とだひさんから、リクエストがあったので。
ウルトラマラソン100km を走って、私の身体がどうなったのか…
〓 ダメージ 〓
100km も走ったら、ゴール後、攣っちゃうのかと、思ってた。
それ以前に、走ってる途中に、何かトラブルが起きるだろう、と覚悟してた。
■走ってる時
前半(40kmあたり)、右足首に違和感。
幸い、痛みまで発展しなかったけど、足首は、今まで、走ってる最中に
「オカシイゾ。」 と感じたことのない箇所だった。それで、すごく不安に。
「やっぱり、エリートランナー向けのシューズでは無理か。」 と思う。
でも、このシューズでフル、3大会走ってる。まだ、フルの距離も走ってないのに。
シューズのせいじゃないな…
そうこうしてるうちに、50kmからの長く、急な上り坂や、
寒くて、暗くて、長ーいトンネルを走ってたら、足首の違和感なんて忘れちゃった。
その程度の “違和感” だったといえば、それまでだけど、
そっちまで意識が回らないほど、坂とトンネルがつらかったわけ。
その後は、エイドごとに、軽くストレッチ。
立ったまま、膝を曲げて、ふくらはぎを伸ばした。
椅子に座ったり、しゃがんだりは、一回もしていない。リスタートがつらくなるから。
サロンパスもシューっとやらなかった。痒くなる可能性があるから。
かぶり水、一回も浴びず。とーぜんだ。寒かったし、雨が降ってたんだから。
(一度だけ、浴びてる男性を目撃!)
痛みなどはなかったけど、「ああ、疲れたなー」 というところで、
関門クリアのかかった、急な下り坂。
疲れがピークのところ、駆け下りたら、とーっても危険、と思ったけど
関門に引っかかってリタイア、怪我でリタイア、どっちもリタイアじゃん、と
開き直った。そして、おのれに、GO サイン。
結果オーライで、怪我なく関門クリアできたけど、危なかった…と若干の反省。
最後の10kmは、燃えカス状態だったと思う。
でも、息も苦しくないし、痛いところもない。
あ、つま先にマメができてるな、と意識はしてた。でも、痛みはなかった。
また、お産に例えちゃうけど… (荒川マラソンの強風の時も例えた)
お産って、赤ちゃんが産まれるまでに、散々痛くてつらい思いをするじゃない。
しかも、すごく長い時間に渡って。
で、切開とか縫合って、麻酔なしでやっちゃうのよね。
普通に考えたら、麻酔なしで縫うなんて考えられないけど
お産のときは、平気なんだよね。「もう何でもやってください。」 という感じ。
90kmまで来ちゃうと、もう怖いものナシ状態だった。
■ゴール直後
ゴール後も、攣らなかった。
今思えば、大量のバナナを食べたの (カリウム摂取) が、功を奏したのか。
ソックスを脱いで見たら、血マメのいまだかつてない大きさに、
ビックリしたけど、痛みはなかった。潰れてなかったから。
身体の異変より、気持ちの方。
荷物受け取っったあと、体育館の真ん中で、荷物広げちゃった。
茫然というか、放心状態というか…
「シャワーがあるから、着替えもそちらでどうぞ。」 と係りの人に言われたけど
荷物をまとめて、移動する気になれなかった。
というより、移動したら、そこここに忘れ物しそうで、
シャワーなんてとんでもないという感じだった。
着替えはせずに、朝、上に着ていたものを、身に付けただけ。
走るときに履いていた短パンのポケットから携帯を出して、ちゃんとしまったのに、
あれ、どこやったっけ? と何回も確認する始末。
のろのろと立ち上がる。
あーやっぱり、体中痛い。一回座っちゃうと、どっと疲れが出てくる感じ。
下肢はもちろんのこと、首から背中にかけて、胸も腹筋も、腕も、腰も。
全身、自分の身体じゃないみたい。
でも、シューズを履くとき、屈んでも攣らなかった。段差もOK。
この段階では、筋肉痛というより、大きな疲労感。
バスで、スタート会場へ。スタート会場に、車で来ていたイノさんにホテル前まで
送ってもらう。脚、痛かったけど、バスのステップも普通に昇降できた。
■その夜のケア
お風呂。お湯をはって温まった。
先にアイシング代わりに、冷水で冷そうかと思ったけど、
まずは、温めて軽くストレッチをしたいなと。
何か根拠があったわけじゃなくて、あくまでも、自分の感覚。
自分の身体だもん、自分の感覚を大切にした方が良いように思えた。
湯船の中で、ストレッチ。
お湯を抜いてから、アイシング代わりに、冷水シャワーを、膝、足首にかける。
けっこう長い時間、シャワーをあてた。
お風呂上りに、軽くセルフマッサージ。
ずっと前に整形で処方してもらった ボルタレン ゲル(鎮痛消炎剤)が
残っていたので、持ってきていた。念のため、膝回りと足首にすり込んでおいた。
血マメを安全ピンの針で、つぶす。
これは、毎度の事ながら、 キャー ! な作業。
絆創膏を貼っておく。
