2007(平成19)年の7月24日(7月最終金曜日)は、「コアラの日」
「コアラの日」は、「オーストラリアコアラ基金」が制定したコアラ救済デー。日本では2000(平成12)年から実施している由。
コアラはオーストラリアで最も有名で人気のある動物の一つである。
コアラを「コアラ熊Koala Bear」だとか、間違って呼ぶ人がいるが、、哺乳綱(ほにゅうこう)フクロネズミ目(有袋目) コアラ科の動物。科学的にみて、コアラと深いつながりのある動物はまだ見つかっていない希少な動物の1つである。別名コモリグマ、フクログマ。コアラの習性はナマケモノに似ている。生息地オーストラリアには天敵がいないため、木の幹につかまったまま何時間も動かない生活をするが巣は作らない。コアラは夜行性であるが、地上に降りることは稀、木を移動する際に地上に降りる程度。動作は緩慢で、特にメスは昼間はほとんど動かず、眠っていることが多いそうだ。
食べ物はオーストラリアには500種を超えるユーカリ樹があり、その中の13種ぐらいのユーカリ樹の葉を主な食糧としているが、一応40種程のユーカリの葉や芽を食べることもわかっているという。大人のコアラは一日に1㌔またはそれ以上の葉を食べるという。ユーカリの葉は消化が悪く、さらに毒素が含まれているため、一般に動物の餌として適さない。しかしコアラは、盲腸で発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収することができるそうだ。そのため、コアラの盲腸の長さは2mで哺乳類では最も長い。主食としているユーカリの葉は、栄養に乏しく活発な行動をするまでのエネルギーを得ることができない。そのために、一日のほとんど(約20時間)を樹の上で眠って過ごし、エネルギーを節約しているのだそうだ。必要な水分は常食にしているユーカリの葉からのみ摂取し、地上に降りて水を飲むことはまずないそうで、そのことから「コアラ」は先住民の言葉で「水を飲まない」を意味するそうだ。
繁殖形態は胎生で、たいてい1子を出産し双子は稀だそうで、妊娠期間は約35日、生まれた子供はメスの腹部にある育児嚢(いくじのう)で約6-7ヶ月間育てられる。その後子供は母親に背負われて過ごす。
母親は盲腸内でユーカリを半消化状態にすることで「パップ」という離乳食を作る。子供のコアラはユーカリの葉のほか、母親が排泄する乳状の便「パップ」を肛門から直接食べるそうだ。子供はこの「パップ」によってユーカリの葉を消化するための微生物を得、一生涯にわたり、同じ葉を食べ続けるようになるのだそうだ。
なお、コアラの死体を解剖すると、”もっぱらユ―カリの葉だけを食べているコアラが時々地上で砂や小石を食べる事があり、盲腸の 底部にしばしば土砂の粒がたまっているのが見られるそうだ。これは骨の成長に必要なカルシュウムのようなミネラルを補給しているものと考えられる”そうだ。以下参照。
ようこそこあらの森へ/特別企画コアラのふくろ
http://www.marinenet.co.jp/koala/koalagaku/ko-.htm
大人のコアラの平均体重は約9㌔で、身長は約60㌢。体毛は濃く、ウールのような感触であり、容姿が愛らしいので、世界各地で人気が高い。
コアラがオーストラリアから日本に初めてやってきたのは、1984(昭和59)年のこと。当時、東京都の多摩動物公園、名古屋市の東山動物園、鹿児島市の平川動物園の3園に贈られた。その後コアラの飼育数が増え、神戸市立王子動物園他5公園形公園で見ることができるようになっている。ちなみに、オーストラリアからコアラが贈られた際、日本からはそのお返しにオオサンショウウオを贈っている。
かつて、オーストラリアでは毛皮目的でコアラの乱獲が進み、最盛期には年間数百万頭が捕獲されていたという。このため、1930年代には絶滅の危機に瀕していた。その後、保護活動がなされたが、開発によるユーカリ林の減少が、生息域を狭めている。そこで1998(平成10)年にオーストラリア・コアラ保護協会(AKF)が、コアラの調査・研究や、コアラとその生息地周辺の自然環境を守る活動を行うために、「オーストラリア・コアラ基金」を設立した。 この基金を利用し、すべてのコアラが正確にどこに存在するのかが判る分布図の製作や、森林の保護、繁殖の研究などが行われている。
ロッテでは「コアラのマーチ」が10周年を迎えた1994(平成 6)年より支援協力を実施。また基金支援だけでなく、コアラ親善大使の派遣など独自の活動を積極的に展開し、在日本における数少ないボールドスポンサーとしてオーストラリアコアラ基金を応援しているそうだ。(ロッテ会社情報)
また、東京・多摩動物公園、埼玉県・こども動物自然公園などが、神戸市立王子動物園との間で共同繁殖契約を締結し、コアラの繁殖に取り組んでいる。(以下参考に記載の「共同繁殖計画 コアラの繁殖で新たな挑戦|東京都」参照)
