大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

タムロンの大判レンズは二つの焦点距離を持っています。

2020年10月15日 | カメラ機材

今日はワイズ所有の珍しい大判レンズのお話です。その名称は「COLOR TAMRON 300mmF6.8」(カラータムロン300mmF6.8)と言います。正確には分かりませんが約50年程前にタムロン社から発売された大判カメラ用の撮影レンズです。何が珍しいかというとレンズ後玉を取り外すことにより焦点距離が変わって530mmF14となります。#3シャッターに組み込まれたレンズは14x14cmのジナー・ホースマンボードに装着していますが、リンホフ規格ボードに組み直しリンホフMTで使用することも出来ます。ただし後玉を外し530mmレンズとして撮影しようとするとリンホフMTのフランジバックではピントを結ばず使用不可となります。ですから私の場合は延長レール仕様のホースマンLXでの専用レンズとしています(殆ど撮ったことはありませんが)。このレンズはあくまで講習会用の機材で販売はしませんが興味のある方はワイズに来社された時にリクエスト下さい・・・お見せいたしますので。大判レンズと言えばドイツのシュナイダー、ローデンシュトックや日本のフジノン、ニコン、コンゴーが頭に浮かびますがタムロン社が大判レンズを製造していた事を知る人は少ないと思います。

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