はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

朝日新聞 サッカーの言葉 32(最終回)

2006-06-11 | サッカーのことば


6月10日 32 ワールドカップトロフィー

 今大会の優勝国に渡るトロフィーは新調され、3代目のものだ。

 初代トロフィーは、W杯開催を提唱したFIFA会長の名前を取って、
 ジュール・リメ杯と呼ばれた。勝利の女神がカップを支える形で
 (中略) 70年にブラジルが3度目の栄冠を手にして、新たな
 トロフィーが製造されることになった。

 2代目は74年に登場。イタリア人彫刻家のシルビオ・ガッツァニガ氏
 のデザイン。(中略)

 3代目は2代目と同じデザインだが、わずかに大ぶりに。
 従来は、優勝国が次大会まで保有できたが、今回からレプリカが
 渡され、FIFAが管理する。

 ブラジルが永久保持したジュール・リメ杯は83年に
 同国サッカー協会の金庫から盗まれたまま、発見されず、
 既に溶かされたという説もある。
                             (朝日新聞より)


 2代目トロフィーをかたどったピンバッジ

      

さて、3代目のトロフィーを獲得するのは・・・
やっぱり、ブラジルかなあ。


日本が持ち帰ることができるトロフィーは何代目のものだろう?
そもそも、私が生きてるうちに日本の優勝はあり得るのか。
40年くらいなら待てるかな…? 
んー、90歳だよ~


朝日新聞 サッカーのことば 31

2006-06-09 | サッカーのことば

6月9日 31 シミュレーション

 反則を受けたふりをして、FKやPKを得ようと審判を欺く行為。
 警告の対象となる。            (朝日新聞より)

いかにも、やられたって倒れ方をするのも技術が必要。
なんでも倒れればいいって訳じゃない。
でも、ズルはいけません、やっぱりね。
審判がシミュレーション取らずに流した時でも
「倒れてないで、次のプレーに集中しろよ。」 と怒りたくなる時もある。
当たってないだろがって。

今大会、シミュレーションは、5千スイスフラン(約46万円)の
罰金が科せられるのだそうだ。結構、高額な罰金!
この罰金は、誰が支払うの? 選手個人? 

朝日新聞 サッカーのことば 28・29・30

2006-06-08 | サッカーのことば


6月6日 28 ため

 次のプレーのために、ボールを持った選手が 「間」 を作る
 ことを指す。自分の次のプレーのために  「ため」 を作る場合も
 あるが、周りの選手がいいポジションに移動する時間を
 作り出し、パスを送るためにタイミングを稼ぐことが多い。
                         (朝日新聞より)

この ‘タイミング’ が、クセモノ。
パスを受ける側のタイミングと上手く合わないこともあるだろう。
「おいおい、右サイドで手挙げてるぞー。いつまでも持ってんなよ。」 
なんて場面、結構あるでしょ。

『キープ力がある=上手い』 とも一概に言えないのかな。
持ちすぎて、攻められずに終わってしまうこともある。
個人技も見ていて楽しいけどね。



6月7日 29 オープンスペース

 相手のいない、ぽっかりと空いた場所を指す。(中略)
 スペースができるのを待つのではなく、作れ。
                           (朝日新聞より)

そうそう、サッカーは意外と創造性が必要な球技。
待ってちゃダメなんだよね。
その 『作り出す』 作業を個人ではなく、チームの連携で
生み出さなければならないのが、面白いところ、なんだろうな。

 

6月8日 30 ロスタイム

 選手交替や痛んだ選手の手当てのため、空費された時間を
 前、後半にそれぞれ追加する。ロスタイムは市民権を得た
 言葉だが、英国では素直に 「アデットタイム(追加時間)」
 などと言っている。               (朝日新聞より)

前半は、まだいい。
後半のロスタイムは、言わずと知れた、オソロシイ時間。
点を取られてはならない場合も、点を取らなければならない場合も
どちらの場合も、サポーターは身の縮まる思いをする。

ロスタイムが提示されなかった頃は、主審の‘さじ加減’ が 
わからず、ドキドキ感(イライラ感)は、今以上だった。

今大会、ロスタイム中に どうにかなっちゃうような試合
しないでね~


朝日新聞 サッカーのことば 25・26・27

2006-06-05 | サッカーのことば


6月3日 25 審判3人制

 サッカーは、笛を吹く1人の主審と旗を持つ2人の副審で
 裁く。ピッチの外で待機する第4の審判を除けば、100年以上、
 この3人でコントロールしてきた。    (朝日新聞より)

