固める。

筆者の使用するパワーアンプはSUNVALLEY SV-501SE 300Bですが、このアンプの原型はADVANCE M-501でした、使用されている真空管も300Bの他に6AN8から6BM8へと変更されているが6AN8という球とアンプの相性が悪く、SUNVALLEYに移籍後6BM8へと変更したのだと推測します、一般的にメイン真空管は300Bを使うが球を変えても音色はあまり変わらないという評価もあるそうです。

但し聞く所に寄ると300Bは「なす管」との相性は良い評価は高いそうですが音質の評価は明瞭感は少ないですがさらっとしていて嫌味がなく水彩画的な音楽性に富んだ音だと言われています。
以前、秋葉原の電気街で筆者が最初試聴した時はTANNOY IIILZ in Cabinetとは非常に相性良く聴こえ印象に残ったので購入に至るアンプである。



以前作業時にはんだコテを取り付けるケーブル板を製作し使用時は机に乗せると意外と便利で重宝している。見た目は最悪であるが・・・(笑)
後日HPで完成品のスピーカーケーブルを探すと、なんとQED - Reference Golden Anniversary XT/2.5m(ペア)(完成品スピーカーケーブル/要端子選択)¥54,600で販売している、勿論接続部品に定評あるロジウムメッキ処理品を使用しても法外の価格で自作が一番である。例えばFURUTECH|フルテック バナナプラグ(4本1組/24k金メッキ処理)WO使用してもそこ迄にはならない。

SV-501SEパワーアンプにケーブルの方向を決めビニールの皮を剥ぎシルードをネジリはんだ付け処理を行い後は結線を行う、意外と狭いところの結線は時間を要する。仕上がったケーブルを取り付けセットし真空管アンプに火を灯す。



真空管が温まった塩梅を見計らい緊張しながら音出しをする。
なによりも音にギスギスしたところがなく、ゆったりと鳴ります。それでいて透明感もまったく損なわれません。
ヴィオリンの音色も申し分ありません。そればかりか低音もいままでよりずっと豊かに出るようになったのです!勿論低域のダブつきも無くなりスッキリしたどこまでもし自然な低音が部屋に響きわたるのでした。

確かにスピーカーにより音も違い最新の物を選ぶ人と、あえて古いヴィンテージ物を選ぶ人がいるように、スピーカーケーブルにもそのそれぞれにマッチしたものがあるようです。最新のスピーカーの音と、今から50年以上前のビンテージと云われるスピーカーでは、まったく音の出方が異なるので、これはある意味当然のことかもしれません。
そのスピーカーケーブルとは昔からある、「英国製QEDのProfile42Strand」です。とはいえあくまでこれはオールド・タンノイとの相性です。英国製のユニットにはやはりケーブルも米国製より英国製にケーブルが相性も良いのかもしれない様でもあった。

筆者は現在スピーカーはLS3/5aにアンプはLUXKIT A3500を繋げ、後はタンノイIIILZ Monitor GoldのユニットにアンプはSV-501SEを繋げ音楽によりユニットを替え楽しんでしますが、今後は英国製QEDケーブル仕様のお陰かタンノイ試聴が多くなるであろう。



とりあえず試聴選ぶは筆者の好きなヨハンナ・マルツィ~シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934実に上手い事に鳴るのだ、実に嬉しい悲鳴である。兎に角ヴァイオリンの響き胴鳴きの雰囲気が意外とリアルである。こうなればベートーヴェンのロマンス・・これも大変素晴らしいのだった。
 シューベルト幻想曲
 ベートーヴェンのロマンス

ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)1924年10月26日、ルーマニア西部トランシルヴァニア・ティミショアラ生まれのハンガリー人ヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを弾き始め、10歳の34年にブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学してイェネー・フバイに師事。13歳でデビューし、42年に同音楽院を卒業。第二次世界大戦後、47年のジュネーヴ国際音楽コンクール入賞以降はスイスを拠点に活動。53年に英、57年に米デビューを果たし、ソリストや室内楽アーティストとしての評価を獲得。ニューヨーク・フィルとの共演、60年代からはイシュトヴァーン・ハイデュとのデュオ活動も活発に行なう。79年8月13日、癌によりスイス・グラールスにて死去。54歳没。



他のスピーカーで聴いても良いのかどうか、それはまた別の問題です。この様な記事を見つけると試したくなるのがオーディオ馬鹿なところでしょうか?
その時彼に教えてもらったのが、TANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetにとても相性の良いというスピーカーケーブルでした。あまり高性能のケーブルだとオールドタンノイには無理がかかり本来の音を出せないそうで、このケーブルはその意味でぴったりの相性なのだそうです。

