昨・2006(平成18)年の今日(7月26日)は、イチローがイチローを超えた日。
2006(平成18)年7月28日朝日新聞に「Ichiro1279安打イチロー超えた」の記事があった。
新聞ってのは上手いタイトルをつけるね~。私のような面白なんでも好き人間にとっては、こんなタイトルを見ると読まずにはおれない。
内容は、”同年7月26日マリナーズのイチローは、3打数2安打で、大リーグ通産安打を1279に伸ばしオリックス時代の9年間で放った1278本を上回った。”・・・というもの。
現地26日(日本時間27日)ブルージェイズ戦で、初回に遊撃内野安打、まずはオリックス時代の自分に並んだ。剛腕バーネットの154キロの速球を打ち返しての遊撃内野安打。すかさず二盗し、1シーズンのマリナーズの球団記録、28回連続盗塁成功にも並んだ。「日本でのイチローを」超える打球は2回2死の第2打席目。低めの変化球をとらえた打球は左翼後方へ。必死に打球を追う左翼手の差し出したグラブをはじいて転がり2塁打。この瞬間、大リーグ通産1279本目の安打が記録された。イチローが日本で残した数字を米国のIchiroが抜き去った。
これは、イチローにとってメジャーで「しっかりプレーが出来ている」という意味を持つ。前日は、6年間での積算安打が殿堂入りした屈指の好打者、ウェイド・ボックス(レッドソックスなど)を上回って話題となったが”「昨日よりずっと気持ちいい。」と口調、表情とも穏やかだったという。日本では951試合で1278本。それを54試合も早くクリアーしたことが大きいのだという。「到達スピードが大事。こちらでは『どうせ日本の記録だろ』と軽い感じで受け取られたりすることがある。だから、『そうじゃないよ』と示すためにいいこと」”なのだという。日本で培った野球への姿勢に強い誇りを持つっている。プロ野球のタイトル経験者が日本での通産記録を大リーグで超える。こんな偉業を成し遂げる選手が今後現れるるのか。・・の質問に、イチローは、笑顔で「どうでしょうねえ。僕はもう自分のことで必死ですから」と応えたという。
イチローの昨2006(平成18)年までのタイトル・表彰・記録等は、は以下を参考にされると良い。
日本プロ野球(パシフィック・リーグ) → ここ。 [編集] メジャーリーグ(アメリカン・リーグ) → ここ 球団記録(シアトル・マリナーズ) → ここ。
御覧のように、イチローが、オリックス・ブルーウェーブから、シアトル・マリナーズへ移籍して、2001(平成13)年~2006(平成18)年の連続6シーズンで、安打数は最多の1354本を放ち、デビュー以来6年連続200本安打を達成。首位打者2回(2001年、2004年)ほか数々の賞を獲得している。中でも、ミッドサマー・クラシック(Midsummer Classic =真夏の祭典)とも呼ばれるMLB・オールスターには、新人から3年連続オールスター最多得票 で出場、そして、今年(2007年)には連続7回の出場を果たしているのは、立派としか言いようが無い。
日本プロ野球のオールスターゲームと違い、1年1都市のみでの開催、現在は1試合だけ開催されている。現在MLB所属チームが30チームもあるため単純計算でも30年に1度しか開催されないイベントであり、開催都市では地域を挙げての盛り上がりを見せる。今年7月10日は、 カリフォルニア州 ・サンフランシスコにあるサンフランシスコ・ジャイアンツが本拠地球場AT&Tパークで開催された。
記念すべき第1回のオールスターゲームが開催されたのは、1933(昭和8)年7月6日の事であった。 イチローが今年(2007年)78回にも及ぶMLBオールスターゲーム史上初のランニングホームランを打った。この日のイチローは打順は1番。試合が開始されると、第1打席は右前へ、第2打席では左前に連続安打。5回の第3打席で右越えに逆転の2点本塁打を運び交替した。
なんと3打席連続ヒット。そのうち1本がランニングホームランである。実は、イチロー自身にとっても初のランニングホームランだとか・・・これはちょっと意外な感じだね~。
