はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*ウルトラマラソン・SUMMARY からだ編

2007-05-31 | 道楽・ランニング


とだひさんから、リクエストがあったので。
ウルトラマラソン100km を走って、私の身体がどうなったのか…



  ダメージ 〓


100km も走ったら、ゴール後、攣っちゃうのかと、思ってた。
それ以前に、走ってる途中に、何かトラブルが起きるだろう、と覚悟してた。



■走ってる時

前半(40kmあたり)、右足首に違和感。
幸い、痛みまで発展しなかったけど、足首は、今まで、走ってる最中に
「オカシイゾ。」 と感じたことのない箇所だった。それで、すごく不安に。

「やっぱり、エリートランナー向けのシューズでは無理か。」 と思う。
でも、このシューズでフル、3大会走ってる。まだ、フルの距離も走ってないのに。
シューズのせいじゃないな…


そうこうしてるうちに、50kmからの長く、急な上り坂や、
寒くて、暗くて、長ーいトンネルを走ってたら、足首の違和感なんて忘れちゃった。
その程度の “違和感” だったといえば、それまでだけど、
そっちまで意識が回らないほど、坂とトンネルがつらかったわけ。

その後は、エイドごとに、軽くストレッチ。
立ったまま、膝を曲げて、ふくらはぎを伸ばした。

椅子に座ったり、しゃがんだりは、一回もしていない。リスタートがつらくなるから。
サロンパスもシューっとやらなかった。痒くなる可能性があるから。
かぶり水、一回も浴びず。とーぜんだ。寒かったし、雨が降ってたんだから。
(一度だけ、浴びてる男性を目撃!)


痛みなどはなかったけど、「ああ、疲れたなー」 というところで、
関門クリアのかかった、急な下り坂。
疲れがピークのところ、駆け下りたら、とーっても危険、と思ったけど
関門に引っかかってリタイア、怪我でリタイア、どっちもリタイアじゃん、と
開き直った。そして、おのれに、GO サイン。 
結果オーライで、怪我なく関門クリアできたけど、危なかった…と若干の反省。

最後の10kmは、燃えカス状態だったと思う。
でも、息も苦しくないし、痛いところもない。
あ、つま先にマメができてるな、と意識はしてた。でも、痛みはなかった。

また、お産に例えちゃうけど… (荒川マラソンの強風の時も例えた)
お産って、赤ちゃんが産まれるまでに、散々痛くてつらい思いをするじゃない。
しかも、すごく長い時間に渡って。
で、切開とか縫合って、麻酔なしでやっちゃうのよね。
普通に考えたら、麻酔なしで縫うなんて考えられないけど
お産のときは、平気なんだよね。「もう何でもやってください。」 という感じ。

90kmまで来ちゃうと、もう怖いものナシ状態だった。


■ゴール直後

ゴール後も、攣らなかった。
今思えば、大量のバナナを食べたの (カリウム摂取) が、功を奏したのか。

ソックスを脱いで見たら、血マメのいまだかつてない大きさに、
ビックリしたけど、痛みはなかった。潰れてなかったから。

身体の異変より、気持ちの方。
荷物受け取っったあと、体育館の真ん中で、荷物広げちゃった。
茫然というか、放心状態というか…
「シャワーがあるから、着替えもそちらでどうぞ。」 と係りの人に言われたけど
荷物をまとめて、移動する気になれなかった。
というより、移動したら、そこここに忘れ物しそうで、
シャワーなんてとんでもないという感じだった。
着替えはせずに、朝、上に着ていたものを、身に付けただけ。
走るときに履いていた短パンのポケットから携帯を出して、ちゃんとしまったのに、
あれ、どこやったっけ? と何回も確認する始末。

のろのろと立ち上がる。
あーやっぱり、体中痛い。一回座っちゃうと、どっと疲れが出てくる感じ。
下肢はもちろんのこと、首から背中にかけて、胸も腹筋も、腕も、腰も。
全身、自分の身体じゃないみたい。

でも、シューズを履くとき、屈んでも攣らなかった。段差もOK。
この段階では、筋肉痛というより、大きな疲労感。
バスで、スタート会場へ。スタート会場に、車で来ていたイノさんにホテル前まで
送ってもらう。脚、痛かったけど、バスのステップも普通に昇降できた。


■その夜のケア

お風呂。お湯をはって温まった。
先にアイシング代わりに、冷水で冷そうかと思ったけど、
まずは、温めて軽くストレッチをしたいなと。
何か根拠があったわけじゃなくて、あくまでも、自分の感覚。 
自分の身体だもん、自分の感覚を大切にした方が良いように思えた。
湯船の中で、ストレッチ。
お湯を抜いてから、アイシング代わりに、冷水シャワーを、膝、足首にかける。
けっこう長い時間、シャワーをあてた。

お風呂上りに、軽くセルフマッサージ。
ずっと前に整形で処方してもらった ボルタレン ゲル(鎮痛消炎剤)が
残っていたので、持ってきていた。念のため、膝回りと足首にすり込んでおいた。

血マメを安全ピンの針で、つぶす。
これは、毎度の事ながら、 キャー ! な作業。
絆創膏を貼っておく。

眠くてたまらない。疲れもあるけど、単純に寝不足だろう。

ベッドの上で、もう一度ストレッチ。ストレッチしながら、バッタリ倒れこんで
うたた寝もした。


■翌日

夜中、喉の渇きで、何回も目が覚める。傍らにペットボトルのお茶を用意してたので
目が覚めるたびに、2口3口飲む。
朝、4時半に目が覚めた時には、トイレにも行ったりして、すっかり起きてしまった。
モブログに取り掛かる。

とだひさんから、「クエン酸とアミノ酸。」 とメールをもらう。
そうだ、クエン酸もアミノ酸も持ってきていたのに、昨日は、頭が回らず
飲んでいなかった。朝、クエン酸2袋、アミノバイタル1袋、一気飲み。

ごく普通の筋肉痛かな。
フルでは、筋肉痛知らずの私も、今日は痛い。
前日は、身体中 (腕・背中・お腹等) 痛かったけど、今日は、下半身だけに。
階段の下りが、ややつらい。

