伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

安定感抜群の演奏を気持ちいい音質で楽しめるスコット・ハミルトンのジャズ新譜にはたまらない1枚でもある。いい音質で捉えた自分の装置に合ったジャズを楽しむ。

2023年10月05日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近は暑かった夏も過ぎ。やっと秋風が爽やかな季節となりました、写真は以前行った横浜の写真です。思えば代理店時代在籍中に此処の写真背景にモデルさんの使用した横浜赤レンガ倉庫もすっかり補修し綺麗にリニューアルし今や人気の場所となった様です。やっと秋空が実に爽やかである。

筆者の持参する音響機材で鳴る音が良く聴こえる音楽をチョイスして淹れたての珈琲を飲みながらジャズを楽しむ。

確かに最近音質の追求から音楽全体の楽しみに徐々に変化している様でもある、筆者の選ぶ音楽アルバムも何となく懐かしさを感じる曲が多くなっている様である。クラシックで言えばバッハ:カンタータが大変多くなったことは本人も承知することである。
確かに徐々にオーディオ熱は無くなるのであろう、或程度の音質で満足するのであろう、此れは駄耳になって来た老化によるものなのか、欲が欠如する・・・。即ち間違いなく後期高齢者の老人なのである。



多分筆者が偶然見つけた此の真空管300B(ZAIKA5300)の変更によりやっと馴染んだ、と言う感じで音楽については妙に納得させられた音が鳴る様になったことは確かである、勿論昔のWE300Bは良い真空管とは聴くが(最近新しいWE300Bが販売されている様だが、ガラス製作が違い音にも影響あるのであろうかの疑問は尽きないので試すのはオールドに限る)この様なこだわりがオーディオの面白味かもしれない。
勿論貧困老人には敷居が高く試した事は無いが、今後中古品の割安な球でも入手出来れば試したいとは思う程度である。一番肝心なことは演奏の奥に何か演奏者が訴えたいことが解る様に感じたのがこのZAIKA5300の真空管のお陰とも思っている。「いい音、いい音楽」にほんの一歩近付いた様に思うと共に多くの素晴らしい演奏を聴きたい。

何方かと言えばブルース音楽が好きな円熟の季節を迎えたスコット・ハミルトン(ts) のジャズを楽しむ、勿論筆者の装置タンノイで聴くにはで心地よく響くジャズは実に気持ちの様ものである。

「中間派」となる「シニア・ジャズ」に風穴を開けた安定したスコット・ハミルトンのジャズはすきっとした青空の様に感じる、確かにカルフォルニアサウンドとは違ったタンノイサウンドのジャズが楽しめる音でもある、聴き慣れると独自の渋めの音質も深みがある様に聴ける様である。



ジャズのブルース吹き、ズート・シムズに近いブルースネスだろう。 ヒギンズも中盤を中心として活躍、最近の洗練されたピアノからはなかなか昔の味わいは想像できないが、中間派レーベルにアルバムを発表し、ヴォーカルのバッキングで素晴らしいフレーズを言いながらやがて「ピンのピアニスト」として名声を確立していました。その魅力は、ハミルトンにも近く、流れるような流れ麗なフレーズと心に沁みる清涼な音色だろう。
そこでお互いの魅力をさらに曳きだして加速するコンビネイションが素晴らしい。て、わかりやすいジャズがいいじゃないか!二人の音楽からはそんな声が聞こえる如しでもある。



筆者が当初聴き出すは、エディ・ヒギンズ(p) スコット・ハミルトン(ts) が良い環境により巡り合ったコンビでもあろう、彼をジャズに導いたきっかけとなった大好きな音楽、つまり素晴らしいバラードやブルースを心から演奏し、スウィング演奏の時代を超越した美徳をあらゆるフレーズに強調しながら演奏し続けている。世界中にファンがいるのなら、それ以外の方法はありません。

長年スタンダードの完璧な解釈者として評価されてきたスコフ・ハミルトンは、大きくて温かいテナーサックスの音と間違いのないスイング感覚によって、彼が演奏するあらゆる曲を独自のものにする方法を持っています。

勿論筆者も好きな1978年、レコードアルバム「ディア フレンズ」で日本の大御所北村英治と初共演、以来友情が続き、2003年に共演したCDアルバム「ヴィンテイジ」はジャズファンはもとより音楽各誌でも高い評価を得ている。音質も大変具合が良い。以前にも紹介させて頂いた筆者のブログです。


スコット・ハミルトン(Scott Hamilton)は、今日の最高の「主流」サックス奏者です。1954年にロードアイランド州プロビデンスで生まれた彼は、彼が愛したジャズ、つまりイリノイ・ジャケやエディ・ロックジョー・デイヴィスのような偉大なスタイリストの小グループ・スウィングが時代遅れで、ほとんど時代遅れになっていた時代にやって来た。公衆の耳。スコットのハンサムなサウンドと非の打ち所のないフレージングは 、若いジャズマンの間では珍しい仲間でした。

そこで彼がコンコード・レコードと契約し、レーベルのボスであり主流派の支持者であるカール・ジェファーソンのためにアルバムを作り始めたとき、このスタイルの愛好家だけでなく、より広い音楽界にも驚きと興奮を引き起こした。スコットの真骨頂はバラード。ベン・ウエブスターばりの深い響きをたたえたトーンと歌心あふれるフレーズで、聴き手を一気に30年代へとタイム・スリップさせてしまう。一方アップ・テンポの曲では、ズート・シムズの様に余裕のある軽快な演奏で、偉大なスウインガーぶりを発揮する。



いぶし銀の人気サックス奏者スコット・ハミルトンがロンドンで行ったライブ盤が発売!名ジャズ・クラブ"Pizza Express"が立ち上げた新レーベルPX Recordsよりリリースされた作品で、英国のジャズメンと共に演奏したカルテットでの作品。"イパネマの娘"や"ピュア・イマジネーション"といったスタンダードを安定感抜群の演奏で聴かせるスコット・ハミルトン印満点のファンにはたまらない1枚。音質にも力を入れているのか、サックスの艶やかな音を中心に低域もファットかつ豊かに捉えられてた聴いていてとても気持ちいい仕上がり。良いサウンドシステムでじっくりと聴きたくなります。

ロンドンのPizaExpress Liveに初めて出演してから40年を記念して、米国の尊敬されるサックス奏者スコット・ハミルトンが、新たに設立されたPizzaExpressレーベルPX Recordsからの初リリースとなる新しいライブ・アルバムをリリースすることになった。

筆者にとっては実に耳障りの良い1950年代のクール・ジャズに聴こえる、マイルス、マリガン、ズート・シムス、リー・コニッツの演奏する世界に連れて行ってくれる様にも感ずる実に小気味の良いサウンドなんですね!



