◆撮影:2014年5月18日、くろんど園地にて
(トキワハゼ)
2014年6月1日(日)
『T山の会』
<仁川>
■参加者:ABちゃん、UMさん、MTくん、ミキさん、SE子さん、YUさん
[コースタイム]
[阪急仁川駅]9:30→[ムーンライト]→[三段壁]→[阪急仁川駅]
<滑落事故後、初めての登攀>
至極暑かったこともあるのかも知れないが、仁川駅への帰路は疲労困憊の態で、両脚の筋肉に痙攣が生じ、両手指にも痙攣が起こるという情けない状態であった。なかでも仁川駅前王将で打ち上げをするときの両手指の痙攣は「異常な」と表現しても過言ではないくらいの有様であった。また三段壁で皆が登攀するのを見るとき、岩に腰掛け岩壁に凭れ掛かっているときの僅かな時間ではあったが、ウトウトと眠ってしまったのを記憶している。
昨年9月の滑落事故後の初めての岩登りであった。「仁川駅から渓谷までの距離なら、登攀具を背負っても歩くことが出来るだろう」「ムーンライトくらいの高さなら、セカンドやトップロープなら皆に迷惑を掛けることなく上ることが可能だろう」。購入したばかりの遠近両用眼鏡を昨年の滑落事故時に無くし、それ以降それまで使用していた近眼用眼鏡しか持ち合わせが無いなか、「老眼用眼鏡が無くてもムーンライトなら、ルートの判断は可能だろう」と考え出席したのだが、現在の我が身体にとっては至極厳しいものとなった。
ムーンライトと三段壁をセカンドやトップロープで四本上らせてもらう。登攀するとき、僕のことを心配してくれたのであろうMTくんが常に僕の傍らに居て、ロープの確認をしてくれたり修正してくれたりしたのだが、僕に気を取られた分、他の皆の行動に眼を配ることが出来なかったのではないだろうかと心配する。真に申し訳ない。
王将で飲食する間の話題は、この7月から8月に掛けてのこれからの山行を、UMさんが準備した資料に基づく具体的な話であって「氷ノ山や美山町の沢登り」が中心であった。しかし、今夏の例会に参加することが出来ないであろう僕には、それらの話題にまったくついてゆくことが出来ず、居場所が無いという実感を抱くばかりであった。