こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

相 互 作 用 ②

2017-09-03 09:37:05 | Weblog
この地球以外に

文明と呼べる

進化形態を記す

経過と結果



何一つとして

存在を確かめられたものはない

確たる証拠

と呼べるものは

見当たらない


それが仮にあった

としても

文明同士の相互交流

が成り立つ道理がない以上

それは不在

という意味に等しい


生命の総ては

この地球以外に

安住するための場所を

持ち合わせていない


環境が悪化した

からといって

この星を脱出してみたところで

辿りつくべきその場所

はどこにも

ない


物質は光速を超えることが

要するにできない

質量はそのとき

無限大

の重さを得る

ということになっているからだ


この地球と呼ばれている

太陽系第三惑星

以外に生命が宿るべき地平

など要するに存在してはいないのだ


この事実を承知していたのであれば

環境の悪化を防ぐだけでなく

本来のあるべき姿へと

戻るための道の確保は

文明がもつ義務

の一つとなっていた

宇宙開発など

無駄中の無駄

その最たるものに過ぎない


ヒトは神仏と呼ぶ第三存在を

古来より

必要不可欠と思い込んできた

実態を持たないそれら

はヒトと人の心とが

共に必要としたときに

心的現象として

立ち現れた

かのように信じられ

永くそう伝えられてきた


ヒトにとって

それが必要な存在であったからこそ

生まれては消え

消えてはまた

生まれでてくる

というサイクルを果てしなく繰り返す


過去に隆盛を極めたゾロアスター教

はいまではイスラム教にその地を席巻され

当のイスラム教それ自体が

反宗教的な殺人国家となることを

許容する時代を導いた


排他性と狂暴性を前面へと押し立て

勝手な思い込みに基づく

特異な宗教観で

破壊活動を行う理由づけ

をことある毎に行い

破壊を信仰の証として位置づけた


イラク戦争開戦直後から

宗教的対立を際立たせる役割を

テロリスト集団が意図的に担い

散発的な破壊活動を繰り返して

キリスト教文明と対立することを

旨とする相互間で正当化してきた

その宗教戦争の歴史が

対立の相をイラクで募らせた


国家を持たなかったテロ組織は

ISを僭称するようになったとき

宗教国家を樹立して

拠点をもったことで

その滅亡を急ぐ道へと足を踏み入れた

テロ組織が

反米運動を

世界規模で組織化することができた

のは

国家の枠にとらわれない

実体はあっても領土をもたない組織

であったからだった

領土の拡張を急いだISは

国家を標榜するための拠点を

得た時を境に

テロ組織からテロ国家

へと変貌を遂げる道を急いだ


拠点を持たないテロ組織は

柔軟な抵抗を繰り広げ

半年で済む

とアメリカが予測していたイラク戦争を

八年の長期に亘って

引き伸ばすことに成功した


この経過は太平洋戦争のそれ

とよく似ている

同時に

ベトナム戦争でアメリカに敗北を受け容れさせた

その経過とも

類似していた


太平洋戦争を終わらせたのは核だったが

ベトナム戦争は

長期化で泥沼化した

イデオロギー戦争に

米国民が倦み疲れ

厭戦気分を急速に高めた

ということが

米政府に敗北を認めさせた

その理由


この戦争はアメリカがドミノ理論

という強い思い込みで始めた

防衛戦争という切り口でよく語られた

ソ連と中国の両共産国が

当時既に権益の拡大を模索しており

南北に分断されていたベトナムに於いて

共産主義国家が誕生するようだと

それがドミノ倒しのように

その他の国へと次々に波及していき

あらゆる国家が

最終的に共産化する

という西側諸国

とりわけアメリカで見られた

強い思い込みがトンキン湾事件という

アメリカが演出した攻撃を端緒として

意図的に始められた戦争

であったことは既に確定した事実


イラク戦争も同様に

大量破壊兵器の実戦配備

という偽りの情報を

確認することなく

テロとの戦いを有利にする

目的のためにアメリカが

身勝手にとり込んだ

反共体制を維持するための枠組

であるNATOを利用することで

イラクへの侵攻を急がせた

そこには中東に於ける利権確保

という思惑が働いて

連合軍を束ねる動機となっていた


その結果敗北というカタチ

で米軍が退去し

その隙にISが蔓延る

という事態をアメリカが連れてきた


大義名分となっていた大量破壊兵器

はついに発見されず

捏造された情報であった

ということを米英両政府が

その後認めるという記録を歴史に残した


ベトナム戦争までは

イデオロギーを主張するための

軋轢が高まったことが

作用因として機能した


不正な政治判断に基づいた

国家エゴの結果に過ぎない

この共産主義体制との対立を起源