3月のWBCでも、主審の誤審問題が話題になったけど、
審判も人の子。間違い(誤審)は起こり得るもの。
ビデオ導入や眼の数(審判の人数)を増やすなど、制度の改良も
必要だろう。審判の質の向上も必須事項。

誤審と言わずとも、質の悪い審判が笛を吹く試合は、最悪。
選手が気の毒になってくる。ブチブチと細切れのゲームになり
興醒め。試合は台無しになってしまう。

FIFAのブラッター会長は 「人間臭さはサッカーの魅力」 と
ビデオ導入には猛反対だそうなので、審判の皆さんが
切磋琢磨してもらうしかないようです、ハイ。
 

6月4日 26 削る

 足元に激しいタックルを仕掛けること。 (朝日新聞より)

『削る』 と聞くと、鉋(カンナ)を思い浮かべてしまうのだが。
斜めに埋め込まれた鉄の刃が…  ゾ~

削られる(=FKもらう)のが多いのは、鈴木(かな?)。
なかなか流れの中から得点させてもらえない試合の場合、
鈴木みたいな ‘削られ屋’ がいると助かるよね。
神頼みならぬ、俊ちゃんの左足頼み。
しかし、怪我をしては元も子もない。
削られない ‘球離れのよさ’ も心得てないとダメってこと。

6月5日 27 カルテット・マジコ

 ブラジルの公用語であるポルトガル語で 「魔法の4人」 を
 意味する。W杯ドイツ大会の優勝候補、ブラジルの攻撃陣、
 ロナウジーニョ、ロナウド、アドリアーノ、カカ の4人を指す。
 魔法のようなパスとドリブルを織り交ぜた魅惑的な攻撃力。
 華麗な技術でファンを魅了する。
 彼らの偉大な先人が 「黄金の4人」。82年のスペイン大会で
 優勝候補だったブラジルの ジーコ、ソクラテス、ファルカン、
 トニーニョ・セレーゾ のMF陣だ。    (朝日新聞より)

魔法?曲芸?
彼らのサッカーは、見ていて楽しい。
もちろんご本人たちも楽しいに違いない。
その楽しさが見ている者にも伝わるのだろう。

「黄金のカルテット」 を擁するブラジルは、優勝できなかった。
さて、2006年、どうなりますことやら


朝日新聞 サッカーのことば 23・24

2006-06-02 | サッカーのことば


6月1日 23 バイタルエリア

 昨年6月のW杯最終予選のバーレーン戦。ゴール前右寄りで
 中村がワンタッチプレーでボールを小笠原に預ける。中村は
 パスを受けるためDFの裏を突いて右に抜け出し、柳沢がすぐ
 右を駆け上がった。ラストパスの標的となる2人の動きにつられて
 マークがずれたすきを突いて、小笠原が決勝ゴール。
 一連のプレーが展開されたのが、バイタルエリアだった。
                          (朝日新聞より)

…図をつけて説明して欲しい~
ちょっとイメージが湧きづらい。
結局…

 バイタルは 「急所」 や 「極めて重要」 といった意味。
 ペナルティアーク付近を指すが、戦略的にはMFとDFの間、
 シュートやラストパスなど得点を生むプレーが最も多い
 地域を意味する。               (朝日新聞より)

得点に直結するエリアということでいいのかな?
ここでのプレーは、攻守ともに集中力を切らしてはいけない!!


6月2日 24 3人目の動き

 戦術論を好む日本で最近、はやり文句のように持てはやされてる。
 AからBにパスが渡る前に、Bからボールを受けるために
 展開を先取りした3人目の選手が動き出すことをいう。
 「第3の動き」 とも呼ばれる。        (朝日新聞より)

「先を読む」 「先取りする」 ことが大切だろう。
でも、それが相手に読まれたら、何にもならない。
味方同士は、3人目、4人目を想定した練習をしていれば
試合中に自然に走り、抜け出す(出し抜く)ことができる。
やっぱり、反復練習が大切か。


