やっと久しぶりに出撃したが、身体のアチコチに痛みを感じます。仕事を片付け音楽でも・・・ 今日から台風(熱帯低気圧)の影響で雨の予想ですが、全く降らずにいい天気、でも湿度は高い。 庭先のメダカ水槽のメダカ中に咲く睡蓮の花が綺麗です。
本日はJAZZ聴きたくって、アンプをONKYO-M8000(1978年頃発売2台のモノラルアンプで構成アンプ)当時ONKYOの音響製品が良くなった最初のアンプかも知れない、パワーアンプを交換して聴く・・・・・・・。基本的にはモノーラル2台の基本設計は音質に影響は大きく、現代のアンプもこの方式を盛り込んだアンプも多いようです。
年代的にはかなり古いアンプで現在のONKYOの初めの音の様なアンプですが・・・少しヤンチャな感じで元気で鳴るのでJAZZにはいい塩梅かな。
凄く元気は良く鳴りますが LINN-KL100と比べると品位が落ちる、やはりLINNが格上か?微妙な感じの音が聴ける、特に(朝日のようにさわやかに)のピアノ の音のライトタッチ凄く良いのである、この曲の音のノリはジョン・ルイスと違った感じが好きです。
やはりJAZZ向きスピーカーを必要かと思うと、泥沼の始まりです(笑)本命はジムランのスピカーをSansuiが箱を作ったLE-8Tが良いのですが、個人的には当時ランサー77より独特のジムラン臭さがないSansui/LETが良い音がしたとの話題になった筆者がジムランのエンクロージャーは天板が大理石のランサー101はとても好きな機種でした、最近は余り聞かなくなった、アルテックと比べると、ナローレンジな感じはしますが、中域が充実して新しい感じで聴ける楽しみもある、玄人好みかも知れない?
やはり懐かしい、アルテックの755Eパンケーキは好きなユニットです?今の筆者には興味が薄れたスピーカーではあるが・・・。詳しくは
http://audio-heritage.jp/ALTEC/speaker/medina.htmlを参考にして下さい。

このジャケット見て感激したり、ニヤついたりするジャズファンも多いと思いますが・・・・・・冒頭のメロデーラインが頭の中で聞こえたら間違いなくジャズファンですよ!

でも、実はこのアルバム、本場アメリカでは全然売れていません。そもそもソニー・クラークなんて、余程のジャズ通にしか知られていない存在なのですから・・・・・・

筆者も初めて購入したブルーノートレイベルでした、昔と言ってももう40年前に非常によく聴いたSonny Clark "Cool Struttin'"【1958年】から聴いてみます。
ソニー・クラークはピアノ担当。
フロントにトランペット、アート・ファーマー。
アルト・サックスに、ジャッキー・マクリーン。
リズムは、ベースがポール・チェンバース、
ドラムス、フィリー・ジョー・ジョーンズ、
以上5人によるクインテット作品。特に痺れるのは、ポール・チェンバースのベースのアルコ(弓弾き)も効果的でぜひ一響を。今再生すると懐かしく名演奏と思える。
このリズム担当の2人は、第一次マイルス黄金のクインテット”現在進行形四部作”のリズムそのままです。フロントのふたりも数々のリーダー・アルバムを残している名プレイヤー。この作品もまた充実したメンバーで1950年代後半の”黄金のモダン・ジャズ時代”ド真ん中で録音された名盤ということになります。
COOL STRUTTIN
久しぶに聴いて見ました、まあ日本では毒のある音を演奏する人を高く評価する傾向があります。野村胡堂(銭形平次の作者)さんはショパンの毒は女性では演奏できない、として女性のショパン演奏を拒否していました。
昔から日本には明るくテクニックあふれる人は評価されにくい土壌が日本にあります。オスカー・ピーターソンよりもビル・エバンスが評価されます。「ウジウジとした男が演奏している」→毒のある演奏と感じる→素晴らしいと思う→髙い評価になる。このパターンと思われます。 アメリカ本国での彼の人気は、いまひとつ。
実際、この作品のファースト・プレスは1,000枚に満たず、その上売れ残ったとのウワサも。ところが、日本ではクラーク人気は爆発。かつて、ジャズ喫茶で最もリクエストの多かった作品だったそうです。日本人の琴線にふれる何かがクラークにはあるのでしょうか。