60年にわたってソーホーのディーン・ストリートにあるクラブに出演してきたハミルトンは、ピザエクスプレス・ライブとこの新しいライブ・アルバムの構成要素の一部となっており、スコットのイギリスを拠点とするジョン・ピアース(ピアノ)、デイブ・グリーン(ベース) とスティーヴ・ブラウン (ドラムス) のカルテットがフィーチャーされている。

『The Girl from Ipanema』や『Pure Imagination』など、数々のクラシック・スタンダードをフィーチャーした 7 トラック・セットを収録して大変嬉しくなるセットの構成です。

タイトル:At PizzaExpress Live In London

 6.Pure Imagination
 7.The Summer Wind

 アーティスト:Scott Hamilton Quartet
 ラインナップ:Scott Hamilton - tenor saxophone
 Scott Hamilton - sax
 John Pearce - piano
 Dave Green - bass
 Steve Brown - drums



久しぶりの新譜ではあるが、内容は誰も知っているジャズサウンドの定番曲である!

幼い頃よりピアノとリトル・クラリネットを習い、17才からテナー・サックスに転向し、1976年8月にNYに進出した。フュージョン全盛期にあって、レスター・ヤングの流れをくむオーソドックスなスタイルが新鮮な響きとなり、一躍テナー・サックス界の寵児となった。ロイ・エルドリッジの助力で「コンドンズ」に出演。ハンク・ジョーンズとの演奏を皮切りにアニタ・オデイをはじめ多くのヴォーカリストやミュージシャンと共演。1977年夏にはジョン・バンチの推薦でベニー・グッドマンのツアーに参加、コンコード・ジャズ祭にも出演した。
今までに共演者は多く大変安定したジャズ」演奏者とも思う、1954年生まれで現在69歳ですが何時迄も活躍して頂きたい奏者でもある。ブラボー!

コロナ感染以前に吸音材を頂いたA氏が来客、どうやら及第点を頂く。現状の音質は中級の上程度かも知れない。

2023年09月14日 | JAZZ・ボサノヴァ

最近季節感は全く感じなくなっている。早朝に散歩に出かけるが朝夕は若干過ごしやすく成ったのか、困ったことに藪蚊が非常に元気がよろしい、勿論肌の露出した部分は虫刺されスプレーは掛けるが効果は少ない様に感じる、予防法として草影の近くには近寄らない方法を取っている。その為階段を使い陸橋を回ることが多く、モジャ君も大好きな橋の桁から外を覗く所を撮った!
ナイスショットです。朝日が頭の上に顔を出しまるで五光の様である、この様なショットが撮れるはスマホ写真の利点かも知れない。

しかし最近ネットの話題は中共のバブル崩壊が叫ばれていますが、マスゴミは余り騒がず、第2次岸田第2次改造は全く変わらず支持率は引き続き悪い状況が続く「ドリル優子入閣も最悪でが」自民に代わる政党がいない事も情けない。
まあ政治家の本音は小学生程度で「好き」「嫌い」「こんちくしょう」の3択と言われこの言葉が顔に出たら総理にはなれない、幼稚な世界と人は笑うが、人事が好きな財務のポチの岸田はその程度の総理であり正に増税クソメガネである。



昨日は、以前筆者愛用のGOODMANS AXIOM 80のARU付きの箱に当時有名はクリエコンポジット吸音材を頂いたA氏が汚い我が家にお見えになった。
以前(2020.3.5)掲載のブログから随分経過したが、生憎のコロナ騒ぎやっと解放されたが次はA氏の引越しがあり、落ち着いてから会いましょうと、そしてこの度三鷹から我が自宅まで来てて頂きました。


PM1;00前に船橋駅にて待ち合わせの為に出かける。自宅から船橋まで車で30分程の道のりである、交通機関は時間には正確なので待ち合わせ時間にはお会いできた、早速自宅向かい出発する世間話から勿論オーディオ談義が始まる。



以前筆者使用のIIILZ Monitor Goldに静電気除去チューニングパーツ「レプトンパワーチップス」を取り付けたが静電気除去効果もある様に思っている。特に音出し以外の静寂な感じは増し楽器以外の余分な音が気にならなくなった様に思う。

メールでは何度も会話している為、おおよその事は察しが付くのですが、A氏曰く、知り合いに筆者と同様のGOODMANS AXIOM 80にTANNOY IIILZを取り付けた知り合いがいると言われた。随分お転婆なシステムで手に追えないと散々聞かされたそうで、同様のシステムで聴く筆者の機器と、お友達のお転婆娘のシステムを使用する筆者の音に興味が湧かれたそうです。
最近スピーカーユニット、アンプ等にレプトン製品を塗り静電気防止策を取っているが、この様なお薬は神がかり的な事もあるので今回紹介は省かせて頂いた、効果がある方は使えば宜しいと思っている。

筆者もTANNOY IIILZのユニットに興味を持ちオーディオ再会し随分遊ばせて頂くが最近のスピーカーユニットには出せない若干の渋みのある懐かしい蓄音機の自然な感じの音を望む筆者にはIIILZ Monitor Goldは唯一無二のスピーカーユニットなのかも知れないとしみじみ思う。