イノさんとランチを楽しめるくらいだから、食欲はある。
実は、前日の夜と当日の朝、ガスター10 を飲んでいた。
胃腸の強さに自信のある私も、念のためということで。
昨秋のウルトラ初参戦のときに、某サイトで得た情報。

午後になると、「夜ならエアロビクスも、できそう。」 と思えるようになる。

筋肉痛があるものの、帰路は、重い荷物を肩から下げ、
駅の階段、昇り降り。小走りもできた。
さすがに、駅のトイレで、和式トイレしか空いてなかった時は、パスしたけど。

階段の下りがツライといっても、平気なフリができるくらいの筋肉痛。
(挙動不審な動きはしてない。)



■火曜日

筋肉痛も、だいぶラクなった。
家の階段、下る時、ちょっぴり痛いけど、トントン と降りられる。
それでも、ケアしとこってことでスポーツクラブ内の整体へ。

左足の第三指の血マメが痛くて、シューズを履けそうにない。
聞けば、『健美操』 という、気功の呼吸法と、ヨガ、ストレッチを
取り入れたレッスンがシューズなしでOKとのこと。 で、出てみた。
なかなか、気持ち良かった。筋肉痛で、できないという動きはなかった。

整体は、軽くコリをほぐせればいいかなと、30分。
首、背中、腰が、バリバリ だったようだけど、
「100kmも走れば当然だ。筋肉痛だけなのが不思議なくらい。」 と言われた。

そのあと、もの足りなくって、なにかマシンでも、と思い、
恐る恐るシューズを履いてみたら、平気じゃないの。
クロストレーナーを30分。結構汗かいた。

帰り、素足でクロックスサンダルを履いたら、マメ部分があたり痛い(泣)
少し、悪化。


*筋肉痛の箇所*

・腿の前。いわゆる大腿四頭筋。
・腿の外側。
  ここは、初フルマラソンの翌日と、厳しい上りのあった『こどもの国ハーフ』 
  の翌日も、痛くなった箇所。
  名称がわからず、整体のセンセに質問。
  『大腿筋膜張筋』 だったかな? メモしておけばよかった。
  (漢字もこれでよいのか?)

フルのあと、たまに痛くなる箇所 (昨秋のウルトラ50kmリタイアの時も) 、
足首周り(長指伸筋)と、脛外側 (長緋骨筋) は、今回、痛みはなかった。


■水曜日

筋肉痛は、ほとんどナシ。しかし、マメが、化膿しそうなかんじ。
マキロンで消毒。キズ薬をつけ、絆創膏。
エアロビクス、やりたかったけど、野暮用でジムに行けず、けっきょく休養に。
シューズ履いてマメを悪化させないで済んだ、と思えばいいか。


■木曜日

マメ、化膿せずに、超回復。
シューズも履けたので、いつものエアロビクス に出た。
走りたいとは思わないけど、ウルトラのダメージは、もう全くナシ。
エアロなら、2,3本行けそう。



  体重 〓
 

当日、翌日は、ホテルだったので、計測ナシ。
一日二日で、体重が急に変化するのは、大体が水分の増減分。
100km 走った当日は、水分の補給もしっかりしていたので、
それほど、大きく体重は落ちていないと思う。

カロリーの収支決算。
海実子さんが概算してくれた摂取カロリーが、約4800kcal
トレッドミルで、10km/h ペースで1時間走ると、消費カロリーが 
約500kcal 程度と表示される。
この日は、平均時速 7.8km くらい。
1時間あたり、400kcal 消費してるとしよう。
400 × 12.7 = 5080 これに、基礎代謝分も加えると
消費カロリーは、超6000kcal となる・・・・・
おっ、赤字ではないか。

帰宅後の体重は、激減ということはないが、
グラフにすると、緩やかな右肩下がり。
30日の朝の体重は、19日の朝の体重に比べ、1.3kg 減。
これは、ウルトラ100km で体重が落ちたのではなく、
かねてより、ダイエット、減量と、大騒ぎしてきたので、
そろそろ、減り始める時期なのだと思う。
(やっと本気になった?)



やっぱり、「私って元気だな。」 って思う。
いつも筋肉痛にならないから、今回ちょっぴり嬉しかったし。


結論 私は、元気な変人。


*号外?

2007-05-30 | 道楽・ランニング



湘南国際マラソンの 号外 が、夕べ、届けられました。
近所の朝日新聞販売店から。


そういやあ、前日受付で会場に行った時、イノさんと一緒に写真撮ってもらったねー


しかし、号外って・・・・・
タイムリーじゃなくても、号外って呼ぶのか?


*今日のランチ ひとりで黒定食

2007-05-29 | 食道楽



5月27日(日)   ~~

夫が、同窓会に出席するため、川崎に行くというので
私は、“プチ遠征”  
スポーツクラブの川崎店へ行くことにした。

↑写真は、ラゾーナ川崎
土曜日に行った、ららぽーと横浜と、雰囲気がよく似てる。
テナントも、いくつもカブッテいるようだ。

ランチで行った CPK も、そのひとつ。
(CPKは、日本に、ららぽーと横浜 と ラゾーナの2店しかない。)

日曜日ということもあり、ららぽーと より、混んでた~

エアロを2本出たあと、ウィンドウショッピング。
客層は、若いカップルと小さな子供のいる家族連れが多いかな。

さて、ランチ。
ラゾーナ内のレストランは、行列してるところが多かったので、
駅の逆側 (何口だ?) のステーションビルで、遅ーい昼食。


自然食レストラン さんるーむ  で。

 黒定食

  おかず3品(上段) 黒豆の煮物
               じゃこ・ひじき・キャベツのサラダ黒酢ドレッシング
               野菜(いんげん、レンコン)の黒胡麻和え
  鳥の唐揚げ 黒酢あんかけ
  麦めし
  とろろ または 野菜スープ (野菜スープをオーダー)

 デザート

 黒胡麻手作りプリン&コーヒー

デザートは、ヨーグルト、抹茶アイス、チーズケーキ、黒胡麻プリンから
選べた。せっかく、黒定食を食べたんだから、デザートも黒で。



健康的な昼食だなあ。
ブラックパワーで、血液サラサラ? 
元気いっぱい?


