伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

欧州ライプツィヒ(ドイツ)生まれのユタ・ヒップ(Jutta Hipp)のジャズ・ピアノ・トリオの演奏を楽しむ、ズート・シムスとの共演も記憶に残る名作だ。

2020年07月15日 | JAZZ・ボサノヴァ


現在インチキLS3/5Aをジャズ系統を聴くのに鳴らしているが、一般的に欧州製作のエンクロージャーは、これはジャズが上手く鳴らないと言われるスピーカーなんだそうだ。いわゆるジャズは不向きのスピーカーと言われるが・・・・、筆者は特に1950年代のクラシック・ジャズを聴く者には少し渋めで若干の陰りがあって良い塩梅に鳴ると思うが、先日アンプは真空管よりソリットステートの馬力のあるうアンプでのドライブが良いと聴くが、現在300Bでドライブは如何なものか?と疑問をいだきながら聴いているが予想に反してとても良い音がするのである。


勿論アメリカ製はJazz向き、欧州製はクラシック向きとかスピーカーには製作した土地によりそのように言われるが、そんな事は無いと思うし、昔からの呪縛と思っている。LS3/5Aを一般家庭で聴くには大音量他人には不快感を与えてしまう、適度な音量で鳴らすのなら300Bの8Wの程の出力で十分かも知れない。現在筆者の持つ「石」のアンプ3種試聴したが、真空管には及ばなかった。現在使用の300Bも良いが欲を言えば馬力はもう少し欲しいとも思うが・・・・アンプ選びは難しい?



中域が充実して、倍音が美しく、ベースもこのサイズからは信じられないほど朗々と鳴る。LS3/5Aを慣らす(エイジィング時間)のに!、結構時間が掛かると思いました!購入後早6ヶ月は(多分1,000時間位は過ぎた)ので今後が楽しみに聴ける状態になったようだしかし仕上がりには時間がかかるようです。但しエイジィング時はボリュームは少し大きめが良いと言うが其れは問題がある。

しかしLS3/5Aを鳴らすコツはインシュレーターにあると思う、一番はAIRBOW ウェルフロートボードWFB-A4(295×210mm)使用を薦めるが、其れ以外はエラストマーゲルを利用し自作を薦める、スピーカーを理想的に浮かすことで、床やスタンド、テーブルなどから伝わる振動の悪影響を効率的に遮断し、音の濁りを大きく低減、音質の透明感を大幅に高め、ストレスのない音場空間の広がりを実現します。一度使うと手放せない状態になっている。



最近凄く珍しいジャズピアニストを見つけた、あまりにも少ないピアノ演奏が印象的な欧州のピアニスト思わずCD2枚の衝動買い。
又昔よく聴いたマリガンとの共演で聴く、アメリカ・カリフォルニア州生まれのモダン・ジャズ・サックス・プレーヤー、ジョン・ヘイリー・シムズ(John Haley Sims)との共演と聞き期待度が高まる。愛称のズート(「めかし屋」の意味)は、カリフォルニアのバンドに在籍していた頃に誰かが付けたもので、彼はそれをそのままミュージシャン名にしズート・シムスと名乗る。

名はユタ・ヒップ(Jutta Hipp 1925年2月4日~2003年4月6日)は、ドイツ出身の女性ピアニスト。アルバムは1956年、ライブハウス「ヒッコリー・ハウス」のライブ録音である。「ヒッコリー・ハウス」はマンハッタン西52丁目にあるステーキ屋だった、店内の一角にステージを設けピアノによるジャズ生演奏をBGMにしたところ評判を呼んだらしい。ブルーノートがこの機を捉え、1515番と1516番と2枚のアルバムを制作した、演奏はどこまでも黒人まさりのメロディックなピアノに驚嘆。たしかな技術にささえられたピアノワーク、総合的に評価は高く今でも不滅の名盤とされている。



ユタ・ヒップはジャズ演奏家。ライプツィヒ(ドイツ)生まれ。絵画を美術学校で学ぶ。ホット・クラブのジャズ・セッションに参加後、ミュンヘンに移住し、ハンス・コラーと活動。’53年自己のクインテットで演奏。’55年渡米。’56年トリオで「ヒッコリー・ハウス」に出演。一時音楽活動を離れた後地味な活動をドイツで行うが、現在は演奏活動をまったく行っていない。演奏を聴けば解るが、さすがドイツ生まれのユタ・ヒップは伝統的な鍵盤楽器の基本が出来ているようで、天才ピアノ演奏アート・テイタム(p)を忍ばすような感じも匂わし現代調に言えばピーターソンに共通する演奏は実に心地よい。実に楽しげにスイングする演奏にはじつに寛げる心に残る2枚だ。

正に聴くのが楽しくなる一枚である、自然と体がリズムになって思わず首を振ってしまいそうな一枚である、確かに当時の録音としては音質も良い。夢中になってJAZZを聞いたのは勿論学生時代で50 年以上も前の話だが、ここでそのことを考えると20歳代と全く変わってなく成長は止まっているようだ。