到着後部屋に案内し装置の全てをご覧いただいた。勿論メインのスピーカー設置の自作インシュレーターもご覧いただく。
A氏は未だ300Bの真空管は承知しているが未だ聴いたことがないと言われる、勿論出かける前に電源は入れ調整も行い準備万端である、十分真空管も温まり良い具合である。
但し接続部分、アンプの肝心な箇所はWEnoケーブルに交換し使用している。



早速冷たい水分補給もしていただき試聴に入りました。A氏にどの様な曲が良いか尋ねると・・・ミシガン州デトロイト出身のジャズ、フュージョン界のギタリストであるアール・クルーのFinger Paintings70年代、当時のフュージョン・ブームを代表する名盤で筆者のシステムには苦手な分野の再生である。
この後ウエス・モンゴメリーのアルバムを聴いて頂くがまだこのアルバムが良かった様に思う。

A氏お勧めの6.Dance With Meを聴き次はこのシステムには苦手なジャズ系統を中心に視聴した。確かにこのユニットで聴く音質と違い不満な点は多い等である、どちらかと言えば同じギターの音はガットギターの音の再生がよろしいと思う。



お勧めの聴き物を尋ねられ、早速筆者の綺麗なピアノの音が好きな中村八大のジャズピアノの枯葉をお勧めする。確かにフュージョン系の少しポップ調の音より中村八大のジャズピアノが10吋タンノイは良く鳴ってくれる。

A氏も実にピアノの個々の音が綺麗だと褒めて頂く、最終的に確かにスピーカーの土台に石を引いた事は効果的でもあった。



そしてとっておきの北村英治のヴィンテージ(Vintage)を聴いて頂く、北村英治(cl)エディ・ヒギンズ(p)スコット・ハミルトン(ts)遠山晃司(b)と言ったベストメンバーバーが織りなすスイングジャスを聴いて頂く。

A氏曰く良い音が鳴っていると褒めて頂く、そしてこの様な音に仕上げた方法を聞かれ、まず肝心なことは筆者が気にいる音楽を沢山聴き調整し補修し徐々に思い描く音に近づけ、最終的には現在のシステムのセッテングと土台に石を導入したことと、また国産の真空管ZAIKA5300の球との出会いの影響もあるのであろうと思うと話した。
勿論ヴァイオリン、ピアノも聴いたいただいたが、A氏曰TANNOYでジャズを聴く人は少ないと言われた。確かにアメリカ西海岸でジムラン、アルテック等の音と比べ全く方向が違い英国のユニットにはジャズは不向きであるが、最近は欧州ジャズも盛んになっている現状を思えば、TANNOYでジャズもアリなのであるのであろう・・・・?筆者も一度は聴いてみたいアメリカタンノイと言うエンクロージャーシステムはどの様にジャズを鳴らすか興味が尽きない。
後はお城のエバンスを聴かせ言われたのはフランス語の司会者の声が実に自然な感じに聞こえるとも言っておられた。勿論ゴメス独特のベースワークも納得された様子でした。



楽しい時間は過ぎ去る事も早い、途中オーディオ談義も盛り上がった所で、今日はこの辺りで・・・最後にお勧めを尋ねられ。
インパルス盤の「John Coltrane & Johnny Hartman」ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンが1963年に発表したアルバム。ジャズ歌手ジョニー・ハートマンをフィーチャーしている。コルトレーンのインパルス時代のアルバムでは『バラード』と並ぶ人気アルバムである。
エリントンとの共演も良いが今回はジョニー・ハートマンのヴォーガルを、続いてVerve Jazz Masters 30: Lester Youngこのアルバムは何を選ぶも楽しいジャズが聴けるのもご機嫌なアルバムです。



そしてラストの締めはジェリー・マリガン四重奏団 & ボブ・ブルックマイヤーのパリコンサートを聴き船橋駅まで送り帰路につきました。
楽しいひと時も終わり筆者の車で船橋駅までお送りしました。

翌日A氏からメールを頂く、下記が内容でした
(はっきり申し上げてウエスタン・グッドマンのスピーカーとか、ウエスタンエレクトリックのケーブル・ハンダ等は音質向上にどこまでの信憑性があるのか疑っておりました。
でも、上手く鳴らし込まれた音を聴き驚きましたし、感動いたしました。素晴しいです。よくもまあ、あそこまでの音まで築き上げられたことか。。。。
今後の考案事項として
どうも、リード楽器(ソロ楽器、ボーカル等)が音にうずまっている感がございました。多分ですが、スピーカー自体がフローティングしているからだと思いますが。。。。
なかなか難しいハードルでございますが、あそこまでの完成の域に達していたので、ついつい欲が出てしまいます。)

と先ず先ずの「及第点」を頂く、ありがとうございました。



実はお越し頂いた折にはお手製の珈琲を淹れると言っていましたが、筆者の都合で健在5類に成ったコロナ患者が多く、医者からも十分注意されたしと言われ、ペットボトル入りの飲料にさせていただいてます。次回来て頂いた際には美味しい珈琲を飲んでください。

自宅に戻り好きな再度マリガンを聴く、独特のバリトンサックスの「ベィ」とする音に魅せられ学生時代に夢中になって聴いたバリトン奏者ジェリー・マリガンではあるが、当時はこの「パリコンサート」のLPは入手出来ず、長い間聴けなかったLPでもあった。最近CDを購入したのですが懐かしい音が鳴る。



忘れもしない1970年代に筆者がLPレコードを買い求めた頃は既に廃盤でした、現在は有り難い事にCDがありますのでピアノレスのマリガン好きの方は是非お聴きください。

この様な説明がありました。
バリトン奏者ジェリー・マリガン率いるピアノレス・カルテットによるパリ(ブレイエル・ホール)コンサートでのライヴ録音。 この録音は、1954 年 6 月 1 日にフランスのパリで、ヴォーグ プロダクション インターナショナルのレオン カバ監督によってプレイエル ホールで行われました。 本作は、50年代当時チェット・ベイカーとのピアノレスのカルテットでのわずか一年ほどの活動後に、ヴァルヴ・トロンボーン奏者のボブ・ブルックマイヤーと組んだ同じくピアノレス・カルテットによる、ボストンの名クラブでのパフォーマンスをとらえたライヴ盤になります。 ベースにはビル・クロウ、ドラムスにはデイヴ・ベイリーを迎えたメンバーでの演奏で、バリトン・サックスとトロンボーンという低音域の楽器が、ハーモニー楽器のない編成の中、旋律による独特のコンピネーションで和声感を感じさせる名プレイを聴かせた一枚となっています。


