![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/fe/859a57bfc85b538342e1f44128c14880.png)
すっかり秋らしくなりました、今年は10月なのに異常に暑かったがやっと秋がきた。
秋の夜長は音楽を楽しむ時間とし最高の季節である。
以前も「音楽の捧げもの」は掲載しましたが、やはり一番興味をそそられる・・・・・・
バッハは、フリードリッヒ大王の主題が全曲を通して用いられたこの曲集は
その後「音楽の捧げもの」として知られている。
当時の新聞記事や証言が伝えるところによれば、王の与えた主題を用いて
即興演奏を求められたバッハは3声のフーガを演奏した。
6声のフーガの演奏も求められたがさすがに即興では難しく、
自作の主題による即興演奏を行った。
のちにその場で果たせなかった6声のフーガを含むこの作品を王に捧げたと言われる。
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真空管をCossor300Bに交換してまだ好きな曲を全て聴いたわけではないが、
タンノイには300Bの球の相性は頗る良いと思ふ
再度バッハの「音楽の捧げもの」聴く、勿論ご承知のように
フリードリヒ大王に与えられた主題を用いて即興演奏をする曲だが
特にカノンについては興味深い演奏でバッハのバッハたる由縁のようである。
バッハは今も音楽家というより数学者であるように思える。
ポツダムのフリードリッヒ大王が与えた「王の主題」をもとに作曲され、
大王に献呈された『音楽の捧げ物』はJ.S.バッハの芸術の粋を極めた作品です。
2曲のリチェルカーレ、10曲の種々のカノン、トリオ・ソナタの13曲で構成されていますが、
ほとんどの曲には楽器指定がありません。
ヘンレ社はその中から楽器指定[Fl.Vn.Bc.]があるトリオ・ソナタと無限カノンの2曲を1冊にまとめて出版しています。
「トリオ・ソナタ」は教会ソナタの様式で書かれ、第1楽章は2部形式で書かれたアリアで、
「王の主題」の定旋律が最初の4小節に拡大変奏されて現れ、
その上声部に主要主題が各声部とも、終わりまで美しく模倣し合います。
第2楽章は初期ソナタ形式を思わせるフーガ楽章で書かれ、途中に「王の主題」の断片が通奏低音も含む各パートに現われます。
第3楽章は二部形式で書かれた優美なアリアで、フルートとヴァイオリンが同調し合って歌います。
第4楽章は、流麗なジーグ舞曲が奏でられ、「王の主題」が変奏されながらも完全な形として現れ、
終わりまでフーガ風に展開されます。「無限カノン」は自由な通奏低音の進行上に、
フルートとヴァイオリンによる「装飾変奏された王の主題」の反行カノンが奏されます。
200年前に天才音楽家バッハが作曲した曲に隠されていた秘密 「音楽の父」
バッハが晩年に作曲した「蟹のカノン(Crab Canon)」に隠された秘密が、
まさに天才的だと話題になっています。筆者はいかにもバッハは天才だと思う!
その秘密とは、カノン形式で構築されて、演奏も簡単そうですがこれは大変な演奏だと思う。
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真空管アンプにパワーアンプを交換して聴くようになり益々のめり込む感じがする、
魅了は中低域の充実した音質と自然な感じに聴こえる音は素晴らしい。
特に注目するのは
Digital Booklet: Bach: The Musical Offering, BWV 1079 Canones diversi super Thema Regium
の08. Canon 1 a 2からの展開がいかにもバッハらしい展開である。
幾何学的に織りなす音符を意識させテーマの編曲をより複雑な調べに変えて進行する曲は天才以上に思える
① 前からは、もちろん普通に演奏できる。
② 後ろからでも、音楽が完璧に成り立つ。
③ 両方から一度に演奏すると、更に素晴らしいハーモニーが生まれる。
④ 楽譜自体がメビウスの輪になっている。
J.S. Bach - Crab Canon on a Möbius Strip
ぜひ、自分の耳で確かめてみてください「蟹のカノン(Crab Canon)」
筆者もかなりこの系統の曲は好きでよく聴きますが、
聴いて安心で どの曲を聴いても流石J.S.BACHと頷いてしまいますが、
勉強不足難でしょうね・・・・
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The Musical Offeringのカノンのいくつかは、
いくつかの小節の短い単調なメロディだけで元のスコアに表されており、
メロディの上にラテン語の多かれ少なかれ謎めいた碑文があります。
これらの作曲は、なぞなぞフーガ(または、より適切には、なぞなぞキヤノンと呼ばれます))。
演奏者は、「謎」を解きながら、音楽をマルチパートの曲
(複数の絡み合ったメロディーを持つ曲)として解釈することになっています。
これらの謎のいくつかは複数の可能な「解決策」を持っていると説明されていますが、
最近ではほとんどの印刷版のスコアが単一の多かれ少なかれ「標準」の謎解きを提供します。