そればかりか低音もいままでよりずっと素直にしかも豊かに出るようになったのです!確かにGOODMANS AXIOM 80の箱にIIILZ Monitor Goldを組み込んだシステムはIIILZ Monitor Goldを組み込んだブックシェルフ型スピーカーシステムより豊かな低音は出る様になったが、若干低音が使用するケーブルによってはややもするとダブつき気味であり不満気味が点は、「英国製QEDのProfile42Strand」のケーブルは実に塩梅よく自然な鳴り方が心地よい、思うにケーブルで此処まで変わるとは予測できなかった今までのボリュームより若干大きめにしてもスッキリした聴き心地は素晴らしい。生演奏とは比べものにはならないが、これなら今後弦楽器の胴泣きまで味わえるヴァイオリン演奏が楽しめそうである。



勿論ヨハンナ・マルツィのバッハの無伴奏ヴァイオリンも良いが古楽器での演奏は断然聴きたくなる所である、少し古いは往年の名作を試聴する。
試聴には昔からの愛聴盤ヴォルフガング・シュナイダーハン(Wolfgang Schneiderhan)ヴァイオリニスト。1915年5月28日、ウィーン生まれ。2002年5月18日、生地にて没。5歳で公開演奏会を開き神童の名をほしいままにする。33年、17歳でウィーン響の、37年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任し51年まで務める。その間シュナイダーハン弦楽四重奏団、48年からはエドウィン・フィッシャー・トリオなど室内楽でも活躍。フリーとなってからは、55年にバウムガルトナーとルツェルン祝祭弦楽合奏団を設立。また教育にも力を注ぐなど幅広い活動をした。

筆者が20歳代に購入したLP今も大切に保管しているが最初に聴いた思い出深いシュナイダーハンのヴァイオリンの音を楽しむ。
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番
シュナイダーハン/リヒター1966年ステレオ。作品の構成感を厳格に打ち出したリヒターのチェンバロに、美しい音色とフレージングをもったシュナイダーハンのヴァイオリンが絡んだバッハ演奏。異色の顔合わせが相乗効果をあげた名演盤です。

何とまあ上手く鳴るものである、1966年頃録音した物とは思えない、このケーブルは確かにオールドタンノイには相性は良く感じる。ヴァイオリンの胴鳴きが、ヴァイオリンのユニゾンとかケチをつければいくらでもあるが、音楽を鑑賞するというカテゴリーの中では確かに良いケーブルかもしれない。

何故かこのアルフィーフ盤は大変厳格な正統派のJ.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番を聴く様な気分になったことも事実である。



この後しばらく此の儘聴いてみることにする、とはいえあくまでこれはオールド・タンノイとの相性です。他のスピーカーで聴いても良いのかどうか、それはまた別の問題です。

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1~3番、F.A.E.ソナタよりスケルツォ 
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)カール・ゼーマン(ピアノ)

1957/60年ステレオ。含み声のような音色を使った内省的なブラームス演奏。とくに作曲者晩年の諦観が漂う第2番は彼の資質にぴったりで、シゲティ盤、ゴールドベルク盤とともに、最高の演奏内容を示しています。

雨の唄といえばジョコンダ・デヴィートのヴァイオリンと言われるが、この演奏比べシュナイダーハンの音色は若干辛口に感ずるがキリッと締まった音色も良い塩梅の様だ。



メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ:同第1番
フリッチャイ指揮ベルリンRIASso、ライトナー指揮バンベルクso

1956/52年モノラル。メンデルスゾーンは、SP時代のクライスラーの甘美さと、シゲティの熾烈さを併せ持った名演。大袈裟な表情になりがちなブルッフでも、シュナイダーハンは実に冷静です。



今回のハイライトとも言えるゴールデンコンビが奏でる、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴォルフガング・シュナイダーハン、カール・ゼーマン(Wolfgang Schneiderhan & Carl Seemann)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
 1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
 2. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
 3. ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
 4.ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
Disc2
 1. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
 2. ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
 3. ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
Disc3
 1.ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
 2. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』
 3. ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96

ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
カール・ゼーマン(ピアノ)

 録音時期:1959年5月11-28日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェライン、ブラームス・ザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

ヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンによるこのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音は、1959年、ウィーン楽友協会(ブラームス・ザール)で伝説のプロデューサー、エルザ・シラー女史により行われました。エミール・ベルリナー・スタジオにて24bit/192kHzで新規リマスタリング。勿論音質もリアルでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの最高傑作という評は、実際に聴いてみれば良く分かります。ヴァイオリンとピアノの丁々発止のやり取りが面白い作品で、確かにこんなスリリングな作品はそれまでありませんでした。特に『クロイツェル』に感動した。

言うまでもなく、カール・ゼーマンのピアノの音は輝きを増し、ふくよかな低音も良くスピーカーケーブルだけの変わり様には思えない、今後筆者の持つTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetで体感する音楽はこのスピーカーケーブルの「英国製QEDのProfile42Strand」楽しみが膨んだ様に感じた、価格も比較的安価な現在オールドタンノイをお使いの貴兄は一度お確かめ頂きたいスピーカーケーブルである。
シュナイダーハンも亡くなって20年も過ぎているが、いま聴く渋みあるが大変瑞々しい音の再現は感動ものであった。ブラボー!

オーディオファンに未来はあるか?フリッチャイ(指揮)ベートーヴェン:交響曲 第9番ニ短調 作品125《合唱》の試聴。

2022年02月04日 | クラシック音楽・オーディオ

証拠にもなくまた「管球王国」を購入してしまった。300Bの情報記事も見たい、プリアンプ情報の特集です。ステレオサウンド誌は良い本ですが掲載する情報は一般の貧困老人には高額すぎ目の肥やしにしかならない。
勿論WE300Bの写真を自慢げに掲載する方もいらっしゃるがオーディオファンも色々である。オーディオ人口も今や圧倒的に老人が多く若人は殆どイヤホンであり、AV機器の種類が多過ぎることも原因か?将来的にはこの本など廃本になるのかもしれない・・・・。

ところが最近はAV機材は筆者のような貧困老人には激安の支那製品の台頭には大変嬉しい悲鳴である、所詮音楽を聴くお道具であるため、大手のオーディオメーカー機器が100万円以上のコストは手も足も出ないことは明々白々である、音楽を楽しむのに四苦八苦するのは筆者だけなのか?



今や高級なAVアンプよりコスパを考慮すれば断然中華デジプリアンプの製品が幅を効かせ、良さそうです。

筆者も昨年注文したAIYIMA T7が届き早速試聴するが部品交換しなくとも意外と良い音楽が聴けるノーマル状態でもいけます、OPA627AU デュアル 8Pin DIP変換基板実装済みのオペアンプを交換した、しかし真空管の基板が嵌まらなく若干ベークライト部分を削り納めた、また真空管はロシア管が付属していたが、WEl396AGAベストだが現在プレミアム価格がつき高値と在庫も無く、代替品としてGE 5670を接続し、試聴後50時間を経過した、時間を経過する毎にこのAIYIMA T7の実力に驚いている、間違いなく音色は豊かで、ある程度の透明度もあり、細かな表情を出している。

それと不思議な感じがしたのだが、当初聴いた音と比べボリューが増して聴こえた、低域の圧が上がったのであろうか?切れ込みの良さが音が大きく聴こえる錯覚であろうか疑問である。ジャズ等切れ込みの良い音の解像度も相当ハイレベルな感じに聴こえる。聴いて楽しくなるようですね!



上記はオペアンプを差し込み、真空管ソケット側を削り干渉しなように若干の隙間を開け取り組み成功する。

試聴して50時間がすぎ真空管も良き塩梅になったようで、徐々に音に厚みのような感じが伝わり始める。意外とエージングが少しでもそれなりの結果が出ることは大変良いことでもある。つなぐケーブル類はWEの単線で接続する。これも試したがWEが一番良い感じでした。

聴く音楽の音に影響されたのか?真面目に撮ってみたが余り変わりません(笑)



パワーアンプも石のアンプも良いが、筆者好みの音は真空管アンプとの相性が良い鳴り方を感じる・・・・、好みで説明すると例えば特にヴォーガルのエラ・フィッツジェラルド & ルイ・アームストロングの「お友達になれない?」などはバックのピーターソンのピアノとエラの歌の部分から始まる目の前で歌い、あとからあの独特のルイのどや声そして続くそして独特なペットでの掛け合いの演奏・・・オールドファンにはたまりませんネ。思わず首振り族に。。。

 T7アンプは幾らパクリで作るこのような適応性は脅威に思う、カタチはともかく機材の内容は日本のメーカーもこの音を聴けばお手上げであろう。
特に注目はヴァイオリンの鳴り方は良くなった、人数が増えることでより力強く豊かな音色にな確かに以前聴けなかった複数弦楽セクションのユニゾンは厚みが加わり音色は弦楽器らしさが残ったままより豊かに聴こえるように感じた。編成の大きな演奏も今後期待が持てる音が聴けるようになるか楽しみでもある。



