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最近やっと朝夕は過ごしやすくなった様です。現在は今回の新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の勢いは蔓延して毎日感染者が増大しているが、重症者は少なくなっているためか以前の様な緊急避難警報は発令されてなくなっている。
統一教会問題も含めマスコミが騒いでいる程度である。後はオリンピック疑惑問題で議員逮捕も含め波乱含みでもある。日本政治は岸田第二次政権になり、益々最悪の様相を呈している。
今まで騒がなかった、マスゴミくんもやっと不支持率が増したの報道をした、これで不支持が高まるのであろう・・・、このまま解散総選挙の芽が出てきたのかも知れない。
何故かこの政権は支那に対して強い態度を示さないのか。ハニトラ議員の(林)リン外務大臣もかばいおまけに宗男の娘も重職につけている最低の総理でもある。最悪は「幻冬舎」社長も語る「こんな人が政権の中枢に居るなら、もう日本は終わる」と批判した。木原誠二も再登場している。広島市民は騙されている。
三木谷の楽天も相当の赤字を抱え、そのまま消えて無くなるのが世の為人の為なのかも知れない。
気になる方は藤井厳喜の『ワールド・フォーキャスト』をご覧ください。
勿論日本だけの問題ではなく、アジア問題、ウクライナ問題、アメリカの中間選挙等世界情勢も見逃せない。政治家は何を考えているのであろうか?
現在日本は大変な立場に置かれてはいるが、一国民が何もできないジレンマに侵されている様である。この様な時にはバッハの音楽を聴くことが一番大切なことなのかも知れない。
今回はBA6. BWV 772-994 オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の曲を聴くことにした。
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最近気がついたことにトレヴァー・ピノック(Trevor Pinnock)1946年12月16日生まれ。筆者に近い生まれのチェンバロ奏者、指揮者。イギリスのカンタベリー生まれだそうです。勿論当時も2〜3曲は聴くが余り聴かなく過ごしていた。しかし彼の大いなる功績は同地の大聖堂聖歌隊員を経て、1964年、ロンドンの王立音楽大学に入学、チェンバロとオルガンを学ぶ。1971年からチェンバロ奏者としてソロ活動を始め、1973年、古楽器団体イングリッシュ・コンサートを結成。バロック音楽の演奏様式の大転換期にも合致し賞賛をもって迎えられた。また、客演指揮者としてボストン響など著名オーケストラもしばしば指揮。バッハ、ヘンデルをはじめとするバロック音楽をレパートリーの中心に、ドイツ・グラモフォンの古楽レーベル、アルヒーフに多数の録音を残す。創始者のピノックは2003年に退団。2003年からはバロック・ヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼが、2007年からは指揮者のハリー・ビケットが音楽監督を務めている。最近になりチェンバロ奏者としての活動とともに、1972年にピリオド楽器オーケストラ「イングリッシュ・コンサート」を創設し30年間率いてきた。2003年以降は活動の幅を広げ、指揮、独奏、室内楽や数々の教育プロジェクトなどで活躍している。特に指揮者としては2011~2015年シーズンに首席客演指揮者を務めたモーツァルテウム管弦楽団をはじめ、ドイツ・カンマーフィル、ロス・フィル、ゲヴァントハウス管、コンセルトヘボウ管、フランス国⽴管、サンタ・チェチーリア管ほかに定期的に出演。2006年には自身の60歳の記念にヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルを創設。彼らと録⾳した《ブランデンブルク協奏曲》全曲のディスクは2008年のグラモフォン・アワードに輝いた。
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筆者に歳近い有名なトレヴァー・ピノック氏の未だ現役での活躍は何かと勇気ずれられる思い出ある。先日も最近スピかーエッジを補修したSPENDOR SP3/1Pを聴くがじっくり聴くには以前から改良に改良を加えたLS3/5aの少し渋めなおっとりした音色が安心して聴ける。このスピーカーは購入してから何とか聴け流ような音に仕上がるのに足掛け2年の月日が経った。