朝日新聞 サッカーのことば 21・22

2006-05-31 | サッカーのことば


5月30日 21 オーバーラップ

 ボールを持っている味方の背後を通り、追い越すようにして
 前方のスペースに飛び出していく動き。DFが、サイドでボールを
 持ったMFの後方を走り抜けて攻撃参加するときによく使う。
 直接、パスを受けなくても、ボールを持つ選手へのマークや
 プレッシャーを分散させることで助けることができる。              
                              (朝日新聞より)

スルスルスルっと上がってくる加地。良かったんだけどな。
今日のドイツ戦で足首捻挫だとか。
どうかな。オーストラリア戦に間に合うのかしら?
うまくオーバーラップしかける選手がいると、俊輔や小野あたりが
動きやすくなって攻撃のチャンスが増える。


5月31日 22 イエローカード

 66年W杯イングランド大会で審判と選手の言葉の壁を痛感した
 英国人ケン・アストン氏が信号をヒントに考案。(中略)
 主審が黄色いカードを示す警告は、ラフプレーや異議、反則の
 繰り返し、遅延行為など。反則や暴言の程度が著しい場合には
 赤いカード1回で退場。1試合に2回の警告でも退場になる。
                               (朝日新聞より)


今日のドイツ戦。柳沢のイエローカードは、よくわからん。
ユニフォームが、縦に裂けてしまう(見事に真っ二つ)のもスゴイ。
両選手にカード出てたよね。ユニをひっぱられる前に柳沢が
何かした(言った)の?
「オレはやってねー!」 と異議を申し立てて、‘赤’もらってもね。
執拗に相手の反則をアピールして、逆に‘黄色’貰うこともある。
おとなしく頂戴する。
相手にカードが出ない時はすんなり諦める。

ひと試合でイエローカード10枚以上とか、退場者3人など
カードが乱れ飛ぶ試合になってしまうのは、審判の度量が足らない場合。
荒れた試合をカードだけで何とかしようというのが、そもそも間違い。

誤審も含めて、審判は両チームの明暗を分けるキーマンか?


朝日新聞 サッカーのことば 19・20

2006-05-29 | サッカーのことば

5月28日 19 テクニカルエリア

 ベンチの両横から1m、前方のタッチラインから1mの範囲で
 ベンチを囲んだ区域。監督などがピッチの選手に指示を
 送るために使われる。エリアに出る人間は事前の届け出が
 必要となる。                 (朝日新聞より)

代表の試合では、通訳の鈴木さんがテクニカルエリアに
ジーコ監督と並ぶ姿が、今や当たり前となった。
もちろん前フランス人監督の時も、ダバティさんが監督と
重なるように並んで通訳してたね。
腕振り上げたり、指差したり、とジェスチャーまで付けてた。
外国人通訳は、身振りも派手だなあって思ったけど、
鈴木さんもジーコと同じアクションしながら、指示出して(通訳して)る。

で、今回のW杯。
テクニカルエリアに出て行けるのは、1人だけ。
外国人監督を擁する国が、だいぶゴネたけど認められなかったらしい。
ジーコ監督は、「自分は(試合中に)前に出るタイプじゃない。」 と
気にしてない様子と朝日新聞にもある。
サッカーの場合、試合中に、監督(通訳)の声が、
どれだけ選手に届いているか、そもそも疑問。
急にシステム変更することもないだろうし。
変更がある時は、選手交替だろう。投入する選手に何か
言い聞かせるようにしてる監督の姿、これはよく見る光景。
試合中叫んでるのは、檄を飛ばすくらいのもんか。

そういやぁ、いつだか、鈴木さんが退場になったことあったっけ。
もしかして、ジーコさん日本語上手だったりして…
と淡い期待をしたけど、ジーコさんの日本語は聞けず。
アレックスに指示出してたのかな。
それにしたって、アレックスが他の選手に通訳して伝える訳でもないし。
結局、テクニカルエリアに通訳が入れなくても、
大勢に影響はないってことなのかな。


5月29日 20 ダイレクトプレー

 回り道をせず、できるだけ直線的に、少ないパスで相手ゴールに
 向かうように攻撃を組み立てる考え方。素早いプレー選択が大切で、
 問われるのは 「判断の速さ」。      (朝日新聞より)

