こ と の 端

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国 連 の 罪

2020-09-20 07:49:39 | Weblog
温暖化が止まらなくなったのは

問題の所在を

国連が見損なっているからだ

環境異変に対する温室効果ガスの関与

は明白な事実ではあるのだが

これまでそう思い込まれているように

CO2に原因があった

からではなく

同じ温室効果を有する別のガス

すなわち

水蒸気の関与を見落としていた

という疑惑が浮上したことにより

その判断を誤った主体

となった国連自らが

温暖化を止まらないようにした

ということが気候変動を惹起して

対策としてとられた25年以上に及んだ

CO2削減運動を実施したのだったが

得た結論は

削減したはずのCO2が

四半世紀を経た後の現段階で

減るどころか

却って増加してしまっていた

という事実を突き付けられ

設定した削減目標が

低きに失した

と確信するに及び

排出量を最大であるゼロ%にする

ことにしたというそのことが

京都議定書からパリ協定へと

枠組みの在り方を

大幅に軌道修正

するよう国連へと突き付ける事態を生んだ


そもそもの誤りは

温室効果ガスの主なものは二種類であり

知られていなかったもう一つが

ガス化した水

つまり水蒸気であるという事実に

まったく気づいていなかった

という事実をCO2削減運動の結果

が詳らかにしてみせたからだった


国連がCO2の質量を確認せずに

温室効果ガスであるという理由ひとつで

CO2が温暖化の原因だ

と決めつけたその行為が

もう一つの温室効果ガス

である水蒸気の関与を

要素成分から完全に消し去った


実に単純なことが原因であったのだが

国連は誤った思い込みに取りつかれ

CO2削減運動を推進すれば

温暖化を止められる

とそう確信してしまっていた


CO2についての基礎的な属性を確認しないで

断定的な決めつけを行った

ということが25年間に亘る

気候変動枠組み条約COPの努力

を無駄にして視界から消し去った

世界中で行われていた環境投資

のすべては国連が陥ったこの誤謬

によって価値を手放すこととなり

壮大な無駄となっただけでなく

失った時間までもが損失となり

悪影響を及ぼす事態

を自らの過誤によって呼び寄せた


環境投資が功を奏して

温暖化を止めることができていたのが事実なら

温暖化防止対策に

世界中から投資の波が押し寄せていた筈だ

有効需要の創出ができなくなっていた

というその事実は

実効なき温暖化防止対策と

当初より揶揄されていたにも関わらず

独善に陥っていた国連が

削減目標を会議の場で割り当て

世界に対して努力するようになれば

温暖化が止まると信じ込ませた


その判断の過ちを

パリ協定の成立が証明することとなり

世界は新たな削減目標に向かって

邁進すればよい

と方向づけられはしたものの

合意形成に二の足を踏み

結局何も決められないまま

COP25は時間切れとなり

機能停止へと陥った

守れない約束を守ろうと努力する国はなく

模様眺めを決め込んで

散会を喜んで受け容れた



CO2削減に世界中を巻き込んできた国連は

SDGsという標語

を持ち込んではみたものの

またしても掛け声だけの運動となり

具体性を失って

抽象概念を操るだけとなっている

有害な温室効果ガスは

実質的にガス化した水

以外に存在しておらず

これまで極めて有害だとされてきた

CO2は海へと落ちたその瞬間に

保持していた熱を海水へと移し

海面の温度を高め

そこで新たに生じた気化熱が

海面の温度を引き下げ

気化したときにできた水蒸気が

奪った熱を上空へと運び上げ

大気圏を温め続けるそのことが

温暖化の原因となったのであり

そのメカニズムを見損なっていた国連が

意味のない環境対策を急がせて

資本と時間を大量に無駄にした

そのことが気候危機へと繋がった


気化熱を奪ったガス化した水は

上空に達するに連れて寒気に触れ

熱交換を行って冷えて再び液化する

この時重さを取り込んで雨となり

豪雨となったとき

熱を失ったことで位置エネルギー

を解発する準備にはいり

