1954(昭和29)年の今日(7月12日)は、「人間ドックの日」
国立東京第一病院(現在の国立国際医療センター)で人間ドックが始められた。
人間ドックは、自覚症状の有無に関係なく、定期的に病院・診療所などで身体各部位の検査を受けて、普段気がつきにくい疾患や臓器の異常、健康度などをチェックする健康診断の一種であり、普通に行われる健康診断よりも、ある程度以上の内容を持ち、特に癌や生活習慣病に関連した項目の検査が多く、データを元に医師の問診、診察を受け、生活習慣病の予防や治療、その他の健康問題について助言、指導を受ける。
現在では「人間ドック」の呼称は公式に認められたもので、Human Dry Dockという英訳も使われている。
種類は、凡そ、最低限の項目を検査して3時間程度を必要とする。結果はその日のうちには判明しないものもある。半日の日帰りで済むものから1日、もしくは2日というコースが一般的。なかには5日、1週間というコースを設けているところもある。検査項目の中のオプションでどんなものを追加するかにより、当然項目数も増えていく。概ね、人間ドックの専門病院、専門診療所で受けるのが通例である。
日本では、人間ドックは医療保険の対象ではないが、加入している健康保険組合によっては年齢などの条件(35歳あるいは40歳以上)を満たせば一定額の補助が出る。人間ドックは労働基準法、労働安全衛生法で定められている健康診断に含まれる。私が現役時代勤めていたところも、会社の定期健康診断に加え年齢は覚えていないが一定年齢以上の者は、半日以上の人間ドックでの検診を受けることになっていた。どのコースを受けるかは、受信の選択に任されているが、会社から、決まった補助金が出ている。
「人間ドック」と言う名前の由来は、出来た当初、マスコミが船の修理に使うドックになぞらえて「人間ドック」の呼称を一般に広めたものであり、検査を受ける当事者はこの呼称を余り歓迎しなかったそうだが、船の修理に例えられたとすれば当然なこととうなずけるが、考えてみればよく言ったもので、船のオーバーホールじゃないけれど人間も定期的に徹底的な検査を受けて悪い所を早めに見つけて直しておくことが寛容だろうね~。しかし、面白いもので、人間ドックでの検診を嫌がる人が結構いて、その理由を聞くと、「病気が見付かるのが恐いから」・・という。大きな病気をしないために早めに見つけて治そうというのに、何を考えているのかと思うのだが、家人もそうなのである。もう、年齢的に、市の補助金などを受けて安く検診で来るのだが、行こうとしない。
最も、人間ドックで異常が見つかりやすい項目は、概ね肝機能障害(肝機能障害参照)、高コレステロール、肥満、腎・膀胱疾患、高中性脂肪などであり、普通のドックでは癌や神経系など難しい症状のものはなかなか見つかることはないね。
それに、このような病気にならないための予防のための検査には、保険が適用されないのをいつも疑問に思うのだが、それは、私だけだろうか??病気になってしまって、それを治すのに長い期間と費用を費やし、辛い目をするより、事前に検査を確りしておき、病気を治しておく方が、医療費を抑えることになるのではないかと思うのだが・・・。
そういえば、テレビで人気の番組に「史上最強の人間ドック 」がある。スーパードクターたちにより芸能人たちの精密検査をし、その予想寿命を発表する。恐怖におののく芸能人たちの姿が、面白い。・・・人の不幸を喜ぶわけではないが、聞いていると、職業柄もあるが、不摂生で結構、勝手気ままなことをしている人が多い。視聴者にも注意を呼びかけ予防策・改善策も発表している。人間ドックでこの時のような診断をしてもらおうと思うと30万円は必要らしい。それに、番組に出てくるような優秀な医者に見てもらえるとも限らない。それでも、これくらいの精密な検査をして、確りとした指導を受けると、大きな病気をする人はぐんと減るだろう。こんなところにお金を使うべきではないだろうか。
また、『そのまま放って置くと、大変なことになりますよ』のキャッチコピーで有名な、『最終警告! たけしの本当は怖い家庭の医学』」(毎週火曜後8・00)では、放置しておくと恐ろしい結果になりかねない病気を、実際の症例を元に構成されたVTRにより紹介していく。タレントの山田邦子が、今年・2007年4月3日の放送(その時のテーマは「女性が気をつける病」)に出演した山田邦子が取り上げられた自己検診法を実践した際に乳癌が発覚したことが報じられていた。
