経済活動というものが
実に活発な展開をみせていた
かつてのごとき
成長が続いている
時代
には
力による問題解決
という方法の選択が一般化するようになっており
世界の保安官
であることを自負するアメリカは
勇躍して
最新の兵器で武装した
世界一強い米軍を
紛争地へと
積極的に派兵して
力によるカリソメの平和と
それによる見かけ上の安定統治
と呼ぶべき状態を
そこに成り立たせておくための主体
となる役割を
率先して果たしてきた
その枠組みを
通用させなくする
時代の変化が
この度
唐突に訪れた
アメリカという名で呼ばれる国が持つ
イメージとしての
要するに実体のない
威光を
ことあるごとに
世界中に見せつけてきた過去が
いまはもう
役に立たないものとなった
ということになる
その経過の一部始終には
ドル経済圏の拡大を許し
武力による偽りの平和
という不安定な状態の便宜的な温存を
導くための
政治と経済の反応場
に於ける
身勝手な都合の関与が
表裏一体となって生じていた
財政から豊かさが緩慢に失われていき
いまになって
やっと
損失をしか生まずにいた過去の経緯のもつ意味が
改めて
問い直されようとする直前の段階が
にわかに出現する運びとなった
不毛な経過を繰り返してきた時代を通じて
経済は低迷を余儀なくされ
勝者となる国家がない中で
国際金融資本だけが
一人栄華を誇っている
世界を指導する役割を担う国に
最大の戦闘能力が保持されているにせよ
戦争を遂行するに足る経済能力を失ったとき
アメリカは保安官に求められている
武力の行使を
直ちに決断実行することに
ためらい
を見せるようになった
あらたに生じたこの変化は
紛争解決のための従来のアプローチを
もっとも穏便なものへと改めた
そして
武力の行使で失われてきた多くの損失を
これ以上
無駄に発生させないという点で
きわめて合理的な
あたらしい解
の存在を
世界に対して
示すものとなったのだった
国家がもつべき健全な財政を悪化させ
議会運営の場面で円滑さを欠くようになり
政党政治が本質的にもつ限界を
執拗に見せつけられた米国民は
将来に対する危機感を
強く持たざるを得なくなった
アメリカの常套手段となっていた
武力による間髪を容れぬ軍事介入を
実施しないで済む道を
模索する契機ともなったのではあるのだが
保守的な気質をもつ大多数が
問題の本質を覆い隠したまま
不都合な要因を目にする機会を
意図せずに遠ざけようとしていることには
関心がないようだ
シリアに於ける化学兵器の使用
を巡る行き詰った状況から
世界が抜け出すための措置として
力に頼らない解決の方法というものが
国連で注目される結果となった
軍事力に恃もうとする政府のすべては
やがて
経済的に
必ず
行き詰る
アメリカの置かれているその状況は
経過の事実のもつ意味を
明確に物語る
イラク侵攻をイラク戦争へと変えた
共和党ブッシュ政権の勝利への執着が
エネルギーコストを長期間高めさせ
世界経済から豊かさを
奪い去る最大の原因となっていた
地下資源の決済を実施するための通貨
であるドルの供給と回収を目的とする
国際金融資本だけがどんどん肥え太っていき
世界中の資源消費国のすべてが
一様に豊かさを徐々に失っていったことにより
現状の貧しさに
世界中が耐えなければならない時代となったのだった
その対策としてこれまで採用されてきたのが
消費税率の変更という
よく知られてる
おなじみの措置だった
エネルギー資源を輸入した国は
おしなべて
貧しくなる運命へと陥落する
それは
資源産出国が
どこの国でも通用する便利な通貨
である汎用性を身に付けたドルでの決済を
要求しているからに他ならない
ドルの供給を請け負っている
国際金融資本の一部分が
ドルと引き換えに得た外貨を用いて
ローカル市場で
積極的にそれを運用し
利益を最大化させたものを
速やかに回収する
その行為が為替市場で
差益を通貨交換の往復
の悉くで生み出しているからこそ
所謂ドル資本
と呼ばれてきた
現在の
国際金融資本の利益の積み増し
に大きく貢献する
という経過を生んできた
ローカル市場で回るべき資本が消え
資本提供者の本国
であるアメリカへと
ドルが無事帰還を果たしたとき
そこで経済を回すための手段となっているべき
地域固有の資本が失われ
ローカル市場を提供してきた国家と国民は
同時に貧しくなってゆく
というメカニズムへと嵌り込む
国家というものは
財政の悪化を増税で乗り切ることしか知らず
国債をやたらと発行して
国内で回るべき資本を埋め戻そうとする
税収を向上させるには
経済を活性化させる必要がある
のだが
それにはエネルギー消費の増大が不可欠
こうして
温暖化とそれに伴う環境の劣化
そして貧困の増大が避けがたい要因となったことにより
国債の信用力が失われると
世界恐慌の前駆症状というべき事態が
どこかの国で突発的に発生する