そんなに元気になってどーする、とか
それより、腹黒さに磨きがかかる とか ・・・・・・ 言わないでください。


*キリンカップ 代表決定

2007-05-28 | 道楽・サッカー

         

 GK:
 川口能活(磐田)
 楢崎正剛(名古屋)
 川島永嗣(川崎)

 DF:
 中澤佑ニ(横浜FM)
 中田浩二(バーゼル/スイス)
 坪井慶介(浦和)
 駒野友一(広島)
 水本裕貴(千葉)
 青山直晃(清水)

 MF:
 中村俊輔(セルティック/スコットランド)
 橋本英郎(G大阪)
 羽生直剛(千葉)
 遠藤保仁(G大阪)
 中村憲剛(川崎)
 鈴木啓太(浦和)
 阿部勇樹(浦和)
 今野泰幸(FC東京)
 山岸智(千葉)
 藤本淳吾(清水)
 水野晃樹(千葉)
 本田圭佑(名古屋)
 家長昭博(G大阪)

 FW:
 高原直泰(フランクフルト/ドイツ)
 播戸竜二(G大阪)
 巻誠一郎(千葉)
 佐藤寿人(広島)
 矢野貴章(新潟)


       

楢崎は、オシム監督になって、初めての招集だね。
俊輔&憲剛 の ダブル中村。イメージがカブルふたり。

気付きましたか…?
鹿島、誰も選ばれてない!


 選ばれた選手たちの名前そのものがメッセージである。

 Jリーグの試合ごとに調子が良かったり、悪かったりした
 選手ではなく、ある程度の長い期間良いプレーをしている選手を選んだ。
 なかには、チームの成績や調子が悪くて呼ばれていない選手や、
 逆にチームが好調なおかげで呼ばれた選手もいる。

以上、監督のコメント。


   


*今日のランチ CPKにて

2007-05-27 | 食道楽


5月26日(土) 

夫と ららぽーと横浜 に行った。 車でね。


オープン直後は、混雑が激しく、駐車場もいっぱいだったようだけど
2ヶ月も経てば、落ち着いただろうと、行ってみた。

駐車場は、待たずに入れた。
ショッピング施設は、そこそこ人出があるけど、ごく普通の混みよう。
とくに、見たいお店もなかったので、東急ハンズなど、ウロウロ。
夫は、フットサル用のシューズを格安でゲット。
会社の同好会で、フットサル、はじめるらしい。(彼は一応、経験者)
「私も、やりたーい。」 とアピールしてある。
私は、ランニングシューズでいいかな?



ランチは、california PIZA KITCHEN  で。 ⇒CPK

 
微炭酸のジュース。私は、ざくろを。夫はブラックベリーを。


 
パスタ: マルサラ・マリナーラ・リングィーニ
  自家製マリナーラソース、ガーリック、マルサラ酒、マッシュルームと
  フレッシュバジルのリングィー二。パルメザンチーズをトッピング。

 
ピザ: カリフォルニアクラブ
 スモークベーコン、チキン、モッツァレアを乗せて焼き上げたピザ。
 アボカド、トマト、マヨネーズで和えたレタスをトッピング。


夫とシェアをしたけど、ボリュームがあって…
残さず食べたけどね。

ピザは、マヨネーズを使った点は、ちょっと引っかかるが
レタスたっぷりで、ヘルシー。 (イメージ)
お味も意外とサッパリしてる。
美味しかった。


*ウルトラマラソン・SUMMARY 衣食編

2007-05-26 | 道楽・ランニング

          写真はイノさんからいただいた。


■身に付けたもの

  ・ナイキ フレンチスリーブTシャツ
  ・首にタオル ( ダサっ!)
  ・ナイキ 紺スパッツ 
  ・G‐Fit 黒短パン
  ・ナイキ 5本指ソックス
  ・ナイキカタナレーサー2
  ・ナイキ アームウォーマー
  ・アシックス 赤手袋
  ・ナイキ 白キャップ
  ・オークリーハーフジャケットサングラス
  ・ゼッケンは1枚

■レストステーションへ送った荷物

  ノースリーブランニングシャツ (暑くなったら着替えるつもりだった)、
  替えのソックス、アシックスシューズ、マメ予防パッド、絆創膏
  日焼け止め、補食、タオル
  


   *************


  ・短パン
  ウェストポーチを持つのが、どうしてもいや。
  イノさんが、この日、履いていた ランスカ(?)、おそろいで持ってるのだが…
  ポケットがないので、ウルトラ用としては却下。
  この日、履いていたG‐Fit の短パンは、ポケットが充実していて
  とても重宝。ヒップと、右のポケット内に隠しポケットとして、
  ファスナー付きのものが2つあり便利。
  丈違い、色違いで、4枚も同デザインのパンツを持っている。

  ・首に巻いたタオル
  ちょっと、美的センスを疑われそうなのだけど…
  首のうしろの日焼け予防、Tシャツの縫目で鎖骨のあたりが、擦れてキズに
  なるのを防げる、など、長ーい時間、同じ格好をしているときには必需品。
  温泉宿でもらった、薄くて小さなサイズのもの。(ちなみに六合温泉)

  ・Tシャツ
  もう何回も着て大会に出ている。
  イノさんみたいに、フィットネスウェアで走りたいのだが
  脇擦れがこわくて、けっきょく、着慣れた (フルで着用して問題なしだった)
  ものに落ち着く。

  ・シューズ
  これは、最後の最後まで迷った。スタート会場までは、
  アシックスのシューズを履いて行った。
  レストステーションに、ナイキのシューズを送ろうと袋に詰めてる時
  やっぱり、これ(アシックス)、くるぶしの所が当たる、と
  急遽、ナイキに履き替えて、アシックスの方を袋に入れた。
  フルでさえ、エリートランナーのシューズで走るのは無謀、
  走力に見合ったシューズを選ぶようにと、言われ続けているのに、
  フルをさらに上回るウルトラで、と、無謀なことをしてしまった。
  
  急坂を、駆け下りる際、こういう土壇場のときって、意外と怪我しないのかもー
  と、妙に納得。

  走ってるとき、思い出したのが、 『オシムの言葉』

   ライオンに追われてるウサギは、脚を痙攣させたりしないものである。

  命かかってたらね、攣ってる場合じゃないよね。
  関門アウトがかかってれば、怪我してる場合じゃないもん。
  とは言うものの、怪我せずにすんだのは、運がよかっただけかもしれない。