少ないパスでゴール前に到達出来れば、カットされることも少ない。
なにしろ、スピードがあるので、相手DFもあたふたしちゃう。
見ていて小気味よい。
結構、日本人選手は苦手なんじゃないかな。
Jリーグの試合見てると、「モタモタしてるな。」 って思うこと多い。
『判断の速さ』 は、なかなか身に付くもんじゃない。
レベルの高いチーム(海外)で揉まれた選手の方が
速い判断できてるかな。

 ボールを止めずに、そのままパスしたり、シュートしたりする
 プレーと誤解されやすいが、日本協会が示す用語では、
 こちらは 「ワンタッチプレー」。くれぐれもお間違いなく。
                           (朝日新聞より)


究極のプレー。
ワンタッチプレーを2つか3つ繋いだダイレクトプレーでシュート。
これビューティフル

朝日新聞 サッカーのことば 18

2006-05-27 | サッカーのことば


5月27日 18 アドバンテージ

 反則された側にFKなどを与えるより、有利に展開してると
 判断すれば、反則を適用しない考え方だ。
 試合の流れを大切にする欧州育ちの競技に色濃い精神で
 サッカーでは、20世紀初頭の規則改正で盛り込まれた。
                          (朝日新聞より)

昨日の 『オフサイド』 でも書いたけど、審判の笛の吹き方次第で
試合の面白さが違ってくる。審判がダメだと試合は台無し。
ピーピー、笛を吹きゃぁいいってもんじゃない。
試合の流れを止めちゃ、サッカーにならなくなる。
ある程度までは、流さないと。

選手のセルフジャッジは、ご法度。
笛が鳴る前に、試合を止めたら痛い目にあう。

まあ、見ているほうも現金なもので、自分の贔屓のチームの
選手が倒れてるのに、流されると
「え~っ!今の取ってくれないの!?」 
「今の取らずに何が反則になる?」  等々 大ブーイング。
主審が鬼のようにさえ見える。
シミュレーションを取られるよりは、流された方がまだマシかな。

アドバンテージの場合、流してもらった方がお得なわけで。
反則を受けた選手は、倒れ損だけど我慢してもらうことにしてっと。
PKもらったって、外すこともあるからね。


朝日新聞 サッカーのことば 17

2006-05-26 | サッカーのことば


5月26日 17 オフサイド

 敵陣で前線の選手に後方からパスが出る。
 その瞬間、受け手よりも前に守備側が2人以上(GK含む)
 いないと、反則となり、守備側に間接フリーキックが与えられる。
                          (朝日新聞より)

朝日新聞の記事は、「もし、オフサイドがなかったら」 
「オフサイドトラップのこと」 が続く。

もし、オフサイドのルールがなかったら…
バスケットボールで、ゴール下にひとり残しておいて、ロングパス一発で
ボールを通し、そのままダンクシュート。そんなイメージだろう。
精度の高いロングパスを放てるかどうかが、キーポイントになるのかな。

オフサイドトラップは…
私はあまり好きじゃない。しくじったら取り返しがつかない。
そのままノーホイッスルで得点された時に、執拗にオフサイドを
主張するDFの姿も見苦しい。
VTRを見るとたしかに‘微妙な’場合もあるけど、
主審が首を横に振れば、覆ることはない。

ルールが改正されて、直接そのパスに関わっていなければ
オフサイドの対象にならないようになった。
線審は、パスの受け手がボールを触った時点で笛を吹く。
テレビ観戦していると 「オフサイド!」 と つい叫んでしまうが、
選手にボールが渡った時に、笛。 
「ああ、そうだった。」 と私はいまだに慣れていない。

審判は大変だ。90分の試合中、どの位の距離を走るのだったか。
ボールや選手の縦の動きに合わせ、ダッシュするのだから
相当な運動量。消耗も激しいだろう。

オフサイドに限らず、審判(主審)のジャッジがまずくて、
ゲームが台無しになることもある。
浦和のブッフバルト監督が、「両チームの選手はよくやった。
審判が試合をつまらないものにした。」 という意味合いのことを
試合後のインタビューで話すことがある。 
オフサイドのジャッジも見る位置で違ってくるだろうから
線審の皆さん、トレーニングに励み、選手の上げ下げに
ピッタリ付いてってちょうだいね。