システムはパワーアンプの音の影響は強いようである、LUXKIT A3500真空管は松下産業6CA7x4TUNG-SOL6AQ8x3を繋げLS3/5aで鳴らす、勿論今から聴く音楽は10吋のタンノイが有利ではあるが、ここはプリアンプの仕上がり状態も確認するためにもLS3/5aを使用した。
意外と姿は小型スピーカーの割には低音も結構聴ける音で再生され、13畳程の飛車の部屋では十分満足できます。

今は節分で近くの公園の梅の花も綻び始めたモジャと散歩で見つけた梅の花である、この時期にふさわしい曲を聴きたい。初春の時期にふさわしい曲である。



フリッチャイ渾身の第九を重厚な当時のベルリン・フィルを完璧なまでに統率した真の名演を選ぶ。
Berlin Philharmonic & Ferenc Fricsayベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》, 《エグモント》序曲を聴く。フルトヴェングラーのバイロイト盤も含め、数えきれないほど多くの「第9」の録音がなされているが、そのなかでも最初に挙げたい白眉の1枚。最近は「第9」と言えばこれを聴いています。
この「第九」はフリッチャイ&ベルリン・フィルによる初のステレオ録音となったばかりでなく、フィッシャー=ディースカウ唯一の第九のセッション録音としても名高い演奏です。



オーケストラ好きな音は例えば弦楽器のユニゾンの厚み、同じフレーズを同楽器で演奏すると単一楽器のように聴こえるが実は大間違い、筆者のような「なんちゃって」オーディオファンは適当にだがその辺りが大間違いであるそうです。幾つもの同一楽器で奏でる独特の厚みは録音にもよるが大いにその辺りが気に掛かる所でオーケストラ演奏の妙味でもある。下に貼り付けた演奏でお確かめください。アメリカのオリンピックのテーマ曲です。
極端な話、話は簡単で、ご存知方も多くいらっしゃると思いますが、ジョン・ウィリアムズのベルリン・フィル映画曲が凄い!最初の演奏でオリンピック・ファンファーレとテーマから始まるが、昨夜放映の支那の開会式の演奏と比べれば全てが理解できる、正しく演奏に感動を覚えたのです。思わず涙腺が潤む、これが世界なのです。思わず納得するのです。

共産党見栄と権力を傘にIOCに献金しバッハ会長にも多大な金額を渡し私物化している状態「バッハ」でありながら「J.S.バッハ」と随分違う、オリンピックは納得できない祭典である様に思うは筆者だけなのであろうか?平和の祭典も共産圏が絡むと違う道に進むのは何故、突然話が脱線して申し訳ありません。

別件ですが、今回「彭」選手から直接、真相につながる説明が聞けるのか。この問題も含め中国金権社会、中国共産圏の影、闇が垣間見える様でもある、台湾問題を含め冬季オリンピック大会終了後の中国共産党の動きが実に心配である。



【曲目】
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
   1. 劇音楽《エグモント》序曲 作品84
   2. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》
【演奏】
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)/モーリン・フォレスター(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊 (以上、2)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

【録音】
1957年12月28日-1958年1月2日&4月(2)、1958年9月29-30日(1) ベルリン、イエス・キリスト教会
【原盤】
Deutsche Grammophon

ちょうどこの1957-58年という時期は、フリッチャイに白血病の症状が出る直前にあたり(58年秋から暫く療養)、復帰後(58年秋)からの指揮内容との差に関しも良く取り沙汰されますが、この「第九」の演奏においては、病気の兆候を感じさせる要素は見当たりません(エグモント序曲は復帰直後の収録)。適切なテンポ設定と完璧なまでにベルリン・フィルを掌握したその指揮は、録音当時43歳とは思えないほどの仕上がりであり、現在でもこの盤をフルトヴェングラーと並ぶベルリン・フィルの「第九」の名盤として、支持するリスナーは数多くいます。とりわけ求心力に満ちた第一楽章、深淵なまでの第三楽章は絶品と言われています。現在ソースにKORG/DS-DACを使うが設定に5.6M Hzに設定すると自動的に反応するそうだが、後の機器とも相性も良い特に合唱は以前と比べ声の厚みと中央上段からの歌声は素晴らしくハーモニーは実に良く聴こえる、このプリアンプの素性の良さが深まったようです。



モジャとの散歩途中で突然の曇り空、冬の景色の風物とも言える、天国への階段が見える、スマホで撮ってみたが階段が写っていたので掲載します。

こうしてLS3/5aを通して聴くとそれなりに心地よく聴こえるオーディオ装置の問題ではなくベートーヴェンの音楽と指揮者フリッチャイが勝る、どうやら装置は二の次で良い音楽しかも良い指揮者が一番のキモようである。
第九は年末に聴く方も多いが、この春の匂いのする時期に聴くのも、ブラボー!