Jutta Hipp At The Hickory House Vol.2 (Uhqcd)

ブルーノートに音を残した唯一のドイツ人ジャズピアニスト、ユタ・ヒップの永久保存版アルバム!メロディーはとても哀愁に満ちているのに、彼女が奏でるピアノの音は実に淡々としていて清々しくさえ感じます。ヨーロッパ・ジャズ史に残る名ピアニスト、ユタ・ヒップがニューヨークで行なった珠玉のライヴを収録。共演にトリスターノ門下のベーシストの ピーター・インド(Peter Ind)イギリスで生まれています。 1951年にニューヨークに渡ってからトリスターノやリー・コニッツ、ブッカー・アーヴィン、マル・ウォルドロンなど数多くのジャズメンと共演し、活躍しました。日本でも隠れファンは多いようです、後にオスカー・ピーターソンと共演するあのエド・シグペンを迎えた豪華な一枚だ。

ヨーロッパ・ジャズ史に残る名ピアニスト、ユタ・ヒップの貴重なニューヨーク・ライヴ。レニー・トリスターノ門下のピーター・インド、のちにオスカー・ピーターソンと共演するエド・シグペンとのプレイ。ドイツ・モダン・ジャズの草分けとしても知られる美人ピアニスト、ユタ・ヒップが名門ヒッコリー・ハウスで行ったライブを収録したアルバム。 

 録音年 1956年4月5日
 録音場所 ニューヨーク、ヒッコリー・ハウス
 録音方法 ライヴ
   1.イントロダクション (Live)
  2.テイク・ミー・イン・ユア・アームズ (Live)
  3.ディア・オールド・ストックホルム (Live from the Hickory House, New York, U.S.A./1956)
  4.ビリーズ・バウンス (Live)
  5.四月の思い出 (Live)
  6.レディ・バード (Live)
  7.マッド・アバウト・ザ・ボーイ (Live)
  8.エイント・ミス・ビヘイヴン (Live)
  9.ジーズ・フーリッシュ・シングス (Live)
  10.ジーパーズ・クリーパーズ (Live)
  11.ザ・ムーン・ワズ・イエロー (Live)
  録音年 1956年4月5日
  録音場所 ニューヨーク、ヒッコリー・ハウス
  録音方法 ライヴ
演奏者 ユタ・ヒップ(p) ピーター・インド(b) エド・シグペン(ds)


  1.風と共に去りぬ (Live)
  2.アフター・アワーズ (Live)
  3.ザ・スカーラル (Live)
  4.ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン (Live)
  5.ホレーショ (Live)
  6.アイ・マリード・アン・エンジェル (Live)
  7.ヴァーモントの月 (Live)
  8.スター・アイズ (Live)
  9.イフ・アイ・ハッド・ユー (Live)
  10.マイ・ハート・ストゥッド・スティル (Live)

音源は勿論モノーラルですが是非残したい一枚です。たった数作だけでジャズ界を去ってしまったユタ・ヒップ。極度のあがり症や、過度のアルコール摂取が原因とか、あるジャズ評論家との恋愛関係に疲れたからとかいろいろと言われているようですが、異国の女流ピアニストとして金儲けの手段に使われることに嫌気がさしたのが一番の理由かと推察しています。

清楚な声で曲目を紹介する本人の肉声が入ったこのアルバムは、しなやかで瑞々しい女性の感性が詰まった名盤です。1曲目「テイク・ミー・イン・ユア・アームズ」でその実力を見せつけていますが、2曲目のスウェーデン民謡「ディア・オールド・ストックホルム」のメランコリックな表現が私は一番気に入っています。スタンゲッツやマイルス、バドパウエルも演奏していますが、琴線に触れるような演奏で私はこの演奏が一番好きです。随所にスマートで軽快な躍動感に溢れる演奏も見せるこのアルバムはお気に入りの1枚です。


演奏が彼女独特で素晴らしいだけに、「どうして?」と首を傾げて聴いていました。本人は挫折感を感じてドイツに帰ってしまわれたとのことですが、これだけの演奏をして、ブルーノートに音も残して、本当に勿体無く残念です。彼女の凛としたピアノの音でもっと他の曲も聴いてみたかったと悔やまれます。

テナー・サックスのズート・シムスはバリトン・サックスのあの「ベッ」と独特の音が魅了のジェリー・マリガンとの共演で聴くようになったが、ドイツの女性ピアニストJutta Hippとウエスト・コーストのテナー・サックス・パイオニアZoot Simsの ユニークな1956年録音コラボ作品で名盤である。