朝日新聞 サッカーのことば 16

2006-05-25 | サッカーのことば


5月25日 16 コーチンング

 指導者から選手への指示はもちろんだが、選手自身が判断し、
 決断するサッカーでは、ピッチで選手同士が声を掛け合い、
 指示するコーチングこそ重要になる。 (中略)
 「右」 「左」 と言った簡単な言葉もコーチングだ。
                           (朝日新聞より)

コーチングと聞くと私の場合、ゴールキーパーが最後方から出す
指示を思い浮かべる。全体を客観的に見れる位置にいるのは、
やっぱりキーパーだろう。
その良し悪しで、勝敗の行方が変わってくるとさえ思う。

状況に応じて判断して、瞬時に指示を出すのだから、
「○○さーん、右・みぎ~」 なんて、のんびりやってられない。
若い選手の年長の選手に対するコーチングは、ヒヤヒヤもの。
かつての能活。
マリノス時代、井原さんに対して、「井原!中、中!」 なんて
コーチングしてたんだから…

そんな能活も30歳。押しも押されぬベテランの域に達しました。
能活の適確なコーチングと正確なフィードで
勝利を呼び込めますように 


朝日新聞 サッカーのことば 15

2006-05-24 | サッカーのことば


5月24日 15 リアクションサッカー

 自分たちから攻撃を組み立てて、積極的に仕掛けるのではなく
 まずはしっかりとした守備網を敷き、攻めてくる相手を
 呼び込んで逆襲を狙うスタイルをいう。 

 イタリアはスキを突いて1点をかすめ取る綱渡りのような試合を
 得意とする。「マイアミの奇跡」 と言われた96年アトランタ五輪の
 ブラジル戦の日本は典型的な例。 
                          (朝日新聞より)

そりゃあ、ブラジルみたいに 『イケイケ』 のサッカーの方が
プレーする選手も見てる私たちも、楽しいに決まってる。
でも、ブラジル相手だったら、多くのチームが、否が応でも
守り一辺倒にならざるを得ないだろう。
ところが、勝負を考えた場合、守勢に回ってばかりでは、
ぜっーたいに勝てない。
そこで、守りに守って守り抜く。そして前掛かりになったところを
一気に攻め込む。ワンチャンスを物にすれば、勝利もあり得る。
劣勢でも勝機はある。そこがサッカーの面白いところ。


82年のW杯。 イタリアがブラジルに勝利 = 戦術の勝利


96年の五輪。 日本がブラジルに勝利 = 忍耐の勝利

でもさ、 『マイアミの奇跡』 この言い方どうかと思うけど。
『奇跡』 というと摩訶不思議な出来事のように聞こえる。
伊東のゴールは、たしかに偶然の賜物かもしれない。
ブラジル側は、この失点のことを 「出会い頭の交通事故のようなもの。」 
とコメントしていたくらいだから。
この試合に勝てたのは、能活がブラジルの猛攻をしのいだおかげ。
たしか20数本のシュートを止めたんじゃなかったっけ?
シュートを打たれてるんだから、ディフェンスはボロボロ、
キーパーとの連携も上手くいってなかったはず。

『神がかりセーブ』 なんて言われたんだもんね。
守りに守って得た勝利。 猛攻に耐えて得た勝利。
偶然でも奇跡でもない。必然的な勝利なのだー!!

そういえば、『ドーハの悲劇』 『ジョホールバルの歓喜』 
なんていうのもありましたね。誰が名付けるんだろ?
はて、今大会、出場を決めた時は、なんていうんだったか…?


朝日新聞 サッカーのことば 13・14

2006-05-23 | サッカーのことば


5月22日 13 ゾーンディフェンス

 マークを受け渡しながら、区域(ゾーン)を分担して守る戦術。
 マークする選手を決めるマン・ツー・マン・ディフェンスに比べ、
 DF陣の位置取りやバランスを保ちやすく、運動量の面で
 効率性は高いが、DF間で互いにカバーし合うなど連携が
 重要になる。              (朝日新聞より)


ゾーンディフェンスとちょっと離れるかもしれないけど…
イメージで、DFに‘重し’となるような選手がいると安心感。
例えば、02年の秋田。年長者でいぶし銀のようなタイプの選手が
DF(もしくはGK、後にということ)にいるとチーム全体が落ち着く。
でも、3バックだとDF同士でラインの上げ下げをしなくてはならず
年長者は若い選手に着いて行くのが大変だろうなって思う。
井原さんだって、プレースタイルが昔のままだったら
あと5年くらい活躍できたんじゃないか。