  ・ポケットの中身
  携帯電話 / ミニタオル / ティッシュペーパー / リップクリーム
     ブドウ糖+大豆ペプチドのタブレット2つ / 千円札+小銭 
  ホテルフロントの貴重品の預り証

  ・ビニール袋
  受け付け時に、防寒用・防水(雨)用に、ビニール袋をもらっていた。
  穴をあけて、被れということ。
  ホテルで、頭と両腕用の穴を開け、スタート会場に持って行ったが
  スタート直前に、捨ててしまった。(スタート直前の廃棄、実は得意)
  くだんの (長く寒い) トンネルを出たところのエイドで
  「寒いでしょ、これ、持っていきな。」 と穴を開けたビニール袋を
  渡してくださったけど、「大丈夫です。いりません。」 とお断わりした。
  ビニールを被るのは苦手。

  ・オドロキ
 いつもフルマラソンを走りきると、左足ソックスの第一指のつま先に
  小さな穴が開く。なぜか、左足だけ。
  100km 走り切ったら・・・両足の第一指つま先に大きな穴。
  ソックスの穴もウルトラだった。

手袋のバナナでできた、茶色いシミが洗っても落ちなかった。

フィニッシャーのメダルが、南部鉄だった。
  色のせい? 一見、プラスチックのよう。実は重い。
 

  
          



 ■この一日に、食べたもの・飲んだもの


  レース中 ※

  10km過ぎが第1給食地点。以降、おおむね5km毎に給食所があった。
  プログラムのコース案内のページを見たら、18箇所 だったことがわかった。
  (6.2kmにもエイドがあるように書いてあるが、実際はなくて、10km過ぎから)
  
  おにぎり:約32個
  たしか20km過ぎまで、なかったような気がする。
  1箇所で、平均2個食べたとして、16箇所で、32個!
  小さい小さいひと口サイズだったけど…
   
  バナナ:約15本
  皆勤賞(?)だった。各エイドで、必ず口にしていたもの、それがバナナ。
  3分の1にカットされたものを、1箇所で2,3個 食べていた。
  平均2.5個として、2.5個×18=45個
  なんと、15本も食べてるではないか!
  スタート前に、普通のバナナ2本、イノさんにもらったミニバナナ3本を
  食べていたので、プラス3本(ミニバナナ3本を1本としてを)、
  食べてる…

  その他
  給水として、水とアミノバイタル。
  私設エイドでコーラ。これが、ことのほか美味しく感じて、びっくり。
  給食は、おにぎり・バナナのほかに、ブルーベリージャムたっぷりのロールパン、
  オレンジ、黒糖、パイナップル、梅干、豚汁、アイスクリーム、お汁粉。。。。。
  (もっと、なんかあったかな?)
  ポケットに忍ばせていた、ブドウ糖+大豆ペプチドのタブレット2つ。


 ゴール後 ※

  いただいた食券で食べたもの
  アイスクリーム、かけ蕎麦、豚汁、お肉(焼肉&しゃぶしゃぶ)
  ペットボトル飲料 (お茶など)
  (あ、アイスクリームは食券ではなく、選手は無料と、いただいたのだった)

  
 レース前 ※

  朝食としてホテルで
  バナナ2本、ヨーグルト2個、ロールパン1個、オレンジジュース
  イノさんにいただいたあんぱん半分、おにぎり1個
  ホテルからは、ロールパン2個(マーガリン・ジャムつき)
  ジュース、バナナ、ヨーグルトが、前夜、渡されていた。

  スタート前、更衣室で
  おにぎり1個、イノさんにいただいたミニバナナ3本、アンパンの残り(4分の1)
  ミネラルウォーター、アミノバイタルPRO



          


  こうして、書き出してみると ・・・・ スゴイ!

  朝(?)1時半に起床、ホテルに戻ったのが、19時過ぎ。
  長い長い一日だった。

  ホテルを出るときから、ゴール後、着替えるまでの、15時間半もの間、
  同じものを着て、100kmもの距離を移動した。ありえなーい!

  バナナを1日に18本。いくら好きでも、ありえなーい!


  ひとつ、ひとつが、超現実的。

  
  さすがに、ウルトラ。  


*ウルトラマラソン・SUMMARY 数字編

2007-05-25 | 道楽・ランニング

   

    写真は、イノさんが収容車の車窓から撮ってくれたもの。
    66.5km のレストステーションを出発してすぐ?


*記録 12時間43分44秒

  女子  21位 /  26人(出走者 46人)
  全体 208位 / 233人(出走者355人)


*ラップタイム・スプリットタイム

  距離標示を見損なったり、時計を止め忘れたりで、
  5km毎には取れていない。

 - 5km   ×         ―
 -10km  1:08:04   1:08:04 (6:48/km)
 -15km   ×         ―
 -20km  2:21:17   1:13:13 (7:20/km)  
 -25km  3:01:36    40:18 (8:03/km)★GSでトイレ  
 -30km  3:37:25    35:49 (7:10/km)
 -35km  4:12:50    35:25 (7:05/km)
 -40km   ×         ―
 -45km   ×         ―
 -50km  6:13:29   2:00:39 (8:03/km)
 -55km  6:55:11    41:42 (8:20/km)★急坂
 -60km  7:38:51    43:40 (8:44/km)★急坂&長いトンネル
 -65km  8:16:57    38:05 (7:37/km)
 -70km  9:04:47    47:51 (9:34/km)★レストステーション・トイレ
 -75km   ×         ―
 -80km 10:19:53   1:15:06 (7:30/km)
 -85km 10:50:12    30:19 (6:04/km)★急坂
 -90km 11:24:59    34:47 (6:57/km)
 -95km 12:05:58    40:59 (8:12/km)★アイスクリーム・お汁粉
 -Goal  12:43:44    37:46 (7:33/km)


100km 12時間43分44秒 AV.7:38/km


*ウルトラマラソン・関門のこと その1

2007-05-24 | 道楽・ランニング


今回のウルトラ100km 完走のキーポイントは、関門。
これなしでは、いわて銀河を語ることはできません。


関門地点と制限時間を書き出します。

 ① 49.6 km    7時間     (11:00)