朗報!デジアンプT7のプリの使用ケーブルはデジケーブが良いのコメントに影響され、2年ほど前に自作した単線使用のサンワサプライのカテゴリ8LANケーブル(1m@3,200円)10メートルをRCAケーブル2セットとスピーカーケーブル1セットがあり配線全ての交換を行った。
サンワサプライリンク先下記
今まではWEケーブルが一番良いと思い使ってきたが、今回のT7には配線はLANケーブルは情報量が多いようでストレートに情報が伝わり、確かに音質は良くなる、より一層リアルな音が聴けました。当時カテゴリ7LANケーブルも同様な物もあり、但し注意はケーブルには単線8本で1本の状態になっているため太くて硬く作業も苦労し、大変使い辛。T7をご使用の方はお試しいただきたい。

映画音楽界のレジェンド「John Williams」と、クラシック・ヴァイオリンの女王「」Anne-Sophie Mutter 」のコラボレーションによる世界

2021年11月07日 | クラシック音楽・オーディオ

今日は日曜日はゆっくり起きればなんと、すぐにお昼の時間、簡単に食事を終え、ゆっくりコーヒータイムです。
最近音質も良くなった、システムに火を入れ、本日の聴き物を探す、音質安定まで、イージーリスニング的にテディ・ウィルソン+北村英治「やさしき伴侶を」を聴きながら珈琲淹れる、部屋は珈琲の香りが漂い気分爽快である。

先日頂いた今年の銀杏をレンジで炒った物をつまみながら珈琲のお代わりをいただき日曜の朝の、のんびりした雰囲気に北村のクラリネットは実に優しく安心して聴ける優しい音はありがたい。

今日はリラックス出来る、誰もが楽しめる音楽を探してみることにした。そこで見つけたのが、皆さんご存知のAnne-Sophie Mutter アンネ=ゾフィー・ムター (ヴァイオリン)の演奏によりその魅力を余すことなく表現!アンネ=ゾフィー・ムターは、現代最高のヴァイオリニストのひとりとして世界的に認められている。彼女の演奏には多彩な音色、完璧な技巧、卓越した表現力、豊かな音楽性の、全てが備わっているのだと言われる。



スイスとドイツの国境沿いにある町、ラインフェルデンに生まれた彼女の並はずれた才能は、幼い頃から際立っていた。アンネ=ゾフィーは5歳からピアノを習いはじめたが、その後すぐにカール・フレッシュの弟子であるエルナ・ホーニヒベルガーに師事し、ヴァイオリンを学んだ。そして9歳からはスイス屈指の音楽家のひとりで、優秀な教師でもあるアイダ・シュトゥッキの指導を受けた。

1976年のルツェルン音楽祭で、ヘルベルト・フォン・カラヤンが13歳になったムターの演奏を聴いた。この伝説的な指揮者は、1977年のザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭にこの幼いヴァイオリニストを招き、演奏会デビューの機会をあたえた。2人の関係は、1978年にムターがドイツ・グラモフォンでおこなった初録音へとつながった。このとき収録されたのは、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番と第5番。
ムターは、カラヤンが指揮するベルリン・フィルと数多くの共演をおこない、ドイツ・グラモフォンではベートーヴェン、ブラームス、ブルッフ、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲など、画期的なシリーズ録音が実現した。またコンサートでは、ベルリン(1978年)、ワシントンおよびニューヨーク(1980年)、東京(1981年)、モスクワ(1985年)で、デビューを果たした。いわゆる一般的にはヴァイオリンの女王とされている女性であり、最近は指揮者としても君臨しているそうだ、心に残る印象深いメロディで数多くの映画音楽を手掛けた作曲家、ジョン・ウィリアムズ。本作では、彼がクラシック界を代表するバイオリン奏者アンネ=ゾフィー・ムターのために自作品を再アレンジし、さらにオーケストラを指揮している。