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勿論アンプとの相性も問題はあったがやっと、この音が鳴る様になった。プリアンプもある程度のエージングも馴染み細やかな切れ味のある音楽が聴ける状態になっている。今回は真空管をZAIKA5300を積んだシングルパワーアンプサンバレーSV-501SEに替えて試聴する、全体にレベルアップした音質独特の落ち着いた低音出力は8W程しかないが十分対応する気持ち良い音が聞けた。やはり真空管5300の素性の良さでもあろう。
オペラ、オーケストラでは無理ではあるが、鍵盤楽器等の演奏では勿論10吋タンノイは勿論良いが、LS3/5aでもしっかり代用品としても使えることの確認をする、残念ながらSPENDORは音楽を選ぶ傾向が見受けられる。
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確かにZAIKA5300とLS3/5aのコンビで聴く平均律のチェンバロの響きは落ち着いていて深く澄んだ音律が奏でる、E L34の音も良いがZAIKA5300の音は格別でもある、この様な状況になると出来ることなら予備の球も欲しくなる。
2018年に発売されたJ.S バッハは好きで平均律の演奏もチェンバロ演奏も数多く聴いてきました。当盤はレコ芸やオーディオ誌の高評価レビューに誘われ、余り期待せずに購入しましたが、冒頭のプレリュードを一聴してビックリ。清楚かつ神聖な演奏に取り憑かれ、二枚を一気に聴き終えてしまいました。
特に第10番ホ短調 BWV.855については思わず再度聞き直してしまった。
チェンバロの一音一音をクリアに捉えた録音の良さもあり、ディスクの価値を高めていると思います。 高貴かつ深遠さではピノック盤が遙か上にあり、また技術進化が著しい最新録音のメリットも感じました。平均律と言えば筆者はボブ・ファン・アスペレンの演奏が好きで良く聴くが、予期せぬ素晴らしい感動を与えて頂いた事に敬意を表したいと思います。第1番前奏曲が鳴り始めたとき、思わず、美しい、と言っていた。
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高音は伸びがあるが刺激的な部分は皆無、低音も良く伸び、素晴らしい楽器、素晴らしい録音であることが即座にわかる。テンポも良く音質にも癖がなく、素直に曲の美しさに浸れる。ぜひとも2022年に75歳に記念に発売した第2巻の録音も聴いたみることになった。
ピノックは音楽の正統性よりも音楽性とインスピレーションを好むという自身の信念を演奏を通して確かに伝えています。指揮者として、室内演奏家として、チェンバロ奏者として特別な名声を得て、ピノックは批評家たちから熱狂的に称賛されました。この『平均律クラヴィーア曲集第1巻』の録音では、バッハの理論的、対位法的知識の頂点を探究しています。
大ベテランが円熟の技で聴かせる平均律のすごみ!
『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻』
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古楽界の重鎮トレヴァー・ピノックが、なんとドイツ・グラモフォンから平均律クラヴィーア曲集第1巻を発売!ここ数年ではLINNレーベルでのソロ録音とモダン楽器のアンサンブルの指揮の録音などで、大レーベルでの録音から遠ざかっていたピノックだが、1980年代から1990年代にかけては、ARCHIVレーベルでバッハやヘンデルの合奏曲の体系的な録音を行い、今でも定評ある演奏として親しまれている。
今回、突然のドイツ・グラモフォンでの録音となる平均律クラヴィーア曲集。「鍵盤音楽の旧約聖書」とも言われるこの曲集を衰え知らずの技術とベテランならではの円熟の技で演奏。バッハ音楽の深みを親しみやすく提示してくれるのは、ピノックだからこその至芸だろう。ピノックの過去の名盤とともに今後も聴き継がれて行くことになるだろう名演だとも思った。
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Well-Tempered Clavier Book 1 : Trevor Pinnock(Cemb)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
Disc1
1. 第1番ハ長調 BWV.846
2. 第2番ハ短調 BWV.847
3. 第3番嬰ハ長調 BWV.848