やはり、病気は、日頃からの注意と病気にならないための努力が肝要だよね。私などから言わせれば、病気になってからお金を使うのではなく、予防のためにこそお金と労力をを使うべきではないかな?極端な荒っぽい言い方をすれば、病気にならないための予防のための検査や相談、病気の場合は、生まれたときからの病であったり、事故や災害によるもの、また、一定年齢以上になっての老齢者の介護などは、総て全額で保障し、それ以外の、自己管理不行き届きから来る病気などは、全額自己負担にしてしまえば、医療費は減ると思うけれどね~。そんなこと、医療費が減ったら困る業界や医師会、そこから献金を受け取っている政党が許すわけないか・・・。
(画像は、成人男性の胸部X線写真。Wikipedia-X線写真より)
参考:
国立国際医療センター
http://www.imcj.go.jp/
人間ドック - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF
サイト「人間ドックについて」
http://www.norimo.to/dock/
日本人間ドック学界
http://www.ningen-dock.jp/concerned/kanri-shido/outline/contents.html
食育大辞典
http://www.shokuiku.co.jp/index.html
史上最強の人間ドック ザ・快傑ドクター - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF_%E3%82%B6%E3%83%BB%E5%BF%AB%E5%82%91%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
たけしの本当は怖い家庭の医学
http://www.asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E7%B5%82%E8%AD%A6%E5%91%8A!%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E6%80%96%E3%81%84%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E3%81%AE%E5%8C%BB%E5%AD%A6
保険 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%99%BA
国立東京第一病院(現在の国立国際医療センター)で人間ドックが始められた。
人間ドックは、自覚症状の有無に関係なく、定期的に病院・診療所などで身体各部位の検査を受けて、普段気がつきにくい疾患や臓器の異常、健康度などをチェックする健康診断の一種であり、普通に行われる健康診断よりも、ある程度以上の内容を持ち、特に癌や生活習慣病に関連した項目の検査が多く、データを元に医師の問診、診察を受け、生活習慣病の予防や治療、その他の健康問題について助言、指導を受ける。
現在では「人間ドック」の呼称は公式に認められたもので、Human Dry Dockという英訳も使われている。
種類は、凡そ、最低限の項目を検査して3時間程度を必要とする。結果はその日のうちには判明しないものもある。半日の日帰りで済むものから1日、もしくは2日というコースが一般的。なかには5日、1週間というコースを設けているところもある。検査項目の中のオプションでどんなものを追加するかにより、当然項目数も増えていく。概ね、人間ドックの専門病院、専門診療所で受けるのが通例である。
日本では、人間ドックは医療保険の対象ではないが、加入している健康保険組合によっては年齢などの条件(35歳あるいは40歳以上)を満たせば一定額の補助が出る。人間ドックは労働基準法、労働安全衛生法で定められている健康診断に含まれる。私が現役時代勤めていたところも、会社の定期健康診断に加え年齢は覚えていないが一定年齢以上の者は、半日以上の人間ドックでの検診を受けることになっていた。どのコースを受けるかは、受信の選択に任されているが、会社から、決まった補助金が出ている。
「人間ドック」と言う名前の由来は、出来た当初、マスコミが船の修理に使うドックになぞらえて「人間ドック」の呼称を一般に広めたものであり、検査を受ける当事者はこの呼称を余り歓迎しなかったそうだが、船の修理に例えられたとすれば当然なこととうなずけるが、考えてみればよく言ったもので、船のオーバーホールじゃないけれど人間も定期的に徹底的な検査を受けて悪い所を早めに見つけて直しておくことが寛容だろうね~。しかし、面白いもので、人間ドックでの検診を嫌がる人が結構いて、その理由を聞くと、「病気が見付かるのが恐いから」・・という。大きな病気をしないために早めに見つけて治そうというのに、何を考えているのかと思うのだが、家人もそうなのである。もう、年齢的に、市の補助金などを受けて安く検診で来るのだが、行こうとしない。