情勢が生じるようになったのだった
リーマンショックとEU危機は
ドル余り現象の結果の一つとして
与えられたもの
サブプライムローンと呼ばれた異常な貸越し競争が
膨大な規模の不良債権を現実化させ
G7をG20へと拡大させた
その後三年の歳月が経過したとき
ギリシャの経済基盤が
EUの基準を満たしていない事実が発覚し
その国債が一斉に信用を失って
長期金利を引き上げるという変化を生じさせた
この経過がきっかけとなり
財政がもつべき健全性
への信用をなくした国の債券が売られ
金融市場に於いて
信用経済を成り立たせていた
背骨にあたる部分の脆弱さ
が俄かに問題化することとなったのだった
これがEU危機を生んだ周辺の事情
いずれの変化も
拡大したドル経済圏の内部で
引き起こされたことである
エネルギー資源を輸入しなければ
経済成長は生まれない
財政を健全化しようと努めれば
経済全体を賦活しなければならない
それにはエネルギーが必要なのだ
地下資源を燃やして電力を確保する過程で
ドルの過剰流動性が顕在化することとなり
温室効果ガスの濃度上昇
という負の変化も同時に問題化させてきた
文明はこれら一連の劣化するためのプロセスを
実効を伴わない無意味な対策を講じることて
乗り切った積りになっていた
まことに無能かつ無責任なことである
二酸化炭素の大気中濃度は
相変わらず
一貫して増加しつづけており
付加価値税の税率も
同様に国民の暮らしを圧迫し続けるような経過を
辿っている
問題の本質は
エネルギーを確保するための手段を
誤って選択したというそのことにある
自然エネルギーと呼ばれる再生可能エネルギーでは
安定した電力を確保することがそもそもできず
経済に寄与する電力の供給源とは
到底成り得ない
その事実を理解することができず
曖昧な思い込みでしかない
勝手な認識をもちこみ
発電能力のデータだけをみて
安定供給するための基本的条件の内容を
まったく見ようとしてこなかった
問題の本質が見えていたのであれば
偏った豊かさ
を国際金融資本などの1%に過ぎない新興勢力に与えるために
対極となることを強いられた貧困の世界規模の蔓延と
それによるバイアスがもたらす経済と財政危機
および
気候変動を加速する一方の温暖化と
降水量の増加と洪水の頻発などを
未然に防ぐ
程度のことは夙にできていた
考える力を文明が失った時
自然界からの警告を意味する
淘汰
がおきることになっている
実に活発な展開をみせていた
かつてのごとき
成長が続いている
時代
には
力による問題解決
という方法の選択が一般化するようになっており
世界の保安官
であることを自負するアメリカは
勇躍して
最新の兵器で武装した
世界一強い米軍を
紛争地へと
積極的に派兵して
力によるカリソメの平和と
それによる見かけ上の安定統治
と呼ぶべき状態を
そこに成り立たせておくための主体
となる役割を
率先して果たしてきた
その枠組みを
通用させなくする
時代の変化が
この度
唐突に訪れた
アメリカという名で呼ばれる国が持つ
イメージとしての
要するに実体のない
威光を
ことあるごとに
世界中に見せつけてきた過去が
いまはもう
役に立たないものとなった
ということになる
その経過の一部始終には
ドル経済圏の拡大を許し
武力による偽りの平和
という不安定な状態の便宜的な温存を
導くための
政治と経済の反応場
に於ける
身勝手な都合の関与が
表裏一体となって生じていた
財政から豊かさが緩慢に失われていき
いまになって
やっと
損失をしか生まずにいた過去の経緯のもつ意味が
改めて
問い直されようとする直前の段階が
にわかに出現する運びとなった
不毛な経過を繰り返してきた時代を通じて
経済は低迷を余儀なくされ
勝者となる国家がない中で
国際金融資本だけが
一人栄華を誇っている
世界を指導する役割を担う国に
最大の戦闘能力が保持されているにせよ
戦争を遂行するに足る経済能力を失ったとき
アメリカは保安官に求められている
武力の行使を
直ちに決断実行することに
ためらい
を見せるようになった
あらたに生じたこの変化は
紛争解決のための従来のアプローチを
もっとも穏便なものへと改めた
そして
武力の行使で失われてきた多くの損失を
これ以上
無駄に発生させないという点で
きわめて合理的な
あたらしい解
の存在を
世界に対して
示すものとなったのだった
国家がもつべき健全な財政を悪化させ
議会運営の場面で円滑さを欠くようになり
政党政治が本質的にもつ限界を
執拗に見せつけられた米国民は
将来に対する危機感を
強く持たざるを得なくなった
アメリカの常套手段となっていた
武力による間髪を容れぬ軍事介入を
実施しないで済む道を
模索する契機ともなったのではあるのだが
保守的な気質をもつ大多数が
問題の本質を覆い隠したまま
不都合な要因を目にする機会を