4. 第4番嬰ハ短調 BWV.849
5. 第5番ニ長調 BWV.850
6. 第6番ニ短調 BWV.851
7. 第7番変ホ長調 BWV.852
8. 第8番変ホ短調 BWV.853
9. 第9番ホ長調 BWV.854
10. 第10番ホ短調 BWV.855
11. 第11番ヘ長調 BWV.856
12. 第12番ヘ短調 BWV.857
Disc2
1. 第13番嬰ヘ長調 BWV.858
2. 第14番嬰ヘ短調 BWV.859
3. 第15番ト長調 BWV.860
4. 第16番ト短調 BWV.861
5. 第17番変イ長調 BWV.862
6. 第18番嬰ト短調 BWV.863
7. 第19番イ長調 BWV.864
8. 第20番イ短調 BWV.865
9. 第21番変ロ長調 BWV.866
10. 第22番変ロ短調 BWV.867
11. 第23番ロ長調 BWV.868
12. 第24番ロ短調 BWV.869
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)
録音時期:2018年8月28日~2019年1月4日
録音場所:イギリス、カンタベリー、ケント大学、Colyer-Fergusson Hall
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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練習曲としての性格が強かった第1巻に比べ、より音楽性に富んだ作品が多くなっており、前奏曲にはソナタに類似した形式のものも見られる。フーガにおいても対位法の冴えを見せ、二重対位法を駆使した反行フーガ(変ロ短調 BWV891)などは「フーガの技法」に勝るとも劣らない高密度な作品である。
勿論リッピングしてからの試聴になります、リッピング後は丁重に格納します。
75歳誕生日記念。古楽演奏のパイオニアによるバッハの金字塔の初録音第2弾
イングリッシュ・コンサートの設立者で初代音楽監督、ドイツ・グラモフォンのアルヒーフに多くの録音を残してきたトレヴァー・ピノックが、75歳を迎えました。2020年に発売された、『平均律クラヴィーア曲集』第1巻の初録音は批評家たちから熱狂的に称賛され、2021年のグラモフォン賞の最終候補リストにも上がっていました。今回はその第2巻が遂に発売となります。
ピノックは古楽演奏のパイオニアで、バッハの『ブランデンブルク協奏曲』、ヘンデルの『メサイア』『合奏協奏曲集』、ヴィヴァルディの『四季』、バッハの『ゴルトベルク変奏曲』『パルティータ集』などの名盤で知られています。音楽の正統性よりも音楽性とインスピレーションを好むという自身の信念を演奏を通して伝え、指揮者として、室内演奏家として、チェンバロ奏者として特別な名声を得ています。この『平均律クラヴィーア曲集』第2巻の初録音では、バッハの理論的、対位法的知識の頂点を探究しています。
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平均律とはバッハの時代に特定の調律法を示す一般的な技術用語であったという誤った推測に基づいている。表題であるWell-Temperamentとは「良く調整された」と訳されるが益々難解になるのかも知れない。
ある音からその1オクターヴ高い音までを、均等に12の音で分割する方法。現代のピアノは通常平均律で調律されている。ピアノの鍵盤を思い描いていただければわかりやすいと思うが、ドから1オクターブ高いドまでの間には、白鍵と黒鍵合わせて12個の音がある。
本当はオクターブ内の音を12で割り切ることは数学的にムリなのだが、少しずつ妥協して均等化をはかることで、どの調を弾いても違和感を与えない。
しかし、厳密に言うと平均律では本来の音と音のハーモニーの純正な美しさは損なわれている。極めて美しく響かせる純正律や中全音律などの音律があるが、それらは鍵盤楽器のようにあらかじめ弦の音の高さが固定された楽器では、調性が変わると美しく響かなくなってしまうのだ。
後日筆者のWellFloatの使い方に誤りがあり、ご指摘通り設置方法を変えるとSPENDORスピーカーSP3/1P独特の気品なある英国の音が鳴った、確かに今使うLS3/5Aと比べ若干輝かしい音が聴ける。英国人のトレヴァー・ピノックの演奏は当然英国産のスピーカーユニットは相性はいいのですね!
この様に解説されているが、必ずしも平均律を意味するわけではないが、和訳は「平均律」が広く用いられていることも事実である。ブラボー!