Baritone Saxophone – Gerry Mulligan
Bass – Red Mitchell
Drums – Frank Isola
Valve Trombone – Bob Brookmeyer

この録音は、1954 年 6 月 1 日にフランスのパリで、ヴォーグ プロダクション インターナショナルのレオン カバ監督によってプレイエル ホールで行われました。本作は、50年代当時チェット・ベイカーとのピアノレスのカルテットでのわずか一年ほどの活動後に、ヴァルヴ・トロンボーン奏者のボブ・ブルックマイヤーと組んだ同じくピアノレス・カルテットによる、ボストンの名クラブでのパフォーマンスをとらえたライヴ盤になります。
ベースにはビル・クロウ、ドラムスにはデイヴ・ベイリーを迎えたメンバーでの演奏で、バリトン・サックスとトロンボーンという低音域の楽器が、ハーモニー楽器のない編成の中、旋律による独特のコンピネーションで和声感を感じさせる名プレイを聴かせた一枚となっています。ブラボー!

夏の終わりに聴きたくなる音楽は・・・ボサ・ノヴァの創始者稀代の奇人ジョアン・ジルベルトの弾き語りの独特の調べをを聴く。

2023年08月22日 | JAZZ・ボサノヴァ

この海岸は愛知県西浦ビーチであるが昔初夏に20センチ位のシロギスが釣れた場所でもある、最近自然環境が良すぎ、海水の透明度が良くなり昔鉄道唱歌で歌われた「海の綺麗な蒲郡」という文言通りになった様だが、筆者が思うにそもそも三河湾は水深が浅く自然の影響が受けやすいことがあるのであろうか、大手マスゴミが2〜30年前から叫んだ環境問題も影響が強い様である、この三河湾産の魚介類は江戸湾と比べ味が濃い様に思う例えが穴子は富津産と比べ絶品の味である、しかし最近余り海の水が綺麗になりすぎ名物の美味しい「アサリ」等が摂れなくなっている様です。
ガソリン車ディーゼル車に乗り多くのCO2を海に与えプランクトンを発生させなければ海水資源も無くなってしまう、大変美味しい三河湾名物の「シャコ」「ワタリガニ」も同様で全く水揚げできない状態と聞くがこれはCO2不足プランクトン不足である様に思う、勿論環境問題も大切ではあるが度がすぎて、程々の良いバランス維持はは肝心である。化石燃料は適度に使用が好ましい。

考えてみれば明らかであるが、現在マスゴミは支那が福島の汚染水問題を非難するが支那の台湾問題、米日韓の首脳会談を非難する抗議をマスゴミは放映するばかりで、本質は何も解説出来ない番組が現状である、早々国会の記者クラブは解散するべきだ全くの無駄なものである。又最近問題の木原誠二事件を警察は揉み消し始めたとも言われているが?事実なら警察の権威も落ちたものである。

夏から秋まさにこの時期何故か聴きたくなる音楽は懐かしいボサ・ノヴァ音楽かも知れない。
1950年代の末、ブラジル南部の大西洋に面した風光明媚な大都市、リオ・デ・ジャネイロの裕福な家庭のアマチュア・ミュージシャンたちによって生み出されたサンバとは違いお洒落感のあるボサ・ノヴァ曲です。
1960年代に、アメリカのサックスジャズ・ミュージシャンを経由して世界じゅうに広まりました。



ボサ・ノヴァの創始者、ジョアン・ジルベルト 来日公演の記憶(2003年〜2006年)〜「ジョアンのサンバ」は永遠に〜

白人ギタリスト、チャーリー・バードや白人テナー・サックス奏者スタン・ゲッツが、ブラジル発の“新音楽”ボサ・ノヴァに興味をもち、相次いでボサ・ノヴァを取り入れたアルバムを発表し大ヒットしたのです。
私たち日本のファンは、ゲッツ、ジョアン、アストラッドが共演した「イパネマの娘」や、アメリカ留学から帰国したアルト・サックス奏者、渡辺貞夫を通してボサ・ノヴァの存在を知ったのでしたが、その下地として、映画『黒いオルフェ』によって描かれたエキゾチックなブラジル音楽シーンの影響も大きかったと思います。
当時初めて聴く新しいリズムはジャズとも違い新鮮な音に酔いしれた事えお記憶する、後日深夜テレビ11PM等の番組バックでもハモンドオルガンでのボサ・ノヴァが流れお洒落感が感じる番組の様でした。



筆者がボサ・ノヴァ音楽を最初に聴いたのが略60年前の高校生時代に聴いたLPレコードのスタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト『Getz/Gilberto』であろう。

当時1964年4月にLPについてこうレビューしている。「スタン・ゲッツの官能的なテノール・サックスと、ブラジルの有名人であるジョアン・ジルベルトの優しいエッジの利いたヴォーカルが組み合わさり、美しいブラジリアン・ミュージックを作り出している」もしかすると彼ら自身も、他の人たちも皆、『Getz/Gilberto』がそこまで成功するとは当時は思っていなかったのかも知れない。



ボサ・ノヴァの創始者」として大きく扱われました。中には「ブラジル音楽を改新して世界へ広めた功績者だから国葬にすべきだ」なんて書いた音楽評論家もありました。
ジョアン・ジルベルトは常識では考えられないほどの変人なのに神様扱いされています。マスコミに報道された彼の奇行だけでも分厚い本になるくらいだそうでです。
確かに日本でもジョアンのレコードを聴いてからボサ・ノヴァのファンになったという人が少なくありません。そしてソフトでおしゃれなBGM(バックグラウンド・ミュージック)として今でも愛好されている国は日本以外にないのかも知知れないでしょうい。でも本場ブラジルでは1960年代末には完全に消えてしまったのです。
どこまでがサンバ、どこからがボサ・ノヴァであろうか1960年代にサンパウロへ移って以来、録音スタジオやレコード会社の経営で成功したワルテルが亡くなる直前に、私にもらした興味深い言葉があります。「ジュアゼイロ時代のジョアン・ジルベルトはギターの基本スリー・コードしか知らなくて、昔のボレロなどを声を張り上げて歌っていたんだよ」と。