5月23日 14 ディシプリン

 「規律」 という訳では生活指導の印象が強くなるが、サッカーでは
 チーム全体の 「約束事」 といった戦術面での徹底を指す意味で 
 使われる場合が多い。             

 「私は選手に合わせたチーム作りをするタイプではない。…
 選手に応じた戦術を用いるのではなく、私の戦術を選手が
 実践する」 というのがトルシエ流。

 対照的に、ジーコ監督は選手各自の発想や創造性にゆだねる
 指導法をとってきた。
                          (朝日新聞より)


何度も言ってますが、私はトルシエが大嫌いです。
俊輔を代表から外した時、『フィジカルの弱さ』 とか
『直前の怪我』 のため と言ってた記憶があるが
それは言い訳でしょ。だいたい発表の場に現れなかったのは
突っ込まれるのを恐れてたからじゃないか?
俊輔の調子は悪くなかったと思う。4月、5月のキリンカップでも
いい動きをしてたし、FKも決めたんじゃなかったっけ?
結局、自分の思うサッカー、やろうとしてるサッカーに
フィットしない者、同じタイプの人数が余ったりすると、切り捨ててたわけね。
まあ、監督だから、自分のスタイルを貫くのは当然。
それは良しとする。許します。
でも、発表に監督本人が立ち会わなかったり、
言い訳じみたことを言うのは、見ていて良い気分はしない。
監督と言うより、‘人として’ 「いやなヤツだなあ。」 と思う。

指導者として考えると、ジーコさんの方が好き。
南米のサッカーは、個々の技術に頼るスタイルだから
監督として選手に求めるものも、当然創造性のあるプレーになるかな。

選手の個性(性格)にもよるんでしょうね。
日本人の場合、‘トルシエスタイル’で育てられて伸びるタイプが
多いのかなあ。
『自立・自律』 『自分たちで考え、自分たちで責任を取る』 
って、結構エネルギー使うからね。
子育てと同じかも。


朝日新聞 サッカーのことば 11・12

2006-05-21 | サッカーのことば


5月20日 11 ヒールパス

 通れば、相手の意表を突く効果的なパスとなるが、かかとを
 使って自分の背後に出すため、不確実性も伴う。
 繊細で華麗な技術と、大胆さが同居するパス。成功への賞賛と
 失敗への批判は紙一重だ。        (朝日新聞より)

もうこれは、素人から見れば技術うんぬんというより、一種の‘マジック’
きちっと通った日にゃあ、「あんた、後に目が付いてるんちゃう?」 
とツッコミのひとつも入れたくなる。

ただ、ヒールパスを出す選手が突出した技術を持ってるだけでは
成功しないだろう。
パスを受ける選手との アイコンタクト が必要だし、
パスを受ける選手の オフ・ザ・ボール の動きも重要でしょう。
サッカー、ひとりじゃできませんもんね。


5月21日 12 エラシコ

 足の外側でボールを外に押し出し、そのままなでるようにして
 今度は内側で逆方向に切り返し、敵を置き去りにするテクニック。
 ポルトガル語で輪ゴムを意味する。伸びたゴムがはじけるように、
 ボールが一瞬で逆方向に動く様は、まるで魔法だ。
                             (朝日新聞より)

後ろに目がついてるかのようなヒールパスが ‘マジック’なら
エラシコは、‘曲芸’か? 
大道芸人で、ボールを使ったパフォーマンスをする人がいるが
手にボールが吸い付いてるかのように見える。
それを足でやっちゃう訳だから、スゴイのひと言に尽きる。
大道芸人もサッカー選手も、一に練習、二に練習。
トリッキーな‘曲芸’も、繰り返しの練習の賜物だろう。
派手な‘曲芸’も 基本があってこそのものですね。

ロナウジーニョにしても小野にしても、
「彼は、小さい頃、寝る時もボールを離さなかったよ。」 なんて
エピソードを語る人がいるでしょ。
肌身離さずボールと暮らす、ボールが身体の一部になってる感じ。
一朝一夕にはマスター出来ない‘魔法’