         > 17 km   2時間

 ② 66.5 km    9時間     (13:00) *レストステーション

         >  6.8 km 1時間

 ③ 73.3 km   10時間     (14:00)

         > 13 km 1時間    

 ④ 86.3 km   11時間     (15:00)

         > 4.4 km 30分

 ⑤ 90.7 km   11時間30分 (15:30)

         > 9.3 km 1時間30分

 ゴール        13時間     (17:00)




前夜祭で、イノさんと話題にしてはいたんです。
「第一関門をクリアしたとしても、あとが、結構きびしいね。」 って。

② の 66.5km は、レストステーションで、スタート前に預けていた
荷物を受け取り、着替えをしたり、シューズを脱いで、休憩することもできる
地点なので、次の関門までの時間は、余裕があります。

③ と ④ の間にいたっては、 でしょ?
13kmを1時間で走らなくてはならない。
そんな速さで走ったこと1度もないです。
30分以上の貯金をしておかないと、ここの関門クリアはあり得ない…
30分でもキビシイかも。

気にはしていたものの、漠然と、第四関門をクリアできれば、
完走できるかも~ とお気楽に構えてました。
手の平に書きとめようかとも思ったけど、長野のときに手袋を
外さずじまいで、一度も見なかったことを思い出し、紙にメモして
ポケットに入れておこうと考えてたのに、すっかり忘れてしまいました。
イノさんは、手首あたりに書いていたけど、消えてしまったようです。


関門を意識したのは、そのレストステーションの ② 66.5km地点。
ここでは、はじめて、豚汁が。
ひととおり、食べたり、飲んだり。

建物内に入って休んでしまうと、リスタートがつらくなるのは
わかりきったこと。着替えは必要なさそうだし。

実は、スタート直前、迷いに迷った挙げ句、エリートランナー用のシューズを
履いて走リはじめたので、最悪の事態が起きた時のために
替えのシューズまで荷物の中に入れてました。
ここまでで、この軽く、ソールの薄いシューズでも、問題はなかったので
シューズも履き替えずに、このまま行くことにしました。

トイレだけは行きたかったので、靴を脱がずに行ける “クラシカルな”
トイレに入り、建物内には入りませんでした。

アームウォーマーを荷物に入れ、(使わなかったものはゴール地点に送ってくれる)
ブドウ糖+大豆ペプチドのタブレットを2個、ポケットにねじ込んでいると・・・

男性ランナーが、スタッフに、次の関門のことを聞いている!!
そうよ、そうだった。
後半の関門、気をつけなくっちゃいけないのだったわ。

この時、20分ていどの貯金。 あれー、意外と貯金が少ない。
のんびりはしていられない。
それでも、出掛けにバナナを1つ食べ、早々にこの地点を出ることにしました。
「豚汁も飲んでいきな。」 と勧められたけど、「さっき、いただいたから~」 と
笑顔でお断りしました。「じゃあ、飴、持っていきな。」 と言われたけど
前半のエイドのおじちゃんに、2個、持たされていたから、
これも、「2個、ポッケに入ってまーす。」 と。

エイドのおばちゃんたちに、「いってきまーす。」 と言って走り始めると
収容車の中から、「はるまさん、ガンバ!」 とイノさんが声を掛けてくれました。
ああ、関門引っかかっちゃったのね…

走り始めると、またやや上り。
長いトンネルから出ると、もう上りはオシマイって聞いていたのに、
だらだら上り坂が続くじゃないの。
私も、車に乗りたいよーと思いながら、歩を進めました。

次の関門。 ③ 73.3km 
66.5km地点で、聞いたはずだけど、すっかり忘れてる。
バナナを食べながら、大会役員の男性に、
「次の関門の距離と時間を教えてくださいっ!!」 と駆け寄りました。
大会プログラムを持っていたので、「これこれ。これを見て。」 と言うと、
「いやあ、これにゃー載っておらんだろ。」 とのんびりしてるから
「ううん、載ってる、載ってる。」 と、せかして見てもらいました。

「86.3km 3時。」 

自分の時計を見ると、9時間28分台。
情けないことに、3時が、スタート後、何時間なのかが、わからない。。。。
頭、大混乱。

傍らに立っていたエイドのボランティアの男性の腕時計を覗き込み
「今、何時ですかっ!!」 と聞いてしまいました。
その男性は、腕時計を私に見せながら、
「今、1時半。3時って言うと、あと1時間半だな。」 と教えてくれました。
「で、で、で、次の関門まで、な・な・何キロ?」 と、うろたえる私。
「86.3 で、ここが、73.3 だから、ちょうど 13キロだな。」 と。

「えーっ!! 1時間半で13キロ!? 無理かもしれない…」

「いやあ、元気そうでねえか、大丈夫だよぅ。この先ちょっと上るけんどな。」


げっ、上るの? 
早く、リスタートしなくっちゃ。それでも、おにぎりに塩つけて、
口にほおり込み、水も飲んで、大きく深呼吸。

エイドの皆さんの、「がんばれよ!」 の声を背に、“過酷な”旅に出ました。


   その2 に続く ・・・・・


*ウルトラマラソン・関門のこと その2

2007-05-24 | 道楽・ランニング


第3関門で、以降、上りと言われたけど、幸い緩やかなものだった。
50kmからの長い急坂を経験したおかげか、ほぼフラットに感じる。
しかし、だからと言って、とたんにスピードアップできるわけはなく…

どうも、75km の距離標示を見損なったようだ。
無用に時計に目をやるが、ここが何キロあたりなのか、わからない。
第4関門の制限時間に、間に合いそうなのか、ダメなのか、全く見当がつかない。

次のエイドは、何キロだったか・・・
早くエイド、現れないかなあ。
このあたりも、山の中。孤独な走りが続く。


立ち止まって、ストレッチをしている女性に追いつき、無言で追い越す。
仮に K子さんとしておく。
話しかける余裕がなかった。
少しすると、ストレッチで元気回復したのだろうか、スピードアップした
K子さんが、私を追い越す。
そしてまた、ストレッチで立ち止まる K子さんを私が追い越す。
そんなことを何回、繰り返しただろう。
お互い、軽く会釈をしたものの、言葉は交わさなかった。


