伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

コンパクトなのに納得のサウンドでジャズを聴く、ロングセラーの有名な(BBCモニター LS3/5a)の本質を探る

2023年03月02日 | JAZZ・ボサノヴァ

今年の桜は開花が例年より早いと言われる、モジャ君との散歩で通う白梅も今や満開である。庭の福寿草も開花し正に春間近である。

最近はタンノイの10吋モニターを聴き続けていますが、やはり他のスピーカーも聴きたくなる?確かにタンノイの音質は優れて入るが聴き続けると、このホール感に感じる部分の無い音が聴きたくなる、考えてみれば実に贅沢な悩みであろう、気軽に女性ジャズヴォーガルを聴きたい。



そういえば以前にも紹介したが、Nicki Parrott (ニッキ・パロット)はレイ・ブラウンにベースを師事したベーシスト、ジャズヴォーカリスト。新作はCDとSACDが聴くことができる。
大御所ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ナンシー・ウイルソン、ジュリー・ロンドンなど女性ジャズ・ヴォーカルのレジェンドたちの愛唱曲を歌う。この新作はニッキの故郷オーストラリアで現地の凄腕ジャズミュージシャンをバックにレコーディングしたそうです。
タイトルは「ミスティ ~グレイト・レディース・オブ・ジャズに捧ぐ」と言う
メンバーは
 ニッキ・パロット (vo, b)
 デイブ・スパイサー (p, org, fender rhodes)
 ポール・ハドソン (ds, cowbell)
 マーサ・バーツ (ts)
 トッド・ハーディ (tp, flh)

 1.がっちりローラ
 2.ミスティ
 3.魅惑のとりこ
 4.オールド・デビル・ムーン
 5.ニアネス・オブ・ユー
 6.デスティネイション・ムーン
 7.グッド・モーニング・ハートエイク
 8.ガール・トーク
 9.ビッグ・スペンダー
 10.ネバー・レット・ミー・ゴー
 11.イッツ・ラブ12.エブリシング・マスト・チェンジ
 13.ヒアズ・トゥ・ライフ
 14.アット・ラスト

イージーな感じで聴くも楽しい、確かに全ての曲は懐かしいやら、気軽に歌うニッキ・パロットのジャズは兎に角気軽に聴きたい、LS3/5aらしい飾り気もなく純粋にジャズを楽しむにはこの音質は手放せない音なんですね、色々音楽を楽しみ付いた音が此の音かもしれない。
1980年頃発売をしたLS3/5aをお使いの方も多くいる様に思いますが、使用ユニットは昔から低域用:10cmコーン型(KEF B110)高域用:2.0cmドーム型(KEF T27 SP1032)を使用する、未だにメーカーは違えど未だ現役で販売されるロングラン商品であり実績も伴う様であります。確かに高品質な石のアンプで鳴らすも十分良さは分かるが、筆者も以前パワーアンプTEAC MA-7(BクラスDCアンプ)を繋ぎ聴いていたが良い音は理解した、オーディオショップ等でAccuphase(アキュフェーズ)M-1000に繋ぎだ視聴した事があるが正にアンプによる違いが良くわかるスピーカーと舌を巻いたことがある。石のアンプは価格が高額になる程音質も上がる様です。



基本的にLS3/5aは1970年代 イギリスのBBC(英国放送協会、日本でいうところのNHKの様な存在)が放送局用に開発したスピーカーがLS3/5aですね。LS3/5aはBBCからライセンスを与えられた複数のメーカーから販売されていますが、日本ではRogers(ロジャース)が有名ではないでしょうか。他にはSpendor(スペンドール)、Harbeth(ハーベス)、KEF(ケーイーエフ)、Chartwell(チャートウェル)、Audio Master(オーディオ マスター)、RAM(ラム)、Goodmans(グッドマンズ)、Richard Allen(リチャード アレン)、Stirling Broadcast(スターリング ブロードキャスト)などから発売されており、また現在でも人気のことから復刻版として度々再販されている非常にロングセラーのモデルです。

LS3/5aとは?日本のNHKでも一時代前、三菱電機やパイオニア、フォスティクスと開発したモニタースピーカーが発売され、どれも名機として高評価を獲得しました。同様にイギリスのBBC(英国放送協会)も、複数の民間企業と提携して開発した放送局用モニタースピーカーが存在します。それがLS3/5aです。
LS3/5aは、中継現場等で使用するため移動性の良さを意識したモニタースピーカーで、11cmのウーファーと19mmのツイーターで構成される2ウェイの小型スピーカーとなっています。
LS3/5aの仕様はメーカーによって異なりますが、基本的にはBBCが認可を与えるにふさわしいと考える範囲内のものです。とは言え、LS3/5aの歴史は長く人気も高いことから、ライセンス以外でも類似製品や派生型も数多く発売されており、音質の一律性は保証されていません。メーカー別の主な違いは、インピーダンスや、時が経つにつれて変更されたネットワークなどです。様々な音の違いを楽しむためにメーカー別に聴き比べをするオーディオマニアも多く存在します。


