2023年11月19日(日)
『山の会』
<六甲山>
<ほぼ1年振りの山の会例会参加>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、ゆうさん
[コースタイム]
[JR三ノ宮駅] 9:00 → 9:25 [新神戸駅] → 9:50 [雷声寺] → (旧摩耶道) → 10:36 [学校林道分岐] →[行者堂跡地] → 11:22 [大日大聖不動明王] → (戻る) → 11:36 [ピンクのテープ] → (天狗道&全山縦走路) → 12:55 (お昼にする)13:15 → 13:39 [道標・地蔵谷&アドベンチャールート&黒岩尾根]&[道標・市ヶ原&掬星台] → 13:45 [道標・地蔵谷&天狗道&黒岩尾根] → 13:58 [道標・地蔵谷・市ヶ原&摩耶山] → (地蔵谷) → 14:45 [地蔵滝] → (地蔵谷) → 15:37 [市ケ原] → 16:09 [布引貯水池] → 16:37 [布引雄滝] → 16:44 [布引雌滝] → [新神戸駅] → [JR三ノ宮駅]
◆所要時間:8時間30分くらい
<リーダー梅安さんの思考する六甲山の道を完歩出来なかった>
リーダーである梅安さんの計画では、「登山者が少ないルートをチョイスしました」とのこと。
そのコンセプトで、「三ノ宮9時集合、雷声寺、行者尾根、縦走路、地蔵谷、アドベンチャールート、黒岩尾根。三ノ宮、7時間」
「ポールが必要」「行者尾根は岩場あり」「アドベンチャールートは鎖場あり」「黒岩は長いです」と、LINEに記してあった。
「行者尾根は岩場あり」「アドベンチャールートは鎖場あり」「黒岩は長いです」を読み、
さて、僕でも歩けるだろうかと、LINEに記してあった地名等を見て、創文社の地図を広げ、歩くであろうルートを辿ってみた。
“雷声寺”、“縦走路”“地蔵谷”“黒岩尾根”は分かったのだが、“行者尾根”と“アドベンチャールート”が昭文社の地図には無い。
行者尾根の岩場と、アドベンチャールートの鎖場とはどんな処だろうか。また、長い黒岩尾根を歩けるのだろうかと不安感を懐くが、
昨年の12月11日に、阪急・嵐山駅スタートで、保津川沿いより明智越経由で、亀岡駅まで歩いて以来ほぼ一年間、
山の会の例会には参加していなかったので、皆に会いたい、皆と山歩きを楽しみたいと思いやって来た。
梅安さんは、歩く予定を記した簡便な地図の紙切れを持っていた。安部ちゃんが言うには、それはネットで検索し印刷したものらしく、
一般的には知られていない道を、どのようにして見付けるのだろうかと安部ちゃんに訊ねると、
安部ちゃんにも解らないらしく、それが梅安さんの得意技だと答えた。
雷声寺より40分余りのところに“旧摩耶道を経て摩耶山上”という道標があったのだが、この旧摩耶道が、梅安さんがいう行者尾根に当たるのだろう。
懸命に歩いていると“大日大聖不動明王”という看板が現れた。
そこで、梅安さんが手持ちの地図を確認した結果、曲がるべき処を通り過ぎてしまったらしくUターンすると直ぐに、樹木に巻かれたピンクのテープが現れた。
ここを入って上って行くと、六甲全山縦走路に出たのだ。それまでと違って、縦走路はハイカーの往来が多かった。
そして暫く進んだところに、狭いが休憩に適した陽射しが届く処があったのでお昼にする。
安部ちゃんがコンロを、梅安さんが水を持って来てくれていて、温かい珈琲を頂戴することとなった。
縦走路を進むと、消えかかっていたが、アドベンチャールートという文字が入った道標が眼に留まる。
そして次の道標に誘われ地蔵谷に入ったようだ。いつものように、僕の見守り役の安部ちゃんが、
僕の後ろを歩いてくれるので、独り置いていかれることはなく、終始安部ちゃんと言葉を交わしながらの楽しい山行となったが、
僕の歩みが遅いので、時間切れで、鎖場があるというアドベンチャールートと、長い黒岩尾根は歩かないこととなり、地蔵谷を市ヶ原へと向かうこととなった。
計画を思考した梅安さんに申し訳なかったが、そのことについては、梅安さんは何にも語らなかった。
地蔵谷を歩くときに、こむら返りが生じる。いつものように、芍薬甘草湯を服用して立ち尽くしていると、ホンの少しの時間で治まってくれて、その後生じることはなかった。
途中、地蔵滝が現れたのだが、その景色に見覚えがあったゆえ、地蔵谷をいつの日にか、歩いたことがあるようだと思いつつ後にする。
こむら返りが生じたこともあり、市ヶ原到着に安堵する。それは、神戸の街まで上り勾配の無い道が続くからであった。
布引貯水池を背景にして、その岸辺を彩るカエデの紅葉を楽しみながら、神戸の街の展望地を通り、布引雄滝、布引雌滝に立ち寄り下山する。
今日の六甲山は、晩秋を迎えているからだろうか、出合った花は少なくて、街中より雷声寺への道を上るときに咲いていた“ヨメナ”と、
大日大聖不動明王にやって来たときにカメラに収めた、“ツワブキ”と“ヤツデ”のみであった。