散歩気分で生きる毎日に一日1本、一行詩!by ミナミヒロユキ
一行詩(うた)メモ日記
熱海とはこれいかに
干物で一杯海岸居酒屋にて
6月5日(火)
東京にいます。あした戻って、小休止してから次は熱海へと移動します。
旅から旅への旅ガラス~、なんてことではないのですが、移動の多い週になってしまいました。熱海は久しぶりというか、何十年ぶりだろうか。
わりとボリュームのある仕事で、それも注目を集めたまちづくりだったな、そのときに何度か現場を見にいくことになって、熱海に立ち寄ったのです。たしか日帰りだった。泊まったことは一度もなかったはず。
なんとなく記憶しているのは、干物屋さん。買ったのか、買わずに帰ってきたのか、それも覚えていない。なにを急いでいたのだろう、もったいなかったなぁ。
仕事には寄り道という付録をつけないといけないのだと、数年前から思い始めています。オマケではなく付録、付録というのがときめくでしょう。魅力的でしょう。
ささやかな寄り道でもいいのです、行きたかった立ち食い蕎麦を遠回りして食べてから新幹線に乗る、というのだって寄り道です。時間の隙間に潜り込むのです。
今週末の熱海でしたいこと。それは、海を見ながら飲むことだな。温泉なんかはどうでもいいわ、潮風と夕陽をつまみに酒をいただく、普段できないことだから贅沢です。わが住む町には海がないので、海を久しぶりにたのしみたい。遠足気分でたのしみたい。
なんか流行ったよね、「おとなの遠足」というのが。それそれ、遠足、いいね。酒を持って遠足、不良だぜ~。干物をかじりながら飲もうぜ~。

基本、おみやげというものは買わないです。どこに出張しても買わないです。しかし、干物はいいな、きっと安心できておいしい干物をつくっているところがあるはず。だって、熱海だもん。干物の記憶しかないのだもん。
熱海なら、ロマンチックな思い出が似合うのでしょうけれど、ロマンチックな思い出はまったくございません。きっと、熱海の海岸を散歩して、「ロマンチックしたいなぁ」と、つぶやくことでしょう。いや、ロマンチックよりも酒だろうな、「もう一杯いきますか」、そうなっているに違いないよ、それはそれでたのしくもあり、さびしくもあるけれど。
「一週間絵日記」

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