最も、人間ドックで異常が見つかりやすい項目は、概ね肝機能障害(肝機能障害参照)、高コレステロール、肥満、腎・膀胱疾患、高中性脂肪などであり、普通のドックでは癌や神経系など難しい症状のものはなかなか見つかることはないね。
それに、このような病気にならないための予防のための検査には、保険が適用されないのをいつも疑問に思うのだが、それは、私だけだろうか??病気になってしまって、それを治すのに長い期間と費用を費やし、辛い目をするより、事前に検査を確りしておき、病気を治しておく方が、医療費を抑えることになるのではないかと思うのだが・・・。
そういえば、テレビで人気の番組に「史上最強の人間ドック 」がある。スーパードクターたちにより芸能人たちの精密検査をし、その予想寿命を発表する。恐怖におののく芸能人たちの姿が、面白い。・・・人の不幸を喜ぶわけではないが、聞いていると、職業柄もあるが、不摂生で結構、勝手気ままなことをしている人が多い。視聴者にも注意を呼びかけ予防策・改善策も発表している。人間ドックでこの時のような診断をしてもらおうと思うと30万円は必要らしい。それに、番組に出てくるような優秀な医者に見てもらえるとも限らない。それでも、これくらいの精密な検査をして、確りとした指導を受けると、大きな病気をする人はぐんと減るだろう。こんなところにお金を使うべきではないだろうか。
また、『そのまま放って置くと、大変なことになりますよ』のキャッチコピーで有名な、『最終警告! たけしの本当は怖い家庭の医学』」(毎週火曜後8・00)では、放置しておくと恐ろしい結果になりかねない病気を、実際の症例を元に構成されたVTRにより紹介していく。タレントの山田邦子が、今年・2007年4月3日の放送(その時のテーマは「女性が気をつける病」)に出演した山田邦子が取り上げられた自己検診法を実践した際に乳癌が発覚したことが報じられていた。
やはり、病気は、日頃からの注意と病気にならないための努力が肝要だよね。私などから言わせれば、病気になってからお金を使うのではなく、予防のためにこそお金と労力をを使うべきではないかな?極端な荒っぽい言い方をすれば、病気にならないための予防のための検査や相談、病気の場合は、生まれたときからの病であったり、事故や災害によるもの、また、一定年齢以上になっての老齢者の介護などは、総て全額で保障し、それ以外の、自己管理不行き届きから来る病気などは、全額自己負担にしてしまえば、医療費は減ると思うけれどね~。そんなこと、医療費が減ったら困る業界や医師会、そこから献金を受け取っている政党が許すわけないか・・・。
(画像は、成人男性の胸部X線写真。Wikipedia-X線写真より)
参考:
国立国際医療センター
http://www.imcj.go.jp/
人間ドック - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF
サイト「人間ドックについて」
http://www.norimo.to/dock/
日本人間ドック学界
http://www.ningen-dock.jp/concerned/kanri-shido/outline/contents.html
食育大辞典
http://www.shokuiku.co.jp/index.html
史上最強の人間ドック ザ・快傑ドクター - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF_%E3%82%B6%E3%83%BB%E5%BF%AB%E5%82%91%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
たけしの本当は怖い家庭の医学
http://www.asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E7%B5%82%E8%AD%A6%E5%91%8A!%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E6%80%96%E3%81%84%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E3%81%AE%E5%8C%BB%E5%AD%A6
保険 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%99%BA