山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

山の会・京都一周トレイルⅢ(比叡山頂が踏めない)

2019年05月22日 | 山野歩
2019年05月19日(日) 
『山の会』
<京都一周トレイルⅢ>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、東さん、ゆうさん
[コースタイム]
[叡山電鉄・一乗寺駅]9:30 → [石川丈山墓] → 9:58 [瓜生山] → 10:59[石鳥居] → [水飲対陣跡碑] → 12:20 [ケーブル比叡駅] 12:57 → 14:48 [玉体杉] → 14:55 [横高山登り口] → 15:52 [登山口バス停]
<比叡山頂が踏めない>
梅安さんの計画表に、今日の「京都一周トレイルⅢ」の所要時間が7時間と記してあったゆえ、
皆のペースに合わせて歩いたなら僕にはペースオーバーになるのは間違いがない。
すると必ずや腓返りが生じ歩けなくなる可能性が高いだろうという不安を覚え、
皆に迷惑を掛けるかも知れないので欠席しようかと考え躊躇していた。
しかしやって来た。
久し振りに皆との山行を愉しみたかったからだが、どの辺りを歩くときだったのかは覚えていないのだが案の定腓返りが生じる。
立ち止まり痛みに耐えつつ芍薬甘草湯を取り出し服用する。
しかし今日はこの一服だけで、それ以降下山するまで脚が攣ることはなかったが、
僕がやって来るのを待ってくれる先行する三人の姿を時折見ることとなった。
天候が味方をしてくれたのかも知れない。
概ね薄曇りが続き、風があって凌ぎ良い天候であった。
きっと暑いに違いないと思い、500mlのスポーツドリンクを3本も用意していたが、結果的には1本しか飲まなかった。
いつもの如く、梅安さんが先頭で、次は東さん、そして聖子さん、僕、そして僕の安全を見守る安部ちゃんが最後を歩く。
トレッキングポールに我が身体を預け、足を踏ん張ることがないように気を付けつついつもよりもちょっと速く足を運ぶ。
我が山仲間の中でトレッキングポールを使用しているのは僕だけだ。
石鳥居で椅子に腰掛け休むとき、眼前にサクラソウに似た紅色の花があった。
「サクラソウみたいや」と僕が話している処にやって来た一人のおばさんが「クリンソウや!」と嬉々とした声を発した。
また、叡山ロープウエイ駅前のベンチに腰掛けゆっくりとお昼を済ませ、

ケーブル比叡駅より緩やかな上り坂を行くときにツツジが現れ始める。
下りて来られた年配の二人の女性に、其処に咲いているツツジの名称を尋ねるが残念ながら分からない。
それより暫くすると、道のへりから谷に向っているなだらかな斜面に群生する紅や淡紅色のツツジが現れ、
それらの華やかな色彩が新緑中に映えるという絶佳の景観が暫くの間続いた。なかには白色のツツジもあった。
残念なことが一つあった。それは比叡山頂が踏めないということであった。
一つの分岐点で比叡山頂という道標見て、てっきりそちらに向かうものと思ったのだが、梅安さんは直進し始める。
「山頂に行かないの?」と尋ねると、「京都一周トレイルのルートは比叡山頂を通らない」と言う。
併しだ、もしかすれば脆弱な僕の脚にとってはそれでよかったのかも知れない。
どの辺りを歩いているときだったのかは覚えていないのだが、
後ろからやって来た颯爽と走るトレイルランナーに「何処まで行くんですか?」と問うと、「鞍馬です!」と答えた。
梅安さんによると鞍馬は、次回に我々が行く予定のところらしい。
今日も数人のトレイルランナーに出会ったし、我々のように歩く大勢のハイカーにも出会うこととなった。
梅安さん達三人がゴールデンウィークに行った「イブネクラシ」や、
今秋の北海道「大雪山」山行や来年の「ヒマラヤ」山行が話題に上る。
なかでも四泊五日の大雪山山行については、「5人テントゆえ、もう二人可能やで」と梅安さんが語ったのだが、
連休が取れない僕には縁の無い話で、唯唯羨ましいばかりであった。
併しだ、話しによると一日に10時間も歩かねばならない日もあるようだから、僕にはけっして歩けそうにもない山行だ。
また、快適な山行であったイブネクラシの話題の中で、
5時出立の計画で3時に起きて動いていると、近くに天幕を張っていた人からお叱りの言葉があったそうなのだが、
山は早立ちが基本ゆえ、そのお叱りの言葉は僕には理解出来ない。
コメント
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