筆者がボサ・ノヴァ音楽を聴き出した頃はGetz/Gilbertoが最高のボサ・ノヴァ曲と思っていたが、年齢が重なりジョアン・ジルベルトの弾き語りに哀愁を覚えると、少しボソボソした歌が過ぎゆく夏を偲び、実に良い塩梅に聴こえる。
確かに歳を重ねボサ・ノヴァ音楽を聴き込むとジョアン・ジルベルトが何故か懐かしさを感じる様に聴こえるは何故であろう、流石年の功であろう。



勿論この様な音楽には英國のSPENDOR SP3/1Pに繋ぎ聴いている何故か優しいアコースティックギターの音と合う感じに聴こえる。
ゆったり時が流れやがて秋の気配が近づく頃に聴くは哀愁があり実に寛げるのがジルベルトのボサ・ノヴァなのかも知れない。ギターとヴォーガルが心地良く聴けるSP3/1Pのスピーカーの音を聴くにはヴォリュームを若干抑え目にして聴くこともお勧めする。但し使用パワーアンプは真空管が好結果が得られる様である、今回はプッシュプルのLUXKIT A3500を繋ぎ聴いている。
大昔愛用のLUXMAN MQ60三極間も密度の良いパワーアンプでしたがA3500がより自然な雰囲気に鳴る様に思います。



ボサノヴァの生みの親ジョアン・ジルベルトが、トミー・リピューマのプロデュースのもとアメリカで録音して完成させた珠玉の名作。
プロデュースをTOMMY LIPUMAが担当し、アレンジにクラウス・オガーマン、録音にAl Schmittという米国ポップスの名匠たちを迎えて制作された1977年の作品。ジョアンならではの独自解釈で歌われるジャズスタンダードの"'S Wonderful"をはじめ、ライブでは頻繁に取り上げ本作で初録音となったイタリアのブルーノ・マルティーノが作曲した名曲"Estate"、ラテンのスタンダード"Besame Mucho"など名品が並ぶ。ボサノヴァの人気曲も取り上げる一方、それ以外の楽曲も彼ならではの繊細にしてメロウな歌世界に染め上げ、新たな命を吹き込んでいる。オガーマンによる流麗なアレンジも冴え、1970年代のジョアンを代表するアーバンな響きの名作に仕上がった。



ジョアン・ジルベルト/Amoroso(イマージュの部屋)

 1’..S Wonderful / ス・ワンダフル
 2.Estate / 夏のうた
 3.Tin Tin Por Tin Tin / チン・チン・ポル・チン・チン
 4.Besame Mucho / ベサメ・ムーチョ
 5.Wave / 波
 6.Caminhos Cruzados / 十字
 7.Triste / トリスチ
 8.Zingaro(Retrato Em Branco E Preto) / 白と黒のポートレート

 Joao Gilberto(vo,g)
 Jim Hughart(b)
 Grady Tate, Joe Correro(ds)
 Ralph Grierson(key)
 Claus Ogerman(Arranged,Conductor)
 Helen Keane, Tommy LiPuma(Producer)
 Al Schmitt(Recorded,Mixed)

ボサノヴァの生みの親ジョアン・ジルベルトが、トミー・リピューマのプロデュースのもとアメリカで録音して完成させた珠玉の名作。ボサノヴァの名曲からガーシュインに至るまでヴァラエティに富んだ必聴作
ジョアン・ジルベルト奏でるギターと甘い囁き ―ジョアン・ジルベルトの数ある作品中では売れ線の部類に入るのであろうか。



アルバム・プロデュースがトミー・リピューマ、アレンジがクラウス・オガーマンという豪華版だが、私は気に入らない。ジョアン・ジルベルトの芸術は彼特有の歌唱とギター演奏によって基本的には完結するものであり、他の要素は必ずしも必要ではない。ましてオーケストラによる伴奏など・・・。
ジョアン・ジルベルトの本当の意味でのリスナーになれるかどうかの試金石はこの辺りにあると思うが、いかが。
ジョアン・ジルベルトの歌が本当の意味でのリスナーになれるかどうかの試金石はこの辺りにあると思うが、如何でしょうか。ブラボー!

鍵盤の皇帝」の異名を持つ、超絶技巧派のジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンと言われるピーターソンが愛用したと言われる銘機ベーゼンドルファーの深みのあるピアノ曲の音の考察。

2023年08月05日 | JAZZ・ボサノヴァ

滅却心頭火自涼(心頭滅却すれば火もまた涼し)と言う句は「風林火山」で有名な甲斐の武田信玄が帰依した僧快川国師戦国時代から安土桃山時代にかけての臨済宗妙心寺派の名僧です。

この暑い夏に精神的有名な快川国師のこの恵林寺再住にあたって、信玄は寺領を加増して迎え、恵林寺を自らの廟所と定めました。以後、都を目指しての征西の途中における信玄の早すぎる死(1571年:天正元年)に至るまで、快川国師と信玄とは深い信頼と友情に結ばれた親密な関係にありました。

珈琲にまつわる最も興味深く奇妙なエピソードの中には、J.S.バッハ:「コーヒー・カンタータ」関して知られるエピソードがあります。バッハの生産性が高かったのは、彼が一日に30杯以上ものコーヒーを飲んでいたことが理由だと考えられます。広く知られているように、バッハはおよそ300曲ものカンタータを作曲し、そのうち「僅か」194曲だけが生き残りました。これらのほとんどは宗教的なもので、日曜日の宗教的な集会で演奏されることが目的とされていました。あまり知られていないのは、バッハがいくつかの世俗的なカンタータを作曲したということです。そのほとんどは失われてしまいましたが、そのうち一つは残っています。バッハが楽長として在任中のライプツィヒ市の人々の間で人気が高まっていた珈琲についての曲で、珈琲中毒の女性の話題に焦点を当てており、風刺的かつ一般的な内容であったため、非常に高い名声を得ました。