野球用語には、日本で作られた和製英語があり、よく知られているものに「ナイター」がある。夜間に行われる試合なので、英語では「Night Game」である。昼間の試合は日本でも米国同様「Day Game (デーゲーム)」と言われている。随分とはっきりとした名前の付け方だよね~。ちなみにランニングホームランは、英語だと『インサイドザパークホームラン(Inside-The-Park Home )』という。つまり、これも読んで字の如く「球場内本塁打」という意味だが、なにか味気ない名前だ。球場内の外野の芝を転々と球が転がっている間に、打者が1塁から2塁、3塁を駆け抜けてホームへ走りこむ。そんな、日本の和製英語の「ランニング・ホームラン」の方がイメージには合うし、外野からホームへ返球される前にひたむきに走っている姿を想像でき夢があるように思うのだが・・・。
メジャーリーグの華は、やはり、豪快なホームランなのだろう。MLBオールスターゲームの行われる前日には同じ球場で本塁打競争(「MLBホームランダービー」がある。オールスター出場選手の中からさらに選抜された選手により、本塁打の本数を争うトーナメント戦)だ。前に私のブログ6月19日「ベースボール記念日」でも書いたが、もともと、ベースボールを歴史的に見るとその始まりは、ピッチャーが打者の打ち安い球を投げて、それを打つことから始まった。だから、メジャーリーグベースボールでは、ファンもピッチャーが打者を押さえ込むことよりも、打者が豪快に打つことを喜ぶ。しかし、ただヒットを連打するだけでなく、走る、投げる打つの三拍子揃ったイチローがメジャーリーグで活躍し、野球の醍醐味がただ豪快に打つだけではないことを思い起こさせた。日本の野球では、松井松井といわれるが、松井ぐらいの打率・ホームラン数の打者はメジャーにはいくらでもいる。今年のオールスターゲームには、3人の日本人リーガーが出場した、イチローのほかは、ドジャースの斉藤隆、レッドソックスの岡島秀樹である。岡島の下向投法(キャッチャーミットを見ない投法)は、ファンを驚かせているが、今期オールスターゲーム前の防御率は0、83と1点にも満たないすばらしい成績を収めている。ドジャース斎藤隆は大ブーイングを受けながらアメリカンリーグの強打者達を堂々3者凡退に討ち取った。残念ながら、レッドソックス岡島秀樹は登板機会が無かったが・・。
イチローにとってオールスターとは何か?前日そんな質問をぶつけられて、イチローは「オールスターですね。それが、答えです。その解釈はそれぞれのセンスです。アメリカのオールスターは、オールスターだと思っています。」と答えたという。ファン投票で選ばれ、大リーグで18人だけの先発に名を連ねる。それを当然のように感じさせてしまうところに天才打者の凄みがあり不幸かも知れない・・と新聞には書いていたが、先にも書いたように、イチローはメジャー至上主義ではなく、日本選手の相次ぐ渡米を歓迎しながらも「米国でちょと調子こいているヤツが日本で(野球を)やって欲しいね。そっちの方が興味ある」とトゲを含んだ言葉で誇りを覗かせているとも言う。彼は、日本で培った野球への姿勢に強い誇りを持つっており、「僕の基盤は日本にある」と前にも言っていた。球宴史上初のランニングホームランなどでMVPにもも輝き、受賞の記者会見では、忘れられない日になった。楽しいオールスターになった」と素直に喜びを語っていた。彼は、今まで、日本のオールスターも含めてオールスターでMVPはとった事がないという・・・これも意外な感じがしたが、これからの、オールスターに意欲を燃やしたようだ。記者から「3打数3安打が出ましたね」と聞かれたイチローは「いや、出たんではない。3安打したんです。」と答えていた。凄い答えである。これだけのことが言える選手はちょっといないであろう。そんな彼をちょっと生意気だと思っている人も多いかもしれない。私も多少そう思っている。しかし、イチローは王と並ぶ日本の誇る天才打者と言っても良い。今期も打撃は好調で今のところリーグの打率2位をキープしている。打率4割での夢の首位打者を狙って頑張って欲しいものだ。
(画像は、2007年MLBオールスターゲームで5回にランニング本塁打を放ったイチロー。2007年7月11日朝日新聞夕刊より)
参考:
イチロー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC
Enjoy!MLB CHASERS・MLB一般用語集
http://tohgest.cside.com/page006.html
6月19日「ベースボール記念日」
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/a696d7871ac44596b6d416b9a1af2eac
ICHIRO 51