眠くてたまらない。疲れもあるけど、単純に寝不足だろう。
ベッドの上で、もう一度ストレッチ。ストレッチしながら、バッタリ倒れこんで
うたた寝もした。
■翌日
夜中、喉の渇きで、何回も目が覚める。傍らにペットボトルのお茶を用意してたので
目が覚めるたびに、2口3口飲む。
朝、4時半に目が覚めた時には、トイレにも行ったりして、すっかり起きてしまった。
モブログに取り掛かる。
とだひさんから、「クエン酸とアミノ酸。」 とメールをもらう。
そうだ、クエン酸もアミノ酸も持ってきていたのに、昨日は、頭が回らず
飲んでいなかった。朝、クエン酸2袋、アミノバイタル1袋、一気飲み。
ごく普通の筋肉痛かな。
フルでは、筋肉痛知らずの私も、今日は痛い。
前日は、身体中 (腕・背中・お腹等) 痛かったけど、今日は、下半身だけに。
階段の下りが、ややつらい。
イノさんとランチを楽しめるくらいだから、食欲はある。
実は、前日の夜と当日の朝、ガスター10 を飲んでいた。
胃腸の強さに自信のある私も、念のためということで。
昨秋のウルトラ初参戦のときに、某サイトで得た情報。
午後になると、「夜ならエアロビクスも、できそう。」 と思えるようになる。
筋肉痛があるものの、帰路は、重い荷物を肩から下げ、
駅の階段、昇り降り。小走りもできた。
さすがに、駅のトイレで、和式トイレしか空いてなかった時は、パスしたけど。
階段の下りがツライといっても、平気なフリができるくらいの筋肉痛。
(挙動不審な動きはしてない。)
■火曜日
筋肉痛も、だいぶラクなった。
家の階段、下る時、ちょっぴり痛いけど、トントン と降りられる。
それでも、ケアしとこってことでスポーツクラブ内の整体へ。
左足の第三指の血マメが痛くて、シューズを履けそうにない。
聞けば、『健美操』 という、気功の呼吸法と、ヨガ、ストレッチを
取り入れたレッスンがシューズなしでOKとのこと。 で、出てみた。
なかなか、気持ち良かった。筋肉痛で、できないという動きはなかった。
整体は、軽くコリをほぐせればいいかなと、30分。
首、背中、腰が、バリバリ だったようだけど、
「100kmも走れば当然だ。筋肉痛だけなのが不思議なくらい。」 と言われた。
そのあと、もの足りなくって、なにかマシンでも、と思い、
恐る恐るシューズを履いてみたら、平気じゃないの。
クロストレーナーを30分。結構汗かいた。
帰り、素足でクロックスサンダルを履いたら、マメ部分があたり痛い(泣)
少し、悪化。
*筋肉痛の箇所*
・腿の前。いわゆる大腿四頭筋。
・腿の外側。
ここは、初フルマラソンの翌日と、厳しい上りのあった『こどもの国ハーフ』
の翌日も、痛くなった箇所。
名称がわからず、整体のセンセに質問。
『大腿筋膜張筋』 だったかな? メモしておけばよかった。
(漢字もこれでよいのか?)
フルのあと、たまに痛くなる箇所 (昨秋のウルトラ50kmリタイアの時も) 、
足首周り(長指伸筋)と、脛外側 (長緋骨筋) は、今回、痛みはなかった。
■水曜日
筋肉痛は、ほとんどナシ。しかし、マメが、化膿しそうなかんじ。
マキロンで消毒。キズ薬をつけ、絆創膏。
エアロビクス、やりたかったけど、野暮用でジムに行けず、けっきょく休養に。
シューズ履いてマメを悪化させないで済んだ、と思えばいいか。
■木曜日
マメ、化膿せずに、超回復。
シューズも履けたので、いつものエアロビクス に出た。
走りたいとは思わないけど、ウルトラのダメージは、もう全くナシ。
エアロなら、2,3本行けそう。
〓 体重 〓
当日、翌日は、ホテルだったので、計測ナシ。
一日二日で、体重が急に変化するのは、大体が水分の増減分。
100km 走った当日は、水分の補給もしっかりしていたので、
それほど、大きく体重は落ちていないと思う。
カロリーの収支決算。
海実子さんが概算してくれた摂取カロリーが、約4800kcal
トレッドミルで、10km/h ペースで1時間走ると、消費カロリーが
約500kcal 程度と表示される。
この日は、平均時速 7.8km くらい。
1時間あたり、400kcal 消費してるとしよう。
400 × 12.7 = 5080 これに、基礎代謝分も加えると
消費カロリーは、超6000kcal となる・・・・・
おっ、赤字ではないか。
帰宅後の体重は、激減ということはないが、
グラフにすると、緩やかな右肩下がり。
30日の朝の体重は、19日の朝の体重に比べ、1.3kg 減。
これは、ウルトラ100km で体重が落ちたのではなく、
かねてより、ダイエット、減量と、大騒ぎしてきたので、
そろそろ、減り始める時期なのだと思う。
(やっと本気になった?)
やっぱり、「私って元気だな。」 って思う。
いつも筋肉痛にならないから、今回ちょっぴり嬉しかったし。
結論 私は、元気な変人。