『シンドラーのリスト』のメインテーマや、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の"Across The Stars"で世界を虜にしたウィリアムズの豪華なメロディを、ムターが黄金の音色で表現した。一方、ムターの卓越した演奏技術に感化されたウィリアムズは、『ハリー・ポッターと賢者の石』の"Hedwig’s Theme"をバイオリンと管弦楽のためにアレンジし、名手にこそ最適な幻想曲へと仕上げた。また、1973年の映画『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』からの"Nice to Be Around"や、1979年の『ドラキュラ』からの"Night Journeys"といった隠れた名曲が取り上げられていることも興味深い。

ジョン・ウィリアムズ(John Towner Williams)は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身の作曲家、指揮者。1932年2月8日生まれ。一番の注目は、スターウォーズ・シリーズをはじめインディ・ジョーンズシリーズ、E.T、ジョーズと言った名作映画の音楽を担当、三回のオリンピックで音楽を提供した。



タイトルも「Across the Stars -Deluxe-」
一応YouTubeでの動画を貼り付けておいたが、此の程度で十分堪能できることはありがたいことです。



 1.レイのテーマ (『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から) 
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 2.ヨーダのテーマ (『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 3.ヘドウィグのテーマ (『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 4.アクロス・ザ・スターズ(愛のテーマ) (『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』から)
 アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 5.ドニーブルック・フェア (『遥かなる大地へ』から) 
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 6.さゆりのテーマ (『SAYURI』から) 
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 7.Remembrances (From ”Schindler's List”)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 8.夜の旅路 (『ドラキュラ』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 9.サブリナのテーマ (『サブリナ』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 10.決闘 (『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 11.Princess Leia's Theme (From ”Star Wars: A New Hope”)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 12.The Chairman's Waltz (From ”Memoirs Of A Geisha”)
アンネ=ゾフィー・ムター/リン・ハレル/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 13.ルークとレイア (『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 14.すてきな貴方 (『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 15.シンドラーのリストのテーマ (『シンドラーのリスト』から)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

 16.Markings
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ
 17.A Prayer For Peace (From ”Munich”)
アンネ=ゾフィー・ムター/ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ/ジョン・ウィリアムズ

レコーディング・アーツ・オーケストラ・オブ・ロサンゼルス
指揮:ジョン・ウィリアムズ



数々の映画音楽で知られる作曲家のジョン・ウィリアムズ(John Williams)がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)を指揮するコンサートの日程が決まった。コンサートは2020年1月18日と19日にウィーン・フィルの本拠地である楽友協会大ホールで行われる。ヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターが共演する。ウィリアムズは昨年11月3日、4日に自作を披露するウィーン・フィルのコンサートを指揮する予定だったが、体調を崩してコンサート自体がキャンセルされていた。

ウィリアムズは1932年、ニューヨーク生まれの87歳。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で亡命ユダヤ系イタリア人作曲家のカステルヌオーヴォ=テデスコに師事したが、徴兵されて空軍音楽隊に所属。兵役を終えた1955年、ジュリアード音楽院ピアノ科へ進学し、名伯楽のロジーナ・レヴィンに師事した経歴を持つ。その後、ジャズ・ピアニストなどを経て、作曲活動を中心にしてきた。

「E.T.」や「インディ・ジョーンズ」シリーズなど一連のスティーブン・スピルバーグ監督作品をはじめ、「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」シリーズなど数々の映画音楽を手がけ、アカデミー賞の受賞は5回(作曲賞4回・編曲賞1回)。オリンピックのテーマ曲を4大会で作曲した他、米国タングルウッド音楽祭でボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務めるなど、指揮者としても活動してきたが、ウィーン・フィルを指揮するのは初めて。87歳にしてのデビューとなる。

伝説的な映画音楽作曲家のジョン・ウィリアムズは、彼の愛する映画のテーマの多くを、特に彼のスーパースターのバイオリニストの友人であり協力者であるアンネ=ゾフィー・ムターのために書いた、驚くべき新しい適応で新しいアルバムを指揮しています。ハリウッドで録音されたアクロスザスターズに  は、スターウォーズでおなじみのテーマが含まれています。たとえば、ジェダイの帰還の「ルークとレイア」や、クローンの攻撃のタイトルトラック「アクロスザスターズ」から、ハリーポッターの最近の作品までです。

ウィリアムズの有名な映画のテーマの幅広い選択。アンネ=ゾフィー・ムターが奏でる宇宙とヴァイオリンの織りなす透明感が聴衆に期待を与える、そのような雰囲気をも醸し出す如何にもジョン・ウィリアムズのイリュージョンの世界に導かれる様な感じです。
筆者のエンクロージャーから流れる音は正に迫力満点しかも弦楽器との相性抜群の10吋タンノイユニットから部屋に響き渡る音は演奏会場の一番良い席で聴くような錯覚に陥る。TANNOY IIILZでは聴けないオケの音もGOODMANS AXIOM 80の箱にタンノイのユニットを組合せ鳴らせば、勿論オペラもオケも十分対応出来る迫力満点な音楽が響くのである。
是非据え置き型の英国のエンクロージャで聴きたいウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽で合った。

詠歌音楽もここまでくると実に面白く、まさに音楽の世界に導かれる様です。ブラボー!