でも曲の構成を理解すると実に楽しい展開を聴くことができ流石バッハなんですね。
【収録情報】
● J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV.1079
01.Ricercar
02.Canon Perpetuus Super Thema Regium
03.Largo
04.Allegro
05.Andante06. Allegro
07.Canon Perpetuus
08.Canon 1 a 2
09.Canon 2 a 2: In Unisono
10.Canon 3 a 2: Per Motum Contrarium
11.Canon 4 a 2: Per Augmentationem, Contrario Motu
12.Canon 5 a 2
13.Fuga Canonica in Epidiapente
14.Ricercar a 6
15.Canon a 2
16.Canon a 4
Ricercar Consort
モード・グラットン(チェンバロ)
マルク・アンタイ(フルート)
フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音時期:2011年11月
録音場所:フランス、ルールマラン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
最近は愛用のSV-501SEの接続部分の清掃もしていないのでメンテナンスは必至です。
先ずは、無水アルコールを綿棒に浸し清掃する、汚れを落としてから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f0/2146fbffaa2953818b7457af30ba968d.png)
清掃後は綿棒に接点回復剤をつけ良くこすり通電を良くする。
接続部分は簡単な作業だが1ヶ月に一度のメンテナンスは大切に思う、
筆者の愛機SV-501SEは現在フィルムコンデンサが付いているが、
「カップリングコンデンサを高級なJensenに交換」するとより良いプレゼンスが得られるとある、
このバージョンアップの事はSV社からも案内がなされている、
「大橋慎の真空管オーディオ本当の話」の記事にも公開されている。
再度良く調べカップリングコンデンサーの交換は意外とバージョンアップが望めるかも知れない
今後カップリングコンデンサを見つけ交換作業をと思っている、
尚コンデンサーを交換後は100時間ほどのエージングが必要とある、
と交換をされた方のコメントにはフォーカスがしっかりした、
低音の量感が増した、とコメントが有り交換の価値はありそうである。
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今回購入のPSVANE 貴族之声 300B マッチドペアのCossor300Bの足の部分だが
作りが大変綺麗で好感を持てます。勿論見た目も大切に思います。
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フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートによる『音楽の捧げもの』。
この作品は、バッハがフリードリヒ大王に招かれた際に、
王から与えられた主題を用いて即興演奏することになり、
その演奏を元にフーガ2曲と4楽章からなるトリオ・ソナタ、ならびに10曲のカノンを含む、
1つの主題に基づく16の作品からなる曲集を完成させたというのがその成り立ち。
ピエルロは遅かれ早かれこのバッハ晩年の傑作に挑まなければならないと考えていました。
作品の偉大さはもちろん、
王への献辞の頭文字をつなぐと彼らのグループ名に由来する「RICERCAR」となるからです。
本編ではこのような演奏をしています。
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今回鍵盤楽器はモード・グラットンの演奏が光る
フランスの古楽シーンでは近年、教会などでのバッハ演奏が盛んになっており、
中でも鍵盤楽器奏者のモード・グラットンは、
カンタータの通奏低音で大胆で魅力的な感覚を披露するなど注目を集める存在でもあります。
モード・グラットンの演奏のカノンの部分です・・・・
勿論古楽器演奏で、また楽器編成や、曲順についても議論されることが多い作品でもあります。
このアルバムでの曲順は、1747年の初版譜に基づいています。初版は3部に分かれており、
トリオ・ソナタは4楽章ではなく、無窮カノンを含む5楽章編成としています。
楽器編成はヴァイオリン、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロの各パート1人。
音楽の精髄を極めたこの作品を、格調高く演奏しています。
チェンバロを担当するのは、ピエール・アンタイに学んだフランスの若手モード・グラットン。
冒頭の3声のリチェルカーレでは厳格に、
後半の6声のリチェルカーレでは精緻かつ多彩に聴かせます。ブラボー!