今日は朝から雨模様、久々の休日!
最近仕事が建込みノンビリ過ごすのには雨も良いかも知れません。
ゆっくり珈琲豆挽き淹れたての珈琲を飲みながら、
ベートーベンのチェロ・ソナタでも・・・・
勿論奏者はピエール・フルニエ(チェロ) 1906年パリ生まれ。パリ音楽院に学び、1924年デビュー。
以後ソリストとして活躍すると同時に、
ヴァイオリンのシゲティやピアノのケンプほか多くの名演奏家と室内楽活動も行い、
洗練された高雅な演奏で世界的名声を確立。大チェリストとして多大な尊敬を集めた。
1954年以降はたびたび来日。
その時の写真があります、さすがフランスの紳士中々お洒落です。1986年死去。
拙宅のアンプに朝起きてスイッチを入れて準備OKです。いきなりチェロ・ソナタ 第3番から聴き出します。
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69 フルニエ / グルダ
ベートーヴェンが作曲した5つのチェロ・ソナタは、
J.S.バッハ以後はじめてチェロの機能を存分に発揮させた傑作として、 チェロの新約聖書とも呼ばれています。
第3番は、「交響曲第5番 運命」、「交響曲第6番 田園」、「ピアノ協奏曲第5番」、オペラ「フィデリオ」
などの名作と前後して作曲されているだけあって、中期ベートーヴェンの漲る情熱がほとばしっており、
チェロとピアノが五分五分のパワーで激しくぶつかり合う緊張感に興奮させられます。
この第3番は、チェロ奏者にとってかなりの難曲としても知られている。
いかにも中期ベートヴェンらしいゴツゴツした楽想のなかで、
ハイポジションの音域を濁らずに出すのが難しいらしい。
普通はチェロの聞かせどころになるはずの緩徐楽章もない。
しかし歌われる旋律は性格がはっきりしていて、親しみやすさもあることから、
5つのチェロ・ソナタのなかでは最もひろく知られ、演奏機会も多い曲です。
そこで本日の本命はフリードリヒ・グルダ(Friedrich Gulda, 1930年5月16日 - 2000年1月27日)は、
オーストリアのピアニスト・作曲家。
FRIEDRICH GULDA - Mozart Piano Sonatas ~ K.311 and K.332 LIVE
クラシック畑のピアニストだった フリードリッヒ グルダは
ジャズの快演についてはむしろ比較的初期に見られたものだったらしい事に気がつく。
グルーブ感もなかなかで早い。 相変わらずコメントでケチつけてるのがいるみたいだが。
カテゴリー上はドイツにしてあるが正確にはオーストリア出身で夫人は日本人女性のジャズピアニストだった。
フリージャズの影響を受けてからはかえってジャズぽさが消えたようだ。
1964年の貴重な記録が動画でアップされています。 バックバンドの演奏レベルの高さにはびっくり。
Mel Lewis with Friedrich Gulda "Music for Piano and Band" Eurojazzorchestra Vienna 1964
その前にそもそもジャズとは何か、その音楽をジャズと呼ぶために満たすべき要件は何かといった、
ジャズの定義にかかわる考察が必要になってくる。
しかし「こんなのジャズじゃない」とバッサリ切って捨てている人たちの多くは、
そんな考察などハナから頭になく、 自分にとってジャズに聞こえる音楽がジャズであるという、
非常に恣意的な判断でものを言っているのである。
まあそれは何もジャズに限った話ではなく、音楽に限った話でもないが。
かく申す筆者もジャズファンを自称しながら上述のような「ジャズの定義」についてはマトモに考えたことがなく、
テキトーにものを言っているのだが、そのテキトーさについてはご寛恕願うとして、
筆者はグルダのジャズ演奏に、 ジャズファンの言う something をちゃんと感じる。
彼が何も手すさびでジャズをやっているとも思わない。
2度目の奥さんは日本人のジャズピアニストでした。そういうわけでジャズに興味を持ったかどうかは分かりませんが、
古楽器の木管で、ブルースを吹いたり、ハービー・ハンコックやジョー・ザビヌルとピアノ併演奏をしたりしました。
Friedrich Gulda Trio - Round Midnight
しかしハンコックもザビヌルも一流のジャズピアニストですが、グルダの前では何となく精細を欠いており、
おどおどしているようにさえ見えました。
それだけグルダは自由でした。
彼こそ天才です。
Chick Corea & Friedrich Gulda - 2 Pianos Jazz Improvisation
彼の唯一の欠点は「演奏がウマ過ぎる」ことかもしれない筆者??
それとなんとなくマイペースで人生を楽しんでる様に見え、
適当に演奏してるようにも見えますが、 実に上手い演奏です。
この様な演奏を聴く場合はどちらかと言うと、ヨーロッパ系の装置が良く聴こえる様な気がします。
現在のオーディオンターフェイスのグレードアップを考えましょう。