そういえば、昔、コアラの食料となるユーカリの木が少ないので、日本の大手流通業が、ユーカリの木を育てて欲しいと、社員たちにユーカリの苗を配っていたのを思い出した。ユーカリの木は成長がとても早く、大きなものは70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もあるそうだが、数年後に、ある苗木を育てた人にあったとき、その成長の速さと大きくなるのに驚き、どうしようかと困っているなどとぼやいていたのを思い出す。ま、大きな庭のある家の人だからいいようなものだが、判らずに植えて後で困った人も人も多いのだろうね~。今他の人たちはどうしたのだろう・・!。そういえば、その流通業は、今も植樹運動に熱心で、企業の方針として、国内外の自店舗の敷地内や砂漠化している地域など植林活動を熱心に行っているようだ。但し、今は、植林に関する専門家の意見を入れながらその土地に見合った木を植えているそうだ。(^0^)
(画像は、我が家のコアラのぬいぐるみ。船に乗っていた義理の兄が私の息子が生まれたころオーストラリアへ寄航した時に土産に買ってきてくれたものだ。本物のコアラのように見えるが、コアラは保護動物なので、カンガルーの皮で出来ている。可愛いく、毛がふわふわとして気持ちいいので、息子が抱いて嘗め回していたらしい。随分汚れているが記念にと家人が棄てずにおいていある。)
コアラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%A9
オーストラリアの動物
http://www.australia.or.jp/gaiyou/nature/animals.html
しらべものノート - 「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」 【理科】
http://kids.goo.ne.jp/sirabemono/note050.html
Australian Koala Foundation(AKF。オーストラリアコアラ基金)
https://www.savethekoala.com/japan/jpindex.php
お口の恋人 ロッテ|ビジネスコンテンツ|会社情報
http://www.lotte.co.jp/corporate/society/koala/index.html
ようこそこあらの森へ
http://www.marinenet.co.jp/koala/
絶滅した動物一覧 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E6%BB%85%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8B%95%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7
共同繁殖計画 コアラの繁殖で新たな挑戦|東京都
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/03/20g3r400.htm
「コアラの日」は、「オーストラリアコアラ基金」が制定したコアラ救済デー。日本では2000(平成12)年から実施している由。
コアラはオーストラリアで最も有名で人気のある動物の一つである。
コアラを「コアラ熊Koala Bear」だとか、間違って呼ぶ人がいるが、、哺乳綱(ほにゅうこう)フクロネズミ目(有袋目) コアラ科の動物。科学的にみて、コアラと深いつながりのある動物はまだ見つかっていない希少な動物の1つである。別名コモリグマ、フクログマ。コアラの習性はナマケモノに似ている。生息地オーストラリアには天敵がいないため、木の幹につかまったまま何時間も動かない生活をするが巣は作らない。コアラは夜行性であるが、地上に降りることは稀、木を移動する際に地上に降りる程度。動作は緩慢で、特にメスは昼間はほとんど動かず、眠っていることが多いそうだ。
食べ物はオーストラリアには500種を超えるユーカリ樹があり、その中の13種ぐらいのユーカリ樹の葉を主な食糧としているが、一応40種程のユーカリの葉や芽を食べることもわかっているという。大人のコアラは一日に1㌔またはそれ以上の葉を食べるという。ユーカリの葉は消化が悪く、さらに毒素が含まれているため、一般に動物の餌として適さない。しかしコアラは、盲腸で発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収することができるそうだ。そのため、コアラの盲腸の長さは2mで哺乳類では最も長い。主食としているユーカリの葉は、栄養に乏しく活発な行動をするまでのエネルギーを得ることができない。そのために、一日のほとんど(約20時間)を樹の上で眠って過ごし、エネルギーを節約しているのだそうだ。必要な水分は常食にしているユーカリの葉からのみ摂取し、地上に降りて水を飲むことはまずないそうで、そのことから「コアラ」は先住民の言葉で「水を飲まない」を意味するそうだ。
繁殖形態は胎生で、たいてい1子を出産し双子は稀だそうで、妊娠期間は約35日、生まれた子供はメスの腹部にある育児嚢(いくじのう)で約6-7ヶ月間育てられる。その後子供は母親に背負われて過ごす。
母親は盲腸内でユーカリを半消化状態にすることで「パップ」という離乳食を作る。子供のコアラはユーカリの葉のほか、母親が排泄する乳状の便「パップ」を肛門から直接食べるそうだ。子供はこの「パップ」によってユーカリの葉を消化するための微生物を得、一生涯にわたり、同じ葉を食べ続けるようになるのだそうだ。