とする戦争に終止符を打ったのは

ソ連型共産主義体制の

91年クリスマスの唐突な自己崩壊

という誰も予想していなかった

唐突な変化であった


ソ連と呼ばれた連邦国家の唐突な消滅が

アメリカの軍産複合体制から

その予算継続を認めるための理由を奪った

ということが米政府をして周章てさせ

日米同盟の強化が

当時進められたのと軌を一にして

新しい敵

を生み出すことがアメリカの急務となった


そこで展開されたのが

湾岸戦争だったのであり

その九年後に米本土で実行された

9.11と呼ばれる同時多発的な報復テロ


イスラム原理主義運動に基づく

反米主義を動機とするこの破戒活動は

米国民のこころを

報復感情でそのとき一杯にした

テロ組織の首謀者を

その年の暮れに

アフガニスタンの禿山へと

追いつめて起きながら

敢えて取り逃がす

という失態を米軍に演じさせたことで

討伐を目的とする

イラク侵攻作戦へと繋いだということが

大量破壊兵器の実戦配備という偽情報で

国民の不安を過剰に煽り

イラク戦争へと強引に突入することを許し

新たな敵の誕生を理由とする

軍事予算の増額を謀った

そのひと連りの過去というものが

中東でISを結果として誕生させ

原油相場の長期的高騰を成り立たせただけでなく

国際経済を圧迫して

デフレ経済へと追い落とす

余りにも拙い経過を

地表へと呼び込んだ


第二次世界大戦前

アメリカの主導による国際干渉で

石油の輸入ができなくなることを

畏れた日本が

八紘一宇を名目とする領土拡張政策を採用し

大東亜共栄圏構想を推し建て

アメリカに一矢報いる目的で

最も日本に近いアメリカであるハワイ

の真珠湾を攻撃した

この経緯はアメリカにとって自明であり

米政権が意図的に仕掛けたこの引き技

に乗じた日本海軍が

真珠湾を最後通告なしに攻撃したことで

太平洋戦争をアメリカに

戦争するための合理的理由を提供した

その後核兵器の二度に亘る連続的投下を経て

終戦へと至り戦後の復興が図られた


ベトナム戦争ではソ連と中国に

核兵器が既に大量備蓄されており

イラク戦争ではISの領土に核はなかった

という過去の経過が

北朝鮮を核の保有へと執着させた


北朝鮮に原子炉の建設を容認したのは

韓国政府とアメリカだった

その政策判断の失敗が

北朝鮮のミサイル陽動作戦と

核実験の再開を動機づけさせたその主因

だが核実験を北が強行すれば

それを理由とする

アメリカからの攻撃に合理的理由を与え

半島国家の消滅を

速めさせるきっかけとなる


北の言動の変化を見ていると

その立場の脆弱性の認識は

最早否定することができないほど

追いつめられていることを示す状況証拠

となっている


攻撃する意思があるのなら

当事国の政府は敢えて沈黙し

攻撃計画とその予定などを

内外に漏らすようなことは

絶対にない


己の弱点を知る者は

その部分で敢えて攻撃的に

振る舞いたがる

という共通の特徴を隠しきれない


ミサイル攻撃能力を誇示する行為は

取りも直さず

防衛能力が虚弱である

という明確なそのメッセージ

それを真に受けた臆病者の政府こそ

北をそこに付け込ませ

ミサイルの発射実験を

楽しませているだけの臆病者


国民を強迫神経症に感染させて

国を亡ぼすことに気付かない

イジメの構造は

こうして破局へと

当事者すべてを抗いがたく向かわせる


信仰を持つことは

エゴを矮小化する効果をもち

その意味で有益ではあるのだが

宗教は解釈を施したその時点で

真実からたちまち乖離したものとなる


ヒトは神仏の関与を心の隅で求めたがるが

宗教はそのこころの弱点

に付け込んで

利益となるものを

制限なく大量に得てきた


不毛な戦争と破壊の連鎖は

信仰を人質にとった宗教が

バイアスのかかった解釈を下すことによって

ヒトの持つ心の弱さに付け込み

ビジネスへとそれを変容させてきた


造物主には

相互作用する必要がない


ヒトが神仏にそれを求め

気持ちの揺らぎが

宗教に解釈を加えることで違いを生み

宗派の乱立で混乱をあまた呼び込んできた


解釈で真相をゆがめてさせてきた宗教が

その変化を資本蓄積の動機としてとり込んだ


信仰は紛れもなく普遍的な行為だが

宗教は最終的に飽和して

勢力の拡大にストップがかかる

そのある一線に縛られる


そこにこそ真実へと至る

公にされない未知の方法

つまりヒントが潜んでいる


法則を探れば

造物主の意図が見えてくる


すべての宗教は

その意味で有害な作用を

内部にもつ


ビッグバンを許可した何かである

サムシンググレートが宇宙に法則を与え

その探求をヒトの道と定めた

だから相互作用が

成り立たないよう

結界が次元の中に

予め張り巡らされている
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