華麗な‘曲芸’いっぱい見たいものです。


朝日新聞 サッカーのことば 9・10

2006-05-19 | サッカーのことば

5月18日 9 アーリークロス

 サイドからゴール前に送るパスであるクロス(センタリング)の一種。
 敵陣深い位置から出すのではなく、DFがゴール前に戻って
 守備陣形を整える前に、中盤の浅い位置からより早いタイミングで
 送り込む。 特に、DFラインとGKの間を突く、速いクロスは有効だ。        
                               (朝日新聞より)

DFがマークしてたFWでなく、2列目、3列目の選手が走り込んで来て
アーリークロスに合わせる。理想的。私の好きなパターン。
小笠原とか小野に期待。



5月19日 10 6秒ルール

 
GKがボールを手で持てるのは 「4歩まで」 というルールが
 00年に変わった。現在は、6秒を超えて手でボールを保持した場合
 相手に間接FKが与えられる。           (朝日新聞より)

1点を追う試合。
相手GKがモタモタしてると(ビハインドだとモタモタしてるように見える)
「あー時間稼ぎ~」 「6秒超えてるんじゃないの~」 「遅延行為!」
と叫んでしまう。

逆に、このまま逃げ切れれば勝ち、という時は、
「ロスタイム長すぎ~」 とイライラ。
最近はロスタイムが表示されて、だいたいその通りに笛を吹く主審が
多いけど、中にはロスタイム中のロスタイムを入れてるのとちゃう?
ということあって… 日本代表の場合、ね、ロスタイム中に 
「ひょえー!」 ってなること多いじゃない。

サポーターにとって、6秒ルールなど時間に関係したルールは
試合状況によって、長くも短くも感じるわけですね。
精神衛生上、よろしくないのですが、このハラハラ、ドキドキも
サッカーの醍醐味のひとつかな 

朝日新聞 サッカーのことば 8

2006-05-17 | サッカーのことば

5月17日 8 ポストプレー

 前線にいる選手に後方からパスを送って起点を作り、
 攻撃を組み立てていく方法。相手陣深くにパスを通すことから
 「くさびを入れる」 と表現し、前線でポスト役になる選手を
 「ターゲットマン」 と呼ぶ。       (朝日新聞より)

サッカーが好きでサッカー観戦歴は長いものの、
サッカー経験のない私には、ポストプレーはイメージしにくい。
最近のサッカーは、『コンパクトなサッカー』 だと思う。
そんなサッカーだから、ポストプレーが生きるんでしょうね。

 今大会注目のポスト役は、202㌢のコレル(チェコ)、
 201㌢のクラウチ(イングランド)ら。   (朝日新聞より) 


クラウチ
  
実は旧知の選手。
能活くんが、ポーツマスに所属していた時、同僚だったのだ。
当時、ポーツマスは Div1(JリーグのJ2にあたる)。
情報が少なく、もちろん試合の中継もない。
情報収集には、ポーツマスのオフィシャルサイトをチェック。
試合は、BBCのラジオのネット中継を聴いていた。
ファンとして不遇の生活をしていたのです 
だって、当然のことながら、ぜーんぶ英語なんだもん!
あのまま、BBCの中継を毎週聴いてたら 
(能活くんが干されずに試合に出続けてたらの話だけど)
相当、ヒアリングの力がついたと思う。

で、クラウチくんのこと。
その頃、クラウチくんは、ポーツマスの大型新人だったのだ。
19歳だったかな。手足の長いひょろひょろクラウチの写真が
オフィシャルサイトに載ってた記憶がある。
次のシーズン、プレミアリーグに移籍(どこだったかは失念)
去年のトヨタカップでは、リバプールのFWとして来日してる。


カテゴリーは 『ことば』 サッカーとは離れますが、ご容赦を。

 Crouch  かがむ、しゃがむ、うずくまる

陸上のクラウチングスタートの ‘クラウチ’ ですね。

ポーツマスのオフィシャルサイトを読むにあたっては
翻訳サイトのお世話にもなってました。
ある時、「平身低頭は…」 と訳されてて ???
なんだ?と、原文を確認してみると…
Crouch を 平身低頭と訳してるではないか?!
も~お馬鹿。固有名詞だぞ! 
でも、ちょっぴりお茶目。憎めないね。


 …… 
むりやり、『ポストプレー』 に結び付けるべきか…

すみません。なんの‘オチ’もないまま、終わります。
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