10吋のタンノイ聴くイシュトヴァン・ケルテス(指揮):ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95《新世界より》の検証

2021年11月05日 | クラシック音楽・オーディオ

タンノイIIILZについて詳しく申し述べる事にします
 1.初期のIIILZ(レットモデル)
 2.IIILZ(15Ωタイプ)
 3.IIILZ MK-II(8Ωタイプ)
 4.295モニターH.P.D
の4機種があり古い物ほど貴重価値があると言われています、筆者も当初は295モニターを使用していたが、Y氏の好意にてIIILZ MK-II(8Ωタイプ)をお譲り頂き、早速交換して試聴し、当初若干レンジは狭く感じられたが、馴染むと共に高音の涼やかな音はこれぞタンノイと思わせる独自の音の様に思いはじめる。実に魅力豊かな音に満たされています。話によると初代のレットモニターは其れ以上の音と聞く。一度は耳にしたいと思ってます。

噂に聞くにレッドはプレミアム付きで貧困老人には無理の価格が掲載されている、下記写真はタンノイIIILZ歴史の写真である。


発売当初から基本コンセプトは変わらず第3世代目に工場火災により被害を受け295モニターにと移行した、いわゆるヴィンテージと言われるユニットはこのタイプが最終と言われるようです。

下記の写真は3.IIILZ MK-II(8Ωタイプ)をお譲りして頂いた時の写真です。


特にIIILZ MK-IIの音質は、弦楽器の音質は更に涼やかなリアルな音になり、改めてタンノイの素性の良さを感じる事に成ったようである。特にチェンバロの高音部等の音の再現はトランジェットの良さを体験できる。特にジャズのヴィブラフォンの高域の音はハッと思う音がなるのである。

コーン紙部分に渋柿液を塗布しなるべく元の状態(新品)に復元を試みたエンクロージャー取り付け後の写真である。



そして先日DACも替えこの辺りで、KORG/DS-DACのテストをさらに続けて行ってみました。一応試聴する条件が揃ったとの思いになった。

一般的には大人しいと言う表現が良いと思ったが、最近意外とタイトな良い鳴りっぷりを発揮する、KORG/DS-DACを使い本日は久々に10吋タンノイIIILZ Monitor Goldで試聴する、1892年にドヴォルザークはニューヨークの音楽院に院長として呼ばれ、そこで約3年間を過ごしました。(あの有名なカーネギーホールの内にある音楽院の院長でした)ドヴォルザークがのこのアメリカでの3年間は、彼にとって重要な作品を生み出した時期でもありました。

アメリカ時代の作品としては「新世界より」の他には、「アメリカ」「チェロ協奏曲」などが挙げられます。「新世界」とはドボルザークが見たアメリカのことです。ノリのいい大迫力の音楽というよりは、もっと奥深い何度聞いても飽きない名演が楽しめます。



ドヴォルザークと同じチェコ人であるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏が、ドヴォルザークの人柄までも表現しているように聴こえるのは気のせいではないのかもしれません。1961年録音のドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」イシュトヴァン・ケルテス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、歴史的に見るとサウンドステージの存在が明らかにされ始めた頃の作品です。

五味康祐氏もモニターレッドを搭載されたオートグラフを愛聴していた時代で(オーディオ巡礼)等盛んに投稿されていた時代の音楽を聴いてみようとした。指揮者イシュトヴァン・ケステス(Istvan Kertesz)はブダペストに生まれ、リスト音楽院で大作曲家ゾルタン・コダーイに学んでいます。

1955年からブダペスト国立歌劇場の指揮者となりましたが、1956年ハンガリー動乱で西側に亡命。1960年にアウクスブルク国立歌劇場の音楽総監督に就任し、1963年から亡くなるまでケルン国立歌劇場の音楽総監督を務めました。コンサート指揮者としては1965~68年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、同時に英デッカにドヴォルザークの交響曲全集を始めとして数多くの録音を行いました。

