散歩気分で生きる毎日に一日1本、一行詩!by ミナミヒロユキ
一行詩(うた)メモ日記
梅雨とぬる燗と湯豆腐
天の邪鬼梅雨の夢描きぬる燗
6月1日(金)
6月ということで梅雨も迫ってきている。梅雨の雨、それもまたいいものだと思えるときは、精神状態もいいはず、さて、今年の梅雨に何を思うだろう。
「梅雨だからうまいんだよ」、「梅雨のときはこれだよ、毎年たのしみにしているのよ」、なんて食べものはあるのかな。うーん、聞いたことがない。
もうひとつ聞いたことがないのは、「わたし、一年で梅雨が一番すき」、だな。いままでの人生で梅雨を好きだという人とめぐりあったことがない。やっぱり梅雨は、「好き」の対象ではないのだね。
そうなってくると天の邪鬼は、梅雨を好きになろうと(傘をさすのがきらいなんですけど)思うじゃないですか。思いますよね、全国の天の邪鬼のみなさん。
よーし、梅雨を好きになるぞ。好きになるためには相手のことを知らなくてはダメだから、梅雨について調べてみよう。意外といいやつだったなんてこともあるかもしれないからさ。
どうしても酒につなげてしまうのだけれど、じめじめとした梅雨の雨を見ながら、ぬる燗で湯豆腐というのは、あうかもしれないと、いま思った。
午後4時くらいから飲みはじめる。とりあえずのビールはなしで、いきなり「ぬる燗」からスタートする。こころの湿りと、「ぬる燗」の香り。そこに湯豆腐だよ、小鍋立て仕立てで、雨の音をゆっくりと吸い取っていくような湯気・・・ね、ね、いいでしょう。
そうだ、座布団は必要だな。なぜか、梅雨と座布団は相性がいいように思う、用意しましょう。そしてシメは、そうめん。雨の雫を喉へと流し込むように、つるりといただく、そして麺を追いかけるようにぬる燗をひとくち。うううう、梅雨好きです、となるのは間違いない!
粋な店の座敷で中庭を眺めながら、というのもありだ、ありだ、ありだ(やや興奮してきた)、ぜったいにありだ。やっぱり京都か、いや、梅雨に京都は似合わないな(持論)。大阪の古い町の片隅にある年季の入った店、それだと思う。梅雨の夢、ひとつ誕生。
◎UDONyaの「ぶっかけ肉どんぶり」
若狭や製麺所の「うどん・そば だし」をつかっています。
万能だしだよ。
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