やっと、エイドに到着。

このエイドで、彼女と一緒になる。ボランティアのおばさんとの会話で
彼女が、このウルトラマラソン出走が、今回で3回目だということ、
宮城から来ていることを知る。

そして、私も気になっていたこと、このエイドは、何キロ地点なのか、
K子さんが、おばさんに尋ねた。
おばさんは、「うーん、79キロぐらいじゃねえか。」 と。
傍らで、おにぎりを食べながら、そのやり取りを聞いていた私は
思わず、「えっ、次の関門、ダメかも~」 と叫んでしまった。

すると、彼女、「え、どうして? 大丈夫なんじゃない?」 と。

「だって、次、86.3 で、3時だよ。きびしいでしょ。」 と私。

彼女、目を丸くして、「うそー!! 3時半でしょ!?」

ひとつ前の関門で、確認したから間違いないと言っても、
彼女は、なかなか信じられない様子。
ちょうど通りかかった収容車を、手を挙げて止め、係りの男性に確認。
男性は、車から降りてくれて、当然の事ながら、「次は、86.3km、3時です。」
と教えてくれた。
それを聞いたK子さんは、愕然としてる。 「3時半と勘違いしてた…」

実は私、このとき、ひどく弱気で、ぜっーたいに間に合いそうにないと諦めた。
収容車が目の前に止まってることもあり、次の関門に間に合わないくらいなら、
ここでリタイアして、収容車に乗ってしまった方が楽だなと考えた。
「間に合いそうもないから、リタイアして、ここで車に乗れますか?」 と聞いてみる。
係りの男性は、「もちろん乗れるけど、もうすぐ80km、そこからは下りですよ。」 と。

一瞬ではあるけど、逡巡 ・・・・・

そこで、K子さんが、ひとこと。
「あー、3時半だとばかり思ってた。でも、何とかなるかもよ。行ってみましょうよ!」


 このときのことを、こうして書いていると、涙が出てくる。
 『運命の瞬間』 と言ったら、オーバーだろうか。。。。。


収容車の男性に 「乗らずに、続けます!!」 
と言って、K子さん共々、走り出したのであった。


エイドのおばちゃんに、79キロ と聞いていたのに、
80km の標示は、なかなか現れない。
彼女のすぐ後ろを走りながら、「あそこ(のエイド)、79km じゃなかったね、きっと。」
と私が言うと、彼女も、「えーマジ?それじゃあ、かなり厳しいね。」 と。
でも、出来る限り、前へ。 間に合わないかもしれないけど、間に合うかもしれない。

そして、待ちに待った、80km地点。

収容車の男性の言うとおり、ここからは、ストンと下り坂に。

関門アウトにおびえながら、駆け下りた。
5km を30分19秒で走ってたけど、トップスピードは、
キロ5分半位だったと思う。

クロカンの選手だったジムのイントラに、下り坂の攻略法を聞いたことがある。
そのときの彼女の答えが、「スピードを殺さず駆け下りる。」 だった。
スピードを押さえると、かえって膝・足首に負担がかかり、故障の原因になる。
しかし、トップスピードで下るには、大腿四頭筋を鍛えておくことが必要。
そんなことも言ってたと思う。
トレーニングとして、バランスボールを使った、片足スクワットも勧められたんだっけ。

関門アウトが、迫っていたので、四の五の言ってる余裕はなかったけど
イントラのこの言葉を思い出し、「ひとつ、行ってみるか。」 と
猛ダッシュしてみたのだ。自分の大腿四頭筋の力を信じて。
走りながら、アニメのロードランナーみたいと自分で思ったくらいの
ものすごい勢いだった。


 余談だが・・・・
 ロードランナーは、「ミーミー」 と言いながら、疾走するのかと思ってた。
 "Beep Beep" だったと、今日はじめて知った。


急な下り坂は、わずかな間 (後で調べたら2.5km) だったが、その後も
緩やかに下る。なるべく、スピードを落とさぬように、頑張っているのだが、
急坂に比べ、思うように、スピードに乗れない。

85km 
時計は、10:50:12 (走ってる時は、50分台という認識)
残り 1.6km を10分弱で、走らなくてはならない。
朦朧とした頭で、考える。 
・・・・・キロ6分で走ると、1.5km に 9分かかる そこまでは、わかった。
なんか、よくわからないけど・・・・
1.6km を9分台で走るのは、相当、大変なことのように理解した。

 (今、計算したら、キロ6分7秒) 

 *訂正*
 85km地点は、関門まで、残り 1.3km だった。
 キロ7分半で間に合うのではないか!
 実際、2分以上余裕があったので、関門で、「あれ?」 と思ったのだが。

 走ってるときだけでなく、こうしてブログアップしてるときまでも、
 混乱は、続いてる… 



K子さんは、相変わらず、ストレッチを入れて、走り続けている。
追い越されたとき、「私、どう考えても無理みたい。頑張ってね。」 と
彼女の背中に向かって、言った。
K子さんは、ちょっと振り向いて、右手を挙げ、「一緒に!」 と。

正直なところ、このとき、えーまだ頑張らなくっちゃいけないのー?!
という気持ちが大きかった。誰かに、もう充分頑張ったから、やめていいよ と
言って欲しかった。でも、K子さんは、諦めていないではないか。
あんたは、諦めるのか?????

苦しかったけど、彼女の背中を追うことにした。

これで、2度、K子さんに助けられた。


そして・・・


あ。あ。あ。あ。あ。
エイドが見えた。あと数十メートル。
さっきの収容車がちょうどエイドの前に。

時計を見ると、3分ていど余裕があるではないか!
5m ほど前を走る K子さんも、笑顔で振り向き、頭上に両手で○を作る。


間に合った!

もう、ここがゴールであるかのように、エイド前で、かがみ込んでしまった。


    関門のこと・その3 に続く ・・・・・


*ウルトラマラソン・関門のこと その3

2007-05-24 | 道楽・ランニング


ま、間に合った!

なんとか、4番目の関門にたどり着くことができた。

しかも、3分近く、余裕を持っての関門クリアだった。


          
  

「もう燃え尽きた~」 思わず、叫んでしまった。

K子さんも、「ここ、ゴール?」 と。


お互いを労い、ひと通りのものを食べ、人心地つく。


これは、奇跡?