 
LS3/5aを我が家に導入して4年の月日が流れ、じっくり聴き直して見ると、確かにタンノイの味わいと違いに面白味もありコンパクトなサイズも良い。
タンノイの音色と違いもあり違った雰囲気もありそうに思い、価格もリズーナブルな新品でデットストック品のho'sLS3/5aを見つけ、早速購入したが案の定、音質は酷いものであったが、しかし改良を重ね音楽を聴くうちに徐々に細やかな改良を加えれば聴ける音になるのかも知れないと思い購入したが・・・?
改造に取り組むが大幅に2年間で3回改造し今に至る、でも意外と難物と思ったが、希望する音質は望めず、諦めも肝心と思った時にスピーカーケーブルの接続箇所のトラブルを発見し、早速バナナプラグ スピーカー端子を購入し取付作業後はLS3/5a本来の姿を聴かせて頂いてます。

エンクロージャーの中に釣りに使う鉛球を吸音材に並べ慎重に繋ぎ合わせ眼鏡を拭き拭きして挑んだ光景を今も思い出す、苦労の連続でもあった結果が簡単な作業で改良出来完成度は高くなった。



最も重視されているのは人の声の再現性です。とすると、中域を核とするオーディオ・スピーカーの性能としては不十分かと思われますが、そんなことはありません。しっかり鳴らすと低域の物足りなさを感じることは稀で、高域では弦楽器の倍音再生の評価が確立されている一級品です。
外観は伝統的な箱型の木製スピーカーで黒のサランネットが付いています。密閉型の小口径ウーファーによる2ウェイ構成のため、ミニコンポのスピーカーもしくは、PCのデスクトップスピーカーのようなセット価格で一見、3〜5,000円程度の印象にも見受けられます。

小型、密閉であるがゆえに能率が低いという特徴もあり、こうした低能率スピーカーには大出力アンプを組み合わせるのが慣用です。しかし、アメリカの郊外にあるような大きな家や敷地の広い邸宅でない限り、日本の一般家庭のリスニングスペースであれば、小出力真空管アンプとの組み合わせでも十分満足のいく音を鳴らすと言われます。
ヨーロッパはオペラやオーケストラの発祥地であるため、イギリスを含むヨーロッパ地域のオーディオ機器はクラシック音楽の再生に着目した音作りが目立ちます。LS3/5aも例に漏れず、オーケストラの奏でるサウンドの再現性が高く評価されるスピーカーです。LS3/5aはサイズ的にも、一般家庭のリビングのようにそう広くない環境で使用されることが多いため、たびたび「ミニチュア・オーケストラ」と表現されたりもします。



今も本物の音えの憧れはありますが、ショップ等の試聴は現在愛用する改良したho'sLS3/5aと遜色ないと自負してます。日本ではLS3/5Aといえばロジャース製のモノと認識されている程、ロジャースのLS3/5Aは国内での人気が非常に高く優れた評価を獲得しました。
ロジャースのLS3/5Aは、低域に10cmベクストレンコーン型ウーファーであるKEF B110を搭載し、高域には2.0cmドーム型ツイーターであるKEF T27 SP1032を搭載しています。これらのユニットはBBCの厳しい規格に適応するため、入念に選ばれたものをペアマッチで使用しています。ネットワーク部にも選び抜かれたパーツを使用し、エンクロージャーにはピアノ素材としても有名な英国北部産の樺材を採用しています。また、販売された時代によってネットグリルのロゴや細部の仕様が幾らか異なっています。

当初はアンプは石のアンプで聞いていましたが、試聴するがアンプは真空管が勝った、現在はEL34ダブルプッシュのLUXKIT A3500真空管アンプをある程度メンテナンスしながら使用していますが、古いアンプではありますが未だ良い塩梅でドライブしています。