http://www.bluewave.nu/ichiro51/
2006(平成18)年7月28日朝日新聞に「Ichiro1279安打イチロー超えた」の記事があった。
新聞ってのは上手いタイトルをつけるね~。私のような面白なんでも好き人間にとっては、こんなタイトルを見ると読まずにはおれない。
内容は、”同年7月26日マリナーズのイチローは、3打数2安打で、大リーグ通産安打を1279に伸ばしオリックス時代の9年間で放った1278本を上回った。”・・・というもの。
現地26日(日本時間27日)ブルージェイズ戦で、初回に遊撃内野安打、まずはオリックス時代の自分に並んだ。剛腕バーネットの154キロの速球を打ち返しての遊撃内野安打。すかさず二盗し、1シーズンのマリナーズの球団記録、28回連続盗塁成功にも並んだ。「日本でのイチローを」超える打球は2回2死の第2打席目。低めの変化球をとらえた打球は左翼後方へ。必死に打球を追う左翼手の差し出したグラブをはじいて転がり2塁打。この瞬間、大リーグ通産1279本目の安打が記録された。イチローが日本で残した数字を米国のIchiroが抜き去った。
これは、イチローにとってメジャーで「しっかりプレーが出来ている」という意味を持つ。前日は、6年間での積算安打が殿堂入りした屈指の好打者、ウェイド・ボックス(レッドソックスなど)を上回って話題となったが”「昨日よりずっと気持ちいい。」と口調、表情とも穏やかだったという。日本では951試合で1278本。それを54試合も早くクリアーしたことが大きいのだという。「到達スピードが大事。こちらでは『どうせ日本の記録だろ』と軽い感じで受け取られたりすることがある。だから、『そうじゃないよ』と示すためにいいこと」”なのだという。日本で培った野球への姿勢に強い誇りを持つっている。プロ野球のタイトル経験者が日本での通産記録を大リーグで超える。こんな偉業を成し遂げる選手が今後現れるるのか。・・の質問に、イチローは、笑顔で「どうでしょうねえ。僕はもう自分のことで必死ですから」と応えたという。
イチローの昨2006(平成18)年までのタイトル・表彰・記録等は、は以下を参考にされると良い。
日本プロ野球(パシフィック・リーグ) → ここ。 [編集] メジャーリーグ(アメリカン・リーグ) → ここ 球団記録(シアトル・マリナーズ) → ここ。
御覧のように、イチローが、オリックス・ブルーウェーブから、シアトル・マリナーズへ移籍して、2001(平成13)年~2006(平成18)年の連続6シーズンで、安打数は最多の1354本を放ち、デビュー以来6年連続200本安打を達成。首位打者2回(2001年、2004年)ほか数々の賞を獲得している。中でも、ミッドサマー・クラシック(Midsummer Classic =真夏の祭典)とも呼ばれるMLB・オールスターには、新人から3年連続オールスター最多得票 で出場、そして、今年(2007年)には連続7回の出場を果たしているのは、立派としか言いようが無い。
日本プロ野球のオールスターゲームと違い、1年1都市のみでの開催、現在は1試合だけ開催されている。現在MLB所属チームが30チームもあるため単純計算でも30年に1度しか開催されないイベントであり、開催都市では地域を挙げての盛り上がりを見せる。今年7月10日は、 カリフォルニア州 ・サンフランシスコにあるサンフランシスコ・ジャイアンツが本拠地球場AT&Tパークで開催された。
記念すべき第1回のオールスターゲームが開催されたのは、1933(昭和8)年7月6日の事であった。 イチローが今年(2007年)78回にも及ぶMLBオールスターゲーム史上初のランニングホームランを打った。この日のイチローは打順は1番。試合が開始されると、第1打席は右前へ、第2打席では左前に連続安打。5回の第3打席で右越えに逆転の2点本塁打を運び交替した。
なんと3打席連続ヒット。そのうち1本がランニングホームランである。実は、イチロー自身にとっても初のランニングホームランだとか・・・これはちょっと意外な感じだね~。
