こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

人 為 淘 汰

2011-12-11 07:56:02 | Weblog
地球の温暖化は

これから

どんどん加速するようになる

現状で

何を

どうやったとしても

二酸化炭素を減らすことは

まったくできない

これは

過去からの

事実


交流電源というものは

出力調整をすることが

基本的にできない

周波数を安定的に保っておくためには

発電機は

常時

毎分3000回転

または3600回転という高速で

絶えず

安定した

運転がなされていなければならないからだ


消費者が発電機の運動量を制御することなど

本質的に不可能なはなし

できないことを

やっていることに国はしてきた

だからこそ

温室効果ガスである二酸化炭素が

大気中で

こんなにも増えてしまうこととなったのだった

その濃度は

400ppmという値を

既に超えてしまっている



今年の始め頃に

報告されていた


人類が行なってきたすべての温暖化を防止するための対策には

実効というものが

まったく

みられなかった

名目の値を足し算して

それで

二酸化炭素をその大きさで減らした

と勝手に決め込んでいた


二酸化炭素は

火力発電所の燃焼炉を

実際に止めない限り

延々と

吐き出されている

それを消費者が実際に減らした

とするデータは

どこからも公表されていない


節電で二酸化炭素を

実際に

減らすためには

火力発電所の稼働率が

ほんとうに

下がっていたことを

数値で証明しなければならない

化石燃料の輸入割合が応分に減っていた

ことを確かめずに

節電量の積算値で

二酸化炭素の排出量が減少した

と思い込んでいる

なんと哀れな姿を晒していたのだろうか

後代の人類から

そのように蔑みの目で見られる

文明の行き着く定めの場所は

もう決まっている


発電で使用した化石燃料が

節電で抑制される

とする論理的根拠は

まったく ない

事実関係を

第三者機関が検証確認していたのであれば

真相は

夙に

国民の知るところとなっていた

電力業界がもつ隠蔽体質が生む

その秘密主義が

交流送電の限界を

誰にも悟らせないようにしている

その結果温暖化は進み

気候は不安定化し

業界は高給を食むことが許されていた


国民が真相を知らないでいるうちは

経済成長に伴って生じる電力不足を解消するために

有害な原発を増設することが

いとも容易にできるようになる

兵器へと転用することができる核種の備蓄も

存分に増やせる

いざとなったら

原発で燃やすための核燃料を精製し

大量に濃縮することにより

核実験を行うことが

短期間で可能になる


核保有国の仲間入りが叶うと

他国からの攻撃を受けることはなくなる

核を持つようになった国は

最大の防衛能力を身につける

核の平和利用を進めると

兵器に転用できる核資源が

増やせる

これは安全保障という考え方にとって

諸刃の剣になっていた


防衛力が劣位に置かれている国にとっては

攻撃を思いとどまらせる優れた効果が生み出せる

危機に瀕した国では

核兵器の保有へと走らざるを得なくなる

イスラエルやインド

パキスタン

そして

北朝鮮とイラン

などがその絶好のサンプルだ

既存の核保有国は

核の拡散を惧れ

国際的な監視の目を光らせている

だが

その効果の不在を

北朝鮮が証明してしまったのだった


核を持った国は

その大量破壊兵器を

手放すことができなくなる

核軍縮が可能であったとしても

核廃絶は題目でしかない


原発には化石燃料の消費を減らす能力そのものがない

どのような方式の電源システムであるにせよ

それが交流電流を扱うものであるのなら

発電出力の調整は

本来できることではない

回転数を減らすことは

周波数を乱す行為に他ならない

電力の品位が劣ったものであるのなら

その電気は使い物にならない

照明灯は明滅を不規則に繰り返し

モーターの回転数は乱れて不安定化する

位置決め精度は大きく狂い

精密加工をすることなど

まったくできなくなってしまう


消費者にできることがあるとすれば

それは

自家発電方式の電源へと切り替えることただ一つ

商用電源を引き込んでいるうちは

地表の二酸化炭素濃度は

一貫して上昇し続けている


電力分野に於ける既存の温暖化対策の全ては

無効なものであった

効果のない対策を進めるために

莫大な国費を毎年予算化することは

ただの無駄

損失を増やすだけの行為を

継続するのは愚か者のする仕業

やればやるだけ

資本と時間を失うことになるばかり

増え続ける二酸化炭素が

その事実をかねてからよく訴えていたのだった



人類は

意図的に与えられたその勝手な情報を真に受けて

節電に励み

それで温暖化を防止した積もりになっていた

まことに粗末な経過を生み出していながら

その姿を見ることができなくなっている始末


文明は

温暖化防止対策に関する事実関係の確認を

いますぐ

自らの手で

実行しなければならない

誤った事実認識を抱きしめていると

生命はより早く

淘汰へと至る
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