なお、コアラの死体を解剖すると、”もっぱらユ―カリの葉だけを食べているコアラが時々地上で砂や小石を食べる事があり、盲腸の 底部にしばしば土砂の粒がたまっているのが見られるそうだ。これは骨の成長に必要なカルシュウムのようなミネラルを補給しているものと考えられる”そうだ。以下参照。
ようこそこあらの森へ/特別企画コアラのふくろ
http://www.marinenet.co.jp/koala/koalagaku/ko-.htm
大人のコアラの平均体重は約9㌔で、身長は約60㌢。体毛は濃く、ウールのような感触であり、容姿が愛らしいので、世界各地で人気が高い。
コアラがオーストラリアから日本に初めてやってきたのは、1984(昭和59)年のこと。当時、東京都の多摩動物公園、名古屋市の東山動物園、鹿児島市の平川動物園の3園に贈られた。その後コアラの飼育数が増え、神戸市立王子動物園他5公園形公園で見ることができるようになっている。ちなみに、オーストラリアからコアラが贈られた際、日本からはそのお返しにオオサンショウウオを贈っている。
かつて、オーストラリアでは毛皮目的でコアラの乱獲が進み、最盛期には年間数百万頭が捕獲されていたという。このため、1930年代には絶滅の危機に瀕していた。その後、保護活動がなされたが、開発によるユーカリ林の減少が、生息域を狭めている。そこで1998(平成10)年にオーストラリア・コアラ保護協会(AKF)が、コアラの調査・研究や、コアラとその生息地周辺の自然環境を守る活動を行うために、「オーストラリア・コアラ基金」を設立した。 この基金を利用し、すべてのコアラが正確にどこに存在するのかが判る分布図の製作や、森林の保護、繁殖の研究などが行われている。
ロッテでは「コアラのマーチ」が10周年を迎えた1994(平成 6)年より支援協力を実施。また基金支援だけでなく、コアラ親善大使の派遣など独自の活動を積極的に展開し、在日本における数少ないボールドスポンサーとしてオーストラリアコアラ基金を応援しているそうだ。(ロッテ会社情報)
また、東京・多摩動物公園、埼玉県・こども動物自然公園などが、神戸市立王子動物園との間で共同繁殖契約を締結し、コアラの繁殖に取り組んでいる。(以下参考に記載の「共同繁殖計画 コアラの繁殖で新たな挑戦|東京都」参照)
そういえば、昔、コアラの食料となるユーカリの木が少ないので、日本の大手流通業が、ユーカリの木を育てて欲しいと、社員たちにユーカリの苗を配っていたのを思い出した。ユーカリの木は成長がとても早く、大きなものは70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もあるそうだが、数年後に、ある苗木を育てた人にあったとき、その成長の速さと大きくなるのに驚き、どうしようかと困っているなどとぼやいていたのを思い出す。ま、大きな庭のある家の人だからいいようなものだが、判らずに植えて後で困った人も人も多いのだろうね~。今他の人たちはどうしたのだろう・・!。そういえば、その流通業は、今も植樹運動に熱心で、企業の方針として、国内外の自店舗の敷地内や砂漠化している地域など植林活動を熱心に行っているようだ。但し、今は、植林に関する専門家の意見を入れながらその土地に見合った木を植えているそうだ。(^0^)
(画像は、我が家のコアラのぬいぐるみ。船に乗っていた義理の兄が私の息子が生まれたころオーストラリアへ寄航した時に土産に買ってきてくれたものだ。本物のコアラのように見えるが、コアラは保護動物なので、カンガルーの皮で出来ている。可愛いく、毛がふわふわとして気持ちいいので、息子が抱いて嘗め回していたらしい。随分汚れているが記念にと家人が棄てずにおいていある。)
コアラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%A9
オーストラリアの動物
http://www.australia.or.jp/gaiyou/nature/animals.html
しらべものノート - 「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」 【理科】
http://kids.goo.ne.jp/sirabemono/note050.html
Australian Koala Foundation(AKF。オーストラリアコアラ基金)
https://www.savethekoala.com/japan/jpindex.php
お口の恋人 ロッテ|ビジネスコンテンツ|会社情報
http://www.lotte.co.jp/corporate/society/koala/index.html
ようこそこあらの森へ
http://www.marinenet.co.jp/koala/
絶滅した動物一覧 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E6%BB%85%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8B%95%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7
共同繁殖計画 コアラの繁殖で新たな挑戦|東京都
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/03/20g3r400.htm