そしてウィーン・フィルへの客演や録音も軌道に乗り、いよいよ巨匠への飛躍の時期だった1973年4月、誠に残念なことにイスラエル・フィルに客演した際、テル・アビブの海岸で遊泳中に高波にさらわれ溺死しました。まだ43歳でした。
作品も多くはありませんが、密かに筆者の機材がある程度の音を聴けるようになれば、ドヴォルザークを聴いてみようと思っていました。



これは録音史上最もドラマティックといわれる「新世界」と言われうまい具合にならなかった代表のような存在感で、徐々にオーケストラに背を向く事が原因かも知れない。これに起因することは今までずっと据え置き型のエンクロージャーの置き場がなく、ブックシェルフ型のスピーカーで室内楽中心に聴いてきた了見の狭さが渦巻いていたのであろう。

確かに昔アルテッツA7等で聴く原寸大の音は夢であり、自分の物にしようとはしなかった事である、原寸音楽再現は無理な話で、当時テアトル東京等の映画館ではA-5、A-7が使われたと聞く、後はコンサート会場に行く事に出かける事で聴くことが一番の方法であった。

「新世界より」は、ケルテスにとってデッカへのデビューを飾った記念碑的録音です。当時32歳という若きケルテスが、ウィーン・フィルの奥深い響きを生かしつつ、ドラマティックなテンポの変化を加え、ティンパニの壮絶な強打や金管の咆哮によって作品に生気をみなぎらせています。スリリングな熱気あふれる永遠の名演といえるでしょう。ロンドン交響楽団の管楽器のメンバーによる「セレナード」も、ノスタルジックな郷愁あふれる素晴らしい演奏です。


ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》 他



収録内容
【曲目】
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95《新世界より》
 1.第1楽章: Adagio - Allegro molto
 2.第2楽章: Largo
 3.第3楽章: Scherzo(Molto vivace)
 4.第4楽章: Allegro con fuoco

ドヴォルザーク:セレナード 二短調 作品44
 5.第1楽章: Moderato quasi marcia
 6.第2楽章: Minuetto(tempo di minuetto) - Trio(presto)
 7.第3楽章: Andante con moto
 8第4楽章: Finale(Allegro molto)
【演奏】
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団員((1))
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団((2))
【録音】
ウィーン、ゾフィエンザール1961年(1)
ロンドン、キングズウェイ・ホール 1968年(2)
(ステレオ:セッション)

アメリカに長期滞在中だったドヴォルザークが、新天地で出会った様々な音楽を取り入れながら祖国ボヘミアへの郷愁を綴った《新世界より》は、ノスタルジックな旋律に溢れた人気曲。

友人盛岡のI君が此の記事を見て、今更また何故ドヴォルザークなのかと叱責されるであろう、やっとイシュトヴァン・ケルテス(指揮)の振る「新世界より」が聴けたのである。



10吋IIILZに、これも一重に重量感ある据え置き型エンクロージャーの箱の影響もあるのでしょう。おそらく一般家庭でオケの良さを楽しむには絶好なエンクロージャーと思う兎に角オーケストラの演奏には、GOODMANS箱の影響が強いのであろう(他にステレオサウンド誌で有名な、幻と言われるコーネッタ、バックロードホーン、コーナー型の箱等がある様です)。
筆者が思うはコーナー型は音質的には大変優れると思うが、部屋の広さは必要で最低25畳程の部屋が必要と思われる、特にコーナー型は壁面より適度に距離を置くと一層味わいが深まるそうであると聞いたことがある。実際に25畳以上の部屋をお持ちの方は少ない。

彼の素晴らしい指揮と演奏家達のたぐまれな技巧と演奏技術力がなければ、これ程の素晴らしい演奏を聴くことはできなかっただろう。天才作曲家の思い描いたように演奏を実践するのは、想像を絶する至難の技でしょう。

ケルテス&ウィーン・フィルによる、ドヴォルザークの「新世界より」の音源を聴くことができるようになりました。個人的には「新世界より」の演奏ではこの演奏の右に出るものはないと思っていて、デッカの音源の中でいちばん聴きたいものだっただけに、それがリリースされてとても嬉しいです。チェコの民族的な部分とドイツ的なしっかりとした構造美をしっかりとまとめあげた、とても内容の濃い演奏です。質実剛健な中にも、第4楽章でのウインナ・ホルンの甘美なソロがあったり、引き込まれる部分がたくさんあります。

1968年録音とは思えないリアル感があり、音楽としても素晴らしい曲である、残りの人生で此のような演奏に出会えたことに感謝する。
確かにサウンドコニサー的に対応するアルバムとも言えるでしょう。ブラボー!