これ を読んで泣いてしまった。
8歳でこのような文章が書けること、自己分析のできることに大きな驚き。読書感想文の形をとってはいるけど、もはや読書感想文ではない。
さきちゃんの幼稚園時代のことは、とても共感できる。
でも、私の場合、子供のころの気持ちや母とのやり取りを反芻して、こうこうこうだったからって分析できたのは大人になってから。
そして、さきちゃんと私の大きな違いは、お母さんの対応。
私の母は、私が、すっごく“がんばって”「だっこして」と言っても、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と。
(もしかしたら、どうせそう言われるに決まってるからと「だっこして」と言わないでいたのかもしれない。)
“いばりんぼ”の友達○○ちゃんの後を金魚のフンよろしくくっついて遊んでた引っ込み思案の私。よく母に、「○○ちゃんの言いなりになって情けない」と(いうような事を)言われていた。そんなこと言われても、ほかに遊ぶ友達いなかったし。ひとり遊びしてればしてたで、「友達と元気に遊びなさいよ」(というような事)を母から言われる。どうしていいのやら…母の言うことを聞かないと、うまいこと回っていかないから、がんばって無理してたんだよね。。。かわいそうな私。
私は、ずっと甘えることが下手だし苦手。大人だって、時には甘えることが必要なのに、それがわかっていても甘えられない。
同様に「甘えていいんだよ」と他人(ひと)に言ってあげることもできない。
思い起こせば、いろんなこと我慢してきたよなあ。何度も言うようだけど、そんなこと思ったのは大人になってからだ。いや、もちろん母に対する不満や反抗心は子供の頃も10代の頃も持っていた。自分の曲折した気持ちとか、母に屈してしまう弱さ、さきちゃん言うところの「本当にがんばってるのではなく、我慢することにがんばってる」自分に気づいたのは大人になってから。
さきちゃんの読書感想文の肝となる部分抜粋。
わたしの「がんばるぞ」は、本当の「がんばるぞ」ではなかったと思います。「つらいのがんばってがまんするぞ」の「がんばるぞ」だったのです。わたしは、へんなものがいっぱいで、じぶんじしんもまわりの人も、何もかもちゃあんと見ることができなかったと思います。わたしは、だれにもあまえないで、心をきつくしてぼろぼろないていただけだったのかもしれません。だから、いくらがんばっても、つらいことばかりだったのだと思います。私のがんばりは、がまんするだけで、本当のがんばりにつながらなかったのです。
もう一回言っちゃう。私の気持ちを8歳の女の子が代弁してくれてるとさえ思える。
さきちゃん、どんな6年生になってるかな。(2008年に2年生だったみたいなので、今6年生かなって)
#母のこと