水力発電所で電気エネルギーを生み出したり

流体エネルギーとなったりしたものが

堤防を崩して決壊させ

破壊エネルギーへと変化していき

氾濫を広域で引き起こしたのみならず

山塊を崩落させるなどして

破壊圧を逐次的に解放する変化を残した


気候変動は人工的につくられた

ガス化した水と自然条件で発生した

水蒸気とが重なりあって

雲の層に厚みを加え

その後冷えて液化して雨となった水

の重合が降水密度を異常に高め

甚大な規模の自然災害を引き起こし

破壊圧を淘汰圧へと変えながら

最終的に混沌へと至る一筋の道

を物理法則に従って推しすすめ

そこで蒸発した水のガス

が低気圧という上昇気流

となって熱を上空へと運び上げ

高度一万五千メートル付近で折り返し

下降気流となることで

高気圧となって乾燥した空気を

地表へと繰り返し圧しつける


発達した低気圧が台風となって

強風を吹かせたそのあとに

下降気流となった高気圧が

水分を放出した後の乾いた空気を

強い圧力で地表へと圧しつける


大気圏では低気圧と高気圧が

交互に生まれては入れ替わり

上昇気流と下降気流とを連携させ

大気圏内で対流を生み出している


対流を成り立たせているのは

異なったベクトルをもつ

上昇気流を生んだ大量の温室効果ガス

である低気圧が反転してできた高気圧

が下降気流となって水分を放出したあと

乾燥した分厚い大気の層となって

地表に与える大気の気圧を高め

再び上昇気流を生むための

圧力源となるために

海水の温度上昇を利用して

気化熱をそこから奪って上空へと運びあげ

そこで雲となって暫し漂う


上空の寒気の影響を受けると

温室効果ガスとなっていた雲の塊

は凝結していたものを液化して

重さを与えて地に落ちる雨

となって舞い戻る

この循環を成り立たせているのが

対流なのである


温暖化はこのプロセスの一部である

熱の移動が生み出したもの

気圧の差が高まることにより

そこで生じる風の勢いは強くなる

気圧における高低差が

吹く風の威力を定め

前線の通過に伴って起きる降る雨を

大量に増やすこととなる

この気圧の差が風力の差となって顕れ

地表に強風を吹かせるだけでなく

低気圧のもつ温室効果能力が

熱を位置エネルギーへと変えて

降水量の異常な増加となって

自然災害を執拗に増悪させている


気候を安定させていた複数の要因が

温暖化とその結果の一つ

である高気圧の勢力を高め

山を乾燥させて火災を引き起こす

その前段で異常に増えた降水量が

洪水を引き起こして

ものみなすべてを押し流す

破壊圧となって作用する

状態を設える


天然ガスをこれまで大量に燃やしてきた

過去がいま

対流メカニズムをより強化することとなり

低気圧を発達させてその後

優勢な高気圧を交互に生み出す


そこで生じた気圧差が強風を生み

上昇気流となった低気圧が

大量の雨を降らせ

入れ替わりに生じた高気圧

が乾燥した大気を地表へと圧しつける

送電線が発火の原因となることもあり

火の不始末が大火災を引き起こすこともある


これらのすべては

人が関わって引き起こした事象


最初にやるべきことは

天然ガスの消費をゼロにする

というそのこと


何故なら

その主成分がメタンCH4という

炭化水素となっているからだ

CH4が酸素O2と結びつき

CO2とH2Oとを同時に生み出す

このメカニズムを国連は

まったく理解していなかった

温暖化を生んだ権威主義とは

この程度のものであるに過ぎない


自分で判断しようとしなくなったとき

権威に頼るようになった己に気づけ

考える力を失っていなければ

ものごとをしかと見据えている


知識が増えると

考えるための時間を失う

教育の高度化は

思考力のない個人の再生産

にしかならない


指示待ち世代は

こうして登場した

判断することに自信がない

ということが

権威主義の育ての親

知識の質が知識の量に

追い払われた

それは結果


温暖化が止まらなくなっているのは

その原因がCO2である

とIPCCという権威が

決めつけた

ということに起源を有することなのだ
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