1950年代半ばのNYCジャズシーンでのユニークで短命な存在であったHipp、もその時代に評論家Leonard Featherの支援を受けNYに移住し、一連のBlue Note作品を録音。本作は、サックス奏者のZoot SimsとトランぺッターJerry Lloydによるハイレベルなブロウイング・セッションも聴きどころ。Simsのオリジナル‘Just Blues’、Lloydのオリジナル‘Down Home’,さらに ‘Almost Like Being In Love’, ‘These Foolish Things’ ‘Violets For Your Furs’などのスタンダードを収録。
【パーソナル】
  Jutta Hipp (p)
  Zoot Sims (ts)
  Jerry Lloyd (tp)
  Ahmed Abdul-Malik (b)
  Ed Thigpen (ds)
ソングリスト
  1.Just Blues,
  2.Violets For Your Furs,
  3.Down Home
  4.Almost Like Being In Love,
  5.WeeDot,
  6.Too Close For Comfort



シムズのコートにすみれを(Violets For Your Furrs)は最高です。これ一曲だけ聴くために購入してもいいかな。ノリでやってる貴重な音源だと思います。こんな感じの中間派のやつで音質が良いのホントに少ないですから… 心地好いっすねえ。スタジオ録音なのにライブみたいな空気感が良いですよね。

しかし、「コートにすみれを」は流石に、冒頭のピアノから全編にわたって、サックスと互角の存在感を見せる。個人的に、ユタ・ヒップが魅力的なのは、サックスの隙間隙間にうまく一音一音をはめ込んで、過不足なく弾く、バランス感覚ではないかと感じた。

しかし、ヒップが惜しくも第一線から退いてしまったため、貴重な記録となった。ウェストコーストジャズの香りが漂う一作でもある。



ここまで聴くとバリトン・サックスの音が聴きたくなる、当時筆者がJazzを聴き出した頃よく聴いたジェリーマンガンのバリトンサックスの音が魅了的で聴き出したのがJazzである。

1950年代前半の米ウェストコーストジャズ界をけん引したジェリー・マリガン四重奏団。本作は、マリガンの最強コンビとして人気を集めたチェット・ベイカー(Tp)を擁した1952年から1953年の間に録音されたセッションを中心に、プロデューサーMichael Cuscunaの監修の下、ベストテイクを集めた編集盤。
名曲"Bernie's Tune"をはじめ、ウェストコーストジャズならではの洗練されたアンサンブルを聴くことができる"Walkin' Shoes"、マリガンとベイカーによる高速のアドリブが火花を散らす"Freeway"などの代表曲が並ぶ。



モダンジャズの歴史に残るクールジャズの名演が楽しめるアルバム。ジェリーマリガンのカルテットとチェットベイカーの組み合わせ...確かに人々はチェットに問題を抱えていますが、彼のトランペットは掘り下げていますが、ボーカルやその逆ではありません...そして他の人は、ジェリーミリガンは火星出身であるにもかかわらず、彼は旅行のために完全に荷造りするのを忘れるように、欠けている特定の何かです...。

しかし、ここでは、チェットベイカーとのベストオブジェリーマリガンカルテットでは、望まれるものは何もありません、それを指摘することはできません、リリースは明るくクリーンで、確かに男性のどちらかがソロまたは一緒に行った最高の作品の1つです。

The Best of the Gerry Mulligan Quartet with Chet Baker
【演奏曲】
  01 Bernie's Tune
  02 Nights at the Turntable
  03 Freeway
  04 Soft Shoe
  05 Walkin' Shoes
  06 Makin' Whoopee
  07 Carson City Stage
  08 My Old Flame
  09 Love Me or Leave Me
  10 Swinghouse
  11 Jeru
  12 Darn That Dream
  13 I'm Beginning to See the Light
  14 My Funny Valentine
  15 Festive Minor


【演奏メンバー】
  Gerry Mulligan Baritone Sax
  Chet Baker Trumpet
  Bobby Whitlock Bass
  Carson Smith Bass
  Henry Grimes Bass
  Chico Hamilton Drums
  Larry Bunker Drums
  Dave Bailey Drums

チェットが「マイ・ファニー・バレンタイン」を何十回も歌うのを聞いたことがありますが、ジェリー・マリガンによるこのアレンジは最高で、新鮮な空気を作品に吹き込み、カルテットが、最初からリスナーを襲うのはクールなベースですが、数の重みを担い、リズムのさわやかなラインをバランスさせるために、ベースプレーヤーには責任があるのかもしれない、兎に角マリガン節のピアノレスの演奏は衝撃的な音が聴けた。この曲を聴くと青春時代に戻った様な感じに浸る。



此のようなクラシック・ジャズを聴くと、何故かLS3/5Aの渋めな音が似合う、切掛は単純で当初TANNOY IIILZ Monitor Goldユニットで1950〜60年代当時のジャズが聴きたい、楽しみたい、から始めたオーディオ機器のお遊びから再出発し、勿論TANNOYでの鳴り方も良くなったが或程度の機材でのジャズ音楽もいけますよ、但しアンプは真空管に限る様ですが、ブラボー!