日本で大判カメラを製造しているメーカーは決して多くありません。木製カメラメーカーではエボニー、タチハラ、ナガオカなどがありますが、その中のエボニー社が主宰しているエボニークラブの写真展「旬美」が11月4日まで富士フイルムフォトサロンにて開催されています。今回その写真展を訪ねてきました。会場に入ると全倍サイズのクリスタルプリントが42点も飾られていてその迫力にびっくりします。更に写真をじっくり見ていると大判カメラならではの情報量による再現性に今更のように納得させられる。風景写真の立体感を演出する大判カメラの被写界深度が何とも言えずに心地よく目に飛び込んできます。「大判カメラと全倍サイズプリントは無敵だ!」と感心してしまう。会場ではエボニーの坂梨社長とも久しぶりにお会いできたし、ワイズならびに日本リンホフクラブに関係している方々の作品もじっくり見る事ができたので大満足でした。写真はいつもダンディでスマートな宗像知機さんとご本人の作品前でのツーショットですが、こんなにスマートな方と一緒に写真に写ると余計に太って見えてしまうのではと「ふ~っ」と息を吸い込んでお腹を引っ込ました時の「カシャ」でした。