久しぶりに以前購入の音楽の友社付録のLXV-OT6(ハーモナイザー)を繋ぎ試聴する、筆者が思うにオーディオでは機材の質を落としと音の品位が下がると教えられたが実験でいいので、長い正月休みを利用して、試聴をした。
真空管も以前購入した「虎の子」の足部分ソフトにを磨き汚れを落とす。
刻印付きTELEFUNKEN、刻印付きSIEMEN、VALVO、BRIMAR19D9、日立製、松下製、東芝製と揃え玉転がしを楽しんだ、その中で意外と検討は日立製であった。
最近やっとTANNOY10吋がJazzを受け入れたように気持ちよく響くようになる、ドラムの鳴りはイマイチだがピアノは冴えわたる!
特に1950~60年代のJazzを聴くには真空管アンプとの相性は実に良い。大人のJazzはヨーロッパのエンクロージャーで聴くのも面白い、ただしアンプは選ぶようがが?
SV-501SEに繋ぎ試聴する、SV-501SEは日立製を繋、LXV-OT6も日立製が一番まろやかである。
しばらくLXV-OT6を繋いで聴いて見よう。勿論試聴はクラシックで行ったが、Jazzも聴きたい。
以前オスカー・ピーターソンと一緒に紹介はしたが、今回ガーランド節を聴く・・・・筆者の好きなピアニストのレッド・ガーランド (William "Red" Garland、1923年5月13日-1984年4月23日)を聴く、少し変わったピアニストでもある。
アメリカ・テキサス州ダラス出身のJazz・ピアニスト。
ボクサーという異色の経歴を持つ彼の音楽は、クラリネットなど管楽器から始まった。1946年頃からニューヨークを中心にチャーリー・パーカーやレスター・ヤングなどのバックを務めた。
1955年にマイルス・デイヴィスのバンドに入り活躍した。ブロック・コードを活かしたガーランド節とよばれるスタイルで人気を得る。
プレステイッジ・レーベルにリーダーアルバムを残す一方でジョン・コルトレーンや、他多くのセッションにも参加し1962年には引退するが、1970年代半ばにカムバックしたが1984年心臓病のため死去。
かつてはプロボクサーという変わった経歴をもつピアニスト、レッド・ガーランド。彼の軽快にコロコロと転がるタッチは、ジムで鍛えられたのでしょうか。
ここに収められた演奏は、まさに「Groovy」(グルーヴ感のある、高揚感がある、)肩肘張らずに気軽に楽しめるそんなピアノトリオ・アルバムです。
ジャズ・ピアノの入門書には、必ずと言っていいほど出てくる、レッド・ガーランドの最有名盤。「Groovy」
1. C Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine?
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say (After I Say I’m Sorry)?
6. Hey Now
レッド・ガーランド (p)
ポール・チェンバース (b)
アート・テイラー (ds)
録音:1956年
当時マイルス・デイヴィス・クインテットへの参加で注目を浴びていたガーランドの最高傑作。名演「Cジャム・ブルース」をはじめ、シングル・ノートを中心にしたスウィンギーでブルージーなタッチと、トリオの抜群のコンビネーションが魅力。
スイングジャーナル選定【ゴールドディスク】
シングル・ノートを中心にしたスウィンギーでブルージーなタッチが大きな魅力を発揮する。プレスティッジにおけるハウス・リズム・セクション的なピアノ・トリオによる演奏だけに、抜群のコンビネーションも楽しめる逸品。
次は筆者大好きな「RED GARLAND'S PIANO」
レッド・ガーランドの1956,57年録音リーダー3作目。
スタンダード8曲の構成で、比類ないコード弾き、メロディックかつクリエイティヴなアイディアにあふれ、スウィンギーでもある歌心あふれる楽しい作品。
1.プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ (MONO)(9:55)
2.サヴォイでストンプ (MONO)(3:14)
3.ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー (MONO)(4:16)
4.オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ (MONO)(4:55)
5.イフ・アイ・ワー・ア・ベル (MONO)(6:44)
6.アイ・ノウ・ホワイ (MONO)(4:53)
7.捧ぐるは愛のみ (MONO)(5:08)
8.バット・ノット・フォー・ミー (MONO)(5:51)
RED GARLANDを聴くならまず1枚目に手にしたい秀作!
高速ブロックコードではなくゆったりメロウな曲が多く聴きやすい。
夜リラックスしたい時にはうってつけの1枚。
最高にブルージーでただのイージーリスニングになっていないところが、ブラボー!