野球用語には、日本で作られた和製英語があり、よく知られているものに「ナイター」がある。夜間に行われる試合なので、英語では「Night Game」である。昼間の試合は日本でも米国同様「Day Game (デーゲーム)」と言われている。随分とはっきりとした名前の付け方だよね~。ちなみにランニングホームランは、英語だと『インサイドザパークホームラン(Inside-The-Park Home )』という。つまり、これも読んで字の如く「球場内本塁打」という意味だが、なにか味気ない名前だ。球場内の外野の芝を転々と球が転がっている間に、打者が1塁から2塁、3塁を駆け抜けてホームへ走りこむ。そんな、日本の和製英語の「ランニング・ホームラン」の方がイメージには合うし、外野からホームへ返球される前にひたむきに走っている姿を想像でき夢があるように思うのだが・・・。
メジャーリーグの華は、やはり、豪快なホームランなのだろう。MLBオールスターゲームの行われる前日には同じ球場で本塁打競争(「MLBホームランダービー」がある。オールスター出場選手の中からさらに選抜された選手により、本塁打の本数を争うトーナメント戦)だ。前に私のブログ6月19日「ベースボール記念日」でも書いたが、もともと、ベースボールを歴史的に見るとその始まりは、ピッチャーが打者の打ち安い球を投げて、それを打つことから始まった。だから、メジャーリーグベースボールでは、ファンもピッチャーが打者を押さえ込むことよりも、打者が豪快に打つことを喜ぶ。しかし、ただヒットを連打するだけでなく、走る、投げる打つの三拍子揃ったイチローがメジャーリーグで活躍し、野球の醍醐味がただ豪快に打つだけではないことを思い起こさせた。日本の野球では、松井松井といわれるが、松井ぐらいの打率・ホームラン数の打者はメジャーにはいくらでもいる。今年のオールスターゲームには、3人の日本人リーガーが出場した、イチローのほかは、ドジャースの斉藤隆、レッドソックスの岡島秀樹である。岡島の下向投法(キャッチャーミットを見ない投法)は、ファンを驚かせているが、今期オールスターゲーム前の防御率は0、83と1点にも満たないすばらしい成績を収めている。ドジャース斎藤隆は大ブーイングを受けながらアメリカンリーグの強打者達を堂々3者凡退に討ち取った。残念ながら、レッドソックス岡島秀樹は登板機会が無かったが・・。
イチローにとってオールスターとは何か?前日そんな質問をぶつけられて、イチローは「オールスターですね。それが、答えです。その解釈はそれぞれのセンスです。アメリカのオールスターは、オールスターだと思っています。」と答えたという。ファン投票で選ばれ、大リーグで18人だけの先発に名を連ねる。それを当然のように感じさせてしまうところに天才打者の凄みがあり不幸かも知れない・・と新聞には書いていたが、先にも書いたように、イチローはメジャー至上主義ではなく、日本選手の相次ぐ渡米を歓迎しながらも「米国でちょと調子こいているヤツが日本で(野球を)やって欲しいね。そっちの方が興味ある」とトゲを含んだ言葉で誇りを覗かせているとも言う。彼は、日本で培った野球への姿勢に強い誇りを持つっており、「僕の基盤は日本にある」と前にも言っていた。球宴史上初のランニングホームランなどでMVPにもも輝き、受賞の記者会見では、忘れられない日になった。楽しいオールスターになった」と素直に喜びを語っていた。彼は、今まで、日本のオールスターも含めてオールスターでMVPはとった事がないという・・・これも意外な感じがしたが、これからの、オールスターに意欲を燃やしたようだ。記者から「3打数3安打が出ましたね」と聞かれたイチローは「いや、出たんではない。3安打したんです。」と答えていた。凄い答えである。これだけのことが言える選手はちょっといないであろう。そんな彼をちょっと生意気だと思っている人も多いかもしれない。私も多少そう思っている。しかし、イチローは王と並ぶ日本の誇る天才打者と言っても良い。今期も打撃は好調で今のところリーグの打率2位をキープしている。打率4割での夢の首位打者を狙って頑張って欲しいものだ。
(画像は、2007年MLBオールスターゲームで5回にランニング本塁打を放ったイチロー。2007年7月11日朝日新聞夕刊より)
参考:
イチロー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC
Enjoy!MLB CHASERS・MLB一般用語集
http://tohgest.cside.com/page006.html
6月19日「ベースボール記念日」
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/a696d7871ac44596b6d416b9a1af2eac
ICHIRO 51
http://www.bluewave.nu/ichiro51/