こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

複 合 基 準

2011-01-02 08:46:41 | Weblog
価値は真実に宿る

それを蔑にしたとき

冤罪が生まれる

真相の追究をビジネスにしてはならない

生起したものごとの中には

手続き上の処理に

なじまないものがある


事実でないものを

真実とするのは

不正な結果を招き

不幸な犠牲者を追加する

検察の姿勢を著しく失墜させた事件ほど

制度の欠陥を明らかにしたものはない

おぞましい限り

いうべき言葉がない


同じ程度の案件は

警察にも見られていた

法廷が真実を審理する場である前に

警察と検察の段階で

公判に耐え得るものか否かを

十分慎重に

調査しておかなければならない


裁判官が

検察に潜む問題を指摘することができたからこそ

冤罪であったということが詳らかにされたのだった

証拠の採用が有効とならなかった事例では

冤罪による刑死者さえ生んでいた


真実のもつその価値を

軽んじてはならない
 
安易な決めつけは

怪我のもと

事実はいずれにせよ

どこかで発覚することがある

WIKILEAKSの存在意義はそこにある

9.11に関する機密の暴露を怖れる者は

これにより安眠することができなくなったはずである


真実が何かということを粗末にしていると

最終的に

道を誤る


止まらない温暖化にも

相応の理由がある

真実を確かめようとすれば

それは十分に可能なことであった

誰もやらなかったということが

実効なき温暖化対策という形容を生み出した


勝手な思い込みや

利益共同体が作り上げたシナリオを真に受けていると

真相を遠ざけて

被害をより拡大させることになる


権威を無批判に受け容れてはならない

不正な判断には

問題解決能力がなく

誤った結果を国民に強要することさえある

日本の貧困化は恰好の見本である


真実のもつ価値をみようとしなければ

望まない結末がやってくる

検察のあるまじき不祥事の顛末は

そのことを訴えている

価値基準となるものは

ひとつに限る
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