意図せずに遠ざけようとしていることには
関心がないようだ
シリアに於ける化学兵器の使用
を巡る行き詰った状況から
世界が抜け出すための措置として
力に頼らない解決の方法というものが
国連で注目される結果となった
軍事力に恃もうとする政府のすべては
やがて
経済的に
必ず
行き詰る
アメリカの置かれているその状況は
経過の事実のもつ意味を
明確に物語る
イラク侵攻をイラク戦争へと変えた
共和党ブッシュ政権の勝利への執着が
エネルギーコストを長期間高めさせ
世界経済から豊かさを
奪い去る最大の原因となっていた
地下資源の決済を実施するための通貨
であるドルの供給と回収を目的とする
国際金融資本だけがどんどん肥え太っていき
世界中の資源消費国のすべてが
一様に豊かさを徐々に失っていったことにより
現状の貧しさに
世界中が耐えなければならない時代となったのだった
その対策としてこれまで採用されてきたのが
消費税率の変更という
よく知られてる
おなじみの措置だった
エネルギー資源を輸入した国は
おしなべて
貧しくなる運命へと陥落する
それは
資源産出国が
どこの国でも通用する便利な通貨
である汎用性を身に付けたドルでの決済を
要求しているからに他ならない
ドルの供給を請け負っている
国際金融資本の一部分が
ドルと引き換えに得た外貨を用いて
ローカル市場で
積極的にそれを運用し
利益を最大化させたものを
速やかに回収する
その行為が為替市場で
差益を通貨交換の往復
の悉くで生み出しているからこそ
所謂ドル資本
と呼ばれてきた
現在の
国際金融資本の利益の積み増し
に大きく貢献する
という経過を生んできた
ローカル市場で回るべき資本が消え
資本提供者の本国
であるアメリカへと
ドルが無事帰還を果たしたとき
そこで経済を回すための手段となっているべき
地域固有の資本が失われ
ローカル市場を提供してきた国家と国民は
同時に貧しくなってゆく
というメカニズムへと嵌り込む
国家というものは
財政の悪化を増税で乗り切ることしか知らず
国債をやたらと発行して
国内で回るべき資本を埋め戻そうとする
税収を向上させるには
経済を活性化させる必要がある
のだが
それにはエネルギー消費の増大が不可欠
こうして
温暖化とそれに伴う環境の劣化
そして貧困の増大が避けがたい要因となったことにより
国債の信用力が失われると
世界恐慌の前駆症状というべき事態が
どこかの国で突発的に発生する
情勢が生じるようになったのだった
リーマンショックとEU危機は
ドル余り現象の結果の一つとして
与えられたもの
サブプライムローンと呼ばれた異常な貸越し競争が
膨大な規模の不良債権を現実化させ
G7をG20へと拡大させた
その後三年の歳月が経過したとき
ギリシャの経済基盤が
EUの基準を満たしていない事実が発覚し
その国債が一斉に信用を失って
長期金利を引き上げるという変化を生じさせた
この経過がきっかけとなり
財政がもつべき健全性
への信用をなくした国の債券が売られ
金融市場に於いて
信用経済を成り立たせていた
背骨にあたる部分の脆弱さ
が俄かに問題化することとなったのだった
これがEU危機を生んだ周辺の事情
いずれの変化も
拡大したドル経済圏の内部で
引き起こされたことである
エネルギー資源を輸入しなければ
経済成長は生まれない
財政を健全化しようと努めれば
経済全体を賦活しなければならない
それにはエネルギーが必要なのだ
地下資源を燃やして電力を確保する過程で
ドルの過剰流動性が顕在化することとなり
温室効果ガスの濃度上昇
という負の変化も同時に問題化させてきた
文明はこれら一連の劣化するためのプロセスを
実効を伴わない無意味な対策を講じることて
乗り切った積りになっていた
まことに無能かつ無責任なことである
二酸化炭素の大気中濃度は
相変わらず
一貫して増加しつづけており
付加価値税の税率も
同様に国民の暮らしを圧迫し続けるような経過を
辿っている
問題の本質は
エネルギーを確保するための手段を
誤って選択したというそのことにある
自然エネルギーと呼ばれる再生可能エネルギーでは
安定した電力を確保することがそもそもできず
経済に寄与する電力の供給源とは
到底成り得ない
その事実を理解することができず
曖昧な思い込みでしかない
勝手な認識をもちこみ
発電能力のデータだけをみて
安定供給するための基本的条件の内容を
まったく見ようとしてこなかった
問題の本質が見えていたのであれば
偏った豊かさ
を国際金融資本などの1%に過ぎない新興勢力に与えるために
対極となることを強いられた貧困の世界規模の蔓延と
それによるバイアスがもたらす経済と財政危機
および
気候変動を加速する一方の温暖化と
降水量の増加と洪水の頻発などを
未然に防ぐ
程度のことは夙にできていた
考える力を文明が失った時
自然界からの警告を意味する
淘汰
がおきることになっている