「第31回 飯田やまびこマーチ」1日目。
コースは、「名勝天竜峡までの起伏に富んだ市内一周コース」40km、「ウオーキング途中で天竜舟下りを楽しめる特別コース」舟下り21km、鳩打林道の豊かな自然と南アルプスを望む大平コース22km、
南アルプスを正面に河岸段丘を下るコース20km、自然に親しむ公園巡りコース10km、赤石コース5kmの6コースです。
私達は、「天竜舟下りコース」にエントリーしました。7:00 40k,大平コース、舟下りコース同時スタート。
スタートして舟下りコースは、すぐ右折します。しばらく歩くとリンゴの木が見えてきます。そういえば、飯田市のマンホールのデザインは、「リンゴ」です。
村の守り神の「道祖神」です。信州には、この横に石仏があるのですが、ここにはありませんでした。
飯田の人は、花が好きな方が多いみたいです。家の前には、花がたくさんありました。
約1時間ぐらいで天竜川舟下りの「弁天港」に到着。ここが最初のチェックポイントです。
港内で救命具の説明を受け、いよいよ乗船です。私達は1号舟をゲットしました。
天竜川は、流路213km。日本第9位の長河です。諏訪湖から発した水が伊那谷を経て遠州灘に曲りくねった激流で進む様を天に昇る龍の如しと例えられて命名された川です。
舟下りは、弁天港から時又港まで距離にして6キロをおよそ35分かけて下ります。今日は、数日前の雨で水嵩も増しており、少し早くなるかもしれません。
舟の中では、昔、市丸さんが歌った民謡「天竜下れば」が流れています。歌詞は、下記です。
https://www.youtube.com/watch?v=3QikVA6WAUM
この舟下りをYoutubeに投稿しました。こちらです。
下船後、天竜川沿いに歩きます。
遠くの山々を見ると、まだ冠雪しています。これが「南アルプス」です。
※ 日本アルプスは、3つに分かれています。北アルプス(飛騨山脈)・・・・富山・岐阜・長野・新潟の4県にまたがる山脈。中央アルプス(木曽山脈)・・・・長野県に存在する山脈。南アルプス(赤石山脈)・・・・長野・山梨・静岡の3県にまたがる山脈。
天竜峡の所では、地元の「昭和乙女の会」の皆様による接待がありました。注連縄は、龍の形をしています。
天竜峡の橋を渡ると「天竜ライン下り」があります。これは、天竜川舟下りとは、別で、天竜峡から唐笠港まで下るコースです。
天竜川沿いには、「天竜峡桜街道」があります。天竜橋までの2kmの中に、約200本の桜が植えられています。枝垂れ桜、八重桜・・・・・・
桜の種類も多く、いろんな花が楽しめます。今日は天気も良く、ロケーションもOK、絶好のウオーキング日和です。
途中、「トン汁のサービス」という看板を見つけ、行ってみると、リンゴの入ったトン汁でした。
リンゴの入ったトン汁は、初めてです。何という贅沢でしょうか・・・・・(中に入っているリンゴの種類は、「ふじ」だそうです)
アツアツで本当においしかった。今田平様有難うございました。
桜街道は、まだまだ続きます。桜の木には、桜の名前の入ったプレートが掲げられており、なんという桜か、すぐわかるようになっています。
約200本の桜を終え、天竜橋を渡ります。橋から下を見ると、川下りの舟が急流を下って行きます。これを私達も下ってきました。こんなに急だったのですね。
橋の上から大きく手を振ると、応えてくれました。
橋を渡り、時又の町中へ。道が狭くなっており、車に気をつけて歩きます。民家の庭先には、リンゴの花が咲いていました。因みに飯田市の市木は、リンゴの木だそうです。
大きな病院の横を通り、再び天竜川に出てきます。このあたりの花桃の花が綺麗です。
2回目のチェックポイントは、松尾公民館。ここまで約17km。中学生のボランティアの方からチェックを受けました。
ここでもいろいろな接待がありました。冷凍ブドウ、お漬物、珍しいものと言えば、イチジクの煮たもの。これは、美味しかったです。
双体道祖神を見つけました。長野県には、このような双体道祖神が多いそうです。
コースは、飯田市街地に入りました。ゴールまであと1,5kmぐらいです。
天空の城という温泉施設があります。かつて、ここに飯田城があった所です。
ここからは、まむし坂と言って、急坂です。ここを越えるとゴールはすぐそこです。
まむし坂をどうにか、休まずに登ってきました。登った所の左側が、飯田市美術博物館、右側が、一見昔の警視庁を思わせるような建物が「追手町小学校」です。
1929年(昭和4年)建設ですので約90年の歴史を持っています。
リンゴ並木通りに入りました。飯田市のリンゴ並木をパンフで見ると、、1947年(昭和22年)4月に発生した「飯田の大火」は、城下町の古い面影を残す市街地の3分2を焼き尽くしました。
復興に向け、防火用道路として「裏界線」が設けられ、防火帯道路の中央には、「自分たちの手で美しい町をつくろう」と地元中学生の発案に基づいてリンゴの木が植えられました。
札幌の街路樹の美しさを校長から聞いた飯田東中学校の生徒たちは、飯田にも美しい「実の成る街路樹を」と考え、1953年(昭和28年)、40本のリンゴの苗木が生徒たちによって植えられました。
春は、可憐な白い花が並木を彩り、秋には真っ赤に実ったリンゴが行き交う人の目を楽しませます。リンゴの木の手入れは、現在でも飯田東中学校の生徒たちが行っています。
周囲には、各種店舗が並び、定期的にイベントも行われ、市のまちづくりの象徴としても欠かせない存在です。(飯田市観光協会 丘の上散策マップより引用)
12:28 舟下りコース21kmゴール
このあと、16:00からのウェルカムパーティ参加の為、市内をブラブラ散策しました。(つづく)
4/22舟下りコースGPS.弁天港から時又港まで舟下りです。