うん、奇跡かもしれない。

実際は、78km地点だったエイドで、ボランティアのオバチャンが、
79kmだと間違った情報をくれた。
78km と正確な距離を教えられていたら、無理と思う気持ちも
一段と強くなっていただろう。

急坂を、あの勢いで駆け下りて、脚が何ともなかったのも、奇跡。
80km 走ってきて、パンパンに張っている状態だったのだから。

そして、K子さんに助けられた。
「(あなたが) いなかったら、絶対に無理だった~。」 と言ったら
「私こそ、あそこで、関門の時間を教えてもらわなかったら、のんびり走ってた~」 
と、K子さんも、感慨深げ。

  

でもーっ!!
感動に浸ってる場合ではないのだ。ここは、ゴールではないのだ。
のんびりしてる訳にはいかない。

くだんの収容車の男性に、次の関門の距離と時間を確認。
次の関門は、ここから、4.4km 15時半。 
(このとき、4.2km と聞いたような気もする… 4.4 が正しいのだが)
3分ほどの “貯金” は、飲んだり、食べたり、感動したりで、
すでに、“借金” になっている。

次も、かなりキビシイ。
でも、もう諦めるようなことはしない。行くっきゃないぞ~!!

K子さんは、「ひと足先に出ます。」 と飛び出した。
私は、バナナとおにぎりを1個ずつ食べてから、少し遅れて出発。

 あとで、気付いたのだが、レストステーション(66.3km)から
 50km のランナーと合流してた。
 関門は、同じ時刻なので、73.3km 付近で、50km の最後尾ランナーを
 追い越していた。そのあと、やっぱり、ランナーは少なかったが
 80km あたりで、急に、ランナーが増えたような気がする。
 とくに、86.3km の関門以降は、さみしい道のりということはなかった。

エイド(関門)を出てから、すぐに、 『私設エイド』 があった。
初の私設エイド。冷たいコーラを用意してくれていた。
小さめの紙コップだったけど、3杯も飲んじゃった。
(時間に追われてるって言うのにぃ)
「わあ、ありがとうございます。コーラって、こんなに美味しかったんですね。」 
と、コップに注いでくれた女性にお礼を言うと、
「みなさん、そうおっしゃいますね。」 と言ってた。
水とアミノバイタルに、飽きてきたのかもしれない。

ここの、4km あまりが、どんなコースだったのか、ほとんど覚えていない。
ただ、モタモタしていたら、86.3km の関門をクリアするために
頑張った苦労が、水の泡になる、そればかり、考えていた。

90km のタイムが、11:24:59 
このときは、「あ、あと5分しかない!」 と少し慌てた。
ちょうど、直角に左折するところに、男性スタッフが立っていた。
「急がないと、関門、間に合わないよ。」 みたいな事を言っていたと思う。
エイドが見える。直線だ。
でも、ここまで来れば、この関門をクリアすれば、あとは、1時間半かけて
ゴールを目指すことができるのだ。

あ~、ここも間に合った。
でも、思いのほか、ギリギリだった。86.3km の関門より、危なかった。

ここのエイドでは、アイスクリームとお汁粉が。
心置きなく味わう。
K子さんとも、「これで、もうゴールできそうだね。」 と喜び合う。
「アイスクリーム、冷たくて、頭が痛くなっちゃった。」 とか
「今年3回目だけど、こんなに大変な思いしたのは、はじめて。」 と
K子さんも饒舌になる。前2回は、後半の20km を快調に走れたそうだ。

余裕があるといっても、最後まで気を抜いてダメ。
のんびりしすぎてはいけない。

私は、95km までは、歩くことなく、ゆっくりジョグで。
95km の標示を見たら、歩きも入れていこう、と決める。
エイド以外でも、携帯のカメラで写真を撮ったりして、
立ち止まってはいたけど、ここまで、歩くことは全くしていなかった。
スピード的には、まさに歩きだったかもしれないけど、
私としては、ずっと走ってた。

一般車の量が、やや増える。
上りもあった。下りもあった。でも、青梅級の普通の坂。
完走できそうだ、という思いで、足取りも軽くなる。

95km 
早歩きなら、全部歩いても、時間内にたどり着けそう。

でも、ジョグを中心に。歩きでつなぐ。
電信柱が規則正しく並んでる。4本までジョグ、5本目までを歩き、と決めた。
そんな決まりを作らないと、ずっと歩いてしまいそうだから。

K子さんとは、相変わらず、後先になって進む。
お互い余裕が持てるようになり、今までなかった走りながらの会話も。
「なんか涙で顔が…」 なんて言ってる。感動の涙らしい。
「ゴールするとき、トラック回るの?」 と尋ねると、「4分の3周くらいしたかな。」 
との答え。最後でヘロヘロなのは困るな、余力残しておかないと、内心思う。

K子さんも、なかなかのお人で。(笑)
「ゴール後、写真撮ってくれるのよ。化粧、大丈夫かしら。」 
と停まってる車(収容車?)のミラーを、覗き込もうとしてる。
ここで、そんな心配かよっ、とツッコミそうになる。

      ・
      ・
      ・
      ・
      ・

ゴール会場の、雫石運動公園が見えた。
中に入るちょっと手前に、くだんの収容車の男性が。
「諦めないでよかったね。」 と声をかけてくれた。
「ありがとうございました。」 と大声を出す。
他の人々も、「よく頑張ったね~!」 とか、「カッコいいよ~!」 とか
「すごい、すごい!」 と、やんややんやの歓声を送ってくれる。

あれ、トラック回らないのね。
ゴールまで、直線。
自然と笑みがこぼれる。


ゴール時、カメラマン複数。
そのあと、フィニッシャー3人ずつの写真を撮ってくれた。
(K子さんが化粧を気にしてたのは、この写真ね)

イノさんも写真撮ってくれた。長時間待たせてしまったね。

トルソータグを返却して、記録証をもらっているとき、K子さんと再会。
「諦めないでよかった~ありがとう!」 と握手。
「トラック回らなくなったのね。私こそ、制限時間教えてもらって
助かったよ~。」  と、K子さんも笑顔だ。
ここでは、なぜか、涙は出なかった。
もっと大感動のゴール地点なのかと思ったけど、
感動の関門クリアが2回もあったので、ゴールでは、サバサバしてた。



