1月2、3日は、誓願寺初毘沙門祭です。毘沙門山(177m)山頂にある奥の院(毘沙門堂)で行われました。
先ずは、誓願寺本堂でお参りし、毘沙門山を目指します。
この寺は、筑前怡土(ちくぜんいと)・志摩(しま)両郡の荘園であった怡土荘の豪族仲原(なかばら)氏の娘の発願(ほつがん)で、 安元元年に、渡宋のためこの地に赴いた栄西(ようさい)を招いて創建されました。
日本の臨済宗の開祖である栄西は、比叡山で天台の教義を学び、二度の渡宋により臨済宗を伝え帰ったことで有名です。
栄西は、二度目の渡宋の前、宋版一切経(そうはんいっさいきょう)の渡来を待って本寺に十数年間滞在し、 その間に数々の著述を行いました。なかでも「誓願寺盂蘭盆縁起(せいがんじうらぼんえんぎ)」は、 栄西筆の書として国宝に指定されています。
この地、本寺には中国の呉越国(ごえつこく)から分与された「銭弘俶八万四千塔(せんこうしゅくはちまんよんせんとう)」、 元からもたらされた「孔雀文沈金経箱(くじゃくもんちんきんきょうばこ)」など、対外交流を裏付けるものが多数伝えられています。 これらは、いずれも国の重要文化財に指定されています。(案内板より)
途中、大きな猪ワナがあります。
山の中腹には、瑞梅川、可也山(糸島富士)が見渡せます。
最後、急な坂道を登ると、博多湾が見渡せます。
奥の院(毘沙門堂)
膝の回復状態を見るため、登りましたが、膝の痛みもそれほどなく無事下山できました。
昨年3月のJR九州ウオーキングには、この誓願寺がコースに入っていましたが、今年は入っていないようですね。