筆者がこのLS3/5aの音が良いのか色々試してみましたが、10吋タンノイで音楽を聴き続けていると、コンサート会場の特等席で聴く様なホール感が強く協調される思いにが募るのです。只音楽を聴きたいと思う気持ちが湧くと、タンノイ以外のユニットと思う時には、打ってつけのシステムの様に思われるのです。
LS3/5aは、中継現場等で使用するため移動性の良さを意識したモニタースピーカーで、11cmのウーファーと19mmのツイーターで構成される2ウェイの小型スピーカーとなっています。
LS3/5aの仕様はメーカーによって異なりますが、基本的にはBBCが認可を与えるにふさわしいと考える範囲内のものです。とは言え、LS3/5aの歴史は長く人気も高いことから、ライセンス以外でも類似製品や派生型も数多く発売されており、音質の一律性は保証されていません。メーカー別の主な違いは、インピーダンスや、時が経つにつれて変更されたネットワークなどです。様々な音の違いを楽しむためにメーカー別に聴き比べをするオーディオマニアも多く存在します。
特にジャズ音楽を一人でじっくり聴きたい様な場合はむしろLS3/5aGA重宝します、陰影もあり如何にも標準的な音質が解く量のこの音は別格である。



情報量や低域の量感なんて不要だ!と中域の旨味が全開、悔しいほどの説得力ある音である。部屋とスピーカーサイズの絶妙なバランスがもたらすオーディオ音楽の醍醐味などと言え、アンプやプレーヤーの価格・能力に頼るだけではおのずと限界があるのは確かである。
中域の旨さは聴けば分かるがとにかく密度は濃い。LS3/5aという規格、バランスだけがなせる良音、音楽がそこにあるのである。筆者もハイレゾで解像度、dレンジは視聴するが十分納得できる音に仕上がっています。

誰も良く陥いるが、欲張りのワナである。もうちょっと、情報量があれば、、もうちょっと、高域が伸びれば、、もうちょっと、低域の量感が増えれば、等と思っていても所詮50歩100歩である様に思うこの頃である。
確かに高音質化とはすなわち「もう少し」の連続である。向上するために「もう少し欲」は不可欠である。気が付かず陥りやすいワナで無造作にふやしてゆくと、全体のバランスが悪化する、特にオーディオではそれが顕著である。そのあたりの手加減が一番重要なツボの様な気もする世界の様である。全くこの世界は「禅問答の如し」であろうと悟るのだ。



ここでマイルスの有名なクリスマス喧嘩セッション<ザ・マン・アイ・ラヴ>を収録した歴史に残るドキュメント。マイルスのバックで突然演奏を止めてしまうモンク。両者の音楽的なエゴのせめぎ合いによる貴重なドラマ。緊張感溢れる空気の中から生まれた稀代の名セッションの記録。
MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS / マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ
「マイルス・デイヴィス&ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」とはよくも名付けたものです。アルバムの発表は1959年5月ですから、録音時点ではそうでもなかったはずのマイルスやセロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンなどもしっかりジャイアンツになっていました。
この作品は1954年クリスマス・イヴのマイルスとモンクのセッションに、1956年10月のいわゆる「マラソン・セッション」からの曲を加えて12インチ・アルバムとして発表されたものです。例によって複数のメンバーも異なるセッションのつぎはぎとなっています。
確かに聴けば理解できるがこれだけのメンバーが揃ったジャズは聴けない異質な世界であろう。
Miles Davis and the Modeern Jazz Giants

 1.ザ・マン・アイ・ラヴ(テイク2)
 2.スウィング・スプリング
 3.ラウンド・ミッドナイト
 4.ベムシャ・スウィング
 5.ザ・マン・アイ・ラヴ(テイク1)

メンバーは今思えばこのメンバーを揃え、集める技は神の領域か?
 マイルス・デイヴィス(tp)
 ジョン・コルトレーン(ts)
 ミルト・ジャクソン(vib)
 セロニアス・モンク(p)
 レッド・ガーランド(p)
 パーシー・ヒース(b)
 ポール・チェンバース(b)
 ケニー・クラーク(ds)

1959年の演奏とは決して思えない音質確かにこの頃がジャズ音楽の一つのピーク時だった様にも思えます、たった42分の演奏に狂気し一気に聴き終えるは正に神がかった演奏である。
アルバム冒頭のミルト・ジャクソンの美しいヴィブラフォン、続いて甘いトランペットの音色が奏でるメロディー、そしてブレイクから一転グルーヴ感のあるヴィブラフォンに導かれて暖かい雰囲気のジャズが奏でられていきます・・・
アルバム全体を通じて古き良きバップ時代のジャズの空気がそのままパッケージされているような・・・この当時ではピアノのモンクが一番先を行っていたのかもしれませんメロディアスな演奏をする他のメンバーとは違う独特の雰囲気を醸し出しています。
タンノイのユニットでは決して味わえないジャズの真髄が満喫できる一枚のアルバムとも言えるでしょう。
今もこのアルバムを聴くたびに興奮を覚える、ブラボー!