大判カメラユーザーの皆さん「クイックチェンジャー」と言う製品をご存知ですか?よく間違えるのが1996年から2005年まで富士フイルム社から発売されていた「クイックチェンジフイルムホルダー」です。「クイックチェンジフイルムホルダー」は市販されていた専用フイルムパックをホルダー内に装填すると連続して8カットもの撮影が可能になるものですが、何と言っても日中装填可能の便利なフイルムシステムでした。さて本題の「クイックチェンジャー」ですが、これはかなり昔の製品と思います。私の記憶も曖昧なのですが当初グラフレックス社が発売していましたが、これをライセンス生産したのがFUJIクイックチェンジャーだったと思います(間違っていたらゴメンナサイ)。使用方法は暗室の中で専用シース6枚にフィルムを装填してホルダー内にセットするだけです。これを通常撮影と同じ様に引き板を引いて撮影しますが、この後がスライド式のシース移動システムにより撮影したフィルム(シース)が一番下に落ち、次のフイルムがせり上がって2枚目の撮影が可能となるのです。これを繰り返し連続して6カットの撮影ができます。大判カメラでの連続撮影には絶大な効果を発揮し、当社でもお馴染みの航空写真家の芥川善行さんも今でもこのフィルムシステムを活用しています。そんな「クイックチェンジャー」を4台委託販売品として預かりました。内訳はグラフレックス社製が2台、富士フイルム社製が2台でどれもシース6枚が付いています。更に便利な予備シース6枚入りのシースボックスが1セットです。販売価格は下記の通りですが、刻々と変わる日の出、日の入り等を連写して見よう等と思っている方は是非ご注目下さい。(作動テストはしていますが光線漏れテストはしていませんのでご了承を)
クイックチェンジャー(グラフレックス) 15,000円+税 2台
クイックチェンジャー(FUJI) 16,000円+税 2台
クイックチェンジャーシースボックス 6,000円+税 1台