今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

世界人口デー(World Population Day)

2007-07-11 | 記念日
今日(7月11日)は、「世界人口デー(World Population Day)」
国連人口基金(UNFPA)が1989(平成元)年に制定。国際デーの一つ。
1987(昭和62)年のこの日に、地球の人口が50億人をこえたことから、世界の人口問題への関心を深めてもらう為に制定された。
国連は、この日にユーゴスラビア(当時)のザグレブで生まれた男の子を50億人目と認定し、デクエヤル事務総長がかけつけて祝福したそうだ。
世界人口とは、ある時点においての地球上に存在する人の数のことであるが、アメリカ合衆国統計局の推計によると、世界人口は昨・2006(平成18)年2月25日に65億人に達したという。
世界人口は長く緩やかな増加を続けてきたが、19世紀末から現在に至るまで「人口爆発」と呼べるほどのスピードで急増した。西暦1年頃に約1億人(推定)だった人口は1000年後に約2億人(推定)に増え、その後1900年には15億人にまで増えた。過去の人口の推移は以下の通り。
1999年10月12日 60億人
1987年 50億人
1971年 40億人
1961年 30億人
1927年 20億人
1802年 10億人
このような、世界人口の予測は非常に困難であり、国連の予測も断続的に下方修正されてきているという。因みに、冒頭に貼付の画像を参照。横軸は西暦、縦軸は人口の増加数(単位100万人) 1960年前後の急減は中国における飢饉が原因だそうだ。1960年代以降、人口増加数の伸び自体は一定水準にとどまるか、減少していることが読み取れる。
人口爆発は様々な事象がその原因であると見られているが、人口爆発がスタートした時期は産業革命が進んでいた時期とほぼ重なるため、一番の要因は産業革命であるという見方がある。そのプロセスとしては、先ず、・工業化により、工業生産が増大し貿易によって他地域の食料と交換できるため、地域の穀物産出能力に縛られることなく人口増大が可能となった。 次に・技術革新の進展で医療の発達、や、医療サービスの向上により死亡率(特に子供の死亡率)が低下した。 また、・産業革命による都市への人口移動は農村におけるさまざまな道徳・文化・制度的な制約を離れた若者の出生を増大させ たとも考えられている。都市の人口の増加は、それに見合う食料の生産量向上をも必要とするようになる。・工業化は、化学肥料・農行機械の生産や、電力使用により穀物産出力を高めた。そして、・鉄道や蒸気船などにより物流効率が上がり穀物貿易のコストを低下させ、穀物貿易を促進した。
このような産業革命は、その前に、農業革命があり、これによって、農業生産が増加した結果、人口革命といわれるほどの人口増加をもたらし、それが、産業革命の要因の一つとなったとも言われているが、いずれにしても、人口問題と商工業等経済発展の問題・穀物などの生産に関する農業問題は切っても切れない関係にある。
世界人口増加は産業革命によって爆発的に増加したが、当時の人口増加はヨーロッパに限られていたが、第二次世界大戦後の人口増加は、発展途上国で特に著しく、ここ20~30年の増加は、それこそ第2の「人口爆発」といえる程ものである。以下参照。
国の人口順リスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
国の人口増加率順リスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E5%A2%97%E5%8A%A0%E7%8E%87%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
その反面、先進国では、出生率が低下しており、同時に、高齢化が進み、生来の福祉問題に不安が出てきているのである。この出生率低下の要因には、「女性の社会進出」、「豊かな生活への欲求」など様々な要因がある。
そのような中で、我が国の高齢化率は、1935(昭和10)年の4.7%が過去最低であった。その後、1950(昭和25)年~1979(昭和54)年までの出生率低下によって、社会の高齢化が進んだ。また、それ以降も死亡率の低下、少子化等の要因が複合的に関わり、現在も、高齢化率は上昇しつつある。2005(平成17)年には20.04%を記録した。 そして、2025年には、30%になると予測されている。(団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達し、厚生労働省は社会保障給付費の総額が144兆円に達すると試算しているそうだ。(2025年問題)
今社会保険庁のいい加減な年金の管理と言うか、まるで省庁ぐるみでの悪質な無駄使いなどで、今まで、国民が汗水働いて支払った年金が、まともに支払ってももらえるのか、相当消えてなくなってしまっているのかわからない状況であり、連日マスコミで年金問題が話題となっている。、以下の厚生労働省の「2050年の日本の姿」では、2025年の社会像、生活全般のありようを「物語」として描いたものらしいが、国民の感覚とはどれくらいずれているものか覗いてみるとよい。
「2025年の日本の姿」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/06/s0614-3c.html
今後発展途上国は死亡率の低下とともに人口の増加が予想されるので、食料の増産・経済の発展が大きな課題となる。一方、ヨーロッパ諸国はでは、出生率・死亡率ともに低く年齢構成の高齢化という問題を持っている。このように人口問題は、人類共通の問題ではあるものの、その解決すべき課題は国によってそれぞれ異なり、問題の解決を困難にしている。
現在、今まで余り豊かでなかった、中国、インドなどの人口の多い国の経済発展が著しいが、その影響が環境問題や、食料の高騰を引き起こしかけている。食糧不足問題などは、これから、急速に拡大してゆくだろう。宮崎の1個1万5千円もするマンゴも結構だが、日本は、もっと真剣に食料自給率を高める努力をしてゆかないと、大変なことになるかもしれないよ。2025年にどのようになっているかなどは、多分私は雲の上から見ていることになっているだろうけれど・・・。若い人、そのとき困るのは、貴方たちですよ。
そういえば、先日の新聞に英国の数学者・物理学者であるアイザック・ニュートンが「旧約聖書」を解読した結果「2060年に世紀の終末が来る」と直筆文書に予言していた。・・と言う記事が載っていた。あの細木なんとかというおばさんが言ってるのじゃないよ。あの「万有引力」の法則を発見したニュートンが言っているんだよ・・・。恐くないかい?・・・。
(画像は、「全世界の人口増加数 」)
国連人口基金
http://www.unfpa.org/
国際デー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%87%E3%83%BC
Category:人口 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%BA%BA%E5%8F%A3
国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/
Mathematicaフォーラム [第20回] 年金制度は高齢化のピークを乗り切れるか?
http://www.mathforum.jp/uservisit/20jinkou.html
厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/index.html
社会保障改革と介護保険の将来像 中村 秀一( 厚生労働省老健局長)
http://www.chiiken.com/2004.11.28-houkoku/haruta-nakamura.htm
アイザック・ニュートン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3
CSR-EC CSR推進連携機構-【評論集】
http://www.csr-ec.net/hyoron.html
「早ければ2060年に世界の終末」 ニュートンが予言
http://arch.asahi.com/science/update/0621/TKY200706210132.html
もうすぐ来る危機!?
http://www.t3.rim.or.jp/~kabutoya/KABHTML/Yoi/0.html
国勢調査トピックス No.7(総務省)
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/topics/topics08.htm
食料自給率の部屋(農林水産省)
http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyuuritsu/index.html