晩年に来日し、日本からの注文が異常に多いことは知っており、日本でのこのクラーク人気に感激したと語ったそうです。クラーク自体は、通算6枚のリーダー作を残しただけで、麻薬の過剰摂取が理由で31歳の若さでこの世を去ります。
でも彼の哀愁たっぷり本領発揮の名ピアノ盤ソニー・クラーク(Sonny Clark)と言えば、米国ではともかく本邦では一世を風靡した大人気の『クール・ストラッティン』があるだけに、ついついその陰にかくれがちな名盤の一つがこのタイム盤ソニー・クラーク・トリオ(Sonny Clark Trio)。
陰にかくれがちと言っても、ジャズ・ファンの間では有名な名盤の一つなわけで、上記のような有名盤があると致し方ないのだろうけれど、それにしてもたまにしかそうした場で取り上げられないというのはもったいない。
彼のリーダー作は、確かにホーン入りの編成もよい(さらにサイドマンとしての参加盤も魅力的なものが多い)のだが、ピアノ・トリオでもじっくり聴きたいとなると、さらに選択肢は増える。そんな中で、推奨盤かつ個人的お気に入りの一つが本盤である。『ソニー・クラーク・トリオ』というタイトルの作品は2つ存在する。
一つは1957年ブルーノートの吹き込み。
そして、もう一つは1960年のタイム盤。オリジナルが多いんですよ!今回取り上げるのは、後者のタイム盤の方である。聴いたことの無い方は是非オススメします。YouTubeからアップしたので聴いてください。

[収録曲]
1. Minor Meeting
Sonny Clark Trio - Minor Meeting
2. Nica
3. Sonny's Crip
4. Blues Mambo
5. Blues Blue
6. Junca
7. My Conception
8. Sonia
Sonny Clark Trio - Sonia
9. Nica –alternative take-
10. Blues Blue –alternative take-
11. Junca –alternative take-
12. Sonia –alternative take-
[パーソネル、録音]
Sonny Clark (p) Max Roach (ds) George Duvivier (b) 1960年3月23日録音。
油井正一氏がソニー・クラークを紹介した有名な言葉に「後ろ髪を引かれるような」という形容がある。このニュアンスを知りたければ、ブルーノート盤の『ソニー・クラーク・トリオ』を聴くと良い。タイミングをギリギリ後ろまで引っ張り、丸っこく粘りのある音色を転がしてゆくクラークは、お米で言うと日本の米そのもの。 ササニシキやコシヒカリのように、ふっくらと水分をたっぷり含んだ粘りとコクのある味わいだ。
これはブルーノートの録音のせいもあるのかもしれないが、いずれにせよ、まろやかで腰のあるピアノだ。
いっぽう、タイム盤のクラークのピアノはどうだろう? タイ米だ。余分な水分を含まず、どちからというとパサパサしている。 だから、香辛料や油がさっと通りやすく、米単体の味わいというよりは、それに付随する食材や調味料と一体化して、ひとつの料理としての味と体をなす。
ジョージ・デュヴィヴィエのベースと、マックス・ローチのドラムと一丸になって突進してゆくクラークのピアノは、かなりアグレッシヴ。
後ろ髪引くどころか、前髪つかんで前へ前へと突進してゆくようだ。
フレージングや独特のフレーズを形成する粘りの要素はクラークそのものだが、ノリもドライブ感もブルーノート盤のトリオと比較すると、 本当に同じピアニストなの? というぐらい違う。とにかくタイム盤のほうは、ノリ、ドライヴ感がブルーノートのものとは異質。

この肌触りの違いはレーベルカラーの違いもあるかもしれないし、オリジナル曲中心かスタンダード中心かの選曲の違いもあるかもしれない。
こちらはピアノ・トリオ作品ですから、よりピアニストとしてのクラークの魅力が堪能できる内容となりました。様々なプレイヤーたちによって取りあげられたMJQで有名な曲ですが、スイングする、クラークのピアノの真髄が発揮してます。
"Softly As In A Morning Sunrise"【朝日のようにさわやかに】は、名演と誉れ高きもの。
Sonny Clark Trio - Softly, as in a Morning Sunrise
どちらもクラークの個性だし、レーベルによってスポットを当てるポイントがこうも違うというところが興味深く面白い。そのような事考えながらソニー・クラークはCool Struttin以外のトリオがいい感じですヨ!個人的にはこのLP盤またはCD盤を聴いてください。改めてソニー・クラークが良く聴こえます。尚iTunesの配信で35曲入りのソニー・クラーク約約4時間楽しめるMasters Collectuonが便利です。