何も精神的な事を述べた言葉であると感ずる。この暑い夏に淹れたての熱い珈琲を頂きながら、この句を思い出し頂く。本日の銘柄は筆者の定番の一つでもあるゴールデンキャメルと言うブレンド物である。マイルドで大変飲みやすく癖もなく実に良い塩梅である。

美味しい珈琲の抽出には欠かせない豆の渋皮を削除とあまりに細かな粉の削除は渋みが減少する肝である、これは儀式と称しているが、挽いた珈琲を少しのお湯で良く「蒸らし時間」1分程度と入れる温度が肝である様に思う抽出時の淹れ方はゆっくりお湯を落とす事が肝心でもある、後味の良い美味しい珈琲を頂く事にも定番の緻密な手順がある様です。

豆知識になるがアイスコーヒーについて調べると意外な事が判る、アメリカでは「冷やしたコーヒー」iced coffeeかcold brew coffeeと言われ最近一般化して様で、特にスタバ等でiced coffeeかcold brew coffeeとして一般化され米国でも今や人気になっているそうである、この冷やしたコーヒーは日本人は涼を求め昔から夏はアイスコーヒー(関西ではレイコ)と言われているそうである。勿論紅茶にも同様に本場英国より昔からアイスティーを楽しんでいたそうである。



筆者は今まで何度もこのジャズピアニストの事は紹介しているが、以前から疑問があり、演奏が美味いのか?レコード時の録音が優れているか?それとも、ピーターソン独特のピアノの低音の深みのある音は楽器のせいなのであろうか?など素人が考える隠れた秘密を探って見た。

オスカー・エマニュエル・ピーターソン(Oscar Emmanuel Peterson、1925年8月15日 - 2007年12月23日)は、カナダのジャズピアニスト、作曲家。名手であり、史上最も偉大なジャズピアニストの一人と考えられているピーターソンは、何と200を超える録音をリリースし、8 つのグラミー賞を受賞し、レコーディング アカデミーから生涯功労賞を受賞するなど、数多くの功績を残しています。賞と栄誉を獲得しました。彼は60年以上にわたるキャリアの中で、世界中で何千回ものコンサートを行ってきました。彼はデューク・エリントンから「キーボード界のマハラジャ」、単に「O.P.」と呼ばれていました。



「キング・オブ・インサイド・スイング」と呼ばれています。 ピーターソンはサム・ジョーンズ、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペダーセン、ジョー・パス、アーヴィング・アシュビー、カウント・ベイシー、ハービー・ハンコックとデュオで活動した。彼は、レイ・ブラウンとハーブ・エリスとのトリオが、パフォーマンスやスタジオ録音にとって「最も刺激的」で生産的な環境であると考えた。 1950年代初頭、彼はブラウンとドラマーのチャーリー・スミスとともにオスカー・ピーターソン・トリオとして演奏を始めた。その直後、スミスの代わりにナット・キング・コール・トリオの元メンバーであるギタリストのアーヴィング・アシュビーが加入した。スウィングギタリストだったアシュビーはすぐにケッセルに取って代わられた。彼らの最後の録音であるオン・ザ・タウン・ウィズ・ザ・オスカー・ピーターソン・トリオはトロントのタウン・タバーンでライブ録音されており、3人の奏者間の音楽的理解だけでなく感情的な理解も示されている。も大きく表示されています。ピーターソンは、1975 年から 1997 年まで生涯に 8 回のグラミー賞を受賞しました。



ピーターソンが愛してやまないベーゼンドルファーのピアノメンテナンスも王道を極めているそうであり、彼の練習後の床は飛び散った汗の跡が地いている話は実に有名である。その様なオスカー・ピーターソンが愛してやまないと言われたピアノの記事を紹介します。

1970年代末、ウィーンで行われたコンサートでピーターソンは、プロデューサーのノーマン・グランツに、「ちくしょう、ノーマン、このピアノは何処まで行こうっていうんだ? 俺もこんな楽器を手に入れなきゃ!」と呼びかけました。この瞬間、ベーゼンドルファーピアノとの深い友情が芽生えたのです。ピーターソンは個人的に選んだベーゼンドルファーコンサートグランド290インペリアルに特別な思いを持っていただけでなく、ウィーン・ムジークフェラインの黄金ホールで、ベーゼンドルファーの創立175周年を記念して開かれた『ウィーンの夕べ』でも演奏しました。2002年ピーターソンは、栄えあるベーゼンドルファー・ライフタイム・アチーブメント賞(生涯功労章)を受賞しました。オスカー・ピーターソン・シグネチャーグランドは、ピーターソンの遺産を管理するオスカー・ピーターソン遺産管財人の協力を得て製作されたもので、200から214VCのサイズを選ぶことができ、12台の限定モデルとなります。それぞれのピアノには、ピーターソンのロゴであるライオンと、サインが入った『コレクターモデル』の銘板が付いています。また1台1台に冊子『オスカーから、愛を込めて』と、ピーターソンの自宅スタジオで大切に使用されていたそうです。



次にあの重厚な低音のピアノ調律に関する注意事項も説明されたいました。

 1.共鳴箱の原理
ピアノの原理は、響板だけが音の生成に関わっているわけではないという点から、バイオリンのボディと非常によく似ています。ケースの芯は、内側の形状に沿って曲がるよう、ベーゼンドルファーの職人が独自の手法で溝を掘った、厚さ10ミリの柾目材でできています。これはベーゼンドルファー独自の方式です。キーを押すと、組み合わせたスプルース材の集合体に音響が伝わり、ピアノ全体が一つの共鳴箱になって、ピアニストの演奏に応えます。ベーゼンドルファーの際立って豊かな音色、輝きを放つサウンドはこうして作られます。このような複雑な構造は、ウィーンの伝統的な工法の一面を表しています。
 2.繊細なピアニッシモから力強いフォルテッシモまで
ベーゼンドルファー・グランドは、最高レベルのコントロール能力を持っています。アーティストと技術者が共同で開発したベーゼンドルファーのアクションは、独自の仕様に基づいて製作されています。このアクションが、精緻な演奏から生まれる、素晴らしいアーティキュレイションを伝える役割を果たします。演奏をコントロールする力です。
 3.昔ながらの砂型鋳造
ベーゼンドルファーでは、砂を使用する伝統的な手法でフレームの鋳造を行っています。フレーム材はオーストリアで製造され、工場の屋外で6か月間休ませます。弦には20トンの張力がかかりますが、休ませることにより、鋳造過程で生じる歪みを解消し、弦の過大な張力に耐えることができるようになります。安定性がより一層高まります。
4.独自の低音弦
低音弦はすべて、ベーゼンドルファー独自の方法で巻き上げています。鋼弦を芯にして、1層あるいは2層の銅線を巻き付けています。慎重に巻き上げた弦は、豊かな響きとぬくもりあるベーゼンドルファーピアノならではの低音を生み出す大切な要素です。
 5.1本ずつ弦を張る
弦は職人が一本ずつ結び目を作り、ピンブロックに張ります。それによって、時間と共に調律が安定し、何よりも調整しやすくなります。

上記の様に明記されていました、なるほど「いい音、いい音楽」を奏でるは簡単ではないと思われる様です。三位一体とならなければ・・思わず納得する。



ピーターソン愛用のピアノと言えば勿論ベーゼンドルファー ピアノ – 1980 年代と 2000 年代、一部の演奏は 70 年代以降。 ヤマハ – アコースティックとディスクラビア。 1998年から2006年までカナダで使用(ツアーとレコーディング) スタインウェイ & サンズ モデル A (現在はロサンゼルスのヴィレッジ スタジオ) – 1940 年代から 1980 年代までのほとんどの演奏と一部の録音。 Baldwin Piano - 米国で演奏および録音されました。 C. Bechstein Pianofortefabrik Piano – ヨーロッパで演奏および録音されました。 ペトロフピアノ - ヨーロッパでの演奏。 

クラヴィコード – ジョー・パスのアルバム『ポーギー・アンド・ベス』より Fender Rhodes Electric Piano - いくつかの録音。 シンセサイザー – いくつかの録音。 ハモンドオルガン - いくつかのライブパフォーマンスといくつかの録音。 ボーカル – 一部のライブパフォーマンスと一部のレコーディング。
オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson) の作品「Night Train (ナイト・トレイン)です。それで、メンバーは、オスカー・ピーターソンがピアノ、レイ・ブラウン(Ray Brown) .がベース、エド・シグぺン(Ed Thigpen)がドラムスとなっております。そうそう、これは、オスカー・ピーターソンの単独名義ではなくて、彼のトリオの作品です。1962年の作品です。



筆者のお勧めはオスカー・ピーターソンのキャリアで最高のメンバーと言われる“ザ・トリオ”によって吹き込まれたロング・セラー・アルバム。「C・ジャム・ブルース」は外せない名曲でもある、「我が心のジョージア」「昔は良かったね」などの人気スタンダードに加え、ピーターソン畢生のオリジナル曲「自由への賛歌」の感動的名演を収録。

オスカー・ピーターソン 「ナイト・トレイン」(Oscar Peterson "Night Train”)1962年

 1.Night Train
 2.C Jam Blues
 3.Georgia On My Mind
 4.Bags' Groove
 5.Moten Swing
 6.Easy Does It
 7.Honey Dripper
 8.Things Ain't What They Used To Be
9.I Got It Bad And That Ain't Good
 10.Band Call
 11.Hymn To Freedom

 Oscar Peterson(p)
 Herb Ellis(g)
 Ray Brown(b)
 Ed Thigpen(ds)

ナイト・トレイン』は、1963年にヴァーヴ・レコードからリリースされたオスカー・ピーターソン・トリオのアルバムです。このアルバムには、ジャズ、ブルース、R&B スタンダードに加え、ピーターソンの最も有名なオリジナル曲の 1 つである「自由への賛美歌」が含まれています。オスカー・ピーターソンのピアノに加えて、レイブラウンのベース、エド・シグペンのドラムスと、つまり"ザ・トリオ"と呼ばれた最高のメンバーによる絶頂期の演奏が見事な録音で捉えられている。



それと今回試しに静電気 除去 チューニングパーツのレプトンパワーチップスを接点回復剤につけ暫く放置し、オーディオ機材の接続部品に塗布し試聴する、僅かではあるが音質に安定度が増した様に感じた、音質に若干だが筆者のIIILZ Monitor GoldユニットにGOODMANS AXIOM 80の箱に入れたスピーカーから以前より重みが増し安定感が随分良くなった様に感じた。確かにオスカー・ピーターソン の演奏は他のピアニストと比べ重厚感はあり昔から聴いているが、今回CDでの視聴ではあるが実に具合が良く感じた。ブラボー!

ジャズ(JAZZ)の語源から紐解くJAZZのルーツを探る・・・ダイアナ・クラールの歌を聴く。

2023年08月03日 | JAZZ・ボサノヴァ

「ジャズ(JAZZ)」とは何か?と問われると、言葉で表現するのは難しいですね。明確に定義するのが難しいです。「ジャズ(JAZZ)」でもトリオだったり、ビッグ・バンドだったり、メインがトランペットだったり、アルト・サックスだったり、ピアノだったりと「ジャズ」でも表現方法が色々あります。歌もジャズ、ブルースでもあります。
そういう様々な形態をとっていたとしても、一つだけ共通する部分があります。それはドラムのリズムに特徴があります。一般的に言えば基本となるリズムは「4(フォー)ビート」と呼ばれるリズムに合わせて演奏される音楽を「ジャズ(JAZZ)」と定義づけても良いと思います。

語源のルーツを見ればルーツが分かるのかもしれない。1916年頃にニューオリンズでやってたバンドの音楽を"JASS”と読んでいたそうです。ニューオリンズからシカゴへ同じ様な音楽が移動していった時に、ニューオリンズの音楽と区別する為に"JAS" "JASZ" "JAZZ"というように変化していって出来た語源と言われています。



写真は以前行った港横浜の夜景を選んで見ました。

ジャズは、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズの黒人コミュニティで生まれた音楽ジャンルで、ブルースやラグタイムをルーツとしている。1920年代のジャズ・エイジ以降、伝統音楽やポピュラー音楽における主要な表現として認識されるようになった。
ジャズ(英: jazz)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人コミュニティで生まれた音楽ジャンルで、ブルースやラグタイムをルーツとしているが、本来ジャズの特徴は、スウィングするリズムや、裏の音符の多いシンコペーションのあるリズム、初期にブルースの影響を受けた(ブルーノートもあったがこれは基本的にはブルースである)複雑なコード、複雑なスケール、コールアンドレスポンス・ボーカル、ポリリズム、即興演奏などである。

ジャズは「大人っぽい」「いい雰囲気」「ちょっとお洒落なリズム」というイメージの一方、もしかしたらこの「複雑な」という言葉にもある通り、難しいイメージもあるかもしれません。
しかし、「スウィングするリズムや、裏の音符の多いシンコペーションのあるリズム」とあるようにリズムを楽しめるものでもあります。そして最大の特徴である「即興演奏」で何が起きているかわかってしまうとまた別の楽しみ方もできると思います。ここからは一般的な曲の流れを動画で見ながらこの「即興演奏」の謎を紐解いていきましょう。



流石今年は酷暑ですが、筆者の庭にも例年の如く蓮の花が咲く、何故かお盆の時期にこの花を毎年見るようである。外に置くと1日で枯れるため切り花で飾り楽しんだ。

先日筆者が前々から気になっていた実験を試みました、勿論現在IIILZ Monitor Goldのユニットを愛用するがJAZZ音楽はアメリカ西海岸のあのリズムが良いのではないかの疑問は付き纏う、YouTube配信のジムランの案内があり、この配信を筆者のタンノイで聴けば同様に感じるかをテストした。
ジムランの LE8T、4343等の配信はかなり多くテストには面白かった、しかし演奏は実に西海岸のフリーな音が感じ良かったが、女性ヴォーガルは何かしっくりこないのです。確かにピアノの音もかなり良い感じに聴けるが高い音はヒステリック感があったのです、但し魅力的に感じる打楽器については独壇場でもある、太鼓は実に生き生きしキレのあるタムタムの音など最高である。但し長く聴き続けると飽きるのであった。筆者の駄耳にはそんな感じに聴こえた。永く英国の音に馴染みタンノイを愛聴すると何故かジムランがヒステリックに聴こえる。



最近筆者のタンノイユニットの音はピアノ曲の音が実に綺麗に鳴る様になった事であるジムランで鳴る激しいタッチは無理だが自然に聴こえるピアノ音は絶品である、今までジャズピアノは随分聴いてきたが今鳴っているピアノの音が一番と思うが特にクラシックのピアノ曲は絶品に思う。

それと今回真面目に聴いた、何故か今までダイアナ・クラールは余り聴かなかった、先日筆者の好きなThe Look Of Loveをダイアナ・クラールが歌うYouTubeを見て早速購入したCDである。

ダイアナ・クラールの歌は雰囲気もあり正に大人の歌ですネ・・・。



筆者の音楽紹介は古い人達ばかりだと、ジャズは古い音楽と思われるので、現代のジャズ・プレーヤーも紹介します。
カナダ出身の女性ボーガリストでありジャズ・ピアニストの「ダイアナ・クラール」です。夫はう有名なミュージシャンである「エルビス・コステロ」です。
彼女はバークリー音楽大学を卒業しています。彼女のスタイルは「ピアノ+ボーカル」のジャズ・ピアノです。ゆったりとピアノを弾きながら歌うそのスタイルは、ジャズの基礎をバックに、もう一歩先に自分の音楽として進化させた「ジャズ」を歌を通じて演じています。


確かに美人で実力派、ジャズ界のスーパー・スター、ダイアナ・クラールの大ヒット作。力強さと切なさを情感たっぷりに歌ったスタンダードの数々は心の芯まで染み渡ります。グラミー賞を獲得した前作の流れをくんだバラードとボサノヴァ中心に弾き語り作品だがアレンジに巨匠クラウス・オガーマンを起用したことでさらにゴージャス度UP! メロウで優しく歌い上げる極上の癒しものです。



内容的には何の文句もない。音質の点でも確かに良くなっていてよりゴージャスな感じになっている。ただ,どなたも指摘していないが,この盤には通常盤と異なっている点がいくつかある。まず歌詞・対訳が付いていない。彼女の写真を載せた解説書もない。かわりにほとんど関係のない当盤のLPの話しを延々と述べたあまり面白くない解説が付いている。



Diana Krall :「 The Look Of Love」2001年
曲目
 1 S'Wonderful
 2 Love Letters
 3 I Remember You
 4 Cry Me A River
 5 Besame Mucho
 6 The Night We Called It a Day
 7 Dancing In The Dark
 8 I Get Along Without You Very Well
 9 The Look Of Love
 10 Maybe You'll Be There
メンバー
 ダイアナ・クラール(p, vo)
 ラッセル・マローン(gt)
 クリスチャン・マクブライド(Bass)
 ピーター・アースキン(ds)
 ルイス・コンテ(per)

真夏の夜に適度なエアコンの効く部屋で聴くに実にぴったりとマッチする歌声である。真夏ではあるがドライブには真空管がよろしいようです。



甘いストリングスをバックにポップスの名曲を歌う。巧みなヴォーカルが実にしっとりマッチします。勿論録音テクニックも良く気分よく聴ける事は何よりである。
決して声量があって技術に秀でているとは思わないが、しっかりと感情込めてジャズテイスト満載の歌唱を聴かせてくれる。ジャズのゴージャスで色気たっぷりの声が出ています。ブラボー!