諦めちゃいけない、最後まで。

火事場の馬鹿力、出るもんである。


*ウルトラマラソン・完走できたのは…

2007-05-23 | 道楽・ランニング



私自身、「完走できるかも。」 と思えたのは、95km の距離表示を見た時。
それまで、特に前半は、「どこまで行ったら止めようか。」 とか、
「50km超えれば、自己ベスト。」 とか、
「雨が降ってるし、向かい風も強いし、止める口実はいっぱいある。」 
なんてリタイアの4文字が、頭の中をグルグル。
右足首に違和感もあった。ダメかもと思ってた。


“ひと” に、助けられた、走らせてもらった、そう思う。


上りが続いて、本当にツライ時には、話しながら並走してくれた
おじさんに助けられた。
『銀河いわて鉄人会』 というチームTシャツを着ていて
そのチームメイトの男性にも、コースの情報など教えていただき
少し気持ちに余裕も持てた。

前を走る女性のTシャツの背中に、jubilo の文字を見つける。
選手も参加する、磐田のマラソン大会のTシャツだ。
「こんにちは。川口能活の大ファンなんです。」 と追い越しながら、話しかける。
予想通り、静岡の方だった。
「ホームゲーム、見に来てくださいね。ジュビロのマラソン大会もぜひ。」
と言ってくださる。
「ゴンちゃんがいる間に、マラソン出たいです。」 と答えて、先に行く。

単調な山道、孤独な道のりも、他のランナーとのふれあいで
ややメリハリが生まれるというもの。


各エイドでは、ボランティアの地元の方々に力をもらった。
プログラムの名簿で、ゼッケンナンバーを確認して、
「あらあ、神奈川から来たの? 遠いとこ、よう来たねえ。」 と
それだけで、「すごいね、エライ!」 って持ち上げてくれる。
横浜から来たというと、「娘が世田谷にいて、横浜も遊びに行ったわよ。」
なんて、話し込んだら楽しそうな方もいた。
あれ食べろ、これ食べろ、これも持って行け、と温かいおもてなし。
前半のエイドで、おにぎり食べてると、「それ食ったら、こっち来て
おっちゃんと握手して。」 と言われて、握手。
「おとーさん、完走したら、田んぼ一反ちょうだいね。」 なんて、
私自身も馬鹿言って楽しんだ。


関門アウトしそうで、「もう諦める!ここで、収容車に乗る。」
(ちょうど収容車が通りかかった) と、リタイアしようと思ったときも、
75km くらいから、ずっと後先を走ってた女性に、
「行ける所まで行きましょうよ。」 と言ってもらって、リタイアを見合わせた。

関門通過できたのも、彼女のおかげ。
「もう間に合いそうにない!」 と思い、5m くらい先を走る彼女の
背中に向かっって、「私、ダメかも。頑張ってね。」 と言ったら、
軽く振り向いて、右手を挙げ、「一緒に。」 と言ってもらって、
最後のひと頑張りができたんだ。

(この “キーパーソン” については、『関門のこと その2』 で、あらためて)



とにかく、いっぱい、いっぱい、ありがとうです。


*翌日のお楽しみ♪

2007-05-22 | フツーの日記


ウルトラマラソンの翌日。

イノさんが、またまたホテル前までお迎えに来てくれて
“噂の” 展勝地を案内してくれました。

見事な桜並木。満開時は、さぞ荘観でしょうね。

ツツジも立派な大木が何本もあり、こちらの見頃は、これから。
チラホラ咲いてはいますが。




北上川
      

青空。
カラッとした気持ちよい日です。

「昨日、こんな天気だったら…?」 
「かえってつらかったかもね。暑さと渇きでバテルるでしょ。」
と、イノさんとふたりで顔を見合わせました。

マラソン翌日でも、いつも元気な2人。
今回も例外ではありません。
筋肉痛はあるものの、食欲が衰えるといったことは皆無!



イノさんの行きつけのレストラン、フェリーチェへ向かいました。

ランチ

前菜・フォカッチャ



メインのお料理


食後は、コーヒーを飲みながら、また、おしゃべり。


しかし、これで、終わったわけではありません。
デザートは、場所を移して。

トロイカ
 

全国発送もしている 有名なチーズケーキとコーヒーのセットを
いただきました。


ここでも、おしゃべりに花が咲きます。(とどまるところを知らない)


イノさん御用達の、“軍艦マーチの流れる” 激安スーパーに
立ち寄りました。
“スーパーモデル” ならぬ、“スーパー主婦” のイノさんが
“スーパー土産” を持たせてくれました。
    


さらに、さらに…



ごま擂り団子と、 妹の わらびさん からの 木いちごのクッキーも 
いただきました。わらびさん、ありがとうね。

そして、北上の駅、改札口まで送っていただき、私は一路、東京へ。

ほんとうに、イノさんには、車での送り迎えに始まり、マラソン当日用として
あんぱんとミニバナナを用意してもらったりと、いろいろ心配りしてもらいました。
大感謝です。

イノさん自身も、ウルトラマラソン出走というプレッシャーがある中
たくさん、お世話してもらっちゃいました。


*ありがとう!

2007-05-21 | 喜怒ー楽


帰ってきました。

この記事のカテゴリーは、喜怒ー楽 にしちゃいました。



応援コメント、完走おめでとうコメント、お疲れさまコメント、
ありがとうございます。

追々、お返事していくつもりですが、とりあえず、ここで、
まとめて、お礼をさせていただきます。


 ありがとうございました。


ウルトラ便り・一夜明け2

2007-05-21 | モブログ(携帯電話で投稿)
時計、ラップタイムを呼び出したら…


80キロから、85キロの5キロを、30分19秒で走ってた。

下り坂だったとは言え、すでに80キロ走ってるのに。

前半の元気な時でさえ、5キロ、35分台だというのに。

85キロから90キロの5キロも、34分台。
あとで気付いたが、86.3kmの関門(エイド)で、
ゆっくり休んだから、この5kmも、30分台で走ってるはず。

ここの10キロが、